愛する魂の冒険者たちへ
いつもお読みくださり、ありがとうございます。
このブログで、1月から書かせていただいてきた
「あなたがお空の上で決めてきたこと〜みことちゃんの物語」が
一冊の本になって
来年の1月10日に書店さんに並びます。
書き下ろしを入れたり、
大幅に書き直したり、
カットしたりしました。
ブログを通じてつながってくださっている、
「あなた」の応援のおかげで、
本当にステキな本になりました(^^)
心から感謝しています。
そして、、、
共同創造してくれた、パートナーの田宮陽子さんに
本当に本当にありがとう!
さっき、編集のくみちゃんから、
表紙の案がきたんです。
もしよかったら、
どっちの表紙が好きか、、、
コメント欄で、お聞かせくださいね(^^)
ピンク。
本文にも、めっちゃ可愛いイラストがいっぱい入ったんですよ・・・
夢だった1冊目の本が、
こんなに可愛くなるなんて・・・😂
黄色とピンク、どっちがお好きですか??
さっきムスメたちに聞いたら
黄色が人気でした。
そういえば、
みことちゃん、という名前は、娘たちがつけてくれたんです。
どっちがいいかなぁ〜。
コメント欄でお聞かせくださいませ。
永岡書店の美人編集者、くみちゃんこと、
佐藤久美さんと共有して、検討させていただきます。
amazonさんでは予約が始まっています。
まだ、表紙は載ってませんが、よかったらポチってくださいね。
300ページほどある本になりました。
![]() |
あなたがお空の上で決めてきたこと
1,620円
Amazon |
それ読んでないよ、という方もいらっしゃると思いますので、
1話目を以下に載せさせていただきますね。
ーーー
僕は雑誌「ゆほびか」の編集長をやらせてもらっていますが、ライフワークとして、童話や物語も書いています。
僕には5人の子どもたちがいます。
子どもたちが小さかったころ、眠る前に一緒にふとんに入って、小さい手をにぎりながら、
僕が作った物語を話していると、みんなとても喜んで、毎日、楽しみにしてくれていました。
お話しているうちに、いつの間にか、すやすや眠っていた、あの手の小ささ、暖かさ、確かさは忘れません。
そして、ふだん、子どもたちと話していると、時々、「意外なこと」を教えてくれることがありました。
「すごいなあ!」「僕より、ずっと魂が成長しているんじゃないか」と、ハッとさせられることも、多々あったのです。
彼らが教えてくれた「意外なこと」をもとに、一緒にお話を創っていったこともありました。
その中に「胎内記憶」をテーマにして作った話があります。
胎内記憶というのは、子どもが生まれる前のことを覚えていて、それを話してくれるんですよね。
例えば、こんな具合に。
「パパとママを選んだんだよ。ずっと、待っていたんだよ」
「ママとパパの声が聞こえたよ。パパ、ぞうさん歌ってたよ」
「ママに、大好き!って言うために生まれたよ」
この胎内記憶について、医師の池川明先生に取材したことがあります。
池川先生は、胎内記憶についての大規模な調査を行っています
(2002年の調査。長野県諏訪市の保育園や幼稚園で838人、長野県塩尻市の保育園で、782人など) 。
池川先生は、こんな調査結果を教えてくれました。
・幼児の30%に、胎内記憶(お母さんのおなかのなかにいたときの記憶)がある
・20%に、誕生記憶(生まれてきたときの記憶)がある
・20%に、中間生記憶(お空の上にいたときの記憶)がある
実は僕の子どもたちも、生まれる前の記憶を聞かせてくれたことがあります。
「お空の上でぴょんぴょん飛び跳ねていた」
「天使だった」と。
子どもたちが、話してくれたエピソードを元に、こんなお話を作ってみました。
子どものために作ったお話なので、つたないところもありますが、今日はちょっとだけ、のせてみたいと思います。
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「私、あの人にママになってほしい!」〜みことちゃんの物語1
みことちゃんは、10歳の女の子です。
漫画が大好きで、絵を描くのが大好きで、ご飯とお味噌汁が大好きで、宿題が嫌いな、普通の女の子です。
でも、みことちゃんには、誰にも言えない秘密がありました。
実は、みことちゃんは、「お空の上にいる、白いヒゲのおじさん」と、内緒話ができるのです。
そして、みことちゃんは、「生まれる前のこと」を覚えているのでした。
今も時々、みことちゃんは、自分が生まれる前のことを思い出します。
みことちゃんは生まれる前、お空の上にいたのです。
そのことを思い出すだけで、みことちゃんは胸が暖かくなり、目に映る全部が、輝いて見え出すのでした。
~~~
さて、お空の上にいた時、みことちゃんは、
薄いピンク色の雲の上で、ピョンピョン跳ねたり、
小鳥たちや花たちとお話したりして遊んでいました。
ある時、雲の下を見ると、 みことちゃんは、とてもきれいで、笑顔がステキな、大人の女の人を見つけました。
しかし、その女の人は、ときどき、どうしようもなく悲しい気持ちになって、
誰にも逢いたくなくて、ふとんの中で泣いていたのです。
みことちゃんは、女の人に、いままで何があったのかを、見ていきました。
みことちゃんは、その人の心に光をあてることで、過去に何があったのかが見えるのです。
この女の人が小さかったころ。
女の人の、お父さんは、とても働き者でしたが、おうちの中ではイバリンボ。お酒を飲んでは怒鳴っていました。
女の人の、お母さんはいつも体調がわるく、夫婦げんかばかりしていたのです。
小さい女の子が、自分も泣きたいのに、涙を一生懸命こらえながら、泣いている小さい弟を慰めている…。
そんな、この女の人の過去を見て、みことちゃんの胸はズキズキ痛みました。
お空のうえから、みことちゃんは、この女の人に応援を送りました。
「がんばってきたんだね。とってもえらいね! わたし、あなたのこと大好き! 応援してるからね!」
やがて、女の人は、優しそうな目をした男の人と出会って、結婚しました。
「わあー! おめでとう! よかったねえ」
みことちゃんは嬉しくて、ぴょんぴょん飛び跳ねました。
ところが、見ていると、なんだか、雲行きがあやしいのです。
男の人は、夜遅くまで帰ってきません。
とても忙しいお仕事で、徹夜でお仕事を仕上げることもあり、お家に帰ってこないことがたびたびありました。
家の中で、女の人は、ため息をついて、時々、いっぱい食べたりしては、吐いていました。
女の人が何かのビンや錠剤を戸棚にかくしていることを、みことちゃんは知っていました。
この女の人を助けたい! みことちゃんは、いてもたってもいられなくなりました。
すると、突然、白いヒゲをはやしたおじさんが目の前に現れました。
びっくりしている、みことちゃんに、白いヒゲのおじさんは言いました。
「みことちゃん。あの、女の人の、子どもになりたいかい?」
みことちゃんは「うん、なりたい! あの人が、わたしのママになってほしい!」と答えました。
すると、白いヒゲのおじさんは言いました。
「みことちゃんは、これまでの人生で、いいことをいっぱいしてきた。
だから次は、どんなところでも、好きなコースを選べるんだがね…。
もちろん、あの女の人のところに生まれてもいいんだけど、大変かもしれないよ。
なぜなら、あの女の人には“光の使命”がある。
そして、あの男の人もそうなんだ。
あのママとパパのところに生まれる、
みことちゃんも、 “光の使命” の道を歩むことになるだろう。
大変だと思うことや、悲しいと思うこと、寂しいと思うこともあるかもしれない。
でも、そのことで、みことちゃんの魂は大きく成長していくよ。
どう、覚悟はできたかな? 」
「うん! わたし、なんでもやるよ! あの人がわたしの、ママになるのね! わーい!」
「そういうと思ったよ。わかった。では、みことちゃん、この宝箱を持っていきなさい」
というと、白いヒゲのおじさんは、光り輝く箱をいくつか並べました。
「わあ、きれい! これ、もらっていいんですか? もう生まれていいですか?」
みことちゃんはぴょんぴょん飛び跳ねます。
「時が満ちるまで待ちなさい。この中から、3つのプレゼントを選べるからね。じっくり選ぶといいよ」
白いヒゲのおじさんはそう言いました。
みことちゃんは、すぐにでも飛んでいきたかったのですが、お空の上で、おじさんのOKが出るまで、待つことにしました。
~~~
「3つのプレゼント」を選び終わったみことちゃんは、お空の上でブランコに乗っていました。
すると、二人の子どもが近寄ってきました。その顔は、光り輝いています。
みことちゃんは二人を見て、とても懐かしく感じました。
「あ! あなたたち!」
「やあ、みことちゃん。今回は、僕たちがお姉ちゃんとお兄ちゃんになるよ。先に行って待ってるからね」
(続く)
~~~
このお話には、続きがあるのですが、今日はここまでにしますね。
さて、物語の中で、みことちゃんが選んだ「3つのプレゼント」とは、なんだったのでしょうか?
一つめのプレゼントは、「試練」と呼ばれるものです。
みことちゃんが選んだ試練は、「病気」と「両親の離婚」でした。
人生では、うれしいことも楽しいこともたくさんありますが、
苦しいことも、悲しいことも、たくさん体験します。
のたうち回るようなつらいこと、身も心もちぎれてしまうのではないかという苦しみ……。
もしかしたら、今、そのただなかにいるかたもいらっしゃるかもしれません。
僕も、「自分など死んでしまったほうがいい」、「自分さえ死ねばみんなが助かるんだ」、そう思っていた時期があります。
離婚を経験し、子どもたちと離れて暮らす選択をした時は、特にそうでした。
そうした体験すべては、実は、自分で選んできたもの…そんな考え方は、なかなか受け入れがたいものです。
けれども、どうやら、そうらしいのです。
白いひげのおじさんがくれた、二つ目のプレゼントは、「 自分の中になぜか湧いてくる、ワクワクする気持ち 」です。
そして、三つ目のプレゼントは、「ソウルメイトとの出会い」です。
では、そもそもなぜ、こうした3つのプレゼントをたずさえて、子どもたちは、この世に生まれてくるのでしょうか。
胎内記憶をもつ子どもたちは、次のように語っています。
●子どもが、この世界に生まれてくる理由
1)子どもは、親を選んで生まれてくる。親を助けるために生まれてくる (特に母親を助けるために)
2)子どもは、マイナスの連鎖を終わらせるために生まれてくる(闇を光に変えるために)
3)子どもは、自分自身の人生の目的を達成するために生まれてくる。親だけでなく、みんなを幸せにするために生まれてくる(地球を愛で包むために)
僕は、かなり気長なたちで、テレもあるので、物語を書きためていても、
なかなか発表していくチャンスを自分から作りませんでした。
でも、物語や童話を書くことは、僕の大きな人生の目的の一つなんです。
奇跡的に出逢ってくれた、現在のパートナーの田宮陽子さんが励ましてくれて、
また、一緒に考え、書いてくれたおかげで、このお話をこうしてブログに出していくことができました。
田宮さん、本当にありがとう。
●みことちゃんの今までの物語はこちら
「あなたがお空の上で、決めてきたこと」
11)あなたがやりたくない「嫌なこと」は何を教えてくれるのか
*みなさまからお寄せいただいた、胎内記憶の体験談
胎内記憶の体験談6「本当に大切なこと」は魂が覚えていてくれる
胎内記憶の体験談8「今回の人生でも音楽がやりたい!」〜前世、音楽家だった少年
胎内記憶の体験談10「ママがえんえん、ちてたから」
胎内記憶の体験談11「ママが食べた納豆が、へその緒の中を流れてきたよ」
胎内記憶の体験談12「不思議な夢が、娘の名前を教えてくれた」
胎内記憶の体験談13「お空の上で“お役目”の実を食べてきた兄弟」
胎内記憶の体験談14「前世でお坊さんだった男の子」
もしあなたが、自分がやりたいことがあるのだとしたら、それは、あなたがお空の上で決めてきたことです。
僕はそれを全身全霊で応援しています。
すべての息子たち、娘たちが、自分自身の道を歩めますように。
今日も命にありがとうございます。
西田普
にしだあまね