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  • 16Apr
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      ご無沙汰しております!

      桜の散り際は一瞬感傷的に、色々な思いに囚われましたが、、、すぐに切り替わりです。現在『青天を衝け』は素晴らしいスタッフさんに囲まれ撮影中です。時代の騒乱の中で描かれた色々な愛の形を僕も体現できるように。ただ一つ一つのシーンに集中し取り組んでいます。そしてめざまし8では僕がやりたかった特集が今度の出演でonairです。素晴らしい機会をいただけて感謝です。日々色々なニュースにダイレクトに意識する機会が増えましたが、僕は、僕でしかなく、歌舞伎に携わるものとしての目線しか持っていないのだな、と改めて痛感します。できることは一個一個、目の前のお役目を果たすのみ。そして僕はこれから悪に染まる予定です!三月の花形歌舞伎はお客様のおかげでコロナ禍にも関わらず盛況のうちに幕が閉まりました。改めて、本当に感謝です。色々な制約があるにもかかわらず、お客様がお芝居を楽しむ気持ちが劇場内に溢れていて、演者、地方、スタッフが一体となって皆様と一緒にあの空間を共有できたことを、きっと生涯忘れないだろうと思っています。そして、これは本当に劇場に来てくださったお客様のおかげだと思いますが、現在準備中である、『五月大歌舞伎』『三人吉三』のお嬢吉三!!これが決まったときは、心がうおーってなりました!歌舞伎座で、お嬢。お話を聞いた時、三月の時も書きましたが、また菊十郎さんのことを思い出しました。ある娘のお役の拵えをして楽屋を出た時、菊十郎さんに「お嬢もいけますね!」と。当時17才だった僕には、やらせてもらえるならやりたいけど、憧れはあっても想像がつかないお役で、なんだかその言葉に微妙な返事を返した覚えがあります。色々な制約の中、お客様が背中を押してくださって巡ってきたこのお役。これから菊五郎のおじさまに稽古をつけていただきます。おじさまにこうして直接お稽古をつけて頂ける機会が最近増えて、喜びもひとしおです。そして、この機会が今後も常になるように、誠心誠意、皆様が楽しんでいただけるような、綺麗な悪を勤めたいと思っております。菊十郎さん、今回は東京ですし、歌舞伎座は換気の徹底がされております。するっと入りやすいのでは?観てもらって「やっぱりお嬢はニンでしたね」といわれるように。そしてもう一つの悪役、こっちは少し汚い?悪!7月8月は、新作ミュージカルに出演いたします。その名も「ミュージカル『衛生』リズム&バキューム」尊敬する俳優さんである古田新太さんとダブル主演での出演。困った人の弱みに漬け込むだけ漬け込み、極悪非道の限りを尽くす汲み取り業者の御曹司というお役!登場人物みんな悪人!善人不在の舞台!鶴屋南北や河竹黙阿弥といった歌舞伎の脚本家が作ったお芝居の中には、悪人が活躍して、観る人の心をもてあそぶような作品が多く存在します。なんて酷い話!と思わせる内容でありながら、ついうっかり共感してしまう。どこか世間の代弁をしているようなパンクスの精神を持つのが、歌舞伎の面白さでもあると感じています。今回はまさに歌舞伎の精神にも通じる新作ミュージカル!個人的に「歌」の修行もしていた中でのミュージカルということで、こちらもめちゃくちゃ楽しみにしています。劇場に来てください!と声高らかには言えないご時世かもしれません。でもたくさん、たくさん観ていただきたい!!きっと皆様がコロナとか日常とかをどっかに忘れてしまうような、興奮して楽しめるようなエンターテイメントをこれからも作っていけるように、全てに対して正面で、真っ直ぐに、僕自身が興奮しながら取り組んでいこうと思っています。目の前にいるお客さんやスタッフさんを愛して、興奮して、奉仕する。役者ってそういうことかなと最近思います。

  • 06Feb
    • 「三月花形歌舞伎」に寄せる思いの画像

      「三月花形歌舞伎」に寄せる思い

      2021年3月京都南座『三月花形歌舞伎』に出演いたします!演目は義経千本桜『吉野山』と同じく義経千本桜より『川連法眼館』(四の切)。Aプロで勤めさせて頂きますのは両演目ともに佐藤忠信実は源九郎狐。Bプロでは源義経と御園座に引き続きまして歌舞伎の魅力、を伝える人!いや、、、本当に、、、気合入っています!!歌舞伎本興行で古典の舞踊劇ではない『お芝居で主演』をつとめるのは今回が人生で初めてです。このご時世に歌舞伎をやらせて頂ける喜びに加え、この大役を勤めさせて頂ける!武者震い?血湧き肉躍る?ふつふつと湧き上がる何かが体を駆け巡っています。第一回研の會でやらせて頂いたのが『鏡獅子』、そして今回勤めさせていただく『吉野山』でした。今思うとあれが歌舞伎役者としての第二ステージだったかもしれません。自分で決意し、自分のやりたい役を必死で、猿之助のお兄さんを筆頭に色々な方の助けを借りながら、勤めました。あの時感じたもの、経験、決意したこと、あの時受け取った先輩からの想い。鮮烈な記憶として残っています。狐忠信は僕にとって、色々な意味でとても大きな役なのです。見比べて欲しくはないけどDVDがあるから是非とも見比べてください笑客観的に見たら昔の自分が可哀想になるけど、、、あの時の自分よりもっとお客様を楽しませられる、、、はず!もっと楽しんでいただける、、はず!!物理的な違いとしてもございます。第一回研の會の際はルーツである清元の全曲でやらせていただきました。優しい雰囲気が色濃い色っぽい狐忠信。今回は義太夫での演奏なります。より男性的に骨太な表現に。衣裳もより黒っぽく変わってきます。立役の経験が少ない当時の僕ではできなかったであろう、挑戦という形になります。そして、藤間の御宗家のご提案により、音羽屋、猿之助のお兄さんのご理解いただき、澤瀉屋型のぶっかえりで花道の引っ込みをさせていたくことになりました。(こういったところでBプロと変化が!両方見て違いを楽しんでいただければ嬉しいです)そして付き添わせて頂く静御前をお勤めになるのは、僕の『想い人』の壱太郎さん!ありがたや!第一回研の會の時、菊十郎さんに「吉野山をやるなら、まずは四の切をやんなきゃダメですよ(その役の心はわからないよ)」と言われました。当時僕は(そんなこと言われたって、僕だってやりたいけど、色々あってこの形なんだよ!)と思っていました。やっとこの機会に恵まれました。そんなときに菊十郎さんはいない。時間がかかってしまった。ちゃんと劇場にきてくれるかな、観てくれるかな。その『四の切』!昨年の1月号eclatでは四の切について書きました!(もちろん読んでますよね?)源義経をめぐる人々の人間ドラマを描いた『義経千本桜』は歌舞伎を代表する超大作。『川連法眼館』と『吉野山』はその一部で、義経の家来・佐藤忠信に化けた狐が主人公です。『川連法眼館』は四段目の切にあたることから通称『四の切』と呼ばれ、戦乱の世の中で人々が忘れていた"肉親の恩愛“の大切さを観客に訴える僕も大好きなお役です。さまざまな型がありますが、今回僕のやらせて頂くのは音羽屋型!十代の頃、菊五郎のおじさまがお勤めになっている時、舞台袖や裏に入らせていただき、忠信から狐忠信に変わる姿を拝見していた記憶が鮮烈にございます。菊五郎のおじさまのテンポ感、リズム感が心地良くて魅入っていました。eclatでは『狐の哀しみや惜別の思いを役者が舞踊的な要素で見せていき、義太夫さんがそれを代弁します。演者と演奏家の息がぴったりと合い、心の交換が生まれたとき、言葉では尽くしがたい感動が生まれます』なんて書いてました。感動させる側になる、僕が!去年の今頃はまだ観る側の気持ちだったんです、、、でも本当はずうっと、、、やりたかった、、、これから音羽屋型の四の切を菊五郎のおじさまに教えていただきます。教えを守りながら若さを大切に、今の自分にしかできない狐忠信をつとめさせていただきたいと思っています!僕も今年で29歳になります。若手ではありますが世の中で言えばもう立派な大人。やりたかったお役をやり、なりたかったポジションになって公演に参加できることを、欲しかったおもちゃが手に入った子供のような心で受け止め、大いにはしゃぎ、ある一面では多くの人を巻き込むという立場で今回の公演で歌舞伎の魅力をお客様に伝えられるかどうかが自分にかかっているという自負と責任を感じ、しっかりと、、、カブきたいなぁと思っております!!皆様絶対、でもできるだけ、でも無理せずに、、、観に来て下さいませ。もちろん色々なご都合、様々なご状況にあるかと思います。でもこの想いをどうか受け取っていただければ、遠くでも、今でなくても、構いません、どこかで歌舞伎を応援していただければ、、、不躾なお願いではございますが、どうぞよろしくお願いいたします!!https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kyoto/play/699/三月花形歌舞伎|南座|歌舞伎美人松竹が運営する歌舞伎公式サイト。歌舞伎の公演情報、ニュース、俳優インタビューなどをお届けします。こちらは三月花形歌舞伎|南座に関するページです。

  • 23Dec
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      行く道も末広がり

      足りないながら、足りないながら一心不乱に精進しておりました結果、更新がなかなかできずブログを万が一楽しみのしていただいている方がいましたら、大変に申し訳ございません。二兎追う流今月の京都南座の顔見世では、皆様の有難いご理解の中でガッチリやらせていただきました。『末広がり』は何と歌舞伎の本興行にかかるのは安政元年の3月とつまり江戸時代以来!すごくないですか?先人達の繋いできたバトンというよりは、必然的にこれは新作に近いもので、藤間の御宗家の振付によってとても華やかに!軽妙に!楽しい舞踊劇として、作っていただき、演らせていただきました!この太郎冠者を如何に軽妙に、面白くも憎めない形に、日々米吉丈演じる僕のご主人である女大名のご機嫌に触れながら、ある時は鈍感に、またある時は図々しくも、探ぐりながら、ぶつける日々でした!先人達の引き継いだものがほとんどない分、感情の表現を指先爪先に詰めることにたくさん余白がある感じで、、、た、楽しい!!最初は女大名を図らずも怒らせるんです、図らずも怒らせてしまう、もしかしたら僕と修平の普段の関係と似てる!?笑しかも酔っ払ってるなんて!なんてぴったりなんでしょう!たくさん修平には酔っ払って怒られてるな、、、あれ、もしかしたら僕らの前世のことなんじゃないの?末広がり!!でも優しい修平はむくれながらも結局僕と踊ってくれる!のです。なんと幸せな僕、太郎冠者!この舞踊劇がこれからまた興行にかかるような演目、願わくば後世にしっかり残るよう2人で日々精進いたしました。また絶対一緒に踊ろう!!修平!!またたくさん怒らせると思うけど絶対付き合って下さい!ってLINE送っとこう。そして『吉田屋』。今回は幸四郎のお兄さんをはじめ皆様のご厚意を受け、タテ唄(メインボーカル)を演らせていただきました。二刀流?片手間でやりやがって!って?僕は生まれてからずーっと清元を誰よりも身近に聴いてきた自信があるし、役者さんが清元を習うように、その逆で歌舞伎役者をやることによりその台詞回しや心情の機微を捉えるといった理解は清元専任の人以上、そして受け継がれた喉と耳と、ずーっと、役者目線でも清元目線でも捉えてきた誰にもない経験と!僕の持っている武器はあまりにも多い!!と言い聞かせてはみましたが、、、やはりもういろんな意味でズタボロです。毎回そう。この前述した自信は確かにあったんです、今でもかろうじてあるといえばある。しかし知っているということとやるということは別で。例えば走るのが大好きで脚力も人並みにある。長距離走の走り方、理論、レースの駆け引きはたくさん見ているし、知っている。でも実際にマラソンや駅伝のレースを走ったことはない状態と言いましょうか。今までは完走目標だったけど、タテ唄をやることはチームを勝利に導かなくてはいけない状態と言いましょうか。う〜ん例えがうまくいかない、、、。幸四郎のお兄さんと壱太郎のお兄さんと一緒に唄う、語ることははっきり言ってめちゃくちゃ楽しいのです。語っている最中はまさにランナーズハイ。情景や夕霧、伊左衛門の気持ちを語り、第三の役者として僕はそこにいます。物質としてそこにはいないのですが、音として、空気として確実に舞台の最前線に存在する。時には伊左衛門の体に纏わり、時には夕霧の体に纏わり、そしてある時は俯瞰した状態で舞台上に僕はいます。身体から抜け出し、舞台上にもわんと、シュシュっと存在しているのです。語る際に役者を見すぎてはいけない、と言います。これは唄を役者の動きに合わせてしまうからと言いますが、その点は僕は大丈夫です!ここだけは自信がある。僕は役者の目線でそこにいられるし、感じられます!不遜ではありますが、不遜だからこそ合わせるのではなく、きちんとぶつけてセッションさせていただきます!僕の伊左衛門や夕霧を、幸四郎のお兄さんや壱太郎のお兄さんにぶつけさせてもらうのです。ある意味見なくても見過ぎなほど感じられると言ってもいいかもしれません。

もちろんそこに間違いやミスはあります、そして技術や、持久力のなさからの失敗も多々あります。でも舞台上で、お客様と役者さんに感じてもらう心地よさを誰よりも僕は知っている、なんて思っています。知っている分、そして経験を積む分、自分の技術と持久力のなさが辛い、、、。日々のケアの仕方一つもまったくもってやっぱり、自分の身体をいまだ捉えきれないでいます。

自分の思う目標や理想の姿は、回を重ねるごとに遠く遥か彼方に離れていくような感覚です。これが経験を積むということでしょうか。途方もない道のりに暗澹としますし、逆に常にたくさんのハードルを見つけられて、幸せだとも感じます。僕は歌舞伎を愛しているので、清元も役者も同じ歌舞伎なので、全く苦ではありません。歌舞伎をすることを、違う味わい方でできる幸せを享受させていただきました。今回もお許しいただいた皆様に感謝しております。二刀流はじゃあ許そうか、でもバラエティやミュージカル、歌の仕事と、お前は一体何をやりたいんだと思っている方もいますかね。歌舞伎です、全部。たくさんの道が通じているのです!他のお仕事が決して歌舞伎の練習台とかではありません。その一つ一つのお仕事にはもちろん全力で挑みます。全力で楽しみます。歌舞伎だってバラエティだってなんだって、その場にいる全てのスタッフさん演者さん観客の皆さんとのセッションです。みんな真剣に、求められるものに一生懸命応えたいんです。それがたまたま全て歌舞伎につながってしまうのだから、歌舞伎の奥深さを感じます。

いつかそんな話もしたいけど、そういえばいろんな分野に離見の見を持っている方がいるんですよ、そんな人たちから、たくさん学べて、たくさん刺激されて、もちろん恥もかいて、やってます。(どんな恥ずかしい姿晒しても舞台の上でカッコよければいいと信じてます!)ハードルをバタバタとなぎ倒しながら無理やり進んだ一年でした。そんな経験を経て今年の集大成がいよいよ12月24、25日に『研の會』Christmas Partyとしてやってきます!
このような状況下ではありますが、このような状況下だからこそ、皆様が楽しめるような、心豊かになっていただけるような、研の會外伝に今の僕の全てをぶつけてお見せするつもりでいます!尾上右近自主公演『研の會』Christmas Party【日時】12月24日(木)≪夜の部≫17:30開演12月25日(金)≪昼の部≫12:00開演      ≪夜の部≫17:00開演【会場】セルリアンタワー能楽堂【料金】9,000円(全席指定)※最前列のお客様に関しては、お貸出しするフェイスシールドをご着用(マスク併用)頂きますので予めご了承くださいませ。【一般発売】11月22日(日)10:00~(尾上右近事務所)10:00~18:00TEL:080-4862-5858 FAX:050-3588-3790(e+イープラス)“研の會”の公演検索結果 – イープラス (eplus.jp)そして会場に来られない or何度でもいろんな角度で研の會を楽しみたい!というお客様のために!『研の會』Christmas Party配信のお知らせです!!◆配信期間:2021年1月1日(金)10:00~1月14日(木)20:59
◆チケット販売:2020年12月25日(金)10:00~2021年1月14日(木)18:00
◆購入先:ストリーミングプラス http://eplus.jp/onoeukon尾上右近自主公演『研の會』ChristmasPartyのチケット情報 - イープラス尾上右近自主公演『研の會』ChristmasPartyのチケット情報ページです。日程、会場情報や料金を確認し、チケットの簡単オンライン予約・購入ができます。eplus.jp/
◆料金:2,500円◆配信特典:『梅の春』生でも、配信でもそこにしかないたくさん趣向を凝らしていくつもりです!マニアックな趣向かも知れないけれど、なんとか皆さんを楽しませてあげたい!!頑張ります!!来てね!明日のみ当日券も数枚ご用意しております!配信も観てね!!お正月休みに観てね!清元のお正月の踊りも特典で付けてるから!!よろしくお願い申し上げます!!

  • 16Aug
    • うたう夏の画像

      うたう夏

      皆様お暑い中いかがお過ごしでしょうか、僕は喉の熱い夏を過ごしております。間も無く、Lowland Jazzさんにお呼ばれされまして、ゲストボーカルでJAZZナンバーの名曲『All of Me』を歌わせていただきます!チケット取ってない?ファンだけど興味ない?ありえないです。時間合わない人はアーカイブを是非に!https://soundcity.zaiko.io/_buy/1nrw:Rx:2cb23Liver City vol.1 Lowland JazzLiver City vol.1 Lowland Jazz / 08.16 (日) @ Online Streaming | Sound City Ticketssoundcity.zaiko.io歌っています。そして明日も唄います。うたう夏は『ジャージーボーイズ イン コンサート』から始まりました。素晴らしい出会いです。特筆したいのはやはり中川晃教さん。離見の見という言葉があります。演者が客観的な目線をもち、あらゆる方向から自身の演技を見る意識と言いましょうか。僕の敬愛する歌舞伎の先輩がお持ちである、重要視されている、圧倒的意識。中川晃教さんという人はこれの耳バージョン、離聞の聞?離聴の聴?語呂悪い笑とりあえず、圧倒的な音感、細かくもいろいろなところで音を聞き分け、隅から隅までの音を逃さず、的確に客観的に音を聴き分ける耳を持ってらっしゃいました。もちろんそのお声も素晴らしいのです!が!しかし!ご一緒して驚いたのはそのお耳でした。初めは常に異言語を聴いているようでした。中川さんのおっしゃっていることはもちろん、現場の音楽担当の福井さんや皆様の言っていることというのが全くわからずでした。そういえば邦楽というのは、記号や客観性のない、主体でぶつかって覚える、口伝なのだと改めて痛感しました。色々な意味で僕はミュージカルに関して素人でした。中川晃教さんはこのような状況下で、忙しい中で、座組みを仕切る中、僕が気づかぬところも含めて、常に多大な後押しを、アドバイスを、そしてその姿勢をずっと、きっといつもよりもわかりやすく、見せてくださいました。簡単にいうと、とても優しく導いてくださいました。音に対する客観性。音を言語化するということ。僕になかったものがどんどん増えていくうちに、どんどんと自分のことを知るようになりました。より自分の声を、喉を、知るというか。これはあからさまに、今、清元を唄う中で活かされていると信じています!今までとは違う、もちろんセリフの音程ひとつひとつも、役者としても変わっているはずです。普通の歌だって、知れば知るほど出来てはいないと思ってしまうけど、つまり課題が見えるんです。以前より。そこをできるだけ、的確に埋めていく!意識すること自体がおこがましかったかもしれませんが、『ジャージーボーイズ』をやるにあたり、歌舞伎はもちろん、純邦楽出身、清元出身の人の歌がダメとかは絶対思われたくない、という気持ちは心の中にはありました。清元はすごいんだぞ!って!でもそういうの本番始まって、全部吹っ飛んで、楽しかった!楽しませていただいてしまいました!お客さんの前でお芝居して、歌って、素晴らしい仲間に囲まれて!ましてやきっとお客様がそれを楽しんでくださって!感謝っていう言葉よく言ってますけど本当に感謝なんですよ!カンパニー皆さまとの出会いが、僕の役者としての、唄い手としての大きな財産になっております。書ききれないけどたくさんの心からの友が増えて!あ〜!またみんなと!皆様の前で演りたい!!そして『三間劇場』第一回公演 「延寿會」親子会!!なんです!!早速僕の音の変化を披露する機会です!はっきり言って踊りも唄も課題はたくさんだけど、でも現在の僕の音が出ていると思います!配信チケットはまだあるので!アーカイブもあるので!どうぞ観て下さい!!https://eplus.jp/sf/detail/3297110001?P6=001&P1=0402&P59=1動画配信チャンネル『三間劇場』第一回公演「延寿會」親子会のチケット情報 - イープラス動画配信チャンネル『三間劇場』第一回公演「延寿會」親子会のチケット情報ページです。日程、会場情報や料金を確認し、チケットの簡単オンライン予約・購入ができます。eplus.jpきっと配信ばかりで、私は配信なんてと思う方いるかもしれません、でも、願わくばついてきてほしい!!配信には配信の良さ、生には生の良さそれぞれがあるのです!どちらでも得になるような役者に僕はなります!8月22日にはトークもあります!ラジオ以外のトークも久しぶりだなあ!ヤマカズトークセッションhttps://www.asahiculture.jp/course/shinjuku/d780ed10-b3f0-effe-dd5a-5f1a742e57eeヤマカズ・トークセッション国内外で大活躍中の指揮者・山田和樹さんがさまざまなゲストと音楽や表現をめぐって語りあう対談シリーズ。 距離や時間を飛び越えた熱いセッションをお楽しみください。今回のゲストは歌舞伎俳優の尾上右近さんです。※8月の山田和樹さんの講座をすべて受講できるオトクな定期券もございます。定期券はこちら→https://www.asahiculture.jp/course/…www.asahiculture.jp山田和樹さんとの久しぶりの配信ながら共演!サントリーホールの感動再び!笑!熱い夏はお家で配信、涼しい格好でどうぞお楽しみ下さいませ!!

  • 18Jul
    • ジャージー・ボーイズ イン コンサート開幕!の画像

      ジャージー・ボーイズ イン コンサート開幕!

      「ジャージー・ボーイズ イン コンサート」が間も無く開幕いたします!!ラ・マンチャの男がいた帝劇です、小屋入りした瞬間はそれはもう感動でした。中川晃教というプロフェッショナルなお兄さんを中心に出来上がっていく心地よい音とお芝居の世界に、僕はついていくだけで必死ですが、、本当に素晴らしい作品に入れていただきましたことを日々確信しています。スタートこそ配信になってしまったけど(https://www.tohostage.com/jersey/stream.html)スタッフ、キャストは安全面含め、もちろんコロナに絶対はないけど、やれる限りのことを尽くして、準備しております。23日まで皆様の反応を直接感じることはできないけど、「ART歌舞伎」同様、もし良かったら、たくさんSNSでツイートお願いしたいです!!これが何よりの励みになります!そして8月1日からついに歌舞伎座が開幕します!!なんとか、なんとか、このまま上手く行きますように!と「祈望祭事」を心で踊る日々を過ごしています。無事初日を終えました「ART歌舞伎」は好評いただいています!自粛中にため込んだ想いを、これでもかというほど発散、発信させて頂きました!!壱太郎さんの触れると火傷してしまうような熱さと、そのスピードについていくのが精一杯だったけどでも僕の、僕らの「心」はしっかりとこの作品に映っていたかと思います!まだ観ていない方は明日19日の「千穐楽」までお見逃しなく!!https://artkabuki.com場所を選ばず視聴できる、新時代の歌舞伎の幕開け。観劇の選択肢が増えたのだと感じます。どんな状況でも常に、演者とお客様とが繋がれる瞬間があるというのはありがたい進歩なのだと思います。生でも見たい!配信でも見たい!どちらか一方だけではなく、相乗効果になってくれたらいいなと願っています。僕は出ていないけど「図夢歌舞伎」これも!幸四郎のお兄さん!そして先日は猿之助のお兄さん演じる勘平!先輩方の熱い気持ちがズームされた映像に、見ていた僕はなんか、グッと来てしまうんです。グッと。このグッと来た気持ちは、僕は歌舞伎には出られないけど、その後は8/17「延寿會」親子会に続きます!唄の武者修行の成果が出ているかもしれません!!!■チケット販売:7月18日(土)10:00~ 一般発売・【二部】生配信視聴券発売①〈尾上右近事務所〉info@onoeukon.info/080-4862-5858(10:00~18:00)②〈e+(イープラス)〉③〈セルリアンタワー東急ホテル〉お得な宿泊セットプランをご用意ご予約・お問い合わせはこちら 03-3476-3000(代)(9:00~18:00)そして【二部】生配信視聴券(2,500円)の購入はこちら!>>※生配信でご観劇頂けなかった場合、配信終了後、アーカイブ配信として8月20日(木)19:59までご視聴いただけます。色々な方が色々な配信をしてます。そして一歩ずつ、歌舞伎界、演劇界が復活してきています。だからというのも変かもしれませんが、YouTubeの過去の自主公演の配信一旦終了しようかなと思います。一応研の會の舞台映像配信は、歌舞伎公演が再開するまでと思っていたので。DVDも売れなくなってしまうと嫌だし!!でもその前に、準備しておりました記念すべき第一回研の會公演の「吉野山」を、歌舞伎座再開の8/1までupいたしました!!「八月花形歌舞伎」第三部とは違って猿之助のお兄さんが静御前!ああ、レア!!お許しいただき、ありがとうございます!お楽しみいただき劇場までの気持ちを高めてください!https://youtu.be/OccmbJaBx64今後YouTubeはどのように活用するか、まだ悩んでいますが、やめはしません!色々、もしできたらファンの皆さんと共に考えて行けたらと思っています。とりあえずは残り少ない間にはなりますが「酔奴」「羽根の禿/供奴」「二人椀久」「船弁慶」「吉野山」をお楽しみください!宣伝ばっかりじゃないか!と思われた方!宣伝できることがこんなにも幸せなんだと僕は思っています!!僕は幸せを記しているんです!!感謝!!なのでもう少しお付き合いをば!「行列のできる法律相談所」に出演致します!こちらはなんと!幸四郎のお兄さんが!?本当にごめんなさい!!NTV「行列のできる法律相談所」2020年7月19日(日)21:00〜幸四郎のお兄さんとは8月14日23:00~放送のNHK-Eテレ「にっぽんの芸能」、「紙芝居歌舞伎」で僕も関わらせていただいております!出来上がりが楽しみ〜!!このコロナ禍で、菊五郎のおじさんを初め、KABUKITUNEでは玉三郎のお兄さんや、獅童のお兄さん、彦三郎のお兄さん、ほか諸先輩の皆様と色々なおはなしをさせていただきました。色々な方の色々な言葉が胸の中にどしんと残っております。頑張ります、なんて軽く聞こえるかもしれませんがけど、頑張ります!!

  • 17Jul
    • 『ジャージー・ボーイズ イン コンサート』について

      このような状況下ですので、僕から短い文章のTwitterやインスタで変な誤解を与えるよりは、東宝さんが出した詳細を皆様に読んでいただきたいと思いました。ジャージーファンの皆様におかれましては不安な日、観劇を待ち望む日が続くかと思います。ひとまずご一読いただければ幸いです。2020年7月16日 東宝株式会社帝国劇場に勤務する当社従業員の新型コロナウイルス感染と一部公演の中止について本日、帝国劇場(東京都千代田区)に勤務する当社従業員1名が、新型コロナウイルスに感染していたことが判明いたしました。当社では、これを受け、所轄の千代田保健所に報告し、7月18日(土)から同劇場で公演を予定しておりました『ジャージー・ボーイズ インコンサート』上演の判断を問合せたところ、劇場が長期休館中で外部との接触がなかったこと、また、従業員間でも濃厚接触者の該当者がいなかったことを鑑み、予定通りの上演が可能とのご判断をいただきました。しかしながら当社では、お客様の安心・安全を最優先し、より万全な感染予防策を講じるために、7月18日(土)から7月21日(火)までの4公演を中止させていただくことといたしました。中止となりました当該公演へのご来場を楽しみにされていたお客様には大変なご迷惑をお掛けし誠に申し訳ございません。深くお詫び申し上げます。なお、同期間で予定しておりましたライブ映像配信については、無観客公演に切り替え、予定通り実施いたします。昨今の感染状況を考慮しての判断でございますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。○感染が確認された従業員について劇場にてチケット営業等に関する業務に就いておりますが、帝国劇場は2月末より公演を見合わせており、この間、当該従業員がお客様と接する機会はなく、また、出演者と接する業務ではないため、その機会もございませんでした。○当社の対応について帝国劇場で当該従業員と業務上関わりのあるスタッフに対してPCR検査を実施するほか、劇場施設内の消毒等の必要な措置を行ってまいります。今回の公演中止を受けまして、該当回のご入場券をお持ちのお客様には払戻しをさせていただきます。払戻しや公演再開およびライブ映像配信視聴の詳細につきましては、当社オフィシャルサイト「演劇」ページにてあらためてご案内いたしますのでしばらくお待ちください。当社では、引き続き保健所をはじめ関係各所と連携し、お客様の安心・安全、また、スタッフ・キャストの安心・安全を最優先に、感染拡大防止に努めてまいります。東宝株式会社演劇部帝国劇場総務部

  • 13Mar
    • こんばんは。

      皆様、お疲れ様です。昨日「この声をきみに~もう一つの物語~」の俳優座劇場での、通し稽古をしました。本来ならば東京公演の初日を迎えるはずだったところです。スタッフさんの話では実際にチケットを持って会場に来られた方もいらしたようで、そんな話を聞くと、やっぱり、少なくとも今の思いをここに書きたいと思いました。先日、僕はラジオで『演劇』とは時代に寄り添ってできるものだと思っている、ということを言いました。突き放した言葉に聞こえるかもしれませんが、例えば曽祖父の六代目菊五郎は戦争や関東大震災、その他色々な情勢の中で歌舞伎の公演をしていました。歌舞伎自体もその当時の政府の意向や、世の中の情勢の中で、色々形を変えながら、進化しながら、現代に残っています。この言葉を自分に言い聞かせながら。時代の流れや情勢によっては簡単に公演ができなくなる。何を恨むものでもなく、普通にお芝居ができていたことがまず奇跡であり、目の前に可能性があるのであれば、できることに感謝を感じ、作品を作っていく。主催者の、スタッフの、キャストの、関係者の、公演を待ってくれているお客様の、その全てのために、できることを最大限に頑張る。そのことを純粋に目指してきました。これは一人でできることではなく、みんなの思いが合致して初めてできることですし、お金だって事前に全てを中止するよりずっとかかります、、、。劇場での通し稽古のあとも、関係者の皆様が、明日以降の公演がどうなるかわからないというのはお首にも出さず、必死でアドバイスして下さいました。演出の岸本さんも演出助手の方も普通に、いつも通りに、演出の言葉をなげかけてくれます。キャスト達は熱心にそれを聞き、公演に備えます。改めて昨日を終えて、なんて素晴らしい人達に囲まれているんだろうと、実感しています。本当に感謝しかありません。まだ20日からの公演の予定はありますが、そこで観られない方もいらっしゃるという事はわかっております。なのでこれが代わりになるかどうかは分かりませんが、、、昨日はDVD用の映像の収録も同時にいたしました!演劇はお客さんの反応というピースが加わって、初めて完成するものではあります。なので言ってしまえば未完成なものではあるけど、これもある意味、時代に寄り添った『演劇作品』であると思います!少しでも多くの方に、この作品に触れて頂ける機会をもらえた事、改めて感謝しております。長々とDVDの宣伝になってしまいました笑DVDの詳細は追って、「この声をきみに~もう一つの物語~」公式HPにて発表されるそうです!https://www.konokoe-stage.comとりあえず20日に向けて、引き続き鍛錬を重ねます。もちろん歌舞伎道の鍛錬も日々同時に!この作品が、これからの演劇が、あなたに届く事を信じて。

  • 31Jul
    • 熱い夏 その2の画像

      熱い夏 その2

      熱い夏 その2東コースが終わり、、、得難い経験を胸に、、、自身研鑽!研鑽研鑽!!のための公演、第五回研の會の告知です!!まずは『弁天娘女男白浪』。尾上右近という名前をいただくことになり、初めて菊五郎のおじさんの楽屋に出入りさせて頂いた月に上演していたのが、『弁天娘女男白浪』でした。黒衣着て何度も楽屋に伺い、拵えを拝見させて頂き、花道までもついて行かせてもらい、見て学ぶことを子供心に肌で感じました。役者の修行として、こういうことをやっていくということを実感した覚えがあります。音羽屋の大切な、憧れの大役です!そして『酔奴』。芸術監督の猿之助のお兄さんに春秋座をお貸りし、そこで猿翁十種のひとつを踊らせて頂きます!猿之助のお兄さんもなさっていないのにも関わらず、やっていいよと言っていただきました。冗談ながらに、この演目は貴方がやってくれればいいと言ってくださったありがたみと責任を一身に!これも大挑戦です!お陰様で今回も東京は即完、嬉しい、、、。しかし!!!京都が!!!まだチケットございます。http://k-pac.org/?p=7026今回は京都限定ですが、京都造形大の方とコラボしてグッズを作っています!さすが造形大の生徒さん!めちゃくちゃおしゃれなグッズを開発してくださいました!皆様のお越しを心よりお待ちしております!そして沢山の公演、イベントそしてテレビ出演も控えています!告知させてもらいます!■8月4日開催 「歌舞伎と手仕事」 第4弾日時:8月4日18:30~19:15会場:歌舞伎座タワー3階 花篭ホールhttps://peatix.com/event/737350/view■8月5日onair日テレ系「人生が変わる1分間の深イイ話」日時:8月5日21:00〜21:54密着映像が流れます!http://www.ntv.co.jp/fukaii/■9月10日開催 「至高の華」日時:9月10日18:30開演(18:00開場)会場:クールジャパンパーク大阪 TTホールhttps://cjpo.jp/theater/■9月11日開催 ごふく美馬伝統芸能の夕べ「尾上右近 第一回高知公演」日時:9月11日 18:30開演(18:00開場)会場:高知市文化プラザかるぽーとhttps://www.mima.jp/■9月22日開催 トーク&パフォーマンス「平櫛田中が見た鏡獅子」日時:9月22日15:00開演開場:井原市民会館http://www.city.ibara.okayama.jp/docs/2017012100169/■第6回 中村京蔵 舞踊の夕べ-道成寺二題-日時:10月28日18:30開演会場:国立劇場小劇場詳細はこちらhttp://www.kyozo.jp/■『第十回清道會』日時:10月30日会場:浅草公会堂まだまだ色々ありますが、それはまたTwitterで告知します!皆様にできうる限り楽しんでいただきながら、沢山の経験を積みできる事なら本興行で、その成長を披露できる事を夢見て。

    • 熱い夏 その1

      巡業東コースの公演が終わりました。劇場はどこの地でも、とても熱かったです!空調とかの問題ではもちろんございません。幸四郎のお兄さん、猿之助のお兄さん、お二方のかさねの厚さ!熱さ!会場の熱がグッと上がるのを言葉通り、肌でビンビン感じました!一ヶ月間近で唄わせて頂いた体験は、何事も得難いものでした!ご指導、お許しくださった、清元、役者の諸先輩方には心から感謝致しております。正直なところ歌舞伎と清元、二筋道、これはやはりやってはいけない事だったのだと考えてしまう日々がありました。沢山の方の有難いお許しを得て、勤めさせていただいているとはいえ、まずは、その両方がプロの水準である事という前提。自分が役者として、またお客様に向けて唄うということの経験を積めば積むほど、その責任感は増していった気がします。本来、圧倒的な実力、結果がない限り、二筋道は否定されるべきものなのです。快く思わない方の方がきっと多いと思います。実力は、実際に役者でいえばまだまだまだのひよっこのひよっこ。清元なんて卵から孵りたての状態。今回に限りプロレベルのものを提示できていないとは思ってはいません。でも圧倒的なものというものは全く、全く提示できませんでした。役者として人生として、素晴らしい役者の先輩方の熱い踊り、そして清元の先輩方の語りを前にして、日々必死に唄い、そして終わったいま、感じている事です。稽古、稽古、そして実際の経験。自分に足りないことは見えています。そしてビジョンもあります。自分の目の前にいる先輩たちは何をなさって来たか。二筋道など実際はただの言葉で、諸先輩皆々様が、歌舞伎を含め沢山の分野で活躍されて来ました。数えきれないほどの沢山の挑戦の中で役者を磨き、常に舞台を作ってらっしゃいます。挑戦と研鑽。歌舞伎のために、歌舞伎の圧倒的な力を身につけ、歌舞伎の幹になっていきたい!(あと、このブログも含めとりあえず色々な事をするにあたってのキャパも増やしたい。色々ご迷惑をかけてながらも支えてくださる人にきちんと恩返ししたい!したい!したい、、、。)巡業、大変に有難い経験でございました。  その2に続く

  • 24Mar
    • 今の画像

      現在、歌舞伎をお休み中、色々なお仕事を毎日新しい発見をしながらやっています。インスタやツイッターでその様子を皆様に伝えたいと思いつつ、それぞれ情報解禁もあります手前、なかなかできず、、とりあえず新しいお仕事をするにあたり、いつも気づかされる事は、歌舞伎の凄さ。色々なお仕事の中の一つにエクラの連載があります。https://eclat.hpplus.jp/article/30744歌舞伎はモダンだ という連載で、毎月一つ歌舞伎の演目の紹介、僕の思いと、写真ではその演目の一幕を現代風に表しています。素晴らしい写真家さん、スタイリストさん、ヘアメイクさん、そして編集のスタッフさん、毎回変わるけどスタジオスタッフさん。(この方々本当にすごい人たちなんですよ!今度検索してみてください!)この方々のお仕事は歌舞伎の裏方さん同様、本当にプロフェッショナルで、クリエイティブで、僕の想像の何倍もすごいセッティングをいつもしてくださいます。僕はその中で、写真ではポーズを撮る、というだけの状態なのですが、、、。今まで歌舞伎の中で培った、型や、シーンを演技しています。それだけでもう、なんというか、自分で言うのも変なんですが、きちんとハマっているんですね。画竜点睛、全てをセッティングされてもらった中でとてもプレッシャーでもある中、きちんと形になってしまう、歌舞伎の形の凄さ、、、。連載をする中で、改めて演目の勉強させてもらうし、いろんな髪型、メイクや、大好きなお洋服をたくさん着せてもらって、しかも写真に残してもらえる。そして何より歌舞伎の楽しさを伝えると言う、僕の全ての欲求を満たしてくれるお仕事といっても過言ではありません。有難や。歌舞伎の凄さで言えば、和樂INTO JAPAN日本文化の入門として日本の美術館の展示を紹介しています。https://intojapanwaraku.com/onoeukon美術が好きで、その欲求を仕事上でも叶えてくださるこちらも有難いお仕事!でも、やっぱり専門家でもなくプロでもなく、経験も体験もまだまだ青二才な僕が、この仕事をやらせてもらっているのも、歌舞伎のおかげです。ほんの一言が歌舞伎に置き換えて発言する事で、編集者さんはokとしてくださってます。それに甘えてはいけないのですが、その一言が大きいんですって、、、。有難い、、、。歌舞伎にはたくさんの日本文化が詰まっているのだといつも勉強になります。NHK-FMのKABUKI TUNEhttp://www4.nhk.or.jp/kabukitune/言わずもがな、でもある意味、実寸の僕が最も出ているかもしれません。これはまず、リスナーさんのお便りがあってこそ、そして素晴らしいスタッフさんやゲストの方々に、助けられ支えられているのですが、、でも、ただおしゃべりしている感覚がとても近いです。歌舞伎俳優であると言うその一点でやらせてもらっているお仕事です。他にもいろいろありますが、、、。すごい伝えたい事、、、。今映像のお仕事をやっています。詳しく書けないのが本当に心苦しいのですが、、歌舞伎が全てを助けてくれます。歌舞伎界の人が本当に貴重なアドバイスをくださいました、歌舞伎を知る人に色々な言葉をかけて下さいました。今もその現場にいます。現在進行形で歌舞伎、歌舞伎界と言う言語を介して、僕は自然と新しい世界に入っています。歌舞伎に恩返しがしたい気持ちで満載なんです!!!!そんな最中とても有難いお仕事をいただいてます!冒頭の画像、揖斐川町のトークショー!子供歌舞伎がとても盛んなところで、トークショーと子供たちとのふれあいがあります!時間の許す限り、と言うか是非とも延長していただきたい!できる限り、できる限り、子供達と、そして揖斐川町の皆様に歌舞伎の楽しさを伝えたい!!こんな機会設けてもらい本当に感謝です!!求められるもの、伝えられるもの、全てを使って皆様に楽しんで、そして教える?ことができたらと思ってます。この件に関しては本当に気合が入っています。是非共お近くの方は見に来ていただければ、幸いです!

  • 30Nov
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      日々是好日 日々精進!

      十一月の歌舞伎座が終わりました。一個一個沢山の思いがあります。上演順にまず、『お江戸みやげ』歌舞伎の歴史で言えばまだまだフレッシュな演目。勤めさせていただいたお紺が初役というのもありますが、新しい分、千穐楽まで挑戦させて頂けることがあって、楽しかった!何より、梅枝兄と男女でがっちりお芝居させていただけて、嬉しい経験。梅枝兄は十二月月に『阿古屋』!ああ、待ち遠しい、楽しみ!!絶対観に行きます!!そしてこの演目とても、なんていうか歌舞伎を観にきてくださるお客様に刺さる演目ですよね、、、。お辻さんまでではないにせよ、こうやって沢山のお金を使って頂き、僕はお芝居させてもらってる事を改めて有難く感じます。お酌や寝所を共にすることは出来ませんが笑でもね、やっぱりいっぱい観にきて欲しいです!!ご無理ない範囲で、今後も沢山観に来てください!!次に『十六夜清心』まずはやらせていただいてみて分かった事がありすぎて。単純に襲名して、1日だけ舞台に出るくらいでは全くわからない事、、、。つまり、プロとして25日間、唄を唄う、語り続けることがこういうことなのかと。具体的に言うと、まずは喉!この喉の調子っていうのは本当に分からないもので、毎日本当に変わる。役者で感じてきたものとは全く違う、喉の筋肉の繊細な変化。何がベストでどんな生活が良いかとか、結局分からないまま最後まで行きましたが、プロはその変化に合わせて、必ずあるクオリティにもっていく。まさにテクニック。テクニックのなさを、、、というか、そのテクニック自体を日々発見しながらやっていく感じでした。そして菊五郎のおじさんと、清元として共演させていただいたことは何より有難かったです。菊五郎のおじさんと時蔵のおじさんのお芝居に、語りでぶつかっていく日々を過ごす事が出来た!それを思うだけで今は幸せです。いつか菊五郎のおじさんに、俺の芝居でお前に唄って貰いたい。と仰っていただきたい!それを目指すためにも精進!!あと、清元の楽屋でひと月過ごすというのも今月が初めての経験でした。父や兄をはじめ、清元の諸先輩方が日々どのように過ごされ、何を感じ、何をなさっているのか、初めてきちんと認識した気がします。ずっと近くにいたのに、知らなかった面が沢山!こんな自分を暖かく迎え入れてくださった先輩達に感謝!いつか沢山のものをお返しできるよう、沢山吸収したいと思います!夜の部は『隅田川続悌』前のブログでも書いた歌舞伎座での猿之助のお兄さんとの共演は言わずもがな、おくみを勤め、『双面』で一緒に踊らせていただいている瞬間、ああ幸せだな。そしてこの人に負けたくないな、いつか勝てるようになりたいなって、、、役者としての思いがメラメラ湧き上がって、、、。終演後に、ああ、あと何回しかないなって。共演って、その方が見てる世界を少し知ることが出来る機会なんですよね。猿之助のお兄さんをはじめ共演した皆さんの世界を、今回は色々な角度から見ることが出来て。今いる自分のポジションとこれから自分がこうなって行きたい、こういう風景が見たいって、沢山の感情や思いを抱いてます。触発ってやつですね。終わっちゃった、、、。と感傷に浸る間も無く!現在ストゥーパの稽古中!!残席あります!ってサイトに書いてあります!残席?なにー!?皆さん!来てください!『ストゥーパ~新卒塔婆小町~』12月1日土曜日!14時開演!ソニックシティ大ホール!西本さんの格好良さ!やばい!どこまでこの方は同時に物事を考えてるんだろう??佐久間さんのお綺麗さや、艶やかさ!村井さんのユーモアや、歴戦の重み!多くの経験を頂いてます!オーケストラいい!素晴らしい!邦楽洋楽問わず、生音の力!!日々精進!引き続きよろしくお願い申し上げます!

  • 02Nov
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      間も無く十一月『吉例顔見世大歌舞伎』

      久しぶりの更新、、、と言っても、もう11月かと自分としては驚いています。皆様、お変わりございませんか?ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、この度、本日初日を迎えます歌舞伎座「吉例顔見世大歌舞伎」の昼の部『十六夜清心』で、清元栄寿太夫として初めて舞台に出させていただくことになりました。そして同じ昼の部で役者として『お江戸のみやげ』のお紺で出させていただき、本当に二足の草鞋を履く事に、、、。とても気の引き締まる思いというのは色々な取材でもお話しました。万が一歌舞伎の興行に太夫として出させていただける機会があるのならば、菊五郎のおじさんの舞台で初舞台を踏ませていただきたいと思っていた中、このような形で清元本興行デビューが決まり、なんというか、、、すごい、嬉しくて。だって菊五郎のおじさんのセリフのあと、自分が唄うんですよ。そして父と兄、清元の諸先輩方と並ばせていただける。緊張や身の引き締まる思いは置いておいて、今は幸せな思いでいっぱい!取材ではタイミングとして早かったですか?遅かったですか?と聞かれました。一言で言えば早くもあり、遅くもあるんです。でも自分の人生として、このタイミングでこのような形でやらせて頂けることが今はただただ幸せに思いますし、無我夢中でこの流れに食い付いていきたいです。そして夜の部は『隅田川続俤』のおくみ。僕にとって本当に嬉しいお役!なんといっても法界坊は猿之助のお兄さん!歌舞伎座で猿之助のお兄さんと大役で共演させていただくのは、夢でした。歌舞伎界の二刀流みたいな形で取り上げてくださる媒体さんもいます。どっちもやりたくて、どっちも好きで。たまたま今回二刀になっただけで、この有難い機会が今回だけにならない様、ひたすら、本番が始まっても、できる限りの修業を重ねていきます。たっぷりと幸せな時間を楽しみ、また、そんな自分を観て、お客様にも楽しんでもらえるよう、月並みですが、頑張ります。この場を借りて言うことではないかも知れませんが、清寿太夫先生はじめ清元の諸先輩方には、お稽古スケジュールに関して本当にご迷惑おかけしました。それにも関わらず温かいご指導をして下さること、本当に感謝しています。そして皆様、また叱咤や激励、劇場とSNSの場でお待ちしてます!励みになります!押忍!宜しくお願い致します!!!!何はともあれまた新たな、大きなひと月、やりたいと願ったことに夢中になり、やらせていただけるという感謝を忘れず、駆け抜けたいと思います!

  • 31Aug
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      「第四回 研の會」を終えて

      第四回 研の會を終えて。もちろん、他にもたくさんの会に呼んで頂き、これから勤めさせていただくもの、終えたものそれぞれあれどとりあえず第四回 研の會を終えて、、、。本当に数えきれないほどの沢山の方々に計り知れないほどの沢山のお力をお貸しいただき、僕は今年も研の會を終えることができました。今年も會開催をお許しくださった菊五郎のおじさま。「封印切」をご指導して下さった中村鴈治郎のおじさま。「二人椀久」を監修して下さった尾上菊之丞先生。中村亀鶴さん、中村壱太郎さん、上村吉弥さん、嵐橘三郎さん、中村寿治郎さんをはじめとする今回ご出演下さった先輩の皆様。義太夫さん、長唄さん、お囃子さん、狂言作者さん。頭取さん。大道具さん、小道具さん、照明さん、音響さん、劇場関係者の皆様。多くのスタッフさん、、、。家族。すべてに感謝です。何度も皆さんの前でも、スタッフさんの前でも言ってしまっていますが歌舞伎楽しい!歌舞伎大好き!もう一回!歌舞伎楽しい!!歌舞伎愛してる!!!!そう、愛してるといえば、この夏は壱太郎のお兄さん、敢えていつも通り言わせていただけるのであれば壱さんのことを、めっちゃ愛していました。蔦之会の織姫と牽牛から始まり、忠兵衛と梅川、椀久と松山まで好いて好いて、好きになり過ぎて、、、壱さんがもしちょっとその気があったら、やばかったなぁなんて。笑いやなんかまだ恋しい!笑えない!好きだー!!たくさんたくさん楽しい時間、熱い時間、愛の時間を過ごしました。くそー!梅川にも松山にもまた会いたい!!願わくば本興行で会いたい!笑歌舞伎愛を感じたり、熱い想いを感じたり、話したりするの本当に好きだ。古典歌舞伎に、ワンピース歌舞伎やWTBSやって、たくさんの事を受け取って、戻ってきて、見え方、取り組み方がすごい広がって、色んな意味で楽しんだ第四回研の會でした!本当に本当に楽しかった〜!!!!それにしても最近感じるのが、インスタをやり始めたりTwitterのコメントチェックしてるのもあって、皆様の評をダイレクトで見て、本当によく見てくださってるなあって。一番多かったのはカレーの話だったけど笑とは言えそれも含めてすごい嬉しくて!やる前まではもちろん不安で、苦しくて、自分勝手にたくさんの事をやる事が、例えばカレー1個作るにしても、まず売れるのか?そして笑ってくれるか?値段や味はこれでいいのか?もし食べた方の体に合わなかったりしたら、、、考えすぎたらきりがないんだけど。でもお客様のめちゃくちゃ暖かい拍手や、笑顔や、コメントの数々に、甘んじてはいけないとは思いつつ、本当に救われます。たくさんの課題も見えるし!そして一昨日尾上流の公演も無事終わり松の調、シンクロ、これまたすごい難しいものだった。自分のルーツである尾上流に対する思いも、さらに深まった公演でした。たくさんの課題が常にあるこの状況、ありがたや。日々次の課題あれど、、、。改めて、第四回研の會に際しましては皆様から大いなるお力を賜わりましたること、厚く厚く御礼申し上げまする!また来年の第五回 研の會は、国立劇場小劇場さんでの公演に先立って、京都芸術劇場 春秋座さんでの公演もさせていただけることになり、京都(8月28日、29日)と東京(9月1日、2日)二都市開催と相成りましてございます。また新たなる未知の道ではございますが、今からワクワクしている所存でござりますれば、何卒いずれもさまには、益々ご支援賜りまするよう、隅から隅までずぅ〜いぃ〜と〜、乞い願い上げ奉りまする!!P.S.9月は、舞台では15日にGINZA SIX 観世能楽堂で開催される「第六回 谷口裕和の會」、20日、21日に大阪文楽劇場で開催される「上方花舞台」に出演させていただきます!テレビの出演も結構あるので出演情報SNS常にチェックしてくださいませ!よろしくお願い致します!平成最後の夏、最高に楽しかったよ有難う。

  • 08Aug
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      ひと夏の挑戦。

      WTBSを終えて。お陰様で、自分にとって初の現代劇の挑戦が終わりました。「よくこんな難しいそうな翻訳劇をやろうと思ったね!」と色々な方から言われました。正直自分にとってみたら、経験のない分、何が難しくて、何が簡単でなんて何にもわからない状態でやっていたから、今でも他と比較することができません。何年後かに気づくのかな、、、。でも難しい芝居はきっと僕にとってありがたかったはずです。今回得たものは、まず、色々な方との出会いでした。同じカンパニーで一個の芝居をほぼ初対面の方々と作って行く。慣れ親しんだ歌舞伎の仲間とはまた違う、新たな仲間。基本的に全て初心者の僕に、暖かく、根気強く、向かい合ってくれました。歌舞伎の仲間と同様に一生お付き合いしたいと思っています。感謝です。そして、歌舞伎とは違うフィールドでも何度も観にきてくださったお客様!恥ずかしい姿をいっぱい晒したとはいえ、自分の成長を応援してくれたお客様、作品を楽しみに来てくださったお客様。これからもどんな仕事でも、賛否両論あれど、変わらぬご愛顧を願ってます。感謝感激です。芝居としての一番の収穫は、演出のG2さんから「役者には作品のメッセージを伝える役割がある」ということを学ばせて頂いたことです。世阿弥が言う『離見の見』。自分が演技に熱中していても客観性がないと役の本質を見せることなく、パフォーマンスで終わってしまう。自分の演技に集中しつつも作品のコマとしての役割も果たす。つい自分をアピールしたくなるのを我慢しながらの、まさに冷静と情熱の間の中でひねり出す最大限の演技。大阪大千穐楽まで、最後の最後まで挑戦しました。千穐楽終わって結局あと3日欲しいと思いました。全部はまだまだ表現できませんでした、、、。きっと、あと3日あったらまた新たな課題が見えるとは思うけど笑最後まで挑戦させてくれた「ウォーターバイザスプーンフル」本当に感謝です。一旦さようなら!さあ、次は「研の會」!!とその前に!役者兼清元というふたつの顔を持つ僕が、ついにその二つを同時にお見せすることになりました!また醜態を晒しているかもしれません、でも僕にとっては、僕にしかできない、これも新たな挑戦です!!EX「白の美術館」前編:2018年8月8日(水)23:10~23:15後編:2018年8月15日(水)23:10~23:15BS朝日:9月3日(月)23:00~23:30簡単にいえば清元を唄いながら、同時に踊ります!!伝わらないかもだけどすごい、すごいしんどくて難しかった。恥ずかしい姿だけど、、、。先に言い訳しちゃってるけど、でも観て頂きたい!9/3のONAIRでは30分で密着も少し入ってます!難しさが伝わるといいな!http://www.tv-asahi.co.jp/shirobi/どうぞよろしくお願い致します!!

  • 30Jun
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      お疲れ様です!

      久方ぶりの更新になります。皆様お変わりありませんか?僕は今「ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル」という舞台のお稽古をしています。清元の名跡を襲名したと思ったら、翻訳劇に挑戦してみたり一体全体僕はどこに行こうとしているのかと思う方もいるかも知れません。もしくは二足の草鞋を履くということに全く真剣に取り組んでいないと思われる方もいるのではと思っています。初めての現代劇、翻訳劇の現場に入って感じていること。まず、手をどこに置いたらいいか、悩んでいます。そしてどこを向いて喋ったら良いかすら分かりません。立ち稽古が始まったばかりのときは、従姉役の南沢奈央さんの隣に並んでずっと客席に向かって話していたので、演出のG2さんに「漫才してるみたいに見える」って言われてしまいました、、、。笑歌舞伎の中で僕は沢山守られてきました。先日猿之助のお兄さんが僕が現代劇に初めて出るということで、対談をさせていただきました(猿之助お兄さんはブラックペアンの撮影の最中でした。お忙しいところ本当に有難かったです、、、西崎教授のインパクトファクター!インパクトすごかった!!)。その際に「たとえば立ち位置なんかも、ああでもないこうでもないと試行錯誤しながら決めていく。面白いなと思うのは、最終的に決まったそれが、歌舞伎でやっている立ち位置だったりすること。歌舞伎の場合は昔から決まっていて、僕らは最初からポンとそこに立つ。でも、なぜその位置がいいのかとか、そこに決まった過程を知らない。だから、現代劇の稽古は、それを知ることができる時間でもあるんですよね。」と仰ってました。歌舞伎は一挙手一投足、台詞の一言一句全ての細部の中に、先人の築き上げた、美しく迫力のある人を感動させるために洗練された「表現」が詰まってます。それを目の前で体現される先輩や、教えて下さる師がいらっしゃいます。今回のお芝居において、僕のお役をなさったことのある先輩は日本にいません。教えて下さる先生もいません。もちろん沢山のスタッフさん、共演者さんに囲まれ日々アドバイスやアイデアをいただくことは出来ますが、息づかいから手の置き方一つまでは教えていただけません。歌舞伎の先輩や先生から何かを教わる時、なぜこの表現でなければならないのか、今まで自分なりに考えを深める作業はしていても、今回のように一から練り上げるなんてことはしたことがありませんでした。猿之助のお兄さんとの対談で、僕は「最初にお兄さんが、いろんな経験をすることは人として豊かになるとも仰ってました。僕も今つくづくそう思っています。歌舞伎役者と清元を両立することも、清元が歌舞伎の何に役立つかわからないし、役者をすることが清元の何に役立つかまったくわからないけど、両方やることが自分の人生に広がりがあると思うからやらせてもらっています。現代劇をやることも、その意味を求められるとわからないですけど、ただただ自分の広がりがほしいという気持ちだけなんです」と言いました。現代劇をやることも、その意味を今考えるとすれば、、、考えるというか改めて感じていることとしてはやはり歌舞伎の凄さ。歌舞伎に詰まっている全てのものが色々な思いを表現することにシェイプアップされまくっているということ。これから先、色々な演目の色々なお役をさせていただく際もその練り上げられた意味をもっと深く理解したい。そういう気持ちがどんどん湧いています。夏には研の會を筆頭に様々な舞台に出させていただきます。その姿勢が常に問われているかどうか、、、そんなことは関係なくとも、今以上に突き詰めて歌舞伎に向かう、向かいたい。もしかしたらこれが現代劇のお稽古をやって最初に気付いたことかも知れません。なんにもせよこの「ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル」のエリオットというお役は今、一から尾上右近型が作られている最中です。エリオットは戸惑いや迷いの中で自分なりの答えを見つけ出していく青年です。そんな彼の姿に僕自身重なる部分は沢山感じています。もし劇場に来ていただければ、願わくば初日の方から観ていただければ、少しづつでも型がシェイプアップさせられる姿を観ていただけるかもと思ってます!チケットはまだまだあるそうです!だからいっぱい観に来てください!笑尾上右近型エリオットを完成させます!いつか、エリオットやるなら右近型を勉強しなさいと言われるように。そして研の會を筆頭としたこれからの僕の歌舞伎の挑戦と変化も見て欲しい!そしてそして今後も沢山批評してください!良い評も悪い評も全て僕の力にさせていただきます!!!!「ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル」~スプーン一杯の水、それは一歩を踏み出すための人生のレシピ~作:キアラ・アレグリア・ヒュディス翻訳・演出:G2出演:尾上右近 篠井英介 南沢奈央 葛山信吾 鈴木壮麻   村川絵梨/陰山泰期  間:紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA 2018年7月6日(金)~2018年7月22日(日):OSAKA◆サンケイホールブリーゼ 2018年8月4日(土) 13:00開演第四回「研の會」【日時】 2018年8月26日(日)夜の部のみ 2018年8月27日(月)昼の部、夜の部【会場】 国立劇場 小劇場どうぞ宜しくお願いします!

  • 06Mar
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      延寿會のはなし。

      皆様、お疲れ様です。とんと、ブログをご無沙汰してます年が明けても更新せず、、、楽しみにしてくだっている方へごめんなさい。久々に思いの丈を綴りたくなりブログ、書きます!「延寿會」のこと、書きたいと思います!祖父の三十三回忌父の襲名三十周年記念斎寿、栄寿太夫兄と僕二人の兄弟襲名披露會を開催させていただいた父と兄と僕、それぞれのテーマがありそれぞれの思いがあったように思います。會にご出演下さった歌舞伎界の先輩方清元界の先輩方會に携わって下さった方々今まで父の人生、兄の人生に関わった方々今までの僕の人生を作って下さった恩人の方々本当に計り知れない、数え切れない方々がそれぞれの思いを託して下さった會だったように思います。母も。そして先祖の思いも。きっと、そのすべてを僕は受け止め切れてなかったと思います。受け止めているつもりでいても、つもりでしかなかったことも沢山あるように思います。色んな奇跡が重なって今があるその今を全うするすることがすべてでした。それが精一杯でした。會を終えて率直な感想として「まだまだ過ぎる!」が正直な気持ちです。人としても、役者としても、太夫としても。果てしない道ですがただひたすら、意味など持たず、脇目も振らず、走って、たまに歩いて、前に進んでいきたいと思います。いつの日かすべての人の思いに、すべての僕の思いで応えられるように!心の底から、感謝を伝えられるように!貫かねば!!改めて今後ともどうぞ宜しくお願い致します!見ていてください!

  • 19Oct
    • 皆様へ。の画像

      皆様へ。

      皆様、お疲れ様でございます。長らく更新が滞っており本当に申し訳ございません。皆様ご承知の通り、今回のワンピース歌舞伎で猿之助のお兄さんがお怪我をなされ、現在舞台をお休みになられています。猿之助のお兄さんの痛みを思う気持ち。そしてご無理のない限りでの一日も早いご復帰を祈る気持ち。想いは皆一つだと思っております。僕もその一人です。代役をさせていただいている身として、ワンピース歌舞伎をご覧になって下さったお客様お一人お一人に楽しかったと思っていただけるよう、全身全霊、無我夢中で舞台を勤めさせていただくことが今の僕に出来ることの全てです。共演者の方々、スタッフ方々、そして観客の皆様で手に手を取って乗り越えていきたいと思っております!どうか猿之助のお兄さんが戻って来られるまで、そしてそれ以降も、熱い熱いご声援を劇場にておかけ下さい!何卒、宜しくお願い申し上げます!このところ急に寒くなったりと体調も崩しやすい時期ですので、皆様どうぞお身体にはお気を付けください。では、夜の部行って来ます!!

  • 20Apr
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      尾上右近自主公演「第三回研の會」開催決定!!

      皆様、お疲れ様です!!お知らせです!!今年も!!させていただきます!!すべての方の力をお借りして!!思いを乗せて!!全身全霊で!!挑戦、勉強させていただきます!!いざ、熱い夏へ!!!!皆様どうぞ宜しくお願い申し上げます!!!!

  • 09Mar
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      移ろい行く季節に思う。

      皆様、お疲れ様です!ご無沙汰しております。皆様、お変わりありませんか?久々のブログ、今感じることを書いてみたいと思います。文章を書き始めて日付を確認して気がついたのですが、今日は3月9日なんですね。この数字を見ると今の時期が卒業シーズンであることを改めて感じます。咲いては散り、散っては咲く。出会っては別れ、別れては出会う。この時期が一番、自然と人間との関わりの深さを感じるというか、、、人間も、生きとし生けるものとして自然の秩序の中に生きていることを実感させられる気がします。物事には変えていくもの、変わっていくもの、変えてはいけないもの、変わらないものがある。季節を通じて、移ろい行く「時」を見つめたとき、人生の先輩から教わったこんな言葉が頭に浮かびます。季節に出会い人に出会っても、あるいは出会わなくても、また逆に季節に別れ人に別れても、あるいは別れなくても、その現象に対して何かを感じたり考えたりして前を向いたときに必ず出会うのは、「新たな自分」です。そんなことを思うと、自分の命を含めた全ての存在に感謝したい気持ちが込み上げます。そしてこれから先また新たな自分に出会うチャンスが沢山待っていると思うと、ワクワクしてなりません。また、このワクワクをエネルギーにして人をワクワクさせる人間になれるように頑張りたいと思います。皆様とも、常に、新たに出会った新たな自分で出会いたいと思っています。これからも宜しくお願い致します!写真は、先月大阪松竹座で勤めさせていただいた「連獅子」の仔獅子です。いつも有難うございます!

  • 16Jan
    • 馳。の画像

      馳。

      生きる中で自分の心を見つめる。自分の人生を見つめる。生を見つめる。死を見つめる。僕は、命をかけたいと思うものがある。僕は、それを追いかけ続けたいと思う。