「あ、そうだった、あの講座に申し込みしよう」

と思って、昨日見た市の広報誌を探したが、

ない。


うーむ。

捨てちゃったかな…。


ああ。

人と暮らすって、こういう事なんだな。

認知症の人と暮らすって、こういう事なんだな。


この家は親の家。

だから主導権は両親にある。


だから

自分に関係の無いものがリビングやキッチンにあると勝手に捨てられたりする。

私宛ての郵便物でさえ、

小さい字が読めないから

勝手にあけて、

自分に関係ないと思うと

ポイっとゴミ箱に捨ててしまう。


ああ、こういう事なんだな、

私のイライラの原点は…と思った。


私は自宅を自分の好きなインテリアに

囲まれて過ごしたいという欲求が誰より強い。


だから

京都の家は落ち着いたし

リラックスして過ごす事ができた。


ああ…。

そういう事か。

人に邪魔されるのがイヤなんだ。


やはり

家族であっても

同居は

私にとって

しんどい事なんだなぁ…と

今更ながら

感じてしまった。