coldrain『THE SIDE EFFECTS』耳に残るグッドメロディを詰め込んだ6枚目! | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 
そうそう、そういえば
 
3日ほど前に先月のアクセス解析をまとめたんですが
 
祝☆月30,000PV超え
 
長いことブログやってきましたが、
 
初めて月30,000pv超えましたー\(^o^)/
 
月末の時点で超えるだろうなとは思ってましたが
 
実際に数字を見ると嬉しいもんですね。
 
年間でも嬉しい結果が出るといいなぁ。
 
どうも、トトです。
 
 
さてさて、海外盤のレビューには遠く及ばないものの
 
着実に数を重ねてきて、国内盤のレビューも
 
今日で7枚目になります。
 
まぁ、日本の音源レビューなんて毎年こんなもんです。
 
フルアルバム出すバンド少ねんだもん。
 
フルどころかEPやミニアルバムすら。
 
シングルばっかり出しゃーがって(。-д-)-3
 
その点、このバンドはインタビューで
 
やっぱり2年くらい経つと出したくなっちゃいますよね(笑)。新しいものを聴いてもらわないとっていう欲求は常にあるので。2年くらいの期間がないと浸透しないっていうのはありますけど、気持ち的にはバンバン新しいものを聴かせていきたいんです。そういうバランスを考えると、一番早いペースでちょうど2年なのかなって。
 
と、いうことを言っていても
 
シングルではなく、フルアルバムを出してくれるから嬉しい
 
以前はミニアルバムもちょこちょこ出してましたが
 
近年はホントに、2年周期でフルアルバムのみを出してくれます。
 
そんなバンドの新譜を今日は取り上げます。
 
 
 
coldrain『THE SIDE EFFECTS』
01. MAYDAY (feat. Ryo from Crystal Lake)
03. SEE YOU
04. SPEAK
07. INSOMNIA
08. ANSWER / SICKNESS
09. BREATHE
10. STAY THE COURSE
12. LI(E)FE
 
 
 
もー、ホント悪ふざけなwwwww
 
こういうとこが好きだったりもするんだけどw
 
Sugiのイジられっぷりよw
 
極まってるわーw
 
 
日本のラウドロックバンドcoldrainが
 
前作『FATELESS』から2年、6枚目となるアルバム
 
THE SIDE EFFECTS』を8月28日にリリースしました。 
 
 
例によって、自分はSpotifyと
 
フィジカルの初回盤を購入し、
 
メイキングDVDもしっかり見ました。
 
前作に続いて、Elvis がプロデューサーになってますが
 
Elvis がメンバー褒めまくりでなぁ(。-∀-)w
 
そーゆーの見聞きしちゃうと
 
本当かぁ…?と疑ってしまうひねくれものですがw
 
でも、coldrainのメイキング映像って
 
既にマスタリングされた完成した曲じゃなくて、
 
デモ版みたいのをBGMに使ってくれるから
 
そういうのを聴けるのも楽しいですよね。
 
そういったところも含め、
 
初回盤を買って、ちゃんとDVD見るのをオススメします。
 
しっかり笑かしてくれる映像もありましたからねw
 
 
前作メジャー移籍1発目の作品ってこともあり
 
大いに日本のシーン、ファンを意識したような感じが
 
ひしひしと伝わってきましたが、
 
メジャー2発目なのでね、自分たちのやりたいように、
 
バンドの良さ、強みがしっかり出るような
 
良作になっていることを祈りつつ、聴いてみました。
 
 
 
 
 
MAYDAY (feat. Ryo from Crystal Lake)
緊急通信的にタイトルで通信をするように始まる1曲目。
イントロからヘヴィなサウンドを叩きつけ、
それでもどこか聴きやすさのある部分が
まさにcoldrainサウンドだと容易に理解できます。
 
"THE CIRCLE"でのお返しにと、今度はcoldrainの楽曲に
Crystal LakeのRYOがゲストボーカルに。
そのRYOのパートになると、RYOのボーカルに合わせたように
ハードコアテイストのcoldrain史上
最もヘヴィなブレイクダウンで迎え入れます。
 
そしてこの曲、現在放送中のアニメ
炎炎ノ消防隊』の2クール目のOP主題歌に決定。
原作も1話から読んでるし、アニメも見てるしで
これはなかなかにオレ得なタイアップ。
 
 
RYOはこんなこと言ってますが、1コーラス目から
コーラスパートで叫んでない?笑
 
『FATELESS』の時はクソアニメタイアップだったけど
今回は三大週刊誌のアニメで何より。
てか、昔は『はじめの一歩』で"8 AM"だったし、
coldrainは何かとマガジンとの親和性あるっすね。
"MAYDAY"が『炎炎』と合うかどうかは…
映像と一緒に見てから、ですね。
 
(追記)
OAに合わせて、ようやく『炎炎ノ消防隊』のOP主題歌として
放送されましたが……やっぱり合ってなかったなぁ(。-∀-)
coldrainのアップテンポな曲とアニメは合わんよなぁ。
 
 "8 AM" x はじめの一歩 この時はそうでもなかったように思うし、
ミドルテンポな曲なら、アニメによってはアリなのかと。
日テレで放送してたラグビー決勝のオープニングに
謎にThe War Is Onが使われてましたが
そっちの方がよっぽど良かったですね。
 
coldrainが何かとタイアップするんだったら
オープニングじゃなく、エンディング
アニメじゃなく、映画 or 実写
アップテンポな曲ではなく、ミドルテンポの曲
って方が良いように思うけどな。
 
 
COEXIST
2曲目はアルバムリリース決定後に発表された
最初のMV曲。
正直、前作はあまりしっくり来ませんでしたが、
この曲を聴いて、
お、いいじゃん
と思い、今作への期待値も少し上がった曲です。
 
しかし、ドラムと手数足数が増えていて
ミドルテンポだけど、要所に疾走感がある。
coldrainの曲にしては打ち込みも多い気もするけど
それも曲に上手く肉付けする形で展開していて、
曲自体のグッドメロディを後押ししてるように感じます。
 
 
SEE YOU
3曲目は少し大人しめの曲ながら、
coldrainのメロディの良さとキャッチーさが
押し出されているような曲です。
攻め曲、ヘヴィな曲ではない…というか
ヘヴィな部分は押さえ目にしたこういった曲も
良い感じに仕上げられるのがcoldrainの良さよね。
ほぼ全編に渡ってクリーンボーカルになってるのも
メロディ重視にしてる様が見て取れます。
 
 
SPEAK
ヘヴィなサウンドとノイジーなギター、
厳ついスクリームから始まるという
"攻め"方面へのらしさを出した4曲目。
インタビューでMASATOが語っていた
 
シャウトしながら歌うっていうChesterもライヴでやってない音色があって、それを取り入れました。
 
ってのをしてるのは、COEXISTとこの曲もかな?
サビではシンガロングできそうなパートもあり、
ライブ向けな曲って感じもしますね。
ブレイクパートもヘヴィで良い感じ( ´∀`)b
 
 
THE SIDE EFFECTS
リリース日にMVが公開されたタイトルトラック。
きっとファンなら聴いた時に気付いたと思いますが、
これまでのcoldrainになかった新しさ
聴けば聴くほど、『あー、coldrainだわ』
かなり馴染んでは来るけど、
どこか今までにはなかったものを感じられる曲だなぁ、と。
 
One step forwards, two steps backwards
一歩進んで二歩下がる
 
って、冒頭から三百六十五歩のマーチじゃねんだから。笑
とツッコミたくはなりましたが、
上手く言葉にはできないけど"良い"と思えるものを持ってます。
イントロとアウトロの足音とか、全体的な曲展開も。
バンドサウンドだけでもいいけど、コーラス隊とかも呼んで
また大きな会場で見たいとも思える曲です。
あと注視すべきはY.K.C.のギターソロ。
MV見てると指の動きがすごいことになってるなw
 
このタイトルって、初回盤のメイキングや
歌ってる発音的な部分を聴いててもそうだけど
"サイドエフェクツ"じゃなく、
"サイドエフェックス"なのか…な?
 
 
JANUARY 1ST
タイトルトラックの前に公開された6曲目。
歌詞を見てみると悲壮感あるラブバラードですが、
自分の中では『犬うた』ですね…(。-∀-)笑
何のことやら?と思ったそこのあなた、
YouTubeでこのMVのコメント欄みるとわかりますよ。
メンバーのプライベートにまで興味ないこっちからすると
こーゆーのがすぐに出てくる人たちって
なんか色んな意味ですごいよなぁ…
 
まぁ、曲の題材はさておき。
こういったバラード系もcoldrainの大きな強み。
もちろん"歌える"MASATOだからこそってのもあるけど
そこにアコギとストリングスで良き味付けをするとこもね。
バンドサウンドは控えめに、ボーカルを引き立てます。
 
 
INSOMNIA
今度はピアノサウンドからしっとり始まる7曲目。
そこからリズム隊のグルーヴ感を展開し、
ボーカル、そしてギターと揃っていきます。
ミドルテンポの聴かせる曲ってのもcoldrainらしい。
SevendustLinkin Park などなど、
当時のニューメタルに大きな影響を受けてるcoldrainにとって
ミドルテンポでヘヴィな曲はお手のものでしょう。
 
と、思いきや
ラストは一気にテンポとアグレッシブさを上げて
短く攻撃性の高さを見せつけて締めます。
この緩急は良いですね。
 
 
ANSWER / SICKNESS
8曲目こそ日本リスナーのツボを突きそうな曲。
適度にアップテンポで、クリーンが多い今作に於いて
MASATOのスクリームパートも多いし、
サウンド的なアグレッシブさも高い。
ブレイクダウンもヘヴィで頭振りやすい。
 
 
BREATHE
1周目から自分の耳にヒットしたのがこの9曲目。
というのも、どこかで聴いた気がしたんですよね。
コレ、もしかして3月のBDBで流したヤツかな?
その時に既に、新曲かな?って思ったし、
カッコイイやんって思ったので、耳に残ってたんです。
違ってたら『何言ってんだオマエ』ですがw
 
レビュー書くときには既に何周も聴いてますが
今作は1周目から、前作よりも耳に残るような
グッドメロディな曲が多い気がします。
この曲もそういったグッドメロディで、
なんかこう…空間に広がっていくようなギターサウンドとかも
coldrainの曲で好きなポイントなんだと思います。
 
 
STAY THE COURSE
10曲目は、バンドサウンドもガッツリいかした
聴かせるラウドロックナンバー。
アルバムではもちろん、ライブの中ででも
箸休め的な休憩にはもってこい。
MASATOのボーカルを堪能できる1曲。
 
 
REVOLUTION 
アルバム発表前に公開された、今作最初の1曲。
まさかのエクストリームバーサスとのタイアップ。
 
 
ガンダムにcoldrainは合ってるような合ってないような…
 
『FATELESS』以降では、最初の曲だったし
しかもタイアップ曲だったこともあって、
なーんかそこまで期待はしていなかったんですが
初聴の印象としては悪くないでした。
おーおーシンガロングは狙ってる感あったし、
アップテンポな展開もなんか…ねぇ。
"日本の"ゲームとのタイアップだし、
そーゆーのは仕方ないんだとは思いつつも、
だからこそ"COEXIST"ほど好印象ではなかったですね。笑
でも、この曲でえぇな!って思ったフレーズが
 
You can call it love but you're killing me
 
の"killing me"の部分の歌い方がカッコイイな!
ってのは、初聴の時から好印象でしたね。
 
 
LI(E)FE
今作ラストを飾る12曲目も、
ミドルテンポで、coldrainらしい耳馴染みの良い
ヘヴィなラウドロックを展開しています。
まさにヘヴィネスとメロディアスの極み。笑
っていうとSugiの顔が浮かんできて笑っちゃうけどw
でもこういったヘヴィな部分がありつつも、
メロディが良いからこそ聴きやすい曲なのが
coldrainの持ち味だよねって思います。
 
 
 
 
以上、
 
coldrain『THE SIDE EFFECTS
 
でした。
 
こりゃ名盤ですぜ旦那ァ!
 
なんて声を大にして言えるもんではないですが
 
前作に比べれば、今作のがだいぶ好きですね。
 
インタビューで語られていましたが、
 
前作からの流れがあって、あまり余計なことを気にせずに曲作りに集中できたのはありますね。でも、楽曲の方向性に関しては、前作を意識していませんでした。最初のうちは考えたんですけど、途中からどうでもよくなっちゃって(笑)。今回は今回かなと。
 
その判断は大正解だ!
 
さらには、
 
日本のキッズたちの顔がチラつくような、前作の「ENVY」みたいな曲は"みんな好きなんだろうな"と思ったりもするんです。
 
ほらー、やっぱ意識してたんじゃないかー(。-ω-)-3
 
ENVYは別段キライな曲じゃないけど
 
日本のキッズなんてまッッッたく!
意識してくれなくてもえぇぞ
 
とは、思いますけどね。笑
 
おかげで、前作でいう"F.T.T.T."みたいな
 
明らかに狙いすぎてる曲もなかったワケだし。
 
 
で、今作はというと?
 
すげー簡単なところから言うと
 
全体的にクリーンパート増えた?
 
ってのが、まず浮かびます。
 
だからこそなのか、メロディ部分が強化されたのか
 
"BREATHE"のとこでも書きましたが、
 
前作よりも耳に残るような
グッドメロディな曲が多い気がする
 
だからこそ、クリーンパートが増えても全く問題ない。
 
ラウドロックって音楽性だからこそ、
 
ヘヴィでアグレッシブなサウンドを意識しがちですが
 
もちろんそこは当然あるとしても、coldrainって
 
メロディの良さ
 
みたいな部分の方がストロングポイントな気がするんですよね。
 
そこはもはや作曲してるY.K.C.大先生様様ですが。笑
 
ただ、ボーカル面を見ても
 
初期から"歌う"曲だって作ってきたワケで、
 
MASATOのクリーンは最初期から武器だと思います。
 
それが今作では更に強化された結果かなと。
 
それでいて、ヘヴィなところはとことんヘヴィだし
 
メリハリ、緩急の部分も強化されたのかな?
 
 
その分、激しさや攻撃的な部分は控えめになりましたが
 
MASATOが言っていた歌唱法、
 
シャウトしながら歌うっていうChesterもライヴでやってない音色があって、それを取り入れました。
 
これが出来るようになった分、
 
メロディを重視しても、ボーカル面で
 
叫びつつメロディを歌うってことが出来るようになったのも
 
音楽性が緩くなった、って思わせない所以なのかと。
 
 
 
と、色々と考えていくと面白いアルバムでもあります。
 
とは言っても、個人的な好みで言うとやっぱ
 
『VENA』超えとはならなかったですが。
 
『FATELESS』は余裕で超えましたけど。
 
 
激ロックのインタビュー、2ページ目の見出しにも使っている
 
いい曲を作ろうということだけに集中してるから、これまでにないものが生まれるんです
 
これを体現した作品でもあったと思います。
 
その最たるものが、タイトルトラックの
 
THE SIDE EFFECTS
 
 
そんなバンドの新しさも取り入れた最新作
 
是非ぜひ聴いてみてください。
 
 
 
 
 
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