毎日釣りのことばかり・・ -97ページ目

癒しのアクアリウム

半年ほど前から熱帯魚を飼っている。
ホームセンターで買った20リットルほどの小さな水槽だが、今のところ順調にクリアな状態が保てている。

熱帯魚







この水槽には、モーリー、プラティア、オトシンクルス、マーブルプレコ、クーリーローチ、ゴールデンネオンテトラ、それにヤマトヌマエビが入っている。
モーリー、プラティアは胎生なので、子どもも結構産まれて個体数は増えている。

実は魚を飼っていると言うよりも、水草を育てている、と言ったほうが正しい。

リシア、ウィローモスなどのコケ類を中心に、ピグミーソードとあと数種類の水草を育てている。
水草を育てるには、CO2が重要で、レギュレータを使ってCO2ボンベから添加している。
水草がこのCO2を吸収し、O2を放出することで、この小さな水槽の中は一応魚たちの小さな生活圏を構成しているのだ。

ほっとくと伸び放題になる水草の剪定。
2週間に一度の水の一部入れ替え、などなど、結構手は掛かるが何より毎日少しづつ変化する水槽を帰宅時に眺めるのは結構癒される。

実は10年ほど前に熱帯魚を飼っている時期があったが、その時はメンテナンスをきちんとしなかったから見る見る悲惨な状況になり、水槽に目を向けたくない状況に陥った。
熱帯魚飼育は10年前に挫折し、もう二度と飼うまいと思いつつ、今回のミニ水槽で再開してしまった。
ここまでは順調に大きなトラブルもなく過ごせてるのはこの10年間で器具も装置も進化しているからか、それとも前回の反省を元にきちんと手入れしているからか・・。

調子に乗ってもう一つ60センチクラスの水槽を追加してアロワナあたりを買いたいのだが、家族に反対されている。

ビタミンF

ビタミンF

ミニツマサレル・・
この本を読んだ印象を一言で語るとこうなる。

重松作品は数々読んでいたが、直木賞をとった本作品を昨日読了した。
短編集なので、ゆっくりペースで一遍づつ読んだ。

重松とボクの年代も近いし、ボクにも中学生の長女、長男がいるのでこの作品に出てくる家庭モデルと近い日常を過ごしている。

”とりあえず家庭は大丈夫・・”と思っている毎日をここ数年過ごしていたが、イジメの問題や家族のつながりの意味を改めて考える「時」も何度かあったことは確かだ。

この作品に出てくる「はずれくじ」。
自分は「はずれくじ」なのか、自分の人生は「アタリ」ではないのか、そんなこと考える必要ない。。。
大当たりではないかもしれないけど、決して「ハズレ」ではないと思いたい。

もうひとつ取り上げると「せっちゃん」。
突然イジメにあってしまった優等生の娘の姿と、それを見守る母と、対応に悩む父。
イジメの事実を素直に両親に相談しない娘。よい子の自分キャラを演じようとする娘。
そんな状況に悩む家庭モデルをなぞの転校生「せっちゃん」を絡めて進む秀逸な作品。
この作品は中一の長男も熟の国語の授業でこの作品が取り上げられてボクとおんなじタイミングで読んでいた。
はからず息子と重松作品について語りあう機会に恵まれ、ちょっとうれしく思った。

他の作品も読みたい、と言うのでこの本は子の後息子にあげることにした。
何を思い、何を感じてくれるのか、聞くことはないと思うが彼に何かが残ることを期待したい。

青春のガソリンスタンド(最終編)

バイトに明け暮れたGSを辞めて、既に20数年が経つ。
このブログにこの「青春のガソリンスタンド」の話を書こうと思ったきっかけは、つい10日ほど前、当時の所長Fさんに再会したからだ。

Fさんは、ボクが22でGSを辞めた時、27歳の若い所長さんだった。

彼とは、ボスとバイトくんとの関係がメインながら、一緒にスキーに行ったり麻雀をやったり、仕事以外にもいろいろと遊んでいただいた。

彼(元所長のFさん)に再開するきっかけは、またひょんなところから出来た。

5年ほど前、ボクの会社がある展示会にブースを出展した。
説明員としてそのブースに立っていたボクに「○○さんですよね?」と声を掛けてきたやつがいた。
「覚えていませんか?吉祥寺のGSの」
といわれて初めて思い出した。

高卒で青森から就職してきたKくんが立派な身なりで登場したのである。
当時のKくんは青森から上京してきたばかりで、ボクより歳が3つ下だったと思う。
「ロッテリアに行って、ビックマックを頼んで来い!」なんて可愛そうなことをしたこともある。
ホームシックになって寮からGSへ出勤しなくなったことも。

そのKくんはその時、同じ展示会に出展していた会社の役員をしていたのだ。
貫禄も、部下への指示も、ビジネスマンそのもの。
ボクらと一緒に汗と油にまみれて仕事していた時の印象すらない。
そのKくんが役員をする会社も最近IPOまでしたというからすごいものだ。

で、この5年前のKくんとの再開で元所長Fさんの消息を知ったのだ。
「いまは不動産屋として独立し、吉祥寺にお店を出している」
との情報を元にインターネットで検索。
そのFさんが営む不動産屋がわかった。
早速メールでコンタクト。
「懐かしいね、機会があったら会おう」なんて返事をそのころいただいた。

そして数週間前の日曜日、吉祥寺を息子とぶらぶらしていたボクは、「Fさんの不動産屋がこのあたりだったなあ」と思い出し、「これから遊びによる」と電話を掛けてみた。
すると「バカ、オレは社長だから日曜は営業してるけど休んでんの」だって。
でも「久々に会いたいから次週の土曜日の夜に一緒にメシでも食おう」
となったわけ。

で、約束の土曜の夜、不動産屋社長のFさんが現れた。
真っ赤なベンツSLに乗っていた。

人懐っこい笑顔も、話し方も全く変わってなかった。
でもボクも歳を取ったが、彼も大台に乗ったらしい。(当たり前か)

聞くところによると、30でGSの所長を辞め、お得意様だった不動産屋に就職。
そこで5年間修行して35で今の会社を作ったらしい。
いまや部下20名近くを抱える会社にしているとか。

Fさんは、昔からこうと決めると一生懸命それに取組むところがあった。
まだ主任の24歳のころは、中退した高校を卒業するため仕事が終わったあと夜間高校に通っていた。
そして、23ではじめたスキーは2シーズン目に1級試験をクリアした。

やろうと決めたらトコトコンやるのがFさんのすごいところだ。

そしてやっと釣りの話。

なんと25フィートのクルーザーを横浜の港(某マリーナ)に沖上げしているそうだ。
経費だけで数百万/年間掛かるはず。

で、それでトローリングやジギングを楽しんでいるんだって。
「お前釣りすんの?」
「するどころじゃないですよ、月一は乗り合い乗ってますよ」
なんて会話が弾み、今度このクルーザーに乗せてもらうことにした。
もちろん、クルーとして働かないといけないけどね。

まさか学生のころバイトした先のボスが、釣り好きでクルーザーまで所有しているとは!
まだ具体的な日程は決まっていないが、このクルーザーでの釣行をしたら必ず当ブログで報告する。

釣行3日目の食卓

土曜日の釣りの成果は、本日片付いた。
まず、シュークリーム。
シュークリーム







土曜にヒラソーダの刺身をおすそ分けしたおうちからお皿と一緒にお返しにいただいた。
ありがたいんだけど、正直気を遣わないで、って思っちゃう。
こちらとしては、もらってくれるだけでアリガタイんだから。
釣友の皆さんもそうですよね。
お返しもらっちゃうと、釣りすぎ釣果のおすそ分けがしにくくなっちゃうよね。
でも、ありがと。おいしかったよ。

で最後の魚料理は、サバの開き干し。
サバ開き








一度雨に降られて、失敗かなと思ったけど、日曜に日にさらして冷蔵庫で乾燥させたから結構、イケマシタ。
開き干しにするには贅沢なサイズのゴマサバだったんでボリューム感も満点。
ちょっと塩気が足んなかったけど、大根オロシ&醤油で補いました。

日本酒に合う。

一日の釣行で、土、日、月と食べるほうは楽しめました。

これがいいんですよね。
つりに行って帰りに、今日はこれをこう食って、
明日はあれをこう食って
こうすればあれは日持ちがするなって・・
作戦どおりにことが進むと。

皆さんもそうじゃないですか?


昨日の釣果、本日の料理

今晩の料理は、カミさんに任せました。

イナダの半身とカマを残した今夜は、、
「東南アジア風、イナダのマリネ」
イナダマリネ







パクチ(香草)と軽く巣挙げしたイナダが結構あってました。
香草とあわすなら、マリネっぽいほうがいいように思えたけど、エスニック風のマリネはオレじゃ出来ない。

そして、昨日残しておりたカマは定番どおりに塩焼きで。。
イナダカマ







これはこれでスンゴーク美味かったけど、所詮イナダ。ブリカマのようなボリューム感はもちろんない。
付け出し、って感じ。

それより心配なのは、大サバの開き干し。
昨晩、東京は夜に雨が降ってきて、夜中に部屋の中に取り込みました。
今日、天気が回復したので、また外干ししたけど、今は冷蔵庫へ。

明日は仕事だからいつ帰れるかわかんないけど、晩酌のつまみになってくれるか、少々不安です。

最後にトラブル!?

天気も釣果も大満足の本日(すでに昨日か)の黒一丸での釣りだったが、最後にちょっとしたトラブルがあった。

沖あがり後、宿でお茶を飲みながら今日の釣りの話題で談笑。
さてそろそろ帰ろうかと思ったところ、船宿にあずけておいたクルマのカギがないのだ。

こんなトラブルは船宿さんでもはじめてらしく、いろんな場所を探したりしたが結局見つからない。
誰かが間違えて持っていったんじゃないか?などと話をしていたがこっちはクルマのカギがないと、帰ることはもちろん着替えをすることすら出来ない。

結局、現在このトラブルは一応解決を見た。
下記の方法である。

・船宿のクルマで家まで送ってもらう(渋滞で2時間くらいかかった)
・送ってくれた船長さんにスペアキーを渡す。
・船宿さんは金沢八景まで帰る。
・スペアキーを使い、クルマを届けてもらう。(もちろん帰りのためにクルマ2台でこられた)

大迷惑なトラブルではあったが、黒一丸さんの対応はすばらしかった。
カギを一本紛失した、との事実は残るが、結果的にはクルマも自分自身も「帰宅」出来たのだから。
原因はわからないが「確かにカギを預かったこちらの責任」と明確に非を認める姿勢にも好感が持てた。
明日の日曜日も朝早くから仕事のはずなのに、出来る限りの対応をしてくれたことには感謝している。
それに、帰りは助手席で居眠りできたからラクだったしね。

黒一丸、機会があればまた乗ってみたい船宿だ。
宿の皆さん、ありがとう。


本日の料理

本日釣れた成果は、
イナダ*2、ヒラソウダ*5、ゴマサバ*2、オニカサゴ(小)*1。
の以上。
船長の晩酌用に魚を一部残し、イナダ*1、サバ*1、ソウダ*2、オニカサゴ*1を持ち帰った。

家族4人で食うには余りあるボリューム。

だが、青物は釣ったのその日に食べたい。
1900に帰宅。
それから料理。

まずヒラソウダの刺身。
自宅で食うのは半身だけでいいので、近所のご家庭にも刺身にしておすそ分け。

イナダは半身だけ、今日の刺身。
あとの半身はあす塩焼きにでもしよう。

大型サバは開いて一夜干しに。
これも明日の贅沢なつまみ。

で、本日の食卓。
イナダとヒラソウダのおつくり。
イナダ刺身







贅沢な食卓です。

そして、小型ながらうまかったのがオニカサゴの煮付け。
オニカサゴ煮付け







特にヒラソウダの刺身は絶品でした。

マダイは?でも大漁

やっと、当ブログで釣りの報告ができる。
本日、友人のお仲間のお誘いを受け、金沢漁港「黒一丸」 からタイ五目に出かけた。

仕掛けは80号のサニービシ+6~8mの3号ハリス。
マダイをメインにイナダをサブターゲットにしている。

今日は仕立てなので、優雅な雰囲気。
730に金沢漁港を出港。
810に釣り場、多分剣崎沖についた。

天気は絶好。
晴れ、ナギ、波穏やか。
朝から昼に掛けるにつれ、「北風と太陽」の太陽の恩恵にあたったごとく、フィッシングウエア、フリースを脱ぎ、だんだん軽装になっていく。

さて釣り開始から入れ食いといきたいところだけど、なかなか最初のアタリはこなかった。
それでも、ガクガクとボクのアグリショット に反応が来た。

引きが弱かったので、アジかなと思いつつあがってきたのはオニカサゴの子供。

オニカサゴ







ちょっとがっかりだけど、最初の獲物なのでキープ。
それから少々静かなあたりのない時間を過ごした。

ハリス6m+2mコマセを振りながら棚にあわせる。
反応なし、、、
ためしにゆっくりと竿を上げ、ゆっくりとおろす。
そこでキター。
ギュインとしたアタリ。
久々に、ドラグを滑らせながらのやり取りで慎重に上げた獲物はイナダだった。
イナダ








そこから、たびたびのアタリ、型のよいヒラソウダ、ビックなゴマサバ、イナダを追加でもう1本。
結果↓の釣果で大満足。
釣果2













今回沖釣り3回目の友人Iさんもイナダを上げてうれしそう。
泉さん







赤い魚は連れなかったけど、天気も釣果も大満足の一日でした。

つくばの「蕎舎」(そばや)

今日は同僚4人と仕事でつくば市へ行った。

午前中に客先訪問を終え昼食は、「蕎舎」(そばや) で取ることにした。
藁葺屋根の古民家をそのまま使い、母屋の横には水車小屋があってそこで蕎麦搗きをしている。
期待大。
店内は平日のためか比較的空いていて落ち着いた昼休みを過ごすことが出来た。
sobaya1







sobaya2







同僚、3名は天もりそば(1,554円)、私はもりそば(819円)を2枚。
運転手は除いてビールを頼みたかったが、 午後も客先訪問を控えていたので断念。
追加で厚焼き卵(504円)を注文した。

待つことしばし・・
注文後すぐ出てくるような蕎麦屋ではたかがしれている。
注文後に蕎麦湯で、てんぷら挙げに着手してくれなきゃ。

ちょうどよい待ち時間で出てくる。

てんもり








たまごやき







期待を裏切らない、
細めだが腰のしっかりとした蕎麦。
厚焼き玉子もうまい。
最後の蕎麦湯も結構。

久々にうまい蕎麦を仕事の途中で戴くことができ、本日はラッキー。
店のつくりからいってたぶん有名店だろうから休日は満員なんだろう。
値段も手ごろ、店の雰囲気もよし、味もよしで「☆みっつ」って感じでした。

最後に、仕事は仕事できちんと遂行してきたことを付け加えておく。



青春のガソリンスタンド(その3)

GSでのバイトのせいではないが、ボクは大学5年生になった。
卒業研究も4年生の時に終わらせ、落としたわずかな必修科目のためと就職情報を得るためだけに大学へ通っていたので、週一ほど大学へ行けばよいペースだった。

だから、大学5年生の一年間はほとんどこのGSでのバイトで過ごした。
18のころからこのGSで働いていたので(毎日ではないが)、ボクの名前も顔を覚えてくださるお客様もたくさんいらっしゃって、嬉しい思いをした。

就職活動もGSからリクルートスーツに着替えていくことも度々会ったので、励ましてくれるお客様も多かった。
「あなた社員じゃなかったの?」と勘違いされているお客様もいた。

そして就職が決まり、このGSを去るときあるお客様からご祝儀をいただいた。
きちんと祝儀袋に入っていたので、気まぐれなチップという感じではなかった。

このお客様は貿易の会社を営む社長さんで、ボクがバイトを始めたころからのお得意様だ。
多くのお客様の中でもこの社長は印象深い。

最初にこの社長がボクがバイトするGSに来られた時はチェイサー(トヨタ)に乗られていた。
その洗車やWAXがけをやらされた(やらせていただいた)ものである。
ドアモールに水滴が残ってるだの、ここにWAXの拭き残しがあるだの、厳しいお客様だった。
いやな客3本指にこの社長は入っていた。

社長の商売の様子は、乗られているクルマの変化でなんとなくわかった。
チェイサーからAUDI(新車)になり、もうかってるんだなあと思った。
その後、新車のGOLFに変わり、趣味がかわったのかなあ、と思った。
このGOLFのアルミホイールはボクの勧めで社長が買ってくれた。
そうこうするうちに、GOLFが中古のファミリアになってしまった。。。

けど、社長のボクらに対する態度は全く変わらず、クルマのグレードが下がってきてることにも意も介していない。

ボクが就職先に迷っている時、この社長に相談したことがある。
「公務員になるか、民間にいくか」
この命題に悩んでいたわけだが、社長は迷わず「民間に行け」といった。
親も含め他の人たちは「そりゃ公務員がいいよ」って言っていたのに。。

最後は自分の判断で民間企業への就職を決めたが、この社長のスタイル、言葉は今でも覚えている。

結局、バイトを辞め就職をし、それきりお会いすることも、就職祝いをいただいたお礼を改めてすることも出きていないことが悔やまれる。