子ども台所その後の日常
いつも台所が開くのは8時ちょっと前。…ですが、”台所好き”たちの手によってこの日は8時20分には14本ほどのにんじん、かぶなどの皮むきがあっという間に終わっていました。だって早く焼きたいから~♪菌ちゃんのごはんづくり(台所から出る野菜くずをハサミや包丁で刻んでコンポストにしています)の隣で調理開始。「自分たちでできるから大人、火だけ着けて」というのでお~、頼もしくなってる。と思いながら、その通りにして見守り。大人も、毎日のようにこの意欲、楽しみを重ねる姿を見て、任せるところを増やしながら、安心して子どもたちに手放していったように思います。料理好きな子が日替わりで、皮調理に使命感を持って楽しんでいます。誰に決められたわけでもなく、ただ、自分がおもしろいから。そして、きっと、おいしいっていってくれるのが嬉しいから。きっとその姿は、それを大人の膝で羨ましそうに見ている次の世代にも、憧れとしてつながっています。砂糖、しょうゆも入れたところで味見。こんな感じ。「ん~まだかな。砂糖としょうゆもっと足したほうがいい」「おっけ~」「おとな、火ぃ止めて。」はーい了解。「まだ配んないでね~、先に洗いもの終わらせるから~」最後の洗い物の手際まで。…まさに料理人です。「台所先に食べていいよ」「いいの?ありがと~」「たべた~い!」みんな次々来て喜び合う、また叶えたい、その時間が、「また明日も早くとちのみ来てやろっ♪」”また明日も”のエネルギーになる。最後の最後の日まで、かりんさんたち、たくさんの憧れる背中を目の奥に残していってくれました。さて、明日からは新年度。どの”台所好き”が朝から仕事始めをするのか、今からわくわく楽しみです。小座間