今朝も、9時前に「こども台所」が始まります。
今日の食材は人参の皮とかぶの皮。
朝、台所のカウンターが開くと、
子どもたちが人参や大根の皮むき、きのこやブロッコリー割き、
もやしや葉物の袋だし等を、やりたい子が手伝ってくれます。
憧れる大人の背中を見ながら、
自分もおんなじ”本物”の仕事ができるって嬉しいですよね。
「かわ、なが~い♡」手応えに思わず嬉しくなります
その皮を、好きな子はよくもらっていって洗って味見。
くるみカフェでにんじんの皮をおやつに絵本タイム。
丸窓からのぞくにんじんの皮5本。
昨年、「それって炒めた方がもっとおいしくない?」
大人が遊び心で皮きんぴらを作ると、すっかり子どもたちがはまり、
以来「これやいて~」が日課になりました。
そのうち、炒めるのも「やってみたい」の声が出てきたので、
一緒にフライパンの扱い方を伝えたり、
”やりたい時にすぐ叶えるシンプルセット”を準備。
米油、塩、きび糖、しょうゆ
小さい子は木べらを持つ手がフライパンに触れることも予測されるので、
念のための子ども軍手。
最近、かりん組の常連さんは、「やきたい~」と声をかけに来るので、
自分たちでやりたい思いに任せて見守ることも。
その姿は、見守る大人のこともわくわくさせてくれているのです。
「さとうちょっとでいいよ」
「あと、しょうゆひとまわしかけてね」
常連さんの手際の良さと、子ども同士で大人のようなやりとり。
まさに”すきこそもののじょうずなれ”ですね。
出来たらみんなにおすそわけ。
この日はなつめ組の2人で。
「ふたりでしたんだよ。火だけ大人つけたの」と
嬉しそうに教えてくれました。
自分が手をかけたものを食べてもらえる、喜んでもらえることが
自己有用感につながり、さらに自分を大きくしてくれます。
朝のゆとりがあればぜひ、
「いっぽんちょうだい」
味見にまざって
一日の元気をもらってご出勤くださいね。
小座間