Pay money To my Pain好きにオススメするバンド13選。 | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 
 
 
今年も12月に入りましたね。

早いもので2016年も終わります。

そんな今年、1月からずっと月イチで続けてきた

推薦】と【解散

を、テーマにお送りしてきた記事。

こちらも、今年は最後の記事になりますね。

もちろん、来年以降も続けていこうとは思ってますが。

とにもかくにも"12月"

このテーマの記事を書くにあたり

12月に書こうと思っていたバンドは

既に書き始めた当初から決めていました。

それを今、ようやく公表できます。

まずは"推薦"からいきましょう。




 

Pay money To my Pain
が好きならコレを聴け!


 
 
 

ハイ

もしかしたら予想してた人もいるでしょうけど

PTPです。

PTP自体に関するものは、もう一方で書くとして。

2013年12月30日

vo.Kの急逝からちょうど1年経ったこの日を最後に

バンドとしても無期限の活動休止となりました。

そんなPTP好きにオススメしたいバンドを

今回は羅列しました。

後続や後継バンドがいるのはもちろんのこと、

PTPに影響を与えてきたバンドや

PTPと似た音をもっているバンド

国内外合わせ、13バンドを選出しました。

そして、今回はSpecial Thanksとして

生前、僅かながらもKと親交があり、

自分よりも遥かにPTPへの、Kへの愛が深く

自分より遥かに多くのバンドを知っているであろう

いさみめがへるつさんにも

バンドの選出を手伝ってもらいました。

おかげで自分だけでは絶対に挙げられなかったバンドも

今回は名前を連ねています。


と、前フリばかりが長くなっても仕方ないので

いきましょう。

まずはこのバンドから




LUST (JP)
今年10月、イタリアのNapoleon 来日公演にて
対バンとして選ばれていた日本のLUST
2011年結成、まだまだこれからなバンドです。
しかし、ライブでは同期なしでも
高い演奏力を誇り、日本人離れしたボーカルは圧巻。
PTPにも通じるエモーショナルなラウドロックは必見必聴。

LUST
 - THIS TIME
 - Back to you
 - NEW EP "OVER" (TRAILER)



 

MY LAST DECEMBER (JP)
残念ながら、昨年解散してしまったMLD
初見だった時に『あ、PTPっぽい』と感じたことが選出理由です。
それもキャリアを重ねるに連れ、MLDっぽさが勝り
PTP感は薄れていきましたが、
最初に感じた自分の感性を信じたいって意味も込め。
Taylor Swift のラウドカバーは必聴です。

MY LAST DECEMBER
 - COLORS OF YOUR MEMORY
 - Never Give My Way
 - We Are Never Ever Getting Back Together (Taylor Swift Cover)
 - SEPTEMBER 13

 
 
 

CONCEPTION COMPLEX (JP)
ex.GUN DOGでギターを担当し、ガスマスクを付けていた
MZKがボーカルを務めるCONCEPTION COMPLEX
曲のメロディセンスが秀逸で
アグレッシブでラウドながらも耳障りがとても良い。
泣きのエモーショナルナンバーもきっちりこなせるのも高ポイント。

CONCEPTION COMPLEX
 - No one is Perfect
 - Just Like Before
 - E.N.D - eternal never dies
 - in my noiz factory



 

Westfield Massacre (US)
いさみさんが本国KNOTFEST で出会い衝撃を受け、
今回いちばんの収穫であったとさえ語る
USのWestfield Massacre
今年の4月にデビューアルバムをリリースしたばかりの
新人にして、新鋭です。
ポイントとしては、ボーカルのクオリティやべぇ!です。
当のvo.Tommy は、後述のSnot
サポートボーカルをしていたという経験もあり、
そこも今回選出した大きな理由のひとつです。
それ以外のメンバー個々のキャリアもかなりのもので
言ってみればUSのThe BONEZ、みたいな。

KsEのHoward よろしくなパワフルボイス
スクリームもクリーンもこなす。
スクリームはマッチョ系ゴリゴリボイスなのに対し
クリーンはエモーショナルで繊細
サウンド面のクオリティも申し分なし。
Lamb of Godvo.Randy がfeatした曲も。

期待値がとても高い、新鋭バンドです。

Westfield Massacre
 - Darkness Divides
 - Build Your Thrones
 - Underneath The Skin (ft. Randy Blythe)
 - Time To Rise



 

Supe (JP)
過去にcoldrainとPTPとで全国ツアーを回った経験のあるSupe
とはいえ、活動拠点はUSとなっていた為に、
日本でも知らない人は意外といるかもしれません。
2007年には、US TOURで50本以上もの公演を実現する等、
活動拠点をUSに移してからはかなり精力的。
残念ながら2010年に活動休止となっています。
先月のSlipknot 推薦の記事で挙げた
Mushroomhead とも本国での対バン経験もあります。

現在はLOKAというバンドで活動中のvo.Kihiro
Kとの親交も深く、共に海外でのレコーディングや
アコースティックでのゲリラライブ等をしていたとか。
Supeも、ヘドバンしたくなるグルーヴ感は、
本国のニューメタ、ラウドロック勢にも決して負けてないです。

Supe
 - Naked Kings
 - Eclipse
 - Crash



 

DETACH (UKR)
PTPよりはcoldrainに近いかもしれない。
しかし、coldrainはPTPの意思を引き継いだ
立派な後継バンドなので、こちらも挙げさせてもらった。
ウクライナのDETACH

主な活動範囲が自国のみだというのが勿体ないほど
日本人好みのラウドロックを展開している。
こちらもいさみさん選出のバンドですが
いさみさん曰く、このバンドを教えた日本人への
KO率は100%らしいです笑
もちろん、自分も一撃でのされてしまった為に
ここに名前を挙げさせてもらいました。

↓のリンク貼った通り
初期は歌詞も(おそらく)スウェーデン語だが
英語タイトルの曲になってからは歌詞も英語。
ようやく世界に向けて発信(発進)し始めたかな?

DETACH
 - OTKPOBEHИE
 - COCTOЯHИE ПOЛYPACПAДA
 - DEEP AND DOWN
 - WE ARE ALIVE
 - CLUSTER FOR MY SOUL





coldrain (JP)
 ハイ、そんなPTPの後継大本命を挙げないワケにはいきません。
2度に渡るBFMVのUK/EU TOURへの帯同、
それに付随したUSも含む大規模WORLD TOURに
Papa RoachOf Mice & Men のライブでのゲスト枠、
今年夏にはWarped Tour 全日程出演と、
日本のみならず、着実に世界への足を伸ばしている
日本の誇るべきラウドロックバンド、coldrain

激しさの中にも、エモーショナルな部分あり、
スクリームとクリーンをハイクオリティで歌い上げ
そうした一辺倒なだけではない音楽をやり続けるのは
まさしくPTPの後継と呼ぶに相応しいでしょう。
もはや詳しい説明は不要。
PTPが好きで、coldrainが嫌いって人も極稀でしょうしね。

coldrain
 - Die tomorrow
 - 8 AM
 - The Revelation
 - Wrong
 - Born to Bleed





The BONEZ (JP)
RIZEと、どっちを選ぼうかとホントに悩んだけど
やっぱPTPのメンバーがいるってことで
The BONEZを選びました。
PTPのリズム隊、Ba.T$UYO$HIDr.ZAX
PTPの、Kの盟友、RIZEのvo.JESSE
そしてそのRIZEでギターを務めていたGt.NAKA
これほどにPTP好きなリスナーに
ストライクすぎるメンバー構成のバンドは
今後出てくることはないでしょう。

The BONEZ
 - Thread & Needle
 - Place of Fire
 - Ray
 - Friends
 - To a person that may save someone





Dead By April (SWE)
自国スウェーデンでは人気も知名度もあり、
日本でも国内盤が出てたり、ラウパに出演したりと、
知る人ぞ知るであろうDead By April
バンドの基本スタイルはメロディックメタルコア、でしょうか。
クリーンパートも多く取り入れており、
北欧ならではの哀愁さ漂うメロディが秀逸。
そしてエレクトロ要素も取り入れており、
PTPでも"Deprogramer"あたりが好きな人には
大いに期待できるバンドかと。

Dead By April
 - Calling
 - Losing You
 - Crossroads
 - As A Butterfly
 - Beautiful Nightmare





Finch (US)
Scream + Emo = Screamo の語源が
これほど似合うバンドもいないでしょう。
それだけでPTPが好きな人たちには
大いに薦められるというものです。
USを代表するスクリーモ/ポスコアバンドFinch

と、音楽性は申し分ないのだが、ただただ残念なのが
メンバーの関係性があまり良くないのか
今年の10月で↓
ポストハードコアバンドFinchが3度目の解散を発表、未発表のデモ音源を公開】(ALTERNATIVE PRESS JAPAN)
ということ。もはや
解散しない詐欺、復活するする詐欺常習犯な気もします(呆
PTPのメンバー間の仲とは比べ物になりませんね。
まぁ、そんなバンドの体裁に拘らず、
"音楽"だけに注視していれば、本当に良いバンドだと思います。
バンドの過去も、現在も、未来も抜きにして
とりあえず曲を聴いてみてください。
きっとお気に入りの曲を見つけられることでしょう。

Finch
 - What It Is To Burn
 - Bitemarks And Bloodstains
 - Letters To You
 - Anywhere But Here
 - Play Dead





Soilwork (SWE)
自国スウェーデンを代表する
メロデスバンドの一角、Siolwork
メタラー御用達のバンドながらも
PTPが好きな人にも必見でしょう。

メンバーチェンジも激しい中、vo.Bjorn
過去から現在まで、ずっとバンドに存在し、
文字通りSilwork の"フロントマン"に相応しい。
歌唱もスクリーム/クリーンの両刀使いな上にハイクオリティ。
そういった部分での、メタル界に与えた影響は大きく、
また第一人者として、未だにトップ集団の中にいるのは
間違いなく世界に誇れるボーカリストの一人だとも思う。

DBAやSoilwork など、PTP好きな人には
意外とスウェーデンのバンドが合うのかも。

Soilwork
 - Exile
 - Deliverance Is Mine
 - Spectrum of Eternity
 - The Ride Majestic
 - Death In General





GUNDOG (JP)
Kと、CONCEPTION COMPLEXのMZKが在籍していた
PTPの前身とも言えるバンドGUN DOG
このバンドを挙げないワケにはいかんでしょう。
マンソンや、UKのInMe のOP.Actも務めた経験を持つ。

GUN DOGのメンバーを追うと、5つのバンドが出てくるけど
その内のひとつがCONCEPTION COMPLEXであり、
Pay money To my Painなんですね。
ただ、その5つのバンドの内、現行で活動してるのは
CCと、Ba.ATSUSHI(敦)率いるEnderの2つだけですが…
しかし、それらのバンドのメンバーが一同に介していたGUN DOG
PTP好きにはマストなバンドです。

GUN DOG
 - Imaginary High
 - Chair
 - There is no other you but you
 - Lost [Down in the Crowd] Generation





Snot (US)
PTPのメンバー全員が好きだと公言していて、
Kに至っては、vo.Lynn の追悼アルバムの
ジャケットを待受けにするほどに好きだったと語る
USのロックバンド、Snot

PTPのラストアルバム『gene』作成の際も、
そのLynn Strait 追悼アルバム『Strait Up』が
イメージとして浮かんだ為に、複数の
ボーカリストに依頼したとも語っている。

PTPもSnot も、フロントマンの早すぎる死が共通している。
不幸中の幸いと言えば不謹慎に思われる人もいるかもしれない、
PTPはそれでも、ベストを除き、4枚のスタジオアルバムをリリースしたが
SnotLynn が生きていた頃にリリースしたアルバムは
Get Some』1枚しかない。
その後、追悼アルバムやライブアルバムもリリースされたが
vo.Lynn Strait としてのアルバムは『Get Some』1枚だけ。

そうやってSnot とPTPのことを調べていくと
色々と共通点が見えてきたり、
PTPはSnot のどこから影響を受けてきたのか、
KはどれほどLynn が好きだったのか、
ということがわかってくる。
PTPが好きな人たちも、是非この2つのバンドの
関係性・関連性を自分で調べてもらいたい。

PTPSnot
一聴しただけでは、とても似通った音楽性とは思えないかもしれない。
しかし、PTPメンバーがSnot を好きなことは事実で、
好きなら自ずと影響も受けてるだろう。
それが何らかの形で、自分たちの曲に表れていても不思議じゃない。
これ以上にマストなバンドはいません。
Pay money To my Painが好きならSnot を聴け!

Snot
 - Snot
 - Stoopid
 - Deadfall






以上

フェス的なものを意識して、

 

キャリアや知名度の低い順に挙げてみました。


切り裂くスクリームに、

エモーショナルに歌い上げるクリーン

メタリックでラウドなギター

ニューメタを彷彿とするグルーヴを放つベース

ハイテンポに手数足数の多いドラミング


音楽性としてはこれらの部分から。

それ以外の部分は、メンバーやバンドの

パーソナルな部分から選出した13バンドです。

もちろん、ここに挙げたバンド以外にも

PTPが好きな人たちに薦められるバンドは山ほどいます。

PTPだって00年代のバンドです。

それより前に、世界に名を知らしめたバンドも多い。

そういった数多くのバンドたちから影響を受けて

PTPが形成されていると思うので、

色々調べて、知って、

PTPから色んなバンドに広がりを持たせられれば、

色んな音楽に触れる機会が増えれば

きっと、音楽がより楽しいものになるでしょう。


そういった思いを込めて始めたのが、

この【推】Recommend【薦】をテーマに

今年1年、書き綴ってきた記事です。

一人でも多くの人に、

ひとつでも多くの音楽を聴くキッカケが与えられたら

幸いです。