Cold Black『Circles』壮大なサウンドメイクを誇るデンマークの新鋭! | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 

さて、今月はライブがちょこちょこあるので

 

合間合間に上手いこと記事を消化していきましょう。

 

リリース時期から多少遅れてはいますが

 

何作か続けてレビュー記事をば。

 


BackWordzOHOHShe Must BurnCreeper

挙げたバンドの内3/4がUKバンドですが。

今年デビューアルバムをリリースした

これらのバンドは、1stから非常に秀逸でした。

そして本日のレビュー作品もまた

先月デビューアルバムをリリースしたばかりの

デンマークはコペンハーゲン出身のバンドです。

最近、国内盤が出なくても

店舗で輸入盤を入荷するのをよく見かけるので

今回も少し待ったけど、

やっぱ1~2週間じゃダメだな、と諦め

聴きたさに勝りiTunesでデジタル盤を購入。



Cold Black 『Circles』
1. Circles
2. Resound
3. Call of the Wild
4. Miles & Miles
5. Dead End Eyes
6. Throw Me to the Wolves
7. The Rain
8. Fire Walk





最近10曲未満でもフルアルバムとして

リリースするバンド増えてきましたよね。

リリース元はUSのArtery Recordings

アルバムは8/18リリースだったものの

契約自体は5月にしています。

She Must Burn のUKに続き、今度はデンマーク

本国だけでなく、色んな国のバンドと契約してきて

とても良い傾向にあると思います、ハイ。

CRYSTAL LAKEもココですしね。





アルバムをリリースする遥か前、

このシングルを出してました。

vo. Victor Rimpler
gt. Alex Rimpler
gt. Martin Dupont
ba. Jeff Polsen
ds. Jamal Gordon


VictorAlex は兄弟かな? は、置いといて

この曲から既に、今作の布石であるような

サウンドは健在でした。



そんな今作1曲目は、タイトルトラックでもあり
MV化された"Circles"
シンセをふんだんに使用するも、
バンドの本来もつ確かな"バンド感"や
きちんと練られたグッドメロディと
歌モノであるキャッチーさで
非常に聴きやすい曲となっています。
子供の声を使ったコーラスもまた良か。

続くもMV曲である"Resound"
シンセとストリングスで奏でるイントロに、
壮大さとエモーショナルさを兼ね備えた1曲。
劇場的なシアトリカルサウンドが好きな自分にとって
やはりストリングスの要素は大きい。
そこに絶妙に乗るシンセがまた良いですね。

3曲目"Call of the Wild"
今作で最もバンド感の強い曲じゃないかと。
それでもしっかりメロディを押さえており
聴きやすさは満点。
ここでは子供ではなく、大人のコーラスを使用し
曲の壮大さとドラマ性を高めています。

そして再びMV曲となる"Miles & Miles"
この曲最大のポイントはラストへ向かう前、
劇場的に、激情的に打ち鳴らさせるストリングスと
そこからバックの壮大なコーラスに支えられつつ
ラストへと向かう部分かなと。

5曲目の"Dead End Eyes"
これまで同様、バンドとシンセの良さを発揮し
ミドルテンポながら、

vo.Victor のがなり気味のシャウトも顕在。
これまで色んなバンドを聴いてきたけど、
"やり方"に沿ったスクリームよりも
個々の声を活かしたシャウトの方が
自分は好きなんだなと改めて実感します。

続く6曲目の"Throw Me to the Wolves"
静と動の切り替えと、ここでもコーラスの
壮大さを存分に発揮。
こういうのって大きな会場であればあるほど
映えるんだよなぁ。
このバンドがそこに辿り着くかどうかは
まだまだ先の話だろうけども。

7曲目の"The Rain"
バンド感の裏で静かに鳴るシンセサウンドと
サビはバンドサウンドのみで大きな世界観を作り上げています。
そのおかげで、これまで色んな形で存在感を見せてきた
シンセパートは今作で最も少ないかも。
ブレイクさせるパートもあり、コア感のある部分も。

ラストとなる8曲目"Fire Walk"
鍵盤の旋律が美しさを奏でる、ミドルバラード曲。
ここでもストリングス要素とコーラス隊加わり、
最後までバンドの持つ壮大かつドラマチックな
サウンドをコレでもかと彩ってくれています。





という、Cold Black のデビュー作でした。

ちゃんと聴いた人にはわかるかもしれないし

APの方でも散々言われてましたが

最近のBMTHが好きな人には、かなりヒットするでしょう。

そこに加えてBad OmensDead By April

果てはLinkin Park フォロワーにも薦められます。

キャリア的には、Bad Omens あたりと共に

今後の成長を見ていくと面白いかも。

これからが楽しみですねー\(^o^)/


数々の新進気鋭のバンドと契約している

Artery Recordings ですが、

少し前に話題になったことが…

 

Artery RecordingsがWarner Bros. Recordsに買収される(ALTERNATIVE PRESS JAPAN)


ということが発表されました。

これが良いことなのか、悪いことなのか、

それはこれからの動き次第ですが…

これまでのArtery の動き、功績が良かっただけに

メジャーレーベルが介入してこられてしまうと、

その良さが失われる可能性は十分にありますね…


そういったことが影響してかしないでか

この買収のニュースが出た直後に、

CRYSTAL LAKEがオランダの

LOUD NOISE というところとも契約をしました。

そもそもArtery がUK方面にも足を伸ばしてきていたこと

そこへ来て、新たにオランダのレーベルと契約、

そして続々と決まるUK方面でのライブ

 


 



自身名義のツアーだし、UK TOURの情報を

ちゃんと公式で発表したのはわかる。

でも、OHOHとのライブや

LOUD NOISE との契約に関しては

バンドや、レーベルはちゃんと発表するものの

CRYSTAL LAKE自身は一切情報出してないんですよね。

何かそういうところが疑問というか、気に入らないというか…

腐った大人の事情なのかもしれないですけどね。

先日のMMIに関するCFとかcoldrainじゃないですが

お前らみたいに海外の経験があるバンド、

海外のバンドやレーベルと繋がる実力をもったバンドが

そういった海外との関連事をちゃんと発表しないで

どうすんだよ、と。

頼むぜ、ホントによー期待してんだから。

ガッカリさせるようなことをしてくれるな。



と、最後少し愚痴りましたけど。

Cold Black

こちらも間違いなく期待の新人です。

Linkin Park
Bring Me The Horizon
Dead By April
Bad Omens


あたりが好きな人は是非!