The Royal『Deathwatch』熱く、攻めまくりの新譜リリース!オランダ産メタルコア! | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 
今日も何気なく記事を更新してますが
 
そういえば今日って
 
Download Japan
 
の日か。
 
自分がいちばん好きなバンドが来日しているのに
 
ラインナップと金の問題でスルーすることになるなんて…
 
なんか色々と腹立つ!悔しい!
 
まだ今年が始まって3ヶ月経ってないのに
 
音楽熱の更なる低下が著しいですよ…
 
どうも、トトです。
 
 
 
音楽熱の低下に反して
 
今月から新譜リリースも本格的に増え、
 
レビュー記事が大いに捗っています。
 
どんどんいきましょう、どんどん。
 
とはいえ、今日でレビューのストック尽きますがw
 
今回のバンドは
 
以前、発掘記事も書き、昨年は来日もした
 
オランダ産メタルコアです!
 
CLのフリーライブが2日後に迫っていますが、
 
その前に、CLにも縁のあるバンドの新譜レビューです。
 
 
 
 
The Royal『Deathwatch』
01. Pariah
02. Savages
04. Soul Sleeper
06. Exodus Black
08. Lone Wolf
09. Avalon
10. Glitch
 
 
 
昨年11月にRNR TOURS招聘で初来日を果たした
 
オランダのメタルコアThe Royal
 
Youth Fountain と同日3/8に3枚目となるアルバム
 
Deathwatch をリリースしました。
 
ジャケットも良い感じですね。
 
流行りのバラを起用し、蛇と髑髏。
 
ジャケットデザインからも期待を煽ります。
 
 
昨年ライブを見たメタルコア勢の中でも
 
上位に食い込むほどのクオリティを見せたThe Royal
 
海外ではCrystal Lakeとも共演経験があり
 
今作にはRYOがゲスト参加している曲もあります。
 
 
今月リリースが楽しみなメタルコアと言えば
 
もうじきFrom Sorrow To Serenity が控えてますが
 
その前にまずはThe Royal といきましょう。
 
 
 
 
Pariah
さて、今作のオープニングを飾る1曲目は
イントロからヘヴィなサウンドで幕を開けます。
そのままアグレッシブなサウンドを展開し、
疾走パートへとなだれ込むクールなメタルコア!
メタル色の濃いリフに、クリーンの一切を排除した
ウェットなオールスクリームで送る気持ち良さ。
それだけでなく、ブレイクダウンも激烈。
こういうので良いんだよ、こういうので!
と、改めてメタルコアのなんたるかを知らしめる1曲。
 
 
Savages
2曲目も、重戦車が突き進んでいくような
硬く、ヘヴィなイントロから始まります。
そして重戦車が速度を上げて、
全てを薙ぎ倒していくような激走パートへ。
\m/メタルコア最高\m/
と思える、手抜きなしのサウンドが非常に良い。
 
 
State Of Dominance
おそらく昨年1年間のツアーのライブビデオ的な
MVとなっている3曲目。
日本でのシーンも少しだけ入っています。
イントロから鍵盤サウンドと共にヘヴィサウンドを展開。
攻め感のあるメタルコアサウンドに、
怪しげな鍵盤サウンドをはじめとした打ち込み要素が
曲にダークな雰囲気を付加しています。
 
 
Soul Sleeper
イントロ部分のヘヴィに掻き鳴らすリフ、
イヤホンで聴いてると左、右と交互に響く4曲目。
イントロを抜けると、重く、走り出し、
メロディアスなリードギターと、
ヘヴィに掻き鳴らすリズムギターが良く、
厳ついブレイクのあとは、草原に吹く風を彷彿とさせる
静かなパートを挟み、ラストサビはヘヴィに
ミドルテンポな聴かせるメタルコアに。
余韻を持たせるアウトロがまた良いです。
 
 
Deathwatch (feat. Ryo Kinoshita)
5曲目はタイトルトラック。
ゲストにCrystal LakeのRYOを迎え、MVにもなってます。
しかし、最初に聴いた時は、ミドルテンポで
グルーヴ感増し増し、シャウト混じりなラップ調、
ピュアメタルコアが売りのThe Royal すらも
ニューメタルに寄せてきたんかよ!
なんて思ったけど、曲が進んでいくにつれて、
曲自体のクオリティの高さ、カッコ良さに惹かれます。
気付いた時には
くそカッコイイやん!
となっていました。
満を持してのRYOパート、やっぱこの人のスクリーム
今回は曲の雰囲気も相まって厳ついなぁ。
そしてそのRYOパートキッカケで、
ニューメタルからメタルコアパートへと変貌し
アグレッシブさに秀でたサウンドがまたcool!!
リバイバルブームに乗ってきたバンドの多くが
The Royal くらいカッコイイ曲を出してくれてればなぁ…
って思うほど、ハイクオリティな曲です。
 
 
Exodus Black
6曲目はのっけから激走メタルコア!
気持ち良いくらいストレートなメタルコアで
久しく眠ってたメタルコア熱を呼び起こしてくれそう。
しかし、この曲ではストリングスを取り入れ、
少しシアトリカルな感じを出してるてころが
個人的にはどツボなんですよね。
 
 
Nine For Hell
7曲目は今作で最初にMVがUPされた曲です。
イントロからして完全なピュアメタルコア。
この最初に出た1曲で、アルバムの方向性を知るにも
十分なメタルコアナンバーだと思います。
いいですね、この蹴散らしていくような
ガンガンに突き進んでいくメタルコアは。
 
 
Lone Wolf
ピアノイントロから幕を開ける8曲目。
シンフォニックさを感じるコーラス?も挟み、
ヘヴィなバンドサウンドも展開していきます。
そのままアグレッシブに疾走し、
ブレイクダウンをぶち込んでくるという、
お手本のようなメタルコアを披露します。
Breeeaaak!! Freeeeeee!!
from aaaaa!!! gooonyyyyyy!!!(agony)
は、シンガロングかましたいっすね!
 
 
Avalon
軽快な打ち込みサウンドから始まる9曲目。
そこに食い込むヘヴィなバンドサウンドは
少し変拍子でdjentっぽい雰囲気も。
そんなイントロを抜けると再び走り出すメタルコアナンバー。
メタルコアに鍵盤サウンドが共に展開しますが
同じ鍵盤サウンドでも、If I Were You
Earthists.のような美麗サウンドではなく
鍵盤パートも低めで、ダークな雰囲気作りに拍車をかけます。
 
 
Glitch
ラストの10曲目は掻き鳴らすリフから、
ブレイクダウンを展開して曲が始まります。
そこを抜けるとアグレッシブに走るメタルコアに
再びブレイクダウンで畳み掛けます。
この曲はとにかくブレイクダウンが多く、
ラストのロングスクリームと共に展開する
ブレイクダウンはひとしお厳ついです。
 
 
 
 
以上、
 
The Royal『Deathwatch
 
でした。
 
最高のメタルコア盤だな。
 
しっかりメタルしてるヘヴィなサウンドに
 
叩きつけてくるブレイクダウン
 
クリーン一切なしの叫び倒すボーカル
 
改めてメタルコアの良さを認識したアルバムでした。
 
ミドルテンポで聴かせる曲も限りなく少なく、
 
アグレッシブで攻め感増し増しな曲が多く、
 
血湧き肉躍るメタルコアサウンドは超cool
 
唯一の変わり種を見せた1曲
 
タイトルトラックの"Deathwatch" も、
 
似た方向性を打ち出した他のどのバンドの曲よりも
 
クオリティも高く、遥かにカッコイイ!
 
オランダのメタルコアを代表するに
 
相応しいバンド、相応しい1枚でした。
 
 
 
初期Miss May I
 
5月に初来日を控えるBetraying the Martyrs
 
そしてもちろんCrystal Lake
 
など、など。
 
メタルコア然としたメタルコアが好きな人には
 
大いにオススメできるバンドであり、アルバムです。
 
過去に書いたCL好きにオススメするバンドの中にも
 
The Royal を追加しました!
 
それも含めて、以下に記載する過去記事
 
その他、過去レビューした作品、バンドが好きな人に
 
是非とも聴いて欲しい、知って欲しいと思います。
 
 
 
 
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