Bring Me The Horizon『amo』世界が注目するバンドの最新作!気になる作風は? | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 
さて、今日は文字数も多いので
 
前フリはなしで、早速本編にいきましょう。
 
良くも悪くも、今や世界中で最も注目を集めるバンドが
 
2019年が始まってすぐに新譜をリリース!
 
 
 
 
Bring Me The Horizon『amo』
01. i apologise if you feel something
02. MANTRA
06. ouch
09. why you gotta kick me when i'm down?
10. fresh bruises
12. heavy metal (feat. Rahzel)
13. i don't know what to say
 
(NM MAGAZINE)
 
 
 
 
 
 
 
と、のっけからNM MAGの記事をズラッと載せましたが
 
全てはインタビューの方に集約されているので
 
その2件を読めば間違いないかな、と。
 
 
ってことで、今のバンドシーンに於いて
 
世界で最も注目されているバンド
 
Bring Me The Horizon
 
大金星を上げた前作That's The Sprit から約3年
 
6枚目のアルバムamo をリリース!
 
ソニーから国内盤が出る?知らんな←
 
リリース毎にサウンドに変化を加えてきたBMTH
 
メディアに出ていた情報では、
 
今作はポップさに磨きがかかっている
 
的なことを語っていましたが、果たして…
 
そいつを確かめる為に、早速聴いてみました。
 
 
今回はインタビューで語ったことや、
 
関連記事も一緒に載せていこうかと思います。
 
 
 
 
 
 
i apologise if you feel something
 → MANTRA
浮遊感のあるサウンドから、ストリングスや
コーラスと共に送る約2分の1曲目を、
アルバムの、そして次曲のイントロとして起用し、
今作で最初に発表された曲、
グラミー賞にもノミネートされている"MANTRA" へ。
この繋げ方、入り方は良いなぁ。
おそらくリードトラックとされてるであろうだけに
さすがのクオリティを誇ってますね。
サビのラスト"MANTRA" って言いたくなるもん←
少ないながら、Oli もシャウトしてますしね。
メロディがキャッチーながら、バンドサウンドはヘヴィに展開。
さすがに前作の"Throne" の衝撃には劣るものの、
十分にキラーチューンになる可能性を感じます。
そしてMVよw
教祖Oliver Sykes に、陳腐なCGですよwww
狙いまくってる映像はさすがに笑うw
 
以下、Jordan の曲解説
 
「MANTRA」は最初に聴かせたい曲ではあるんだけど、1曲目には持ってきたくなかった。だから「i apologise if you feel something」は「MANTRA」のイントロダクションにしたかったんだ。と同時に、アルバム全体のイントロダクションにもなってると思う。でも、思い切りエレクトロニックな曲が1曲目に来るわけだから、リスナーは驚くだろうね。だけど、こういう今までに聴いたことのないような奇妙な曲を作るのは楽しいんだ。
 
 
nihilist blues (feat. Grimes)
今作随一のEDMナンバー。
Grimes がゲストに迎えられてるのはすごいけど
EDM感が強すぎてなぁ…
でも既存のEDMとは違ってボーカル入りだし、
それよりも全然聴きやすいんだけどね。
ただ、こういう曲が続くと、dr/Matt はまだしも
gt/Leeba/Matt の存在感がな…
曲的には同じような流れで脱退してしまった
30STMのgt/Tomo みたいにならなきゃいいけど。
以下Jordan の解説↓
 
ちょっと変わった、古臭くて面白い、ちょっとダサめの’90年代のダンス・ミュージックなんだ(笑)
ピアノのメロディのリードのラインは’90年代のハウス・ミュージックからの影響なんだ。ずいぶん昔から好きなんだけど、今回初めてやってみたし、それでいてBring Me The Horizonらしい曲になった。だからこういうダンス調、レイヴ調の曲が出来てうれしいよ。
 
ダークな曲だし、2番のヴァースには奇妙なブレイクダウンも入る。しかもギターが入らないブレイクダウンなのもいい。それで、2番のヴァースにはゲストを入れたかった。それでアプローチする人のリストを作ったんだ。
Grimesがやってくれるとは思わなかったんだけど、曲を送ったら「絶対にやりたい」って言ってくれて。クールなアーティストだよ。スゴくクリエイティヴで、完璧に取り組んでくれた。僕たちの期待してなかった感じで仕上げてくれたしね。間違いなくこの曲のレベルを上げてくれたよ。
 
 
 
in the dark
前曲の後を引いたようなボーカルで始まる4曲目。
しかし今度はそこにチャラさはなく、
落ち着いた、まったりした雰囲気で展開します。
この曲ではギター、ベースも活躍しており
これまでとテイストは違えど、こういう曲なら
LeeMatt も存在を感じられて良いんだがなぁ。
 
 
wonderful life (feat. Dani Filth)
MVではゲストのDani Filth がコミカルな感じで出演している5曲目。
ここではバンドサウンドも大いに展開。
やっぱこういう曲の方が上がるなぁ!
サビは大シンガロングを期待できるほどに
脇を支えるコーラスが大きく、メロディが非常にキャッチー。
ノリノリなギター&クラップを抜けたところには
悲鳴にも似たスクリームとブレイクダウン!
ラストサビにはホーンサウンドも展開し、
曲のダイナミックさを底上げします。
こんなウェットでダミ声なOli じゃなくて
Brendon が歌えばPATDになるんじゃね?的な。
 
 
 
ouch
引き続きホーンサウンドを賄うサックスと、
ピアノサウンドから始まる6曲目。
小気味良く叩くドラムと、加工された女性…
というか、女の子にも聴こえるボイスで展開する短曲。
 
 
medicine
MVが何とも言えないキモさ(誉め言葉)を演出する7曲目。
MVではそんな成りを見せつつも、
曲自体は抜群のキャッチーさとエモーショナルさを見せる。
言葉にするのは難しいけど、何とも言えないツボを刺激されます。
個人的にはMVもプラスに働いてますけどね笑
今作では割と上位に好きです。
 
 
sugar honey ice & tea
抜群のポップさと、ヘヴィなギターサウンドが展開する8曲目。
まず曲のタイトルがポップシンガーのそれよなw
サビのテンポ感、リズム感が好きだなぁ。
Oli の女々しい叫びも、ここではむしろ合ってますね。
 
 
why you gotta kick me when i'm down?
ここでは"nihilist blues" とはまた違った
エレクトロ要素強めな展開を見せる9曲目。
やっぱこう…MANTRA とかmedicine に比べると
こういうのにはあんまりアンテナ反応せんな。
流し聴きしてる分には別にいいけど、
敢えてこれだけを聴こうって気にはならん。
ちょっと30STMの最新作に入ってそうな雰囲気。
 
 
fresh bruises
イントロの雰囲気的には落ち着いた曲なのに、
曲中に流れる心臓の鼓動のような音と、
曲の雰囲気がそこはかとなくダークさを感じる10曲目。
そこを抜けると曲調も少しアップテンポになるが
底にあるダークな部分は変わらない気がします。
 
 
mother tongue
これを聴いた時は笑っちゃったわw
それの読み方(発音)がamo ってことはわかるんだよ、
でもこちとら日本人だからさ
エェェーーーモォォオーーーーー(emo)!!!!!
は、笑いを禁じ得ないわwww
そんなところはありつつも、
サウンドの雰囲気的には少しmedicine も感じる
グッドメロディを響かせる曲です。
しっかりバンド感もあり、ピアノやストリグスによる
オケ感もあり、壮大さを演出。
コーラスによるシンガロングパートもあるし、
これはライブ映えしそうなのが容易に想像できる。
Oli の声がちゃんと出さえすればね←
しかし、『amo』 という言葉に関しては
インタビューでも色々と語っているように、
その言葉を叫ぶ曲のタイトルが
"mother tongue (母国、母国語)"
ってのもまた面白いですね。
 
 
heavy metal (feat. Rahzel)
こういった音楽性に変化して、
インタビュー等々でもあれだけ言っていて、
もはやこのタイトルは皮肉しかないですねw
ゲストに抜擢したRahzel
 
ラゼール(英 Rahzel )は、ヒップホップバンドのザ・ルーツの元メンバーであり、ヒューマンビートボックスの世界ではゴットファザーオブノイズと呼ばれている。
 
こういった人物像で、彼を起用すること自体が
メタルシーンやロックシーンへの反旗にも見える。
しかし、やはりこのタイトルだからか
今作の中でもバンド感は強い。
そして最後の最後には
それはヘヴィメタじゃねぇぇぇえええ
と、久々に見せるOli の全力スクリーム!
この言葉をスクリームで叫ぶってのも皮肉満点w
 
 
i don't know what to say
今作ラストの曲は、のっけからストリグスでの
イントロで始まります。
ピアノサウンドや、他にも色んなサウンドがあり、
それでいてバンドサウンドもひとしお。
ここへ来てギターソロまで飛び出しましたしね。
オケ感は今作で最も強く、ここまで来るとね、
ロイヤル・アルバート・ホール公演の時みたいに
バックにオケを置いてライブする未来が見える…
 
 
それほどに、アルバムのラストを飾るに相応しく、
オーケストラを起用してのライブも想像がつきます。
 
 
 
 
 
以上、
 
Bring Me The Horizon『amo
 
でした。
 
Sempiternal からThat's The Sprit でも
 
かなりの変化をしたけども、
 
その『That's The Sprit』 からも
 
まただいぶ変化した作品を世に出しましたね…笑
 
ただ、でも『That's The Sprit』 が好きな人なら
 
そこまで拒否反応なく受け入れられるのでは?
 
 
インタビューを読んでもわかる通り、
 
エレクトロパートは大幅増加、
 
もはや"バンド"を感じる曲もごく僅かで、
 
もはやOliJordan の別プロジェクト
 
って雰囲気すらある。
 
Oli がボーカルだからかろうじてBMTH…?
 
ってわかるものの、ホントもう初期の頃とは
 
全く違う別バンドそのものですしねw
 
しかし、だからこそ今作は抜群のポップネス
 
ふと口ずさめるほどにキャッチーなメロディ
 
より多くの人が"聴ける"作品なのも確か。
 
Twenty One Pilotsに影響を受けてる
 
なんて言ってたのも大いに納得できます。
 
YouTubeで今作の曲を聴くと、
 
遂に関連動画に21P出てくるようになりましたしねw
 
Oli がインタビューで言っていた
 
これまでとは全く別の方法でヘヴィにもしたかったし、キャッチーにもしたかったんだ
 
この言葉をしっかりと体現できている作品じゃないか、と。
 
これがね、自分でも驚きましたが
 
気付くと何周もリピートしてるんですよね。
 
それほどのキャッチーさ、人を選ばない聴きやすさ
 
ってのは間違いなくあると思います。
 
 
 
 
しかし、だからこそ
 
また賛否を呼ぶだろうな、と笑
 
もうね、これまでにも離れ時はけっこうあったのに
 
ここへ来て未だに叩いてるメタラーとか
 
デスコアキッズなんて、ただのドMとしか思えませんがw
 
大いに変化したとはいえ、
 
やっぱり『That's The Sprit』 から
 
大量に入ったであろう新規ファンには
 
大いに受け入れられるように思います。
 
 
 
こういう賛否が飛び交うものが世に出たとき、
 
作品の賛否だけではなく、
 
賛を叩く否、否を叩く賛
 
ってのまで誘発してしまうのが残念なところ。
 
●これの良さがわからないなんて可哀想なヤツだな
●こんなのが良いとか残念すぎだろ
 
自分の良し悪し、好き嫌い
 
そこに留めておけばいいだけなのに、
 
わざわざそこに焦点当てて攻撃しなくてもよくね?
 
そいつが嫌いだとか、
 
そいつに親兄弟を○されたとかならまだしも。
 
それはその人がそう思っただけなんだから放っとけばいいだろ。
 
1曲、2曲しか聴かずに偉そうにしてる阿呆は
 
叩いてもいいと思いますが←
 
…いや、蛙くんはやっぱ放置しとくのがいいかな。
 
ともあれ
 
一人の意見、一人の考えとして
 
尊重しろとまでは言わないけど、割り切れよと。
 
どっちの言い分もわかるけどさ。
 
BMTHに対して言えば
 
デスコア、メタルコア期のような
 
切れ味鋭い曲を聴きたい気持ちもわかるし、
 
『That's The Sprit』 『amo』 どちらの作品にも
 
これは良い!って曲もあるし、
 
これは…うーん……って曲もあるし。
 
人種、国、宗教関係なく、
 
音楽なんて世界中の人が聴いてるんだ。
 
個人の好き嫌い、合う合わないがあって当然。
 
変化が受け入れられたなら万々歳。
 
でも、別に変化が受け入れられなくてもいいじゃない。
 
たったひとつのバンド、たったひとつの作品
 
それに対する賛否
 
そこをわざわざ対立煽ってどうするんだ(。-ω-)-3
 
 
 
 
今でこそだいぶ減りましたが、
 
的を射てる、的外れ、どちらもあったとは思いますが
 
数年前はそんな批判的な記事も色々と書いてきた自分が
 
大口叩けるような立場でもないんですが。
 
ただ、近年の(無駄、無意味な)批判や
 
くだらない言い争いが本当に多い世の中を見てると
 
もう放っとけよ…
 
と、言いたくなるのもまた事実なとこで。
 
 
 
ただ、これに関しても
 
前々からここでもずっと言ってきてますが
 
そのバンドが好きだからって
 
やることなすこと全て称賛、肯定なんてしなくていいし
 
する必要なんて全くないと思うんです。
 
好きだからこそ嫌いなところ、合わないところがあっても
 
不思議じゃないし、むしろ当然だろう。
 
嫌いなところ、合わないところを見つけた時に、
 
それでも好きでい続けるか、離れるか
 
これだって人の自由でしょ、と。
 
そこにツッコミを入れても野暮でしょうに。
 
 
まぁ、それはひとまず置いといて。
 
 
今やもう新しいロックスターは出てきてこないからね。ロックというジャンルからはずいぶん長い間アイコンのような存在が出てきてないよね。ロック・フェスティバルにしても、いまだに大御所ばかりが目立ってるし、いつまで経ってもOzzy OsbourneとかMetallicaが君臨してるよね。それからSlipknotを始めとして、何年もヘッドラインのラインナップが変わらないままだ。一方で、他の音楽ジャンルからは常に新しいアイコンが出てきてる。しかもポップ・カルチャーに絶大な影響力を持ってる。ロックには変化が少ないし、細かなジャンルの境界線だとかルールだとかが多すぎる。ギターとドラムのサウンドが必ず入ってなければいけないとか、そんなのは今では全く新鮮じゃない。ヘヴィなモッシュを煽って、ヴォーカルは叫んでばかりだ。一方、ラップの方は毎日のように新しいアイコンが出てくるし、カルチャーになってる。音楽は常に新しいものが生まれて更新していくものなのに、ロックはちっとも進化していないんだ。ロック・バンドだからできること、できないこととか、そういうのはもうどうでもいいんだよね。だから僕たちはそれをロックと呼ぼうが何と呼ぼうが、音楽でしかないんだけど、今までに他の人がやったことのない新しいものを提示していきたかったんだ
 
 
と、インタビューでもOli が語っていましたが
 
これは煽りでも何でもなく、事実だと思うんです。
 
ロックシーン、バンドシーン自体が
 
今や死に体みたいなもんで、
 
次々に新しいシンガーが出てくるポップス、
 
ここへ来て見事に台頭してきたラップ、
 
そういうシーンに比べたら
 
ホントに新旧の入れ替えが出来ていない。
 
大型フェスのヘッドライナーはジジィばっかり。
 
でも、それがロックシーン、バンドシーンだ
 
と、言ってしまえば確かにそうなんだけどさ。
 
だからこそ上手く循環できていなくて、
 
昔に比べ、休止や解散するバンドも非常に増えた。
 
そんなんでいいの?
 
ってのは確かに思うし、これらのことなんて
 
ロックシーン、バンドシーンが好きなまともな人なら
 
誰しもが思っていることだとは思うんですよね。
 
そういったところを打開しようとしてるのが
 
Bring Me The Horizon
 
っていうのは、決して間違いではないんじゃないでしょうか。
 
フェスのヘッドライナーに関しては、
 
割とジャンルごちゃ混ぜ系のフェスなら
 
Fall Out Boy Panic! At The Disco
 
Thirty Seconds To MarsTwenty One Pilots
 
Tame ImpalaImagine Dragons …etc
 
あたりが、次期ヘッドライナー候補であったり、
 
フェスによっては既にヘッドを務めたバンドもいます。
 
ごちゃ混ぜ系ゆえに、ポップシーンとの繋がりもあり
 
そこに食い込めるバンドだからこそですが。
 
 
そして爺ひしめくロックシーン、メタルシーンでは
 
Bring Me The HorizonArchitectsParkway Drive
 
GhostFive Finger Death PunchAvenged Sevenfold あたりが
 
次世代のヘッドライナー候補なんじゃないか、と
 
近年の大型フェスのラインナップや
 
バンドの名前の位置を見るとそんな気がします。
 
ここに挙げたバンド、少なくとも
 
日本じゃ無理くさいのは言うまでもありませんが。
 
老人より若者が圧倒的に少ないのに、
 
その若者がバンドミュージックなんて聴かないもの。
 
更にそこから若手海外バンドなんて言ったら
 
え?何それ?
 
レベルだし、ヘッドライナーどころか
 
大型フェスに呼ばれることすらないワケで。
 
 
 
 
BMTHはそんな現状を打開すべく、
 
こうしてキャリア毎に作風に変化を加える様は
 
Linkin Park あたりを彷彿させますね。
 
新譜出すたびに叩かれてるのも一緒だ。笑
 
そんな作品の良し悪し、好き嫌いは別として
 
シーンが注目しているのは間違いない
 
Bring Me The Horizon
 
そんな彼らの新譜、是非ご一聴。
 
 
 
 
 
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そして、発売日から2日…
 
Amazonからようやく届きました。
 
よーし!やるぞ!キングダムハーツ\(^o^)/