ユッキーの日常と介護生活

立ってる者は、親でも使え？

朝。廊下で体重計に乗ってると「そこにある杖持ってきて」と母。（こうやって昔から人のことをアゴで使ってたよなー）と思いつつ、杖を持って行こうかと思ったが（ああそうか、歩けないからと持って行くからよくないのかな…）と思い無視していたら、なんとトコトコと寝室へ歩いて行ってた。やはり同居だとつい楽をしようと娘に頼る。私もついでにちょっとやってしまう。こうやってどんどん動かなくなるんだなぁ…と思って杖を取りに行かなかった。結果。自分で杖を取りに行ってました。知らん顔することも必要かな。

母、初めてのショートステイへ！

先週末、東京へ行く予定があったのでケアマネさんと相談して母を初めてショートステイさせてみた。今までは食事の用意などをしてあとは父にお願いして上京していたけれど先月、やはり薬を飲ませるのを忘れていたし作り置きのおかずもほとんど食べていなかったのでやはりもう父にお願いするのは限界かなと。ただ、母がショートステイに行くと父が家でひとりになるのでそれはそれでまた心配ではあるけれど…。まぁそれは、マメに電話すればいいかと。という事で、金曜日の朝迎えに来てもらい。これは通常のデイサービスだと思っているのですんなり行ってくれた。そして私は一路、東京へ。夕方、父へ電話を入れると「お母さんから何回か電話がかかってきた。家に帰りたいから迎えに来てと」「娘が東京に行ってるから迎えに行けない、というとタクシーで来いと」まぁ、みんな帰りたがるらしいから、当たり前の反応だと思えばいいんだけれど…。で、父に「また電話がかかってくるようなら、ケアマネさんか、そこの施設長に電話して相談してみては」と言って電話を切った。翌日、お昼頃電話してみると「あれから電話はない」というから「晩御飯食べたら寝ちゃったんじゃない？家でもそうじゃん」と言って電話を切った。このあと、予定をひとつこなし、それが終わったらすぐに東京駅へ行き帰りの新幹線に飛び乗った。明日には、母を迎えに行かなくてはいけないからだ。それでも家に帰り着くのは23時近くになる。翌日、10時半頃迎えに。「どうだった？」と聞くと「良かったよ」とか「良く眠れなかった」とか「することなくて暇で暇で」とか言っていた。そりゃー、慣れない施設の個室で、娯楽はテレビしかなくてさぞかし退屈だっただろうなぁ…と。でも実は前々からケアマネさんに「ショートステイも一度経験してみてください」と言われていて。というのも、ある程度定期的に利用して、お互いの人となりがわかっていた方がもし何か緊急でショートステイを利用しなくちゃ行けなくなったときも融通がつきやすいから。と言われていたんである。確かに、それはそうで。私なんて、家族は東京にいるし、父は透析を受けている90才。なかあったときに母を預かってくれる場所があるというのは私のメンタルにも影響する。だけどこういう事もケアマネさんが教えてるくれないとわからないこと。友達も言っていたけどケアマネさんがどのくらい細やかにみてくれるかで介護をする人間の精神的負担が全然違ってくれなぁ…と感じたのでした。また来月も利用させてもらおう。

愚痴と悪口

知人でひとり、話をしていると最後に人の悪口になる人がいる。だから最近はあまり会わないようにしているんだけど今回、ちょっと私からお願い事をしていてその結果を聞かなくてはいけなかったので電話をしてみた。そうしたら、最初はその報告で何ごともなく話はすすんでいたんだけれどやっぱり途中から悪口が始まってしまって…。聞いてる私には関係ない話だし、聞いててイライラさしたので「そんなにイヤならもう付き合わなきゃいいじゃないですか…」と言ってしまった。ところで。私は今介護中で、同じ境遇の人と介護をしている母親の悪口を言いまくっている。あれ？何が違うんだろう…って思って。それは「悪口」か「愚痴」か、の違いかなーと思った。あとは同じ境遇にいて、同じ悩みだから母の悪口を言っても最後は「お互い、頑張ろうね」で終わるけど、関係ない人の悪口を聞かされても「それ、私に言わないで本人に言えばいいじゃん」でおわるし、何より聞かされた私も嫌な感情しか残らないせいかな？と思った。愚痴は聞けても悪口は聞きたくないよ。

母の興味は私だけ⁈

もしかして、今の母の興味は私にしかない？というのも。一日中2階の自室にこもっていると母が2階に上がってくるんである。もうほとんど歩けないのに。そして、デイケアに行かない日は母はほとんど寝ているのに、私が1階に降りてキッチンでお茶をいれたりしてると母も起きてくるんである。私は気分転換にコーヒーを飲みたいのに「私にもちょうだい」そしてすぐにテレビをつける。うるさくて、イライラする。昨日は出かけるしたくをしていると「どこに行くの」「何しに行くの」としつこく聞いてくる。もう、何なんだよー！と思っていたら…、思い出した。小さいときもそうだった。ひとりっ子だから両親の意識が全て私に向いていて何をするにも詮索され、母の気に入らないことをすればしかられ、嫌味を言われ…。ああ…また嫌な過去を思い出してしまった。母の記憶のなかでは私は一緒に暮らしていた高校生の頃のまま、なのだろうか。

介護って大変…

久しぶりに地元の友達とランチ。その友達も私と似た環境て価値観も近く、なにより口がかたいので安心していろいろ話せる仲。もう会うなり「聞いてよー」「そうそう！」と怒涛の弾丸トーク。彼女は自分の母親を介護しているが、旦那さんの両親も高齢になって、そちらも介護問題が出始め。旦那さんの両親は妹さんが面倒をみている。これもウチと全く一緒。お互い、嫁にいってる身。だけど実の親の介護をしている。夫の親は近くに住む娘がみている。だから婚家の相続は放棄する。（妹に全部渡す）だって、妹が全部面倒みてるんだから。そこまではいいけど、妹がときどきお金のことで兄を頼ることがあるそうだ。ウチは幸いそれはないけれど、それで問題が生じる。でもこれ、結構多いんだね。友達も急にまとまったお金が必要になったときにお兄さんに立て替えてもらってたし、父の兄も「兄弟でお金を貸してくれと言わなかったのはお宅だけ」と言っていたそうで…。これが後々、相続のときにモメる原因になるのね…と思った。そして。妻というのは、家計を預かり、収支を考え買いたいものを我慢したり車も軽にしたりする。なのに好き放題にしていた兄弟姉妹からお金の無心をされれば…そりゃ腹も立つ。その友達と今回認識したのは「結局、嫁は他人なんだよね」そう、嫁は他人。この意味を、世の中の旦那さんはちゃんと理解したほうがいいよね。

楽しくない夕食の時間

夕食の支度を始めると母が寝室から起きてくる。少しは何かさせたほうがいいかとおかずを皿に取り分けたりしてもらうんだが取り分けながらつまみぐいをする。怒ってもなぜ怒られるのか理解できないので最近は放置するのだが問題は大皿で出して各自がすきなだけ自分の取り皿にとるスタイルだと皿にとっているのにじかばしで大皿からそのまま食べたり取り分ける用に出してあるスプーンでそのまま食べちゃったりする。そしてそれをみた父が「なんでそんなことするんだ！」と怒鳴ってる。ああ…。ジワジワと認知機能が落ちてるなぁ…。もう、最初からそれぞれの皿に取り分けておかないとダメなのかもしれない。そういえば父が「朝食べる野菜が欲しい」というから「夜の残りを皿に取り分けて冷蔵庫に入れてあるけど？」と言ったら「お母さんが食べ残しも何もかも全部皿に戻したり、じかばしでつつくから食べたくない」と。あー、だからラップをした残りのおかずを食べないのか…と。そして。今夜の母は奇妙なことをしていた。寝室から出てきたらパジャマの上にTシャツを着ていたんである。「なんでパジャマの上にTシャツ着てるの？」と聞いたら「寒いの」。？？？でも2日前、「寒い」と言って父に羽毛布団を持って来させてたなぁ…」と思ってそのままにしていたら、ご飯を食べてる途中で「暑い」。「そりゃそうでしょ、脱いだら？」あああ。手がかかるようになってきた。

やりたくてやってるわけじゃないから、家事！

両親が家にいる土日は基本的に家事優先と考えることにした。そして今朝も朝から洗濯をしていたら。「よく働くね」と母。「誰もやらないから！」「仕方ないじゃん」と言ったら、「そんな言い方しなくてもそうよー、でいいのに」みたいな返事が返って来た。私のモノの言い方が気に入らなかったらしい。ああ…、だってこれ、あなたが私にして来たことじゃん。やりたくてやってるわけじゃないから、仕方なくやってるからこういう返事になっちゃうんだよね…。そう考えるとお互いのためにやはり自分のことが自分でできなくなったら施設に入ることをすすめたほうがいいのかもしれないと思う今日この頃。同じように自宅で介護をしている友達も兄弟に「母を施設に入れろ」と言われたらしい。父はまだ自分のことは自分でできるし頭もしっかりしているけど母はだいぶ弱ってきていて今は家にいるときはほとんど寝ている。いつまでこの生活が続くんだろう…と思っていたけど、そう遠い未来ではないのかもしれない。

好きでもない音楽とテレビの音を聞かされる事について

コロナ禍で実家に帰ったばかりの頃何がいいって朝、鳥のさえずりで目が覚めること。それがね…今年は全く鳥がいないのですよ。そして。かわりに聞こえるのは父がリビングでかける演歌と、母がつけているテレビの音。しかも2人とも耳が遠くなってるから音が大きい。これもイライラの原因のひとつ。本当は電気代がもったいないから比較的涼しい1階にいたいんだけど私、最近は音楽がかかっているのも嫌で静かな部屋にいたい。だから仕方なく2階の、あっつーい自室にこもるのです、エアコンガンガン効かせて。今年は電気代、いくらになるんだろう…恐ろしや。

自分のペースで動けない

今日も35度超え、暑くなるとの予報。だから暑くなる前に、午前中に買い物を済ませようと思っていたら。「散髪に行ってくる」と父。あ、はい。えっ？私、出かけられないじゃない。母をひとりにしておけないから。うーむ。予定が狂った、どうしよう…。そうだった。土日は両親が家にいるんだった。朝は適当に食べてくれるけど、昼ごはんの用意をしなければならない。となると、それまでに掃除と洗濯を済ませるか…。と、家事に追われて結局自分ごとができなくなる。昨日も朝から両親を眼科へ連れて行き。今までだったら病院の前で2人をおろし、父が母の手を引いて中へ入り、そのあいだに私が車を駐車場へ入れていた。けれど今回はヨレヨレの父に母をまかせると、もし母がこけたら父も一緒にこけるな、こりゃ無理だ、と思って結局私が母の手をひき、病院の待合室に座らせ、それから車を駐車場に入れ…と、前よりさらに手がかかるように。そして、診察後は前はそのままスーパーに寄って父と買い物、母はもう歩けないので車で待機…だったけれどこの暑さで車でひとり待たせるのも怖いし（時間の観念がないから、ひとりの時間が長いと不安になる）だから帰りはどこにも寄らず、まっすぐ帰路へ。家へ帰りつき、私はそのまま近くのスーパーで必要最低限の食材を買い、帰宅し、昼ごはんを作って食べさせ…。これだけで疲れるんである。自分のペースで動けないというだけで疲れるんである。そしてその後はお昼寝しないともう気力も体力も持たない。土日は基本的に自分のペースで動けない。何が起こるかわからない。だから予定も入れない。これを忘れないようにしないと…。

主導権が自分にない家で暮らすのが辛い

「あ、そうだった、あの講座に申し込みしよう」と思って、昨日見た市の広報誌を探したが、ない。うーむ。捨てちゃったかな…。ああ。人と暮らすって、こういう事なんだな。認知症の人と暮らすって、こういう事なんだな。この家は親の家。だから主導権は両親にある。だから自分に関係の無いものがリビングやキッチンにあると勝手に捨てられたりする。私宛ての郵便物でさえ、小さい字が読めないから勝手にあけて、自分に関係ないと思うとポイっとゴミ箱に捨ててしまう。ああ、こういう事なんだな、私のイライラの原点は…と思った。私は自宅を自分の好きなインテリアに囲まれて過ごしたいという欲求が誰より強い。だから京都の家は落ち着いたしリラックスして過ごす事ができた。ああ…。そういう事か。人に邪魔されるのがイヤなんだ。やはり家族であっても同居は私にとってしんどい事なんだなぁ…と今更ながら感じてしまった。

エアコンを切ってしまう母

先日、キッチン隣の和室の本棚をひとつ撤去して椅子を２つ、並べた。腰を悪くしてコタツに座るのがしんどいと言った父の為に。しかし、カーテン横の壁にエアコンが取り付けてあり、その風が椅子に座ってると直撃する。そのため、手前の椅子に母が座ると「寒い」と言ってエアコンを切ってしまう。問題は夕方。椅子の後ろ、ガラス戸を挟んでキッチンがあり、和室のエアコンを切ると夕食の支度をしてるキッチンがめちゃくちゃ暑くなり汗だくになるんである。それなのに…。私が夕食の支度を始めると何故か母が寝室から起きてきてこの椅子に座るんである。そして「寒い」と言ってエアコンを切る。今日も私は3回、エアコンを入れた。隣に座ってテレビを見ていた父が「寒いなら何か羽織れ」と言っていたのは聞こえたが、そのあと行ってみたらやっぱりエアコンが切れていた…。暑いとね、キッチンで火を使いたくないのよ。でもご飯の支度はしなくちゃいけない。だから「ご飯作ってるときは、キッチンが暑くなるからエアコン入れてるの。だから寒いんだったら寝室に行っててくれない？」と言ったけど、行ってくれない。意味が理解できないんだろうなぁ…。ご飯ができあがるまで寝ててくれればいいのに、何故か私がキッチンへ行くと起きてくる。多分、本能的に自分も何かしなければ…と思うのかもしれない。だけどさ、暑いとね、イライラしてくるのよ。さらにキッチンの動線が悪いから下手に手を出されたりして余計にイライラする。そしてキッチンと和室と、何故か両方テレビがついててうるさいからさらにイライラが増す。そういうときはどうするって？さっさとご飯を食べて、とっととエアコンの効いた2階の自室に避難するのである。

片付けられない人たち

先々週と先週末、夫の住む東京へ行ってきた。コロナ禍で、しかも父の体調不良もあり今年に入ってからずっと行けなかった。だからだいたいどうなっているか、想像はしていたけど…、想像通りだった。今のマンションに引っ越す前は池尻大橋の少し広めのワンルーム。が、コロナ禍にほぼ自宅で仕事をするようになり、そうなるとワンルームでは手狭だという事で郊外の2ＤＫへ引っ越した。だけど私が行かなくなったその部屋はダイニングテーブルには大きなパソコンモニターが鎮座し、オンラインの会議はほぼそこで行われている。だから仕方なく私は玄関を入ってすぐの、ベッドが置いてある部屋に籠ることになる。がしかし。この部屋も引越しで運び込んだ夫の仕事関連の段ボールが山積み。洗面所は少し広めだったので、突っ張り棒を渡してそこに洗濯物を干せるようにしていたが、案の定、今回行ったら落ちてなくなっていた。お風呂もトイレもいつ掃除したの…状態。お風呂に入ろうと思って掃除をしていたら（あれ？実家でも片付けと掃除して、東京に来ても掃除してる…）そう思ったら、なんだかどっと疲れが押し寄せてきて。さて、寝ようと思ったら、ベッドシーツがない。「洗濯しておいたよ」と言われたが、それ、冬物ですやん…。なんでシーツが無いの？訳わからん。しようがないからタオルケットを敷いて寝ましたよ。とにかく、2ＤＫに仕事関連のモノと生活用品が適当に突っ込まれて何がどこにあるのかがわからない。そうだった、夫は片付けられない人だった…。今までは京都に部屋を借りていたので（そこは必要最低限のモノしかなかった）そこでリフレッシュできたのだけど、これじゃあ実家にいるのと変わらない。ああああー、どうするべ。やはり仕事部屋を別に借りてもらうしかないのかな。でも、今は東京へ来てもとんぼ返りで部屋探しもできないし、インテリアを整えることもできない。夫はインテリアに全く興味ないからまた段ボールが高く積まれるだけ…。結論。見なかったことにしよう！

自分ごとだときちんと覚えていられる？

「明日は整形外科に行く日だからね」前日の夕食のときに明日何をするかを一応言っておく。認知症といっても全てを忘れてしまうわけではなく、次の日の予定を言っておかずに翌朝突然「今日は〇〇に行く日だよ」というとパニックを起こして「行かない」と言いかねないからだ。だからゆうべもご飯のときに「明日は整形外科だからね」と言っておいた。そして今朝。「何時まで寝てるのー、起きなさいよ」と階下から声が。うー、まだ8時だよ。デイのお迎えがない日ぐらい、朝のんびりさせてくれよ。猫に朝ごはんを催促されたのもあって階下へ。ご飯をあげて、念のため整形外科の予約時間を確認しようとカレンダーを見ると貼り付けてあった予約表がない。「ここに貼ってあった予約表知らない？」と母に聞くと「バッグに入れた」。見るとバッグの中には予約表、保険証などが入れてあった。不思議でしょうがないんである。何もかも忘れて全然起きてこない日もあるのに、こうして朝早く起きて準備をする日もある。でも、この「整形外科に行く日」だけは忘れたことがないし「行かない」とゴネたこともない。脊椎間狭窄症は、そうだとわかるまでに何回もあちこち受診して、今の主治医はやっと見つけた母にとって一番信頼できる先生。パーキンソン病も先生の指摘で精密検査を受けた。だから母にとって大切な先生。こういう事は覚えていられるのかな？でもねー、11時の予約までまだ数週間あるので結局寝ちゃうんだけど…。

腎臓が悪い父の為に薄味にしてるのに

人工透析が始まり、自宅での食事もいろいろと気をつけないといけない父。塩分、リン、カリウムなどの制限があるので塩や醤油は本当に使わなくなった。その代わりとしてお酢やレモンを使っている。刺身を食べるときも醤油の代わりにポン酢にしている。だけど、そのポン酢を制限なしに使うんだな。いくらポン酢にしたってそんなにかけたら意味ないに…。年をとると味蕾という、味を感じる部分が鈍感になるらしく、友達のお父さんも醤油やソースをドバドバかけると言ってた。せっかく薄味で作ってもそれされちゃうとね…。「そんなにかけたらダメだよ」って毎回言うのもイヤだし、もう歳なんだから好きなモノ食べれば…という思いも頭をかすめる。母は母で透析をした日は父は腎臓透析患者用のお弁当を持ち帰るんだけど何回言っても「お弁当があるー、おいしそう」とか言って食べちゃうし。もう、なんだかなぁ。ほんと、まじめにやるとこっちが病むよ。（マジで、友達は病気になったし）

やっぱり無理がある…実家での同居

父が人工透析を初めてからすっかり弱ってしまって。体力をつけようにも食事制限があるし、腰も痛いらしくて動くのも大変らしい。ついに「コタツの座椅子に座るすのがしんどくなってきた。和室にソファを置かないか」と言い出した。言い出したときがチャンス。「ソファを置くなら、その後ろにある本棚をどけないと。そこに無くても困らないし」とすかさず答える。読み終わった本、聞かなくなったCD、などなど、もうこの場所に置いておく必要のないものがわんさかある。でも。コロナ禍に介護で実家に戻ってからというもの、とにかくいろいろと捨ててきた。捨ててきたけどそれ以上に私のモノを運び込んでいるのでいつまでたっても部屋がスッキリしない。昨日も「もうカビくさくて古くなった布団は捨てるよ」というと母が「あんたは捨てる捨てるとそればっかり」と。「捨てる」という言葉に敏感になっている。（だから母の前では断捨離がしづらい）そうは言ってもとりあえず、和室の本棚は撤去しないとソファは開けないし…と思って、本やCDを移動はしてみたものの…。これ、どこに置くの⁈もう、置く場所がない。そう、捨てるしかないんである。なんかもう、こんなチマチマチマチマやってたら、いつまでたっても終わらない気がしてきた。私のモノも整理できていなくて今日も書類を朝からずっと探している。40年もモノを溜め込んできた両親のモノをひとりで片付けるなんて片付け下手な私にはやっぱり無理な気がしてきた…。

高齢の親との同居、何が嫌って

今日は朝から出かける。そのことを昨夜、ご飯を食べているときに話した。というのも、朝、8時40分には父は人工透析の送迎タクシーが来る。8時50分頃には母のデイサービスの送迎の人が来る。私はそれより早く、7時には出かけないといけないのでそれを父に話すと「お母さんがひとりになるなぁ。大丈夫か」そう、母は認知症なので1人にしておけないのである。「お母さんの迎えが来るまで、透析の人に待ってもらえば？もしそれが無理ならお父さん、タクシーで行って」それしか方法はない。そして今朝。支度でバタバタしていると母が起きてきた。私を見て「どこ行くの？」「〇〇まで」「何しに行くの？」一瞬、ウソをつこうかと思ったが隠しても仕方ないので「病院」と言ったら「医大かね？」と返事が返ってきた。ビックリである。駅名を聞いて「医大」と言う言葉が出てくるのもビックリだが、そこに医大があるということを知っているということは、かかったことがあるということだし、さらに認知症の母がそれを覚えていたということにビックリした。それ以上の追求はなかったので話はそこで終わったけれど。そう、親との同居で何が嫌って、私の行動が全て親にバレて、それを追求されることなんである。自由人である私は高校生のときそれがもう嫌で嫌でだから一刻も早く実家から出たかったのだ。ゆうべ寝るとき、今までの人生でいちばん楽しかった時期はいつだろう…と考えていたらやはり一人暮らしをしていた時期。結婚するときも「ああこれで一人暮らしが終わるのかぁ…」としんみりしたぐらい。それがもうアラカンになった今、90歳近い親に詮索され、帰宅が遅いと心配され。だから病院へ行くことも言いたくなかったんだよ、めんどくさいから。頼むからほっといてくれーーー！

パーキンソン病の薬を飲ませるか、あきらめるか…

認知症の母が実はパーキンソン病だったと判明した。整形外科の先生に「可能性が高いから、MRIを撮ってきて」と言われ、判明した。進行を防ぐには、投薬治療とリハビリが効果的だと。だがしかし。認知症の母にそれをやらせるのは至難のわざ。薬は父もずっと飲んでいるので、いつも父が「薬を飲め」と言っていた。だけどそれを素直にきかない母で。「もう勝手にしろ！」とさじをなげた。だからそのあとは気がついたら私が飲むように言っていたけど。私は朝ごはんは食べない。そして早起きもめちゃくちゃ苦手。だがそれより何より、朝・昼・晩と毎日毎日ご飯の用意をして、食後、母が薬を飲みまで見届ける…。そんな生活、考えただけで、気が狂いそうだ。リハビリだって、今でこそやっとデイサービスに文句を言わずに行ってくれるようになったけれどそれまでは「アナタが行きなさい」とか「今日は行かない」とか毎回必ず拒否していた。薬だけじゃない。歯医者も、皮膚科も、そして美容院にも連れていかなくてはいけなくて、でもどれも行けてない。してパーキンソン病の薬のやっかいなところは飲んだり飲まなかったり、あるいは急にやめたりするほうが危険だということ。そして「飲む」「飲まない」の判断を本人ができないこと。それを考えると私が「飲ませる」のはほぼ不可能。来週、整形外科の先生に結果を報告し、今後の治療方針を決めることになると思うけど、果たしてどうなることやら…。

なんと母は2年前の検査でパーキンソン病の診断が⁈

2年前にもパーキンソン病の疑いという事でMRIの検査をした。確かそのときは確定診断はおりなかった。長年かかっている整形外科の先生が「やはりその症状はパーキンソン病じゃないかと。前回の検査から2年たつし、もう一度検査しましょう」という事で、医療センターへ紹介状を持って、行くことになった。予定ではMRIをするはずだった。でもその前に「神経内科で問診を受けてください」と言われ。先生に「今回はどうしました？」と言われこうこうこういう経緯で…と説明すると「2年前の診断で、パーキンソン病と診断おりてますよ」「かかりつけのクリニックからも、そのお薬でてますよ」と言われ、絶句、である。えっ…、2年前の検査では確か違うと…。私の勘違い⁈でも、整形外科の先生から言われ、かかりつけ医の脳外科の先生にそれを話し、脳外科の先生から医療センターに紹介状を書いてもらい、MRIを撮ってもらい…なんせ2年前のこと、私の記憶もあやふやだ。…思い出した。2年前のMRIの検査の日、私は東京へ行く日で、母を病院へ連れて行ったあとは父へ任せたのだった。検査終了後、診断画像等をすぐに脳外科のかかりつけ医へ持っていかなくてはいけず、それは父に頼んだのだった。そして後日、結果を聞きに行ったはず。そこで「パーキンソン病ではない」と言われたと記憶している。でも今日の先生は「そのお薬も出ていますよ」と。実は認知症の母にその薬を朝・昼・晩と必ず忘れずに飲ませるのが至難の業で。歯がない母は食事にめちゃくちゃ時間がかかる。だから食べ終わって、薬を飲んだことを確認するまで側についているとなると私の時間はほぼ母のお世話に費やすことになる。私は人のお世話をするのが正直、めちゃくちゃしんどい。今、腎不全の父もいて、そちらの食事管理も完璧にはできず、かなり手抜き。それでもしんどい。どう考えても毎日毎日朝・昼・晩、母に薬を飲ませるのは不可能。パーキンソン病の進行を防ぐには投薬は効果的だが「無理です。私にはできません」とはっきり先生に言った。だがしかし。飲ませなければパーキンソン病は進行する。さて、どうする⁈

タクシーチケットが見つからない

月曜日は母を医療センターに連れていかなければならない。ひとりでは歩けない、認知症の母。私が車を運転していくとなると病院の入り口で母を下ろしてそこにあるベンチに座らせ、私が車を駐車場に入れるまでひとりでそこで待ってもらうことになる。駐車場に空きがあればいいけれど、前に連れてきたときは山の上のいちばん遠い駐車場の、さらにいちばん奥しか空いておらずそこへ車を入れるのにえらい時間がかかった。今回ももし空いてなければ…と思うと、母をひとりにすることは不安しかない。ダメ元でケアマネさんに連絡をしたら、あいにくその時間は別の送迎が入ってるとのこと。ならばもうタクシーで行くことにした。で。母は要介護1なので、タクシーの割り引き券があるはず。早速ケアマネさんが手配してくれたのだけど。「市役所に申請に行ったら、3月に発行してると言われたんですが、ご自宅にないですか？」とケアマネさん。すっかり忘れていた。父に「3月にタクシーチケットもらってるらしいんだけど、覚えてる？」と聞いたら「知らん。もらった覚えがない」と言う。うーむ。しばし考える。あ…。「何かさー、どこかに入れたら忘れるから、目につくところに置いた方がいいと言った覚えがあるんだけど…」そう言った。でも「知らん」うーむ。とりあえず、母の介護関係の資料を入れているボックスの中を探してみるも、見つからない。でも市役所で確認して、もらってると言われた以上、家のどこかにあるはずなんだけど…。とりあえず、月曜日は通常料金で行くしかない。

アメンバー限定記事「帰りが遅くなると心配するから行くのをやめて」と言われる