巡業東コースの公演が終わりました。

劇場はどこの地でも、とても熱かったです!



空調とかの問題ではもちろんございません。

幸四郎のお兄さん、猿之助のお兄さん、お二方のかさねの厚さ!熱さ!

会場の熱がグッと上がるのを言葉通り、肌でビンビン感じました!



一ヶ月間近で唄わせて頂いた体験は、何事も得難いものでした

ご指導、お許しくださった、清元、役者の諸先輩方に心から感謝致しております。

 


正直なところ歌舞伎と清元、二筋道、これはやはりやってはいけない事だったのだと考えてしまう日々がありました。

沢山の方の有難いお許しを得て、勤めさせていただいているとはいえ、まずは、その両方がプロの水準である事という前提。

自分が役者として、またお客様に向けて唄うということの経験を積めば積むほど、その責任感は増していった気がします。

本来、圧倒的な実力、結果がない限り、二筋道は否定されるべきものなのです。快く思わない方の方がきっと多いと思います。



実力は、実際に役者でいえばまだまだまだのひよっこのひよっこ。清元なんて卵から孵りたての状態。

 


今回に限りプロレベルのものを提示できていないとは思ってはいません。

でも圧倒的なものというものは全く、全く提示できませんでした



役者として人生として、素晴らしい役者の先輩方の熱い踊り、そして清元の先輩方の語りを前にして、日々必死に唄い、そして終わったいま、感じている事です。

 


稽古、稽古、そして実際の経験。

自分に足りないことは見えています。

そしてビジョンあります。



自分の目の前にいる先輩たちは何をなさって来たか。二筋道など実際はただの言葉で、諸先輩皆々様が、歌舞伎を含め沢山の分野で活躍されて来ました。数えきれないほどの沢山の挑戦の中で役者を磨き、常に舞台を作ってらっしゃいます。

 


挑戦と研鑽。歌舞伎のために、歌舞伎の圧倒的な力を身につけ、歌舞伎の幹になっていきたい!

(あと、このブログも含めとりあえず色々な事をするにあたってのキャパも増やしたい。色々ご迷惑をかけてながらも支えてくださる人にきちんと恩返ししたい!したい!したい、、、。)



 巡業、大変に有難い経験でございました。  その2に続く