From Sorrow To Serenity『Reclaim』UKメタルコア2枚目のフル作! | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 
少し前にライブ時の耳栓が話題になってましたね。
 
耳を守る為に耳栓をするのに
 
耳栓をすると演者に失礼
 
……はぁ?(。-∀-)
 
この問題に限らず、毎度毎度さぁ…
 
こういうくだらねぇこと言い出すのは
 
毎回毎回どこの馬鹿なんだろうね。
 
どうやら事の発端はコレみたいですが↓
 
 
そもそもコレだって見出しは
 
大音量から耳を守れ
 
じゃん。
 
 耳 を 守 る 為
聴 覚 を 守 る 為
 
日本語読めねぇのかな。
 
くだらねぇこと言い出す前に
 
ちゃんとてめぇで調べてから発言しろよな。
 
はー…もう自称正義マンにはウンザリだわ。
 
ま、自分は普段から耳栓なんてしてませんけどね←
 
どうも、トトです。
 
 
 
さて、本日のレビューですが
 
もし彼らのライブに行くんだとしたら、
 
そんな耳栓が必須になること間違いなしのバンドです。
 
そして以前、発掘記事を書いたバンドでもあります。
 
最近、発掘記事キッカケのバンドが
 
続々と新譜をリリースしてきて調子良いです。
 
そんなバンドを
 
これからも発掘していきたいっすなぁ。
 
んなことよりも、とにかくレビュー!
 
 
 
 
From Sorrow To Serenity
『Reclaim』
01. Denounce
04. Alight
06. Solitude
07. Unity Asunder
08. Inside A Soul
10. 7
11. Resurgence
 
 
UKの"メタルコアモンスター"
 
From Sorrow To Serenity が2枚目となるアルバム
 
Reclaim を3/22にリリース!
 
デスコア上がりのメタルコアバンド、
 
徐々に名のあるバンドやフェスにも呼ばれ、
 
少しずつ、でも確実に人気や知名度を上げてきている
 
UK期待の新メタルコアバンドです。
 
今作のリリース時期が決まってからというもの、
 
彼らの新譜が出るのも楽しみにしてました。
 
そんなFSTS、約3年ぶりとなる
 
2枚目のフルアルバム、聴いてみました。
 
 
 
 
Denounce
まずは1曲目、不穏なSEから始まり
ガツンとヘヴィなサウンドで幕を開けます。
アルバムのオープニングながらミドルテンポですが
ヘヴィさに秀でた超重量級。
 
 
We Are Liberty
2曲目は今作リリースに先駆けて、
1月にMV公開、そしてシングルカットされた曲。
ここからが本当のスタート!的な感じで
今回のアルバムを聴いた1周目から、
スゲー(・∀・)イィッ!!!!!
と、イントロからどハマりしました。
イントロ超カッコ良くないすか?やばくないすか?
アップテンポに激走するヘヴィメタルコア。
Fight!! Fight!! / Rise!! Rise!!
と、サビではわかりやすいシンガロングパートも飛び出し、
ライブでも大いに映えることも想像に難しくありません。
 
 
Reclaim
続く3曲目のタイトルトラックもMV曲。
MVは今月頭に公開されています。
1曲目同様、ミドルテンポに展開するメタルコア。
曲全体がダークな雰囲気で、
当然ブレイクダウンも申し分なし。
コーラスを含めた声量の多さも○です。
 
 
Alight
アグレッシブサウンドとスクリームから始まる4曲目。
この曲も比較的ミドルテンポで、
ヘヴィにじっくりガンガン突き進んでいきます。
ラストはイントロ同様なアグレッシブさも見せ、
攻め感を出して曲を締めます。
 
 
Perpetrator
モノラルスピーカーのような少し曇ったイントロが、
クリアになると同時に激しいブレイクが明らかになる5曲目。
そのブレイク&スクリームを抜けると激走!
大きなサークルが…見える!(`☆ω☆´)
サビのボーカルもコーラスと共にダイナミックさを見せ
イントロと同じようにブレイクで締めます。
 
 
Solitude
掻き鳴らす高音リフから再び走り出す6曲目。
のっけから勢いあるの良いよ!
低くリズムを刻むリフと対を為す低音リフの対比も良い。
激走パートも2つ3つありますが、それ以外の部分も
重戦車がなぎ倒してズンズン進んでいく様を見せます。
Taaakes, meee awaaaaay!!!
からの、激走パートがまた激アツで、
そこからなだれ込んでいくラストがクソカッコいいです。
 
 
Unity Asunder
7曲目はメロディックな高音リフから始まります。
そこからヘヴィに奏で、叫び、
イ゙ィィィイイヤ゙ァァァアアアア゙ア゙ア゙ア゙
と、叫んでからの激走パート突入はかなりアツい。
曲の展開的にも、来るぞ…来るぞ……な展開から
フラグ通りの激重ブレイクダウンも超クール。
 
 
Inside A Soul
ヘヴィな不穏なサウンドがフェードインしてきて、
ここへ来てグルーヴ感を増したイントロを展開する8曲目。
そのせいか、同じミドルテンポな曲でも、
他とはまた違った雰囲気を聴かせてくれます。
FSTSなりのニューメタルナンバーかな。
 
 
Supremacy
9曲目には、自分がFSTSに出会ったキッカケの曲
"Supremacy" もバッチリ収録してくれました。
この曲に惚れ込んでバンドを知り、
発掘記事まで書いたので、シングルだけに留まらず
アルバムにも収録してくれたのは嬉しい。
MVのサムネからシアトリカル系かなと思いつつ、
大いに騙された結果にはなりましたが、
久しく聴いてなかったここまでのアグレッシブ曲に
眠っていた血が掘り起こされた感じがしました。
有象無象にはならない何かを感じたからこそ、
この曲の良さ、バンドの良さを知れた曲だったな、と。
 
 
7
10曲目は非常にシンプルなタイトル。
曲自体もシンプルにクールなメタルコアです。
ガツンとじっくり突き進む感じかと思いきや、
転調しブラストありきなアグレッシブな展開も見せます。
多弦ならではの、いちいちヘヴィなリフがやべぇ。
 
 
Resurgence
そしてラストの11曲目でも、
そんなヘヴィサウンドは崩すことなく。
ここまでも何度も見せてくれたコーラス込みでの
ボーカルワークの壮大さも取り入れ、
どっしりヘヴィでゴリゴリなサウンドながらも
曲全体のダイナミックさも見せる曲で、
全11曲、約43分の作品の幕を閉じます。
 
 
 
 
以上、
 
From Sorrow To Serenity『Reclaim
 
でした。
 
世界的にも知られている有名音楽誌Kerrang!
 
メタルコアモンスター』と評された実力を
 
遺憾なく発揮したアルバムでした。
 
前回レビューしたThe Royal
 
素晴らしいメタルコア盤だったけど
 
今回のFSTSも負けず劣らず。
 
The Royal は全曲アグレッシブで
 
メロディックなメタルコアを鳴らす良い盤。
 
FSTSはThe Royal ほどメロディックではないものの
 
その分、サウンドのヘヴィネスに秀でる。
 
デスコア上がりのメタルコアバンドってことで、
 
サウンドのヘヴィさは十分すぎるほど。
 
先日、MHz FEST preで初来日を果たした
 
大御所メタルコアバンドBleed From Within も兼務する
 
gt/Steven あってこそかね?このクオリティは。
 
この作品を経て、また徐々に人気や知名度を
 
上げていく可能性を十分に秘めたバンドです。
 
 
 
そんな彼らも、MHz FEST preで
 
 

 
フランスを代表するメタルコアBetraying The Martyrs
 
そして、正真正銘この来日公演で活動の幕を下ろす
 
オーストラリア産デスコアBoris The Blade と共に
 
FSTSも初来日を果たします。
 
この3バンドの中で、Steven のみが
 
今年2回も来日することになりますね笑
 
そして、この3バンド全てが初来日の大注目!
 
MHz FESTの功績により、どれだけのバンドが
 
初来日を果たせたことか。
 
MHz FESTは6月で終わってしまう為、
 
この公演自体も大いに貴重な来日公演です。
 
 
以前、別の記事にも書きましたが
 
MHz FESTが終わることによって、
 
ポスコア、メタルコア、デスコアバンドの来日は
 
今以上に激減することでしょう。
 
そして、これは既に何度も言っていますが
 
海外バンドの貴重な"1回"の来日
 
その"貴重な1回"を逃すことは無きよう、
 
好きなバンドが来日したら意地でも行きましょう。
 
それが"次の1回"に繋がる大きな糧になります。
 
 
 
今回来日する3バンドの中では
 
FSTSがいちばんの若手だし、知名度も低いでしょう。
 
しかし、このアルバムを聴けば
 
バンドのクオリティは確かな実力を持ってることがわかるハズ。
 
是非ぜひ、今作もしっかり聴き込んで
 
From Sorrow To Serenity の来日にも備えましょう。
 
ぶっちゃけ、個人的には
 
BTMより、BTBより、FSTSがいちばん楽しみです笑