Wage War『Pressure』US産メタルコア3枚目のアルバムは転換期か?変化を加えた1枚 | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

(旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 
5月に初来日を実現させたFrom Sorrow To Serenity 
 
Slipknot"The Blister Exists" のカバー曲を披露。
 
選曲が良いのはもちろん、FSTSやっぱカッコイイぜ。
 
他の新譜群と一緒に、SpotifyでもサクッとDL。
 
カバー曲って、そのカバーしたバンドや曲によっては
 
人気や知名度を上げることにも繋がるので、
 
FSTSも、これで更なるリスナー獲得になると良いですね。
 
どうも、トトです。
 
 
 
と、ライブにしろ、音源にしろ、
 
こうしてヘヴィな楽曲から取り上げましたが。
 
そろそろPOP PUNK不足です…( ノД`)
 
明るく楽しい陽性POP PUNKはよ!
 
と、言いながらライブもリリースもないので
 
今日もヘヴィなヤツのレビューです(。-д-)-3←
 
ため息顔文字なんて使いましたが
 
楽しみにしていた新譜ですからね!笑
 
 
 
Wage War『Pressure』
02. Prison
03. Grave
04. Ghost
05. Me Against Myself
06. Hurt
07. Low
08. The Line
09. Fury
10. Forget My Name
11. Take the Fight
12. Will We Ever Learn
 
 
 
お馴染み、US産メタルコアバンドのWage War
 
8/30にFearless Records から3枚目のアルバム
 
Pressure をリリースしました。
 
ツアーの面子も素晴らしいですね!
 
 
 
硬派なメタルコアサウンドを鳴らしつつ、
 
gt/Cody のクリーンボーカルが映えるスタイルのバンド。
 
先行して公開された曲を聴いてみても、
 
やはりこれまでのサウンドを貫きつつ、
 
大いに期待を煽る作品でした。
 
しかし、たかだか1~2曲で判断することなかれ。
 
フルアルバムに収録された他の曲はどうなのか?
 
早速聴いていきましょう。
 
 
 
 
Who I Am
まずはMV曲になっている1曲目。
Goooo!!! と、vo/Briton の咆哮から幕を明け、
バンドの持ち味であるヘヴィでどっしりとした
メタルコアを展開。
そしてサビではgt/Cody のクリーンボーカルで
グッドメロディを響かせます。
you don't know who i aaaam!!
ってとこはシンガロング衝動に駆られるなぁ(*≧∀≦)
バンドの色を存分に発揮した
これぞWage War!! たるサウンドを叩きつけてきます。
 
 
Prison
前曲のアウトロがそのまま
イントロになっているかのように繋がる2曲目。
ここでも頭っからヘヴィなサウンドでお出迎え。
サウンドはヘヴィながら、クリーン主体。
サビではおーおーコーラスも展開。
しかし、2コーラス目のBriton のシャウトと共に
シンガロングできそうなパートはアツいな!
サビラストの
this is my prison!!
も、Briton のスクリームと共にシンガロングしたい。
そして恒例のブレイクダウンも素敵です。
 
 
Grave
で、最新MVとなっている3曲目。
この曲はなぁ… やっぱチラつくよねぇ…
Bring Me The Horizon
正直、Wage War にこういうのは求めてなかった。
MVのコメント欄もBMTHやImagine Dragons
名前が出てましたね。
 
Bring Me The Wage War
 ↑こういうの好きだわw 大いにわかる。
 
Sounds Like BMTH. No thanks
 No thanksとは思わないけど… BMTHは浮かんじゃうよね。
 
 
Ghost
からの、そうして抱いたイメージを払拭するが如く
You only feel my
ghooooooost!!!! (ギィヤァァァァァ!!!!)
もはやGhost なんて言ってるように聴こえない
獣じみたスクリームからの疾走!
コレよ!コレコレぇ!\(*゚∀゚*)/
こうやってテンション上げてくれる曲を待ってたんよ!
サビの終わり方もね、ダダン ダン ダン ダン ダダン!!
と、ドラムを打ち鳴らし、一瞬の静止の後に
Go!!! 
からブラスト→疾走→ブレイクって2コーラス目が
展開していくところも激アツですよねぇ。
昇天しそうなギターソロも○です、○( ´∀`)b
そして当然、Cody のクリーンもgoodじゃん?
こーゆーWage War 節の光るメタルコアが良いんよ。
 
 
Me Against Myself
っていう曲からの、更に急転直下!
この曲はもはやグッドメロディなポスコアよね。笑
しかし、変化した今作の曲群の中でも、
この曲はけっこう気に入りました。
持ち前のヘヴィネスも控えめ、クリーンボーカル主体、
まさにメタルコアの激しい部分を抜き取ったような曲だけど
グッドメロディ
そこだけが曲の良さをグイッと押し上げてる。
アップテンポながらエモーショナルさもあり、
前曲とは打って変わって、主役は間違いなくCody
今作イチのグッドメロディのナンバーに仕上がりました。
 
 
Hurt
そんなポスコアっぽいノリは6曲目も続く。
聴かせるタイプの曲となっています。
聴かせる曲なら、そこまでメタルコアしてなくてもね。
Cody さんは良い声してますんで。
 
 
Low
下げたあとは上げる!
7曲目は、今作で最初に発表されたMV。
3月来日時、coldrainのBDBでも披露してましたね。
この曲は素直にカッコイイ。
だからこそ今作への期待を煽ったもんです。
リフがちょっとArchitects がチラつくけどね…(。-∀-)笑
いや、ちょっとどころじゃないなw
it's like a brand new doomsd... って言いたくなるw
そこはCody さんの活躍するサビでこの衝動を止めてくれますw
 
 
The Line
8曲目も、Briton のスクリームから始まるから
安心できるかと思いきや、そうでもないんだよネ。笑
これはこれで、ちょっとヘヴィなポスコア感。
Cody の声質ってどっちもいけるんですよね。
曲展開によってはメタルコアにもなるし、
ポスコアにもなる、言ってしまえば万能声質←
でも、この曲ではBriton もクリーン歌ってますよね?
この曲どころか、ここまでにもいくつかそれは見られる。
スクリームボーカルのクリーンにしては良いけど、
やっぱBriton さんにはタフなスクリームを聴かせて欲しい。
この曲でも叫んでないワケじゃないけど…
ブレイクダウンも良いんだけど、打ち込み音がなぁ…
鼻につく←
 
 
Fury
ハイ!下げたら、上げる!!
ってことで、再び煮えたぎる熱さ復活の9曲目。
ヘヴィでダークなイントロからタイトルを叫んで始まります。
i am the fury!!!
とスクリームと共にシンガロングして入るサビは
 
Break!! free!!
You have to face the truth
No!! peace!!
When there's a war in you
One judgement!! no jury!!
I am, I am the fury!!!
 
と、シンガロングを伴い非常に熱い展開!
ここでもブレイクに絡めた打ち込みが邪魔くさいけど
終盤のブレイクは万事OK!Σd(≧∀≦*)
 
 
Forget My Name
10曲目は、ここでも新しさを見せる展開に。
心地良いテンポのクラップと共に始まり、
言葉を詰め込んだように、やや早口のボーカル、
それと同時に鳴るテンポとリズムに飛んだサウンドが
なかなかに心踊らせてくれます。
おーおーバックコーラスも良い感じ。
そのコーラスと共にヘヴィサウンドに変わると
ちょっとBad Omens っぽいかな?
 
 
Take the Fight
飛び道具の後は、バンドサウンドが強い正統派!
ミドルテンポながらもサウンドはヘヴィで、
シャウトとクリーン半々くらいのBriton のボーカルと
サビはCody のエモーショナルなボーカル。
Take!! the!! Fight!!!
と、シンガロングパートを設けてくれるところは
やっぱりWage War 様サマ(*´ω`*)b
後半にはおーおーコーラスパートもあり、
壮大さを打ち出してきます。
 
 
Will We Ever Learn
ラストの12曲目は、どこかアンビエントな雰囲気から始まり
そのまま浮遊感を漂わせたまま、ややエコーがかった
Cody のクリーンボーカルで展開していきます。
サビに入ると本格的にバンドサウンドも入り、
1曲の中に何度も静と動を作り上げます。
我慢できなくなった終盤は、Briton のスクリームから
ブレイクダウンをぶち込んできますがw
ラストの雰囲気にも相応しい4分。
 
 
 
 
 
以上、
 
Wage War 『Pressure
 
でした。
 
……みんなどうなの?←
 
やっぱり3枚目って鬼門なのかなー
 
とはいえね、個人的にはレビューの通り。
 
これはちょっと…(。-∀-) って曲もあれば
 
コレコレぇ!\(*゚∀゚*)/ ってのもあるし
 
これはこれでアリ(。-ω-)b ってのもあるしで
 
なかなかに判断に難しいアルバムではありました。
 
やっぱ1周目は悪い部分が目立つので
 
えぇ…レビュー書くのどうしよう……
 
と悩んだほど。下手すりゃ蔵出し行きでした。
 
何周か聴いていく内に
 
これは良い、こいつはやっぱ駄目
 
とハッキリしてきたので、こうして本記事にしました。
 
 
賛否は分かれそうな作品ではありますよね。
 
自分は賛でも否でもありませんが。
 
実際、Grave のMVのコメ欄には
 
 
This album was such a disappointment
(今作にはガッカリだ)
   > Only 5 good tracks... what a shame
    (良曲は5曲しかなかった… 残念だよ)
 
 
こういったコメントのやりとりもありましたしね。
 
12曲の内、5曲じゃちょっと少ないもんなぁ。
 
そりゃガッカリする気持ちもわかるよ。
 
"メタルコア盤"としてなら、2記事前にレビューした
 
Aviana の新譜の方が遥かに良い。
 
 
曲によってはI Prevail に近いのもあるのか。
 
オレ、I Prevail はダメだったんですよねぇ。
 
今年リリースされた2ndはもちろん、
 
あんだけ話題をさらった1stも。
 
まぁ、だからレビューしてないんですけど。
 
 
 
そして『That's The Sprit』 リリース後ほどではないけど
 
未だにBMTHの影を追う感じのバンドや曲が
 
後を絶たないってのもねぇ。
 
Wage War の場合、3枚目のアルバムってこと、
 
Fearless Records 所属ってことも重なるのかなぁ。
 
3枚目って結構、転換期になること多くない?
 
オマケにFearless って、この界隈のレーベルの中でも
 
大きめのレーベルだし、それを考えると
 
他のレーベルに所属するコア系バンドよりも
 
よりメジャーに近い感じもする。
 
もちろんそれはコア系バンドに限らずだけどさ。
 
でも実際、最近だとFearless からRoadrunner に行った
 
Motionless In White とかいることだし。
 
さっき名前出したI PrevailFearless でしょ。
 
最近活動が見えないPierce The Veil も。
 
人気が出るのは良いことだけど、
 
そこはやっぱりリスナーにとっては複雑にもなるでしょう。
 
もしかしてBlessthefallRise 移籍は
 
そういった部分もあったり…する?しないか。
 
 
 
そうして、全振りではないにしても
 
一般大衆への方を、少し向いた気もする
 
Wage War の新譜『Pressure』
 
この作品がこれまで追ってきたファンに、
 
新規のリスナーにどう映るのか…
 
…って、もしかしてそういう意味でも
 
Pressure って付けたの? …まさかね(。-∀-)笑
 
 
ともあれ、新旧問わず
 
皆々様も是非ともご一聴。
 
 
 
…関連記事選ぶの難しいなぁ(。-∀-)
 
 
 
 
 
関連記事
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ハイ、今回は蔵出しレビューではなく
 
ちょっとした余談を。
 
 
まず、最近のレビュー記事の関連記事にも
 
ちょくちょく挙げていたDesasterkids
 
活動停止を発表しました。
 
しかし、バンドの公式発表には
 
終わりを意味するものではない
 
と、していることから一時休止なんだと思います。
 
とはいえ、やっぱり寂しいですね。
 
またシーンに復帰することを願いつつ、
 
もう1つ別の話題。
 
冒頭にFSTSの曲を出しましたが、
 
そんな彼らの初来日を手掛けた
 
T.M.MUSIC(ex.MHz FEST)のいさみさんが
 
彼らに関する、ある記事を上げました。
 
 
 
↑で使用した画像はワタシが撮ったヤツですが。
 
ds/Ian の病(肢帯型筋ジストロフィー)の公式発表
 
このバンドの支える、激烈なドラムは聴けばわかる。
 
でも、これが時間の経過によって叩けなくなる…
 
バンドの活動が止まるよりマシ
メンバーが死ぬことよりマシ
 
そんな風に思う人もいるかもしれない。
 
そう思うんだったら、彼がまだドラムを叩ける内に
 
もう一度、日本に来てもらいたいと思わないかい?
 
FSTSやばい!好き!
 
って、SNSで発信すること、
 
知人・友人に薦めることくらい朝飯前でしょう。
 
それだけでバンドの来日への手助けになるなら
 
安いもんでしょう。
 
 
バンドの公式サイトでは
 
現在、マーチのセール中だし、
 
来日時に彼らのマーチが買えなかった人は
 
この機に買うのも良いでしょう。
 
 
数日前に、自分も欲しかったマーチを買いましたが、
 
Tシャツ2枚買って、送料込みで4,000円でしたよ。
 
セール様さまです。
 
 
 
自分と同じようにブログをやってる人なら
 
音源をレビューする、ライブレポ再アップする
 
 
などなど、バンドをサポートするやり方は色々ある。
 
その中のどれを選んでも良いと思います。
 
自分ができる範囲、やれる範囲でのサポート
 
それで十分だと思います。
 
 
 
実際にライブはとても良かったし、
 
いさみさんの言葉や、実際の彼らの言動を見てても
 
人柄が良いことはお墨付きでしょう。
 
ATBのライブレポにも彼らのツイートを載せましたが
 
共演したバンドが別の国でライブするってのに、
 
その宣伝をその国のファンに呼び掛けるなんて
 
そんなことまでするバンド、今まで見たことない。
 
 
是非ぜひ、FSTSのサポートを。
 
毎度毎度、関連記事が大して読まれていないのなんて
 
自分がいちばんよくわかっていますが、
 
駄文ながら、ワタシの書いたレビューと
 
来日時のライブレポも合わせて置いておきます。
 
それもキッカケ作りの1つですしね。