演劇設計局コミュニケのブログ
  • 20May
    • 劇作プレゼンテーション(田中 寛人)

      劇作プレゼンの様子をお届けするブログ第2回の主役は、主宰の田中寛人さんです。普段書く場合も、プロットをきちっと書いてから執筆に入るという田中氏。その発表内容は如何に……。時間割1時間目 『消えない黒板』2時間目 遺すか、遺さないか3時間目 良かった点4時間目 先生からの相談5時間目 生徒からの質問6時間目 フリーディスカッション* * *1時間目 『消えない黒板』以下、田中氏が取材から抽出したモチーフのプレゼンです。 数馬分校に行って、最初に見て一番印象に残った、黒板の話を書こうと思ってる。 当時の黒板が遺っているのがすごいと思ったのと同時に、消したらどうなるんだろう、誰が怒るんだろう。黒板を消したら、管理人さんもスッと消えるのでは? そこから考えたのは、誰か消しに来たんだけど、また次の日黒板が戻ってて、何度消しに来ても戻ってるっていう、そういう黒板を廻る話にしたいなと。 そうすることで、消えるものの意味が分かるのではないかと。 だから、消えない黒板をモチーフに廃校を守ろうとする人と取り壊そうとする人の対立軸で考えていければと。こちらが、田中さんがインスピレーションを受けた黒板です。数馬分校にはもう一つ黒板があるのですが、そちらは来場者が自由に書いてよいもので、現在まで変化し続けています。一方この黒板は、廃校になるまさにその瞬間の、別れの瞬間が記された黒板で、書いたり消したりしてはいけないことになっています。管理人さんと共に、数馬分校を見守ってきた黒板です。ここから物語が始まるのですね。* * *2時間目 遺すか、遺さないか 登場人物は、管理人の元教え子の女1。その同級生の男。男の妹の女2(ただし亡くなっている)。そして元管理人(亡くなっている)。 女1は元管理人の娘で廃校を取り壊そうとして、男は同級生で保存活動をしようとしている。議論というか話し合いをして、途中で死んだ元管理人や女2が出てくる。そんなような構想で考えている。 なので、場所は廃校の教室。 大切な黒板が消されていて、「誰が消しているんだろう」ということで、一組の男女がずっと見張っている。そこに元管理人さんと死んじゃってる女2が出てきて、黒板を消していたのは実は――そんなふうな話。 ベタな幽霊モノでいこうと思ってて、15分だから分かりやすい構成の方がいいかと。 何を書きたいかと言うと、檜原の分校を見た後と、虎の門で撮り壊れている風景を見た後思ったのが、数馬分校は管理人さんが頑張っているから記念館で残っているけど、正直意味があるのかなと思った。 もちろん古い遺跡は世の中にたくさんあって、観光名所になってたりするけど、それって誰かが意図的に保存運動している場合もあるけど、ただ遺っているだけのものもある。で、本当の遺跡ってただそこに残っちゃったものだけなんじゃないかなと思って。 人が遺そうと思って、最近よく聞くレガシーを遺しましょうって言ってるけど、なんか違うんじゃいないかなって。そこを明らかにしたい。写真は、都内の廃墟を巡っていたときに撮ったものです。遺すことへの違和感。田中さんはそこを表現しようと画策しているようです。道徳の授業ではないので、取材をもとに必ず肯定的な主題を持たなくてはならない、なんてことはないですからね。田中さんは取材した内容を、なるべくそのまま戯曲にしようと画策しているようです。普段プロットを仕上げてから書くという姿勢からも見える通り、とても丁寧なプレゼンでした。話を聞いてるだけで、物語が浮かんでくるような内容ですごいと思いました(小並感)。* * *3時間目 良かった点※ここからは、クリティカルレスポンス(戯曲を批評する時に用いる手法。戯曲に限らず、あらゆる企画に応用可能。みんなにやさしいシステムなのでもっと広まるべき)による田中さん(先生)とその他の参加作家(生徒)による意見交換の時間です。菊池 取材したことが生きていてすごいなと思いました。黒板の文字が戻ってくるという怖さと、主題のつながりが、レガシーの話ともつながって。関野 誰しも、あの黒板の文字を消したらどうなるんだろうって思ったと思う。(一同思った思ったという共感、笑いが溢れました)。そこから作品になるのすごいと思う。田中 消そうと思うけど消せない人間のひよりっぷりがすごいなぁって。関野 あと、綺麗に遺そうとする人と、壊そうとする人と、それぞれ意志があって、のんべんだらりとした人が居なくていいなと思いました。早川 夜通し黒板を見張るというのが、心惹かれる(一同笑い)。寝ずの番とか。監視するっていうか。そういうの個人的に好き。Kaivz みんなが口にしない、「本当に遺す意味あるの?」って突っ込んで書くのがいい。関野 田中さんの意地の悪さが出ていい(一同笑い)。田中 奥多摩って廃墟あるんだけど、お金ないから壊せないものが多いだよね。それはそれで遺ってしまったものなんだけど、数馬は立て壊すだろうなと思ってて。遺す意義が、管理人は分かってるけど周りからは分からないなと。* * *4時間目 先生からの相談田中 相談は二つあって。一つ目は、黒板をモチーフにしてるんですけど、黒板じゃなくてもいけると思いますか? 印象的なものが黒板であっただけで、消える消えないで言えば黒板である必要はないのかなと。早川 黒板である必要はないと思います。廃校が決まった年の最後の卒業式とか、黒板にかかれていたあの文字がインパクト強かっただけで、ノートとかでも、いけると思いますけどね。木に彫ったのとか。関野 ぼくは結構黒板気に入ってて、変える必要ないんじゃないかと。元の状態に戻るって言うのが、舞台上で動作するとき楽そう。ビジュアル的に分かりやすいし。黒板のままでいいのでは? そこからインスピレーション来たので、引っ張れるだけ引っ張った方がいいと。田中 なるほど。じゃあ追加で、黒板でいく場合、舞台上に黒板があった方がいいかな?菊池 もちろんあった方がいいですね。早川 見せ方かなー……。あったらあったでビジュアルが良さそう。田中 二つ目の相談なんだけど、登場人物で、監視する男女に、恋愛関係を絡めた方がいいだろうか。菊池 初めはあるのかなと思ったけど、無い方がいいんじゃないかな。早川 わかる。尺が長いなら、夜だしおもしろくなるかなって思うけど、15分だと絞った方がいいかなって。関野 恋愛があると、フォーカスが廃校に向かないと思う。早川 人はそれだけ恋愛に関心あるからね。絡めるとしたら、セリフにするんじゃなくて、芝居の中で匂わせる感じかな。* * *5時間目 生徒からの質問関野 死者と生者は、邂逅するんですか?田中 舞台上には居るけど、話し合いはさせない。お互い気付かないでいこうと。どっちの話をメインにするかは悩んでいる。どっちかが話してて、どっちはか見てるだけって関係にしたい。* * *6時間目 フリーディスカッション菊池 では、フリーで何か話をしたい方がいれば。全員 …………(無言からの笑い)早川 いや、プレゼンがかっちりしてるから、安心しちゃってて(一同笑い)田中 してる(笑)?関野 してますよ(笑)。早川 ストーリーが見えますよ。ビジョンが見えるから。えーっと、元管理人は、他の登場人物のみんなのこと知ってる人?田中 そうです。みんな知り合いなんですよね。関野 レガシーを人の意思で遺す意味あるの?ってのが主題かと思うんですが、田中さんは意味があると思ってるんですか?田中 意味ないと思ってます。人の手で遺すのは限界がある。早川 城とかは?田中 観光名所として成り立たせるために残しているとすれば、アリといえばアリなんだけど、それはもうレガシーじゃないよね。中にエレベーターがあったりとか。そういうことをしていない松本城とか姫路城はレガシーかもしれないけど。早川 お城の補修とかは?田中 お金の為ですよねっていう。菊池 レガシーからは遠ざかってるっていう。関野 ぼくはレガシーを人の意思で遺すことに意味があると思ってて。映画好きなんですけど、昔の機材で作った昔のインディーズ映画を、友達が焼き直してたりするんですけど、そういうことには意味はあるかなと。田中 自分もよくよく考えたら、絶版の本を探すとき、無いはよくある。そう考えると、なくなるデメリットはあるのかもしれない。主題について、もうちょっと考えないといけない。田中さんへのクリティカルレスポンスは、以上で終わりました。書いてる本人が気になっていること、お客さんとして聞いて気になったところ、そういう部分をダイレクトに訊けて、なおかつ雰囲気が悪くならないという、クリポまじ最高って感じです(ウェイ感)。このプレゼンはあくまで当時の草案で、現在はより深く、姿が変わっているはずです。いったいどのような戯曲が出来上がるのか、今から楽しみです。放課後 ドラマトゥルク早川貴久からのメッセージさすがコミュニケのボス田中寛人。この菊池くんのレポートからもわかっていただいと思いますが、誰も非のうちどころのない素晴らしいプレゼンでした。田中さんの戯曲って、田中さんの見た目の印象や実際会ってお話ししてその人柄が分かった上で言いますけど、彼が書いたと思えないくらい綺麗な本なんです。関野くんも言ってますが、田中さんって心の中の悪いところが見え隠れするんですよ。僕としては、それが田中さんの一番の魅力だと思ってるんです(実際、田中さんは素晴らしい悪いエピソードを数多くお持ちです)。だから、このレポートでせっかく残ったものを批判する姿勢とかとっても田中さんらしいんですよね。この間のリーディングでも田中さんの戯曲をみんなで読んだんですが、そのときもやっぱり美しい本でした。でも、その中に垣間見える悪さもまたあって、僕としては田中さんの悪いところをもっと前面に押し出していってほしいなと思っています。今回のコミュニケは5人の作家が異なる作風で作品を書いていますが、その中で一番悪くなさそうな人が一番意地の悪い本を書くことを僕はとても期待しています。そうじゃなくても、作家集団のボスですから絶対面白い戯曲を提供してくれるはずです。乞うご期待です!次回は戯曲プレゼンの第3回・菊池祐児の戯曲プレゼン風景をお届けします。引き続きコミュニケをどうぞよろしくお願いいたします。菊池 祐児

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  • 15May
    • 劇作プレゼンテーション(関野 翔太)

      今回から各作家の劇作のプレゼンテーション風景をお届けします。コミュニケ#2で作家たちは取材を通して短編を書くわけですが、・取材を通して得たインスピレーションは何か?・それを元にどんな作品を書こうとしてるのか?そんなことを書く前に作家同士フィードバックしよう!というのがこのプレゼンの目的です。もちろんプレゼン通りに戯曲を書くかは作家次第です!そんなわけで第1回は「演劇界の狂犬」こと関野 翔太のプレゼンです。目次岩松了風『紙風船』どんな登場人物を入れればオチがつく?「オポチュニティ=機会」というズレ* * *モチーフは『紙風船』のような岩松了まず関野くんが発表した作品モチーフとプレゼン風景をどうぞ。作品モチーフ・収入格差がある共働きの夫婦・男も女も自身を喪失している・湿り気のあるディスコミュニケーション・フォーカスがそれぞれに当たっていない夫婦・明るくない未来の話・岸田國士の『紙風船』のような岩松了 ・肯定/否定/別の話題 なら別の話題で連綿と続いていくような芝居関野くんのプレゼンよりオーディションの台本をそのまま行こうと思ってます。イメージ的には岩松了が書いた風『紙風船』。普段は質問に対して的確に答える台本が多いんですけど、それをズラして話題がずっと連綿と続いていく感じにしたい。この人と喋ってるのに急にぽっと別のことを言うっていう。主人公は「男=職なし/女=そこそこのキャリア」にしようかなと考えてます。廃墟に行ったんですけど、舞台は普通に1LDKです(作家一同、爆笑)それで、この作品で何をやりたいかということなんですけど、最近「人生の不可逆性」について考えていて。平野啓一郎の『マチネの終わりに』っていう小説があって、過去は変えられる/変わってしまうという主題で書かれてるんですけど、それが凄く良いなと。その小説の中のエピソードで、昔遊んでいた庭に石があって、もともとその石が好きだったんだけどおばあちゃんが頭をぶつけて死んで、それからおばあちゃんを殺した石にしか見えなくなるというのがあって。そのエピソードはネガティブな方向に思い出が変わっていく/もうそういう意思にしか見えなくなるってエピソードなんだけど、過去の話がポジティブな方向に変わって、紙風船っぽくなったらいいなと思って。僕自身がここ数年正社員として働き始めて、それでも演劇やってることとか、俳優やってたこととか、未来とか過去とかを考えていて、そういうところから作れれば良いなと思っています。出ました。オーディション台本そのまま行く宣言。しかも舞台は廃校でも廃墟でもなく1LDK。関野くんの狂犬ぶりが遺憾無く発揮されたプレゼンテーションでした。なおオーディション用に書いた台本はこちらです↓https://drive.google.com/open?id=1Xr2ba7xHKFmTCARckPfGYFs67X8yCE2Nところで関野くんは狂犬ですが、書かれた戯曲は日常会話の精緻な積み重ねで成り立っています。これは個人的な見解なんですけど、彼の戯曲の醍醐味って、彼自身の人生の歩みがそのままセリフになっていく所だと思うんですね。だから書けば書くほど深みが増していく。今回の試みも現在進行形の彼の生き様が現れた戯曲に仕上がると思います。なんてったって就職したからね。作家たちの反応田中  関野くんの今のリアルが出ていてどんな作品になるか楽しみ。kaivz ポジティブな終わり方で観終わったあと前向きに劇場を出れそう。早川  関野くんらしい。主題とか関係なく杉並区の1LDK選んでくる感じが(笑)。書きたいことがあって凄く良い。菊池  過去を変えられるっていう考え方がモチーフとして良いなって思いました。* * *作者の悩み「どんな登場人物を入れればオチがつく?」次にプレゼン後の作家たちからのフィードバックです。まずは関野くんから劇作する上で抱えている悩みを教えてもらいました。関野 オーディション台本にもうひとりキャラクターを入れたいんですよ。三十代か二十代後半のカップルの話になるんですけど、どんなキャラクターを入れればハリが出るかなって。あとオチが難しいなと思ってるんですよ。『紙風船』って最後に紙風船を見つけて「子供いいな。家族を作ろうか」って終わり方だと僕は認識してるんですけど、どんなキャラクターを出せばハリが出て、オチがつけられるか。田中 メインの主軸に置きたい人と近しい関係か、逆にかけ離れた人が出てくるか。どっちかかな。『紙風船』って恋愛結婚した女学生と先生の話で、よく言われる倦怠期の夫婦の話じゃない。当時は恋愛結婚が珍しい時代だから、実はすごく新しい戯曲だった。でもじゃあなんで倦怠期の夫婦に間違われるかと言えば、登場人物が二人で対比する人物がいないから、現代人から見ると新しい話だと分からない。そこを比較できるとすごく面白くなるんじゃないかな。菊池 ペットとかいいかなと思ったんですけど。猫、犬、目的が果たせるならなんでも。カップルの間に変なものが一匹いたら相対的に見えるんじゃないかなって。田中 比較の対象になれば人である必要はないと思う。早川 田中さんの言った通り近しい人か遠い人だと思う。近しい人かな。オーディション台本を読んだ時に関野くんの話なのかな?って思えて。彼女の存在とか、そこに近い何かを出したら良い。責任は負えないけど(笑)kaivz 二つじゃないと成立しないもの。夫婦という枠組みが固定されているので、そうじゃない形で二つじゃないと成立しないものを1つ間に挟むと良い戯曲になるのかな。菊池 平田オリザさんが言ってましたけど、人間を描くより社会を描いた方が良い。社会を描くと必然的に人間が浮き彫りになるから。そういう視点で描くのもアリかなって思いました。* * *「オポチュニティ=機会」というズレ田中 オーディション台本を読んで思ったんだけど、この男女ってどのくらいの社会的ステータス?関野 割と高いです。女性はリクルート新卒で入ったぐらい。田中 いままでの関野くんの戯曲ってだいたい家賃2万の風呂なしアパートに住んでるイメージがあったんだけど、これを読んだら扇風機とか出てくるけど家賃15万くらいのマンションに住んでそうだなって。そこにも関野くんの劇作の変化を感じる(笑)関野 金銭感化で変わっていく(笑)早川 これいつから書こうと思った?関野 メモ帳に書いていてときどき見返すんですけど、その中に扇風機が壊れた男の話があって、1年ちょっと前に書いたんですよ。田中 温めてたんだ。早川 英会話教室の仕事を始めたくらい?田中 だからオポチュニティなんだ。関野 オポチュニティは英会話教室に入る前。急に変な英単語を話すのが面白そうだなと思って。田中 オポチュニティって言葉のチョイスが凄く良いよね。日本人からしたら「機会」に思えないもん。ゴキ○リ=コックローチくらい言葉の響きにズレがある。早川 良い感じに卑猥だよね、オポチュニティ。言わせたいよね、女の子に(笑)* * *プレゼン風景は以上です。檜原村の廃校を見学して都内の1LDKを書こうとする関野くん。いったいどんな戯曲ができるのでしょうか?最後のドラマトゥルク早川貴久からのフィードバックをお届けします。ドラマトゥルク早川貴久のワンポイント・アドバイスアドバイスを求められたのですが、プレゼンの時にちゃんとやっているつもりだったので、改めて思ったことを書かせてもらいます。取材したこととは関係ない話を書く関野くんです。その潔さとか最高なんですけど、でも実は取材したからこそ、これを書いてきたんじゃないかなと思ってます。取材という行為から自分の興味のあるものないものをそれぞれの作家が再認識したはずなので。それを踏まえて、こんなこというのは野暮とわかっていながらも、どこかで今回の取材ネタがピタリとはまる展開だったら巧みだなぁーと思います。また予想を裏切って欲しいなっていう。ただ、関野くんのことなので、関係なく突っ走ると思います。そして、彼の本が今までの関野くんらしくないものだと感じながらも、すごく関野くんらしいものなので単純に期待してます。そして期待に応えてくれる本になると思っていますので、皆さんもお楽しみに。次回は戯曲プレゼンの第2回・田中寛人の戯曲プレゼン風景をお届けします。引き続きコミュニケをどうぞよろしくお願いいたします。田中 寛人

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  • 03May
    • オーディション台本公開

      去る4月20日(土)、9月公演に向けた出演者オーディションを行いました。今回はそのオーディション用に作家たちが書き下ろした台本を公開します。作家は俳優の何を見たいのか?今回のオーディション、出演者を広く募るという目的はもちろんのこと、もう一つ、「俳優に何を求めるか?」という作家同士の認識合わせの目的も持っておりました。そのため、オーディション台本を書く際に作家ごとに「オーディションで見たいところ」も提出してもらいました。このブログ記事では台本だけでなく作家ごとの「見たかったもの」も合わせてご紹介します。※注公開は許諾が取れた作家の台本のみ掲載しています。オーディション台本の著作権・上演権は作者に帰属します。上演や稽古での使用をご希望の場合は info@communique.work までご連絡ください。オーディション台本 田中 寛人台本(PDFリンク)https://drive.google.com/open?id=1y2n4m3hBdKyrbyUQ-RcRsnewSYp_wBWF見たかったところ・行間を読めるか?・書かれていることから、書かれていないことへ想像力を膨らませられるか?・自然体で演じられるか?オーディション台本 関野 翔太台本(PDFリンク)https://drive.google.com/open?id=1Xr2ba7xHKFmTCARckPfGYFs67X8yCE2N見たかったところ・対峙する俳優と出会って、どの程度関係値を作れるか。・リラックスした身体が持てるか。・的確な目的語と対象を見分けられるか。また分からない時に聞けるか。・台詞を選んで無視できるか、また小道具をどう使うか。オーディション台本 菊池 祐児台本(PDFリンク)https://drive.google.com/open?id=13mICUefBNMhfyzBer5D8GMAj4qBSgf0b見たかったところ・場所が特定できない状況で、どうふるまうか・キャラクターが特定できない状況で、どうふるまうか・無茶ぶりに対してどう対応するかオーディション台本 kaivz台本(PDFリンク)https://drive.google.com/open?id=1px3K-BtKS4cs98_0_ArXlDuinuPeQgeY見たかったところ・テンポとリズム・わけわからないものでも最後までやり抜く勇気いかがだったでしょうか?作家たちがコミュニケ#2で何を目指しているのか、オーディション台本からふわっとでもお分かりいただけれたら幸いです。次回から各作家の戯曲プレゼンテーションの模様をお届けします。9月の公演に向け、数馬分校と都内廃墟の取材から作家たちは何を書こうとしているのか?次回のブログもご期待ください。田中 寛人

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  • 26Apr
    • 都会の廃墟レポート

      初めまして、MICOSHI COMPLEXという劇団を主宰しています、早川貴久と申します。今回縁がありまして、コミュニケ#2にドラマトゥルク・作家として参加させていただきます。最近はあんまりお芝居しないで、脱出ゲームの演出協力だったり、映像の編集作業ばかりで、久しぶりのお芝居にワクワクしております。コミュニケ#2がより良いものとなりますよう尽力いたしますので、ブログ共々、是非、公演の方に足をお運びいただければと思います。よろしくお願いします。前回までのあらすじ演劇設計局コミュニケ♯2は、テーマ探しのため東京は奥多摩にある数馬分校記念館に取材に赴いた。概ね満足な取材感を残した一行だったが、その中の一人が呟く。「これで取材なんですかね?思っていた廃校と全然違う。こんなの廃墟じゃない。綺麗に整備された記念館じゃないですか。」私たちはまだ廃墟を知らない。* * *3/24 晴れ。東京。前回の数馬分校取材から1週間、私たちはガチ廃墟を探しに東京は代々木に集合しました。なぜ廃墟を取材することになったかは前回の記事をクリッククリック!→数馬分校取材レポート・おまけ(打ち合わせ風景)さて、ガチ廃墟と言っても、私たちは皆、社会人ですから、節度を持った紳士・淑女ですから。それゆえ、そこらの節度のない廃墟マニアや夜な夜な心霊スポットと勘違いして侵入する輩たちとは一線を画します。合法です。合法で入れるところでないといけません。そして管理者がいる場合は、しっかり連絡して取材許可をもらいます。社会人として当たり前のマナーですよね!そんな節度と礼儀に厳しい私たちが選んだ答えは代々木。代々木の九龍城こと代々木会館。廃墟好きにはおなじみの、代々木会館。めちゃくちゃ有名な廃墟、同然のビル。私たちは事前にロケットニュースで確認した通り、3階の中国の本が売っている店を目指しました。https://rocketnews24.com/2017/03/14/872577/上の記事を読んでくれた方はもうご存知でしょう。内部を見るには三階で営業している、この本屋が唯一の道なのです。が、あいにくの休業日、絶望する一同。しかし、なおも諦めきれない私たちは、ビルに書かれている連絡先に連絡したり(超社会人でビジネスマンな関野くん)が、出ず。お手上げな僕ら。結局代々木の九龍城には入れず、この日の取材はここで終了。と思ったあなた。私たちがそんな輩だと思ってるんですか?それじゃあ、そこいらの廃墟マニアと同じじゃないですか!5人の異なる劇作家が集まって、全く違う演目やる変態団体ですよ?ちゃーんと予備の候補、あります!しかも2つ!新宿の廃墟団地。新宿の裏通りに突如現れる廃墟団地。まぁ、でも近所の人もいっぱいいたし、何なら関野くんの友達がカジノで大儲けした話しか頭に残っていません。不法侵入したがるコミュニケ1の悪。菊池くん。もちろん、全力で阻止しました。社会人な我々はそんなことしてはいけません。* * *そして一行は電車に乗って、六本木へ。え?なんで六本木?そんな大都会に廃墟なんてない?それがあるんですよ!しかも結構ガチな廃墟が!場所は虎ノ門5丁目虎ノ門ですよ。虎ノ門。そんな超一等地に人が住んでいない建物群があります。それではお邪魔します。渡辺篤史ばりの建もの、もとい廃墟探訪です。あ、ここダークソウルで見たことある!実はこの虎ノ門、麻布台周辺は森ビルが再開発を行っています。今年中にできるのは東京メトロの新駅、虎ノ門ヒルズ駅直結の虎ノ門1丁目のマンションや商業施設です。そしてこの虎ノ門5丁目も、2022年の完成を目指して再開発が始まっています。完成するとあの大阪の「あべのハルカス」を抜き、日本一の長高層ビルができる予定です。と言ってもその2027年9月には東京駅近くに高さ390mの日本一の長高層ビルがまた出来てしまうのですが……。* * *さてさて、こんな感じで人間のはてしない欲望とその犠牲になった悲しき廃墟を堪能した私たち。でも一番驚いたのは、こんな大都市の一等地を再開発する森ビルさんの資本力。ど田舎出身の僕は人間の果てしない欲望と向上心にいつか罰が当たるのではないかと感じました。地域の小学生も肌で実感しているこんな絵が展示してありました。こんな未来にならないことを祈ります。ま、なるわけねーか。オチが思いつかなかったので、こんなふうに締めようと思いましたが、ダメでした。欲望にいつか罰がなんて一切思ってません。すみません。罰が当たるまで、欲望どんどん加速させたいですね。ということで、廃墟レポでした。最後に、興味本位で廃墟を訪れるのだけはやめた方がいいなと感じました。オカルト大好きな僕ですが、実際の廃墟を目の当たりにしたら結構怖かったです。これだけは本当です。なので、行ってみようと思う方しっかり下準備してから行ってくださいね。できることなら、廃墟のプロ(どんなだ?)が撮ってきた写真をネットで見るくらいがちょうどいいと思いますよ。では、また次回のブログで。早川 貴久

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  • 14Apr
    • 数馬分校取材レポート・おまけ(打ち合わせ風景)

      コミュニケ代表の田中寛人です。2回にわたってお届けしてきた檜原村・数馬分校記念館の取材レポート。今回はおまけとして、取材後の打ち合わせ風景をお届けします。→数馬分校取材レポート・前編→数馬分校取材レポート・後編取材を終えた一行は数馬分校記念館から歩いて5分、温泉施設「数馬の湯」に向かいました。(数馬の湯HPhttp://kazumanoyu.net )(すっかり風呂上がり状態)温泉に浸かって戻ってきたらみんなすっかりおやすみモード。そんな状況でみんな戯曲の構想なんて考えられるのか?以下、本編をどうぞ。目次どんな話を書いてみたい?遺されているものと、遺されていないものそして『人のいない廃墟』へ* * *【どんな話を書いてみたい?】菊池 落書きが印象に残ってて。落書きって、残すつもりで書くのかなって。歴史上の文書も、残すつもりで書いているものもあれば、シェイクスピアの戯曲みたいに、聴いて真似して、それが面白かったから現代まで残っているみたいなのもあると思うんで。残す意思があるかどうか、というのが今の僕たちに問われている問題でもあると思うんで、そういう事象の話にしようかなと。今ひねって考え出しました。田中 いいと思う。菊池 ひねりだしました(笑)関野 すごいな。早川 田中さんは?田中 消えていくものにすごく興味があるかな。管理人さんに最後に「今後どうするの?」って質問をしたけど、今は管理人さんがしっかり管理しているから記念館になっているけど、そうじゃなくなった時にどうするんだろう?っていうのがすごく気になってる。消えてなかった黒板と微妙にリンクするんだけど、管理人さんがいなくなって分校を他の誰かが引き継いだとしても、それは今の分校ではないだろうなっていうのがあって。物理的に消えなくても消えていくものってあるよなあって。それが消えていない黒板の文字と繋がると面白いなって。そんなことを思いました。早川 kaivzさんは?kaivz 選択してあそこに来た管理人さんがすごい面白い。一緒に先生の試験をパスした大学生二人がどんどん分岐していく話を書いてみたい。一人が東京に残っていて、もう一人は教育はこうだと言って森の中に入って行ってあそこにたどり着くみたいな、どんどん変わっていく二人の話が書きたい。菊池 管理人さん、熱い先生だったぽいですよね。kaivz すごい熱い人だよね。菊池 教育は個人授業じゃないとダメだって志のもと分校に来たっていうのは、聴いていて熱いなって思いました。関野 難しいなー。早川 難しいね。関野 僕は、2パターン、3パターンだなと思っていて。1つが管理人さんにフォーカスする。管理人さんが分校に赴任する前の「田舎に行こう」と思った根幹って、今日は聞けてないじゃないですか。そこを僕が勝手に作るのはめっちゃ楽しみ。なんで田舎に行きたいのか、その性癖が生まれた瞬間をやることの方が興味があって、今あるものよりはそっちの方が興味がある。もう一つは単純にこの場所というか土地。ただ土地については、ウィキペディアとあまり変わんねえなと、入ってきた情報が。管理人さんの話しか聞いてないからだけど。ウィキペディアと変わらないなと。管理人さんも、生の言葉を話しているというよりは喋り慣れた言葉を話している感じだったんですよ。何回も同じことを話してるんだろうなと。ただ場所については自分が生で体感したことを喋れるんじゃないかと。あとはあまりどうかなと思うけど、黒板とか木琴とか物にフォーカスしていくのはどうかなと。そんなことを思っています。管理人さんが喋っている内容が、今その場で生み出されたとか思いつきで喋っている言葉じゃなくて、どちらかというとセリフを喋っているぐらいめっちゃ綺麗に整理されて喋ってる。もうちょっとぐちゃぐちゃなところが見たかったな。早川 (笑)類家 むしろ自分の目で見た川の水の色とか。関野 そうそうそうそうそうそう。そういうやつの方が新鮮に入ってくる。類家 舞茸うまいとか。関野 壁が割れているのとか、そういう方が興味があって。割れるに至った経緯とか。3.11なのかなとか。そんなことを考えてました。早川 なるほどね。田中 早川さんはどう?早川 関野くんの言う事もそうだし、さっきのkaivzさん、菊池くん、田中さんの話もそうだと思うし、攻め方としてはそうだと思うんですよね。僕はわりとありのままの情報を全部使うタイプの人間だから。僕はもう全然、「校舎に取り憑かれたジジイの話」かなって思ってますけど(笑)一同 (笑)早川 描き方としてはどのパターンでも僕は行けて、でもそれだと誰かと被るかなと思ってて。そういうのはちょっと思ったよね。だから関野くんの言う通り、「聞いてないい話を書く」のが醍醐味になると思ってる。管理人さんのすげえ情報量、ウィキペディアにしてもけっこう項目があるウィキペディアだったじゃん。個人的にはめちゃくちゃ共感するところがあったんだけど。田中 管理人さんを見て自分がどう思っているかが、みんなの書きたい話の起点になっているのかな?早川 難しいよね。それだと被る気がするんだよな。関野 管理人さんの一代記を三人ぐらい書いてきそう(笑)(刺身こんにゃく食べながら話してました)* * *【遺されているものと、遺されていないもの】類家 もう一、二回みんなで何かやってみたら? 料理作るとかでもいいから?(一同、黙る)類家 微妙か。田中 あ、いや。類家 共通体験って重要な気がするんですよ。取材は、取材する側が気になってするもんだと思ったんで。みんなが取材してみたいと思って行けたのが今日は良かったと思うんです。早川 それはそうですよね。関野 難しいな。なんか本来、取材ってここから始まるじゃないですか。早川 今日はわりと人にフォーカスしたから、今度はマジで誰もない廃校に行ってみる? 調べて、都内で行ける廃校。不法侵入だけど(笑)菊池 誰も管理していないっていうことですよね。早川 新しいものにはストーリーがないから。誰も管理者がいない廃校は面白いかも。今日とは逆だから、まったく。関野 一つ見て、今は絶対的に廃校の管理者=管理人さんになっているから。管理人のいない廃校っていう相対するイメージを吸収するのは必要そうな気はするね。類家 一つの場所じゃなくて複数行くのは大切かも。早川 複数行くか、一つの場所を掘り下げるか。村の観光協会行くか、教育委員会行くか。村の人はそうは思っていないかもしれないから、それを掘り下げるのが正攻法かもしれない。類家 それが王道かもしれないけど、比較対象に行く方がいい。もっと深くガンガン取材したいってなった人は、今回あまりいない気がして。kaivz 人のイメージが強すぎて発想が固定されちゃってる気がする。インスピレーションが湧かずに管理人さんに全てが侵食されてて。そうなると無対象の場所に行った方が発想が湧くかもしれない。関野 行ってみますか。田中さんはどう思います?田中 人のいない廃校ってのはすごく興味ある。今日のところと比べてみたい。早川 それかこれから廃校になるところ。まだギリセーフなところに行けたら最高かも。関野 それは面白い。類家 比較対象ね。関野 比較はいいかもね。早川 そうね。あとは檜原小学校。今の小学校も見れるなら見てみたいね。類家 今日行ったところで、さらに興味を持ったこととか、足りないと思ったことが出てくると、次に何するか探しやすいかな。関野 今日のは管理されているから綺麗なわけで、管理されてないからぐちゃぐちゃになってるっていう、管理人さんがやっていた功績のデカさが、本当の廃墟に行くとめっちゃ目に見えて分かってくると思うんで。あそこに人がいるって価値が分かってくると思うんで。管理されてない廃校であればベストだけど、別に廃墟でもいいなって。田中 廃墟でもいいと思う。要するに人の手で遺されているものと、遺されていないものの差ってなんだろうってのが分かるといいんだと思う。関野 そうそう。早川 廃墟で全然いいよね。関野 頑張って小学校や中学校を探すというよりは、本物の廃墟に行くんでいいと思う。そういうところに一度行ってみて、そこでただ花火して帰ってくるとかでいいと思う(笑)kaivz (笑)早川 いいね、そういうの。新しい話が浮かぶもん。行かなくても(笑)田中 遺されているものと遺されていないものの違いを見たいね。早川 kaivzさんは?kaivz いま頭のなか花火しかない。類家 じゃあ廃墟に行きましょう(笑)(数馬の湯に飾られていたお面。なぜお面?)* * *【そして『人のいない廃墟』へ】そんなわけで、今度は「人のいない廃墟」に行ってみようという話になり、後日みんなで候補を出し合ってみました。以下、候補になった廃墟たち(一部廃墟ではない)です。 代々木会館(東京) 駅前にある古いビル。権利関係が複雑?で立て壊されず残ってる。 米軍府中基地跡(東京) 府中にある米軍基地跡地。周囲は厳重警戒中。 行川アイランド(千葉) 勝浦にある閉鎖されたレジャー施設。 八丈島オリエンタルリゾート(八丈島) 八丈島の廃ホテル(遠すぎぃ!) 友ヶ島(和歌山) 和歌山県と兵庫県の淡路島との間にある無人島(遠すぎぃ!) 虎ノ門5丁目(東京) 都会のど真ん中。再開発の立ち退きで一帯がゴーストタウンに。 中野45番街(東京) 中野ブロードウェイの先にあるレトロな飲食店街(建て壊し済) 奥多摩(東京) 奥多摩湖周辺には廃校や廃村が多数。 旧台東区立下谷小学校(東京 上野) 区役所の隣にある廃校(駐車場として使われている) 多摩湖畔の廃ラブホテル(埼玉 所沢) 西武球場近くの山中にある廃れたラブホテル街。 (ちなみにトトロの舞台はこの周辺) 浅川小学校案内分校(東京 八王子) 高尾駅近くにある廃校(今は地域の人が使っている)次回は、このうちのどれかに行った取材レポートをお伝えします。果たしてコミュニケメンバーはどこに行ったのか?彼らはちゃんと法律を守り、安心・安全に取材してきたのか?次回のブログもご期待ください。田中 寛人 【オーディション参加者募集中】 コミュニケ#2 - 5人の劇作家による短編劇集 - *本番 9/12-16@RAFT (東京 東中野) *オーディション 4/20(土) 参加無料 *詳細 https://stage.corich.jp/bbs/53640 ご応募お待ちしております!

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  • 07Apr
    • 数馬分校取材レポート・後編

      前回のあらすじ!廃校を取材するために、コミュニケの作家たちは奥多摩に向かった!朝から集まって遠足のような感覚になりながらも、無事目的地の数馬分校へ到着!午前の取材を終え、各々がいろいろなものを感じながら、午後を迎えたのであった……→前回:数馬分校取材レポート・前編(奥多摩湖から数馬分校記念館へ)目次お昼休憩をはさみつつ管理人さんへのインタビュー:学校生活について管理人さんへのインタビュー:檜原村について管理人さんへのインタビュー:今後の数馬分校* * *【お昼休憩をはさみつつ】午前を超えた私たちは、お昼ご飯を食べることにした。分校のほど近くに、温泉施設があってそこで昼食を我々は楽しんだ。山菜を推していて、とろろが有名らしく、のんびりといただいた。写真を取り忘れたが、私はとろろ御飯定食をいただいた。とろろを白米にかけて醤油を垂らし、ぐちゅぐちゅにかき混ぜて食べていると、H先輩に「え、混ぜるの?」と言われた。恥ずかしい……育ちの悪さを露呈してしまった……なお、近くには川が流れており、その透き通った水面に、少し感動してしまった。まあたどり着くのは容易ではなかったですが、冒険してる感じで楽しかったです。午後になると、数馬分校でオーディション用の戯曲を執筆することとなった。学校という空間で原稿用紙にえんぴつで文字を書くのは久しぶりで、懐かしい。関野さん考案の、執筆前の準備運動のようなレッスンを終え、各々が俳優オーディション用の台本を書く。* * *【管理人さんへのインタビュー(学校生活について)】さて、書き終わった我々は、最後のプログラム、管理人さんから話を聞くことになった。管理人さんは廃校になる前に、ここ数馬分校に勤めていて、その後もここで学校を守ってきた人である。緊張しつつも、お話を以下のように伺うことができた(敬称略です)。田中  ご出身は?管理人 桧原村ですね。田中  もともと廃校になる前こちらで教師を?管理人 そうですね。ここへ来る前は北多摩、東村山で教員してまして、転任という形でここへ。ここへは自分で希望して来たんですけど、当時は教育問題が大きくなってて、今はそれがエスカレートしていますけど、やはり当時の教育が間違っているというような感じがしてたんですよね。だから山とか、島とか、そういう地区の学校の方が、教育の原点があるんじゃないかと。そういう僻地は、人数は少ないところが多くて個人指導になるかもしれないですけど、教育はもともと一人一人みんな違う生徒に対して、将来大人になって、ちゃんとやってけるようにするにするのが基本なんじゃないかという、そんな気持ちもありましてね、私はそういう僻地に行った方がいいかなと。田中  最後の生徒は7名で、先生は何人いた?管理人 教師も同じくらい、本校と掛け持ちの人も居ましたけどね。教員同士で話をすれば、生徒と教員一対一だななんて、話してましたけどね。田中  廃校になったときに、在校生は別の学校に移るっていうことになったんですか?管理人 そうですね、卒業しない子は、檜原小学校の方に行くと。ここは分校になったもんですからね。そういう形だったですね。田中  卒業式は6年生の子だけやったって言うことなんですか?管理人 卒業式はね、本校でやってましたね。交流なんかも兼ねてね。そこ(黒板)に書いてます?早川  書いてます。管理人 卒業式向こうでやったんですね。その下にね、卒業を祝う会ってのが書いてありますけど、これはね、ここだけでやったんですよ。戻ってきてね。体育館みたいなのがここにあって、そこでやったんですよね、余興も兼ねて。田中  最後の日とか、どういう感じだったんですか?どんな話をみんなでされてたんですか?管理人 最後の日ですか? あー、それはちょっと記憶にございません(一同笑い)目立った話はしてなかったと思いますけどね、普段通りで。早川  特別な思い入れのある児童の方とかいらっしゃるんですか?管理人 なんというんですかね、大家族で生活してるみたいな感じだから、特にどの子がどうとかそういうのは無くて、みんな自分の子どもみたいな感じでしたね。田中  今でも教え子さんと会うんですか?管理人 時々ね、会う機会があればね。ここに来ることもありますし、役場に勤めてる子もいますから。普段通り、普通に話すだけですけど。* * *【管理人さんへのインタビュー(檜原村について)】田中  都市部とは生活の流れとか、時間が違いますよね。管理人 違います。田舎です、一言でいえば。田中  檜原で生まれて、檜原で生活する人が多いんですかね。今一緒に暮らしてる家族は?管理人 子どもは賑やかな方へ行きましたから。妻と2人ですね。田中  奥さんも檜原村出身なんですか?管理人 妻は違いますね。ただ、私がこっちにするって決めちゃったもんですからね(一同笑い)、来なくても良いといったんですけど、来ましたね。田中  奥さんはどんな事おっしゃてましたか?管理人 割合、地域に溶け込んでいきましたね。子どもが居たので、地域の人と交流して、日常生活は問題なかったですね。管理人 どちらかというと、にぎやかな方向に行く人が多いですね。社会の流行といいますか、働く場所もないですし。今、数馬あたりでは、高齢化社会ですね、完全に。でも若い人でも実家がある訳ですからここに、なんかあれば来たりとかね。他所に所属しながら、ここにも所属して、二重生活のようなね。早川  ここを維持してるお金とかってどうしてるんですか?管理人 一応村の財産になりますから、場所を無料で借りてて、水道や電気代は10万円を限度に村が出すと。そういう契約で、それ以外は自腹で。寄付金だとか、廃品回収をしたりして(玄関の横に大量の空き缶がありました)。そうお金はかかりませんし、人件費はボランティアでするという。早川  一番の楽しみは?管理人 何とも言えない、毎日が楽しみであり苦しみである。自然の中にどっぷり漬かってますから、それでいいのかなぁと。もう80になって、からだも動かなくなりますからね、これもしょうがないことなんだなと。自然の中で生活して、それに近づいていこうと。早川  廃校になってから7年間は勝手に入っていた(個人で管理運営していた)て仰ってましたが、やっぱり自分の運命というか、使命だなって思ったってことですか?管理人 まあそうですね。難しく考えるとあれだけど。教員ってのは翌年の4月には違う学校に行かなきゃならないですが、私はここに住んでなんとかしなきゃならないなと。きちんと片づけた訳じゃないし、村の教育委員会とのこともあるし、暗黙の内に鍵を持って月に2~3度窓を開けて風を入れて、カビが生えないようにして、整理をしたりして。まだ終わってないんですけど(笑い)早川  もう10年ほど開けてるんですよね。何か嬉しいことありましたか?管理人 地域の話し合いで遺すことに決まったんですが、一般的に考えるとこんなのも遺してどうすんだ、金になる訳でもないし、他に使い様があるんじゃないか、新しいものを建てた方がいいんじゃないか、そういうお金が中心の考え方も結構あったんですね。でも私としては、いろいろ提案していく中で、観光には直接関係ないけど、ここがあることで有利になる面はありますよということは言ってましたけどね。まあいろいろな人が来てくれて、「よく遺っててくれた」って言ってくれるのがね、まあ嬉しいといえば嬉しいですね。遺した甲斐があったと。年間、最低600人とか、多いと1000人とか、土日祝日開けて。そう言ってくれる人が居ると嬉しいですね。早川  ぼくもいいことだと思います。菊池  どういう人が来ますか? 今回は作家として取材にぼくらは来ましたけど、テレビで来たとか観光客とか。管理人 開館当初は年配の人が多くて、木造校舎が懐かしいって。学校の匂いがするっていうんですね。だんだん若い人が増えてきて、外国から来た人も何人かいましたし、写真を撮ったりする人が増えてきましたね。今回皆さんが来られてるのも、新しいタイプの人で(一同笑い)菊池  生徒がいっぱいいたときは、どういう雰囲気でしたか?管理人 賑やかでしたね、ええ。菊池  懐かしくなったりしますか? こんなことあったなあってふっと思い出したりとか?管理人 記憶に残ってることもあるんだろうけど、あんまりそれを口にすることはないですけど、感じてるんだと思います。関野  12年間管理をしていて、怖かった事とかありますか?管理人 怖かったことはないですね。でも開館当初から気にしていたのは、物が無くなったり壊されたりするのは困るなーって気持ちはあったんですけど、それは一切なくてですね、自由に手に取っていただいてるんですけどそういうことはないんで、ありがたいと思うんですよね。田中  ここの黒板も、20年前、最後の日のままってお話ですけど、あえて消さないって感じなんですか?管理人 教員は消したくないって思いはあったでしょうけどね。でも記念館にするとき、最低限補修をすることがあったんですけど、工事の時に消されるかなって思ってたんですけど、遺ったんですよ。だから奇跡みたいなもんだと思ってるんですけどね。* * *【管理人さんへのインタビュー(今後の数馬分校)】田中  最後の質問ですが、管理人さんがお亡くなりになったとき、この記念館は遺したいと思っていらっしゃいますか。管理人 遺したいという人はいるんですか、仕事を持ってる人で、そっちを優先しないといけないから難しいですけどね。遺したいという気持ちはあるみたいなんですけどね。ただ、最初に言った通り、ここは金儲けができる状態じゃないんでね、その辺がやはり遺すときのネックになるのかなと。私個人の思いもありまずが、お客さんを呼び込むという方向にすると、来てほしいということに重点がなっちゃう。そうすると本来の目的と違ってくるんじゃないかと。ひっそりでもいいから、ここを遺すことが基本であって、来たい人がいたら見ていってほしいし、そういう感じがいいんじゃないかと。今の時代の考えとは逆行してるとは思うんだけど、しばらくはそれでいこうと。内々のところで宣伝してもらって、それ以外はしないでおこうかと。来た人がね、インターネットで情報を流してるって話は聞いてるんで、口コミで広がっていくのが最良かなって思ってるんですけどね。* * *インタビューを通して、管理人さんの教育、故郷、数馬分校への熱い想いを聞けた。元のまま遺るというのは、それだけで努力の結晶なのだと感じた。村は湖に沈み、看板は文字が読めなくなり、人は少なくなっていく。取材後、近くの温泉に入った。三月半ばだったのに、雪が降る寒さで、からだの芯まで沁みた。出た後は感想を語らった、同じものを見たのに、違う感想が出るのは、取材経験のない菊池にとって新鮮だった。話し合いの結果、更に取材をすることになり、次の週も、みんなで集まることになりました。そのレポートも、近いうちに公開されると思います。さて、私たちは今回の取材をもとに、戯曲を書くのだが、どんな作品になるのか。菊池は特にまだ決まってません。とりあえず学校にあった木琴の音色が綺麗だったので、その音は使おうと思います。カマキリの創作物も存在感があって強く印象に残ったので、どうにか活かしたいなと考えております(完全に余談ですが、カマキリから出てくるハリガネムシが菊池は好きです)。それでは、またブログで会いましょう。菊池でした。菊池 祐児

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  • 31Mar
    • 数馬分校取材レポート・前編

      初めまして、劇団大学ノートの菊池祐児と申します。大学卒業後、フラフラしておりまして、このままじゃいかんと教員採用試験の勉強をしております。今回は縁があって、コミュニケの公演に携わらせていただけております。空いた時間のほとんどを布団の上で過ごすぐぅたらですが、先日、コミュニケメンバーで取材に行ったので、その時の話をまとめさせていただきます。目次その日、我々は奥多摩へ向かった到着、そして静寂(聴こえたはずの声はどこにもない)* * *【その日、我々は奥多摩へ向かった】2019年3月16日(土曜)、早朝9時、コミュニケメンバーは東京の西の西もう一歩西の、武蔵五日市駅に集合した――今回の取材の目的は、もちろん次回公演のテーマを求めてのものである。しかしそれ以上に、この公演のために集まったメンバー同士の、交流という意味合いも大きかった。全員で同じものを見る、そして同じ物を創る。なんと贅沢なことであろうか。目的地は檜原村にある数馬分校である。平成11年(1999年)に廃校になった、元小学校である。取材に行く前にインターネットで得た情報は、「廃校になった後は記念館になっている」「元教員が20年以上、1人で管理している」「役所が村の記念館にもかかわらず認知していない」この3点だけである。どんな人が管理しているんだろう(なんたって20年間である)、どうして役所が認知していないんだろう、廃校どんな雰囲気なんだろう……少なくとも私は、そういったことを考えながら当日を迎えたのだ。――途中の拝島駅での「車両切り離し」というトラップに翻弄されながら、無事合流した私たちは、主宰の田中氏に借りていただいたレンタカーに乗り、観光を兼ねて奥多摩湖へ向かった。尚、車内で流れていた曲は電気グルーヴである。田中氏が往年のファンらしく、ファントークを聞きながら、テクノが溢れる車内となった(ファンにはファン特有の、今回の騒動への想いがあったようだ。「あんなライブをしていながらクスリやってない方がおかしい」という田中氏のコメントには重いものがあった。)途中、奥多摩湖の見える駐車場で降りた。田中氏は西多摩地方の出身で、地区の情報をいろいろ教えてくれたのだが、この湖の下に村が3つ沈んでいるという情報は驚きであった。人口湖を建設するために村を沈めるというのは、私はドラマでしか聞いたことがなかったし、そんな事件が大都会東京で行われていたことにも驚いた(そういう話は地方の更に地方で起こる問題だと思っていたのだ)。小鳥のさえずりが聴こえる。それ以外無音である。この下に村があると考えると、胸に響くものがあった。いよいよ檜原へ向かって出発である。奥多摩湖ルートの場合、30分程であろうか、山道を車で登った。「「「「「「ここは東京か???」」」」」」私は愛媛県の出身で、祖母は八幡浜という山に囲まれた町の、更に山の上に住んでいたのだが、お盆や正月に遊びに行っていた当時の気持ちを思い出していた。「トーキョーって、なんでもあるけど自然はないよね」などと抜かしていた自分がいかに浅識であったか。「トーキョーにはなんでもある」【到着、そして静寂(聴こえたはずの声はどこにもない)】さて、遂に檜原村数馬地区到着である。「「「「「「「「「「「「ここは東京か???????」」」」」」」」」」」」(もう八幡浜より田舎……)さて、分校までは看板に従って坂を登るだけである。おおおおおおお!!!遂に到着である!!!!こちら受付に居たのが、20年間ここを守ってきた管理人さん(本名非公開。以下管理人さん)である。どんな人なのかと思っていたが、笑顔が素敵なお爺ちゃんであった。受付を済ませたら、いよいよ侵入である。ところで皆さんは、卒業後、小学校に行ったことはあるだろうか。当たり前といえば当たり前だが、机や階段など、あらゆるものが小さい。この誰もいない学校に、20年前は7人の小学生が居たと思うと、あまりに静かだ。机に彫られた落書き、5個玉が付いたそろばん、版画、なわとび、ボール。痕跡があるだけで、声はどこにもない。廊下には当時の写真が飾ってあって、机を並べて給食を食べたり、校庭で運動会をしている様子が映っていた。廃校というのは、そういうことなのだ。今回の座組には、私を含め、地方出身者が多い。中には、通っていた小学校が同じように廃校になった作家もいる。人口減少が社会問題となっているが、こうした学校がこれからも加速度的に生まれていくのかと思うと、考えるものがあった。校内には、卒業文集がずっと残っていた。廃校になるずっと前からの、当時の小学生の思い出が詰まったものが、何年分も残っていた。これを書いた人たちは、今何をしているのか。特別学級の生徒が書いた文章に目が留まる。「うれしかったよ」と書かれている。管理人さんに話を伺いながら、校内を回る。午後になり、お昼を近くの旅館で食べ、いよいよ午後。午後は戯曲執筆と、管理人さんへのインタビューが待っている!かみんぐすーん……!!菊池 祐児→次回:数馬分校取材レポート・後編(管理人さんにインタビュー)

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  • 25Mar
    • コミュニケ#2、企画テーマ

      こんにちは。『演劇設計局コミュニケ』今回制作として携わらせていただいてます。「怒れる制作」こと類家アキヒコです。よろしくお願いします。今回は制作の視点からコミュニケ第二回の企画について色々書いていこうと思います。……とは言ったものの何から書いていけばいいのかさっぱり思い浮かびません。目次そもそも制作って何をする人?みんなでやりたい事を出し合う「劇作のプロセス」と「取材をして書く」謎の廃校「数馬分校記念館」* * *そもそも制作って何をする人?演劇関係者でなければ制作と聞いても、「制作って何をしている人なの?」「舞台演劇における制作ってなんぞ?」そう思う方がほとんどだと思います。脚本家は脚本を書く人。俳優は演技をする人。照明は舞台上に光を当てる人。音響は音を出す人。というのはなんとなくわかる気がしますが、……制作??え?なにそれ…。という方のために軽く制作のお仕事について説明した上で本題に入ろうと思います。書き進めている間になにを書こうか思い浮かぶはずです。【制作とは】英語で「producer」(プロデューサー)と訳します。ではプロデューサーとは何者か? プロデューサー(英語: Producer、略称PまたはPD)とは、映画やテレビ番組・ラジオ番組・ドラマ・アニメなどの映像作品、ポスターや看板などの広告作品、音楽作品、コンピュータゲーム作品制作(製作)、アイドルなど、制作活動の予算調達や管理、スタッフの人事などをつかさどり、制作全体を統括する職務。ディレクターよりも広範囲な管理指揮権を有し、制作物の商業的な成否について責任をもつ。みんな大好きウィキペディア先生はこのような説明です。ちょっとわかりづらいですが、なにやら責任者っぽい雰囲気ですね。業務内容を細く分けると企画・予算管理・人事・広報・運営など制作業務は多岐にわたります。現場によってはまだまだ細くなっていたりします。舞台演劇で考えてみるましょう。舞台を作り上げるには上記で揚げたよう様々なセクションのチームワークによって作品を作ります。制作はもちろんその中のひとつのセクションです。ただ、他のセクションと比べた時に特徴的な部分はウィキペディアの説明に書いてある「制作物の商業的な成否について責任をもつ」という部分なのかなと思います。ざっくり言うとみんなで作った作品を「お客さんがお金を払う価値のある商品にする」という業務だと思います。少し長くなってしまいましたが雰囲気だけでも伝わっていただければ幸いです。* * *企画打ち合わせ「みんなでやりたい事を出し合う」それでは本編始まります。何事を為すにもまずは打ち合わせです。ということで最初の企画会議は1月末に始まりました。作家が全員集まって今回の公演でなにをしたいか話し合いました。出来るかどうかは置いといて、まずはひたすら案を出しまくります。みんなが考えた企画案・リレー台本・劇作ハッカソン(時間制限ありでその場で書く)・本番中も袖で台本を書きつづける・プレゼン大会・ドラマトゥルクを探しに行く・アイデアの出し方をみんなで披露する・俺ならこう書く・課題克服ストーリー・やったことないことをやって書く・みんなで体験入学して書く・運命を書く・名作のその後を書く・大人のための寓話を書く・無名な人を紹介する・黒字にしたい・オペラやりたい・悪ふざけしたい・つり動画をYoutubeにあげたい・悪魔祓いをしたいみんながやりたいこと・興味があることについて話してる姿は純粋無垢な子供の様でとても楽しそうでした。初回にして会議はとても盛り上がりました。(個人的には早川さん出した悪魔祓いが気になりました)……しかし、みんな好き勝手やりたいことを出すだけで、この日はなにも決まりません。* * *コミュニケ#2のふたつの柱「劇作のプロセス」「取材をして書く」そして2月の「第2回企画会議」この日は前回出し合った案を元に公演のテーマを決めることになりました。みんながやりたいこと・興味があることを掘り下げていくことにしました。そして決まった今回のコミュニケ#2でやること。①劇作プロセスを見せる②取材に行くのふたつが、コミュニケ#2における大きな柱です。①劇作のプロセスを見せる演劇設計局コミュニケは劇作家が主体となる団体です。なので「劇作家の苦悩と努力と試行錯誤」を世に発信し、演劇の設計図となる「脚本」がどのように出来上がっていくのかという過程を見せていこう、ということ。詳しくはこのブログの初回の記事をご覧ください。②取材に行く参加作家が初日の会議でやりたいこと・興味があることを出し合っている中で、全員一致で「やりたい!」となりました。……しかし、「どうやって劇作のプロセスを見せるのか?」「どこに取材に行くのか?」といった具体策はまだ決まりません。企画会議はまだ続きます。* * *謎の廃校「数馬分校記念館」そして翌日に行われた「第3回企画会議」この日は「劇作のプロセスをどうやって発信して行くのか」「なにを(どこを)取材するのか」について話し合いです。まず劇作のプロセスについてはこのブログで発信していくことになりました。今後のブログの主な内容は「廃校に潜入!!劇作家菊池祐児による取材レポ(仮)」「月1回行われる脚本のリーディングの様子とそれから……(仮)」「密着!早川貴久式ドラマトゥルクのお仕事(仮)」「【激論】朝まで劇作プレゼン(仮)」「脚本ブラッシュアップ〜私はこのように脚本を書きました〜(仮)」etc…劇作家たちにスポットを当てた劇作家が執筆するブログとなっております。今後のブログに乞うご期待!!お次は取材対象についてです。「取材して何を書くのか?」という話し合いの中で、まずは取材する上で必要な3つの要素を洗い出してみました。①人…取材対象の人物。その人はどんな人か?②場所…取材する場所。そこはどんな場所か?③出来事(事象)…取材する出来事。そこで何があったのか?そしてこの3つの要素がある場所を探そう!とそんな話になったところ、代表の田中からこんな提案がありました。「檜原村という東京の西の果てに、数馬分校記念館という元小学校がある」「20年前に廃校になったけど、今でも元先生が管理しているらしい」「村の観光協会に所属しておらず、連絡先もよく分からない」人・場所・出来事の3つの要素が、数馬分校記念館には確かにあります。こうして代表の推薦で、取材場所は数馬分校記念館となりました。(廃墟マニアの代表の趣味なだけの気もしますが)公演テーマを決めようというところから、話がどんどん大きくなってます。しかし作家たちの取材をするという目的をまずは果たそう。何かみんなでやってみよう!書きたいことは取材をしてみたら見つかるんじゃないか。まずは行動だ!!行ってみよう!!!!という熱い衝動の元、まずは取材に行くことになりました。【次回予告】果たして書きたいことは見つかるのか?各々の取材したい欲求は満たせるのか?みんな団体行動はできるのか?おやつは何円までなのか?様々な疑問、関心を胸に一行は檜原村へと旅立つのであった……。全ては次回のブログにて!!ありがとうございました!!制作 類家アキヒコ

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  • 14Mar
    • コミュニケ#2、参加メンバー紹介

      みなさまこんにちは。コミュニケ代表の田中寛人です。コミュニケ#2のブログ更新、第2回です。今回はコミュニケ#2に参加する作家・制作をご紹介します。すでに何度か打合せしていますが、本当に個性的なメンバーが揃いました。いったいどんな戯曲を書くのか、今から戦々恐々楽しみです。コミュニケ#2 参加メンバー田中 寛人(演劇設計局コミュニケ代表 / 劇作家)菊池 祐児(劇団大学ノート主宰)関野 翔太(劇団カツコ主宰 / 演出家 / 脚本家、クソラボ所長)kaivz(無伴奏Δ組曲)早川 貴久(MICOSHI COMPLEX主宰 / 演出家)類家 アキヒコ(劇団カツコ制作 / プロデューサー、クソラボ制作)劇作担当田中 寛人演劇設計局コミュニケ代表 / 劇作家●プロフィール1979年生まれ、東京都出身。2015年、日本劇作家協会の戯曲セミナーを受講し、本格的に劇作を始める。2016年5月、戯曲『東京から遠く離れて』が第4回せんだい短編戯曲賞の最終候補となる。同年12月、戯曲『飛んでいる矢は止まっている』が日本劇作家協会主催リーディングフェスタに選出されリーディング上演される。2017年、演劇設計局コミュニケの設立に参加。2018年より同団体代表。「日常の中の不条理」を主題とした会話劇を主に執筆している。日頃は知覚しえない、ヒトの心の奥底にある飢えや渇きに焦点をあて、生きていることの意味を見つめ直すような、そんな戯曲が書ければいいなと思っています(書けるとはいってない)。●SNS・リンク@dentaku808@hirohito.tanakanot-i.net●本人のコメント演劇と劇作家の未来のために、今日も1日がんばるぞい(白目)。劇作担当菊池 祐児劇団大学ノート主宰●プロフィール1994年生まれ、愛媛県松山市出身。2013年、日本大学芸術学部演劇学科劇作コース入学。同年、大学内の友人と劇団大学ノート結成。2015年、日本劇作家協会の戯曲セミナーを受講。2016年、虚構の劇団演出部に所属。主に短編を中心に執筆。上演した最も長い戯曲で50分ほど。モットーは「無駄なものは無駄なまま」執筆の原動力は「怒り」戯曲の癖「上演にイレギュラーを取り入れがち」書くとき意識していることは「いつ登場人物を殺すか」書く姿勢は「寝転がりながら」疲れたときに聴く曲は「ぐでたまテーマソング」疲れたときに読むマンガは「アイドルマスター」最近胸に響いた言葉は「風呂に入るのは面倒だが、入ったことを後悔したことはない」普段は教員採用試験の勉強をしております。よろしくお願いいたします。●SNS・リンク@kikuike7●本人のコメント戯曲を書く前のTwitterタイムとYouTubeタイムを摂りすぎてしまうので、適量にします。●代表から一言「演劇界の星野鉄郎 (テレビ版)」銀河鉄道999の星野鉄郎を思い起こさせるキャラクター。それが菊池くんです。飄々とした感じだけど心の奥に熱いものを持ってそうな所が鉄郎っぽいなって。あ、鉄郎はもちろん劇場版じゃなくてテレビ版の方ね! →比較画像戯曲はいわゆる不条理モノで、階段を踏み外した時に感じるような微妙な浮揚感がとても心地良いです。実家に戻って教員を目指すって言ってるけど、本当は母の仇を討つために機械のカラダを手に入れに行くんだよね?劇作担当関野 翔太劇団カツコ主宰 / 演出家 / 脚本家クソラボ所長●プロフィール長野県長野市出身。早稲田大学在学中に俳優としてキャリアをスタート。映画・CM・テレビドラマを中心に活動する。大学卒業と同時に劇団カツコを旗揚げ。家族や友人、恋人の中に生まれる生きるための妥協に敬意と悪意を込めながら、「苦虫を噛んだようなハッピーエンド」を作る劇団。2017年12月「アダルティック演劇祭」にて大賞・観客賞を受賞。2019年1月、クソラボを設立。一歩間違えたらクソみたいな演劇をしてしまう僕たちが、なんとかクソみたいな演劇をしないためにという信念のもとMICOSHI COMPLEXの早川貴久と立ち上げた上演を目的としない演劇研究所。毎月第4土曜日に高円寺Ksスタジオにてワークショップを開催中。超具体的であり続けることが、抽象的なメッセージを伝えうると信じて創作活動をしている。●SNS・リンク@shotasekino劇団カツコ @gekidankatsukoクソラボ @kusolabo1●本人のコメント劇作のプロセスを公開することで得られる果実も公開できればと思います。●代表から「演劇界の狂犬」長野が生んだ将来ビッグになる男。それが関野くんです。事実、劇団カツコの公演は回を重ねるごとに確かな成長を感じます。凄い(小並感)戯曲は性的な題材が多いけど本人はあまり意識していない様子。モテる男は違うね(嫉妬)恋愛模様を書きながらも、決してメロウにならず、最後までドライを貫くところに作家としてのこだわりを感じます。常に自信に満ちているように見えるけど他人の意見をとても謙虚に聞く姿、個人的に嫌いじゃないです。劇作担当kaivz無伴奏Δ組曲●プロフィール社畜。神奈川県出身。小学生の時初めて見た舞台が「はだしのゲン」。真っ暗な密室空間で繰り広げられる生身の物語を体感、強烈なトラウマとなり演劇は二度と見ないと心に誓うが、うつになった友人を元気づけようと試行錯誤していた際、演劇のトラウマ性を逆に活用できないかと考え2015年度戯曲セミナーを受講。2016年に女子コント劇団を立ち上げ初公演を行う。以降、他のメディアでは出来ない演劇ならではの双方向な空間を模索すべく活動中。友人は元気になり、最近終活を始めた。●SNS・リンク@kaivz_無伴奏Δ組曲 @delta3suites●本人のコメントエアリアルは週に2袋までにするよう頑張ります。●代表からのコメント「演劇界のカイブヅ」kaivzさんは面白いですよ。本人も書く作品も。主にコントを書いてるのですが、笑いの中に作者の内面を叩きつけてきます。コントなのに狂気。コントなのにカオス。あ、でも本人はいたって真面目な社畜ちゃんです。ポケモン好きすぎてたまに話し方がピカチュウっぽいの、本人は気づいてるのかな。あとゼノギアス勧めてくれたのにやってなくてゴメン。VC出たらやるね(あ、PS作品か)劇作・ドラマトゥルク担当早川 貴久MICOSHI COMPLEX主宰 / 演出家●プロフィール1990年生まれ、秋田県出身。2012年、日本大学芸術学部演劇学科演出コース卒業。同年、大人計画研究生による劇団「こまつな」の第一回公演の作・演出を担当し、2013年より鴻上尚史主宰「虚構の劇団」演出部として同劇団に参加。第12回公演「天使は瞳を閉じて」では演出助手を担当。近年は、脱出ゲーム「さよなら、僕らのマジックアワー」の演出協力やドラマトゥルクとしての活動の傍、劇団カツコの関野翔太とともに2019年より月に1回「クソみたいな芝居をしないためのラボラトリー」というワークショップを開催する。●SNS・リンク@hayakawasanmicoshicomplex.main.jp●本人のコメント作家同士が切磋琢磨できる良い環境をいただいたと思っています。素晴らしい公演になりますよう微力ながら尽力致します。●代表からのコメント「演劇界のクロサギ」関野くんから紹介されて今回ご参加いただくことになりました。MICOSHI COMPLEXの早川さんです。演劇の知識も経験も豊富で、楽してズルして売れる方法をいっぱい知ってそうなんで、コミュニケでもその辺りいろいろと期待しております。話をしていていつも思うんですが、人の心理を見抜く力がとても高いんですよね。羽毛布団とか売ったらお金持ちになれそう。普段は演出家さんなのですが、今回は劇作とドラマトゥルクとして参加されます。ドラマトゥルク自ら書くとか見たことないので、どんな事になるのか今から楽しみです(^^)あとボードゲームもっとやりましょう!(いつも時間なくてゴメンなさい)制作担当類家 アキヒコ劇団カツコ制作 / プロデューサークソラボ制作●プロフィール北海道佐呂間町出身。北海学園大学法学部法律学科卒業後、俳優活動をするために上京。映画・ファッションモデル・舞台・コントを中心に活動する。 2017年劇団カツコ第4回本公演から劇団カツコの座付制作として制作活動を始める。現在は外部団体での制作・プロデュースに積極的に力を入れている。また、俳優として定期的に一人芝居を演じている。好きなものは落語・狂言・温泉。主な制作活動2017年5月:劇団カツコ第4回本公演『空焚き』2018年11月:「文月」プロデュース公演#1 『草の便り』にて小劇場界初のクレジットカード決済を導入。2018年12月:「タグステ」プロデュース『YOSHITSUNE〜呪われた英雄〜』2019年4月:かーんず企画第10回記念公演『2099年宇宙の足袋〜10月10日午後3じごろ』●SNS・リンク@akihikoruike●本人のコメント皆さんに劇作という行為はどういうものなのかを少しでも知ってもらえるように、そして面白い作品をご覧になっていただけるように最善を尽くし続けます!お楽しみに!●代表からのコメント「演劇界の怒れる男」劇団カツコのプロデューサーさん。今回はコミュニケ#2の制作をお願いしております。制作だけどイケメン。おそらく日本で演劇の制作をしている中でいちばんイケメン。「オレ、演劇キライなんだよね」って言いながら演劇する人をたまに見るけど、彼はガチで演劇キライですよ。でも彼ほどちゃんと相手の懐に入って話をしようとする人って、なかなかいないです。いまの演劇界は彼を失ってはイケナイ。以上のメンバーでコミュニケ#2をお届けして参ります。キャスト・スタッフは後日また改めて。公演の詳細が決まりましたらアナウンスいたします。オーディションもまだまだ募集しております。ぜひご応募ください。→Corich!掲示板→ オーディションプラス次回はコミュニケ#2の企画テーマについてご案内します。引き続きコミュニケをどうぞよろしくお願いいたします。演劇設計局コミュニケ代表田中 寛人

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  • 08Mar
    • コミュニケ#2、始動します。

      みなさまお久しぶりです。演劇設計局コミュニケの田中寛人です。第1回公演『ゲキサク×4〜短編劇集〜』にご来場いただいたみなさま、そして公演に関わってくださったキャスト・スタッフのみなさま、その節は大変おせわになりました。そしてオーディションの告知ページからこのブログにきて「おまえ誰だよ」って思っているそこ俳優さん、はじめまして。田中寛人と申します。劇作家です。約1年ぶりのブログ更新。今回はコミュニケ#2を始動するにあたって、そこに至るまでの経緯と、これからやりたいことを書き連ねていきます。初回からそこそこ長いよ。目次『ゲキサク×4〜短編劇集〜』を終えて劇作家は孤独じゃなくていいレビュー文化が必要だ劇作のプロセスを見せるキャスト・オーディション* * *いまさらながら『ゲキサク×4〜短編劇集〜』を終えて演劇設計局コミュニケは2015年度の日本劇作家協会戯曲セミナー生の有志ではじめた演劇企画団体です。2018年4月に東京・四谷三丁目の喫茶茶会記で『ゲキサク×4〜短編劇集〜』を上演しました。コミュニケ第1回公演『ゲキサク×4〜短編劇集〜』公演チラシそもそもコミュニケの成り立ちは2017年の初春、戯曲セミナー同期の数人で集まって「とりあえず何かやってみよう」と話し合ったのがはじまりです。それぞれ大なり小なり演劇経験はあったわけで、「どうにかとかなるだろ」とはじめは軽い気持ちでいましたが、よくよく考えると主宰はみんな初めてという状態。いろいろなことがありました。そんな中でも無事終演&全ステージ満席という形で終えられたのは、ひとえにコミュニケに関わってくださったみなさまの支えによるものだと、1年経った今でも身に染みて感じています。『ゲキサク×4〜短編劇集〜』に関わってくださったみなさま、そしてご来場いただいたお客様、改めて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。1年ぶりにこのブログを見にくる人がいるのか分からないけど。* * *劇作家は孤独じゃなくていいはずださて、第2回公演。もといコミュニケ#2です。第1回公演ではテーマを設けず、「ひとりひとり書きたいモノを書く」という方式をとりました。結果的に、作家たちの趣味嗜好がはっきりと分かる公演となりました。「作家たちのカラーを見せる」という点では、成功だった思っています。でも、それで、果たして劇作家たちの心は満たされたのでしょうか?おそらく、答えはNO。ひとりひとり好き勝手に書いた結果、ひとりひとり孤独に闘うことになったが第1回公演でした。終演後、僕が作家たちに「次はどうする?」と聞いた時の、彼らの苦虫を噛み潰したような表情、今でも忘れられません(苦笑)孤独に絶望する劇作家(イメージ)そう。作家というものは基本、孤独です。スポーツ選手のように歓声を浴びることもなければ(俺だけか?)書き上げたところで俳優のように花束を渡されることもありません(俺だけか?)掛け値なしに、好きでないとやってらんないです。でも、それでも書き続けるのは、ひとえに自分の思っていること・感じていることを誰かに伝えたいと思っているからです。思い返してみると、第1回公演は作家の孤独感を埋められなかったのが、団体としての最大の課題だったんだと感じております。コミュニケが劇作家の団体を名乗り続けるからには、そんな作家たちの孤独を受け止められる団体にならなければ、と強く思ってます。思っていること・感じていることを共有して、ともに歩んでいく団体。ともに歩んだ成果を公演という形にして、お客さんに届ける団体。劇作家は孤独だ。でも、孤独じゃなくてもいいはずだ。そんな衝動に突き動かされて、一年ぶりにコミュニケを再起動した次第です。* * *劇作にはレビューという文化が足りないところで、コミュニケには「演劇設計局」という冠名がついています。この言葉には「戯曲は演劇の設計図であり、創作する上での起点である」という想いが込められています。ちょっと話はそれますが、私は普段はウェブエンジニアとして働いております。プログラミングも書きますし、システムの設計書もよく書いてます。そんな自分からすると、戯曲を書くことと、設計書を書くことって、とても似かよって見えるんですよね。日々こんな感じのことを書いてます(黒板じゃなくてPCで)設計書がなければシステムは作れません。(設計書なしで作って炎上する案件をたまに見ますが)演劇も作家が書かなければ、稽古が始められないし、幕も上がりません。(ホンがあがらずパニクってる劇団をよく見ますが)戯曲を書くということはそれだけ大きな責任があり、それゆえにやりがいのある仕事だと思うのです。でも、このシステム設計と戯曲では、少し違うなーと思う点が1つだけあります。それが戯曲にはレビューする文化がないことです。システムの設計書は基本的に書いたら他の誰かに見せて意見をもらいます。人間がひとりで考えて書いたものには、必ずどこかに穴があるからです。例えどんなベテランでも、ひとりで完璧な設計書を書くわけではありません。一方で戯曲はどうでしょうか?新作の場合、顔合わせの日に台本がすべて上がっていることはまず珍しいです。キャストもスタッフもホンの続きを待ちわびながら、本番の日が残酷にも近づいてまいります。そんな状況の中、上がってきたホンについての議論に時間を費やせるでしょうか?「これどーすんの?」と言いながらなんとか形するので手一杯でしょう。ちなみにこれはウェブのUI設計デザインも作る前にこういうのちゃんと書くんですよ(手書きする人見たことないケド)戯曲も設計書と同様、ひとりで書いた段階では、必ずどこかに穴があります。それをみんなで議論して、ブラッシュアップしてさらに質を高めていく作業が、本来なら必要なはずです。戯曲が演劇の起点である以上、戯曲の質が上がれば公演の質も上がるはずです。戯曲をレビューする文化が、いまの演劇界には圧倒的に足りてないのです。戯曲についてみんなで語り合い、ブラッシュアップより品質の高い「上演台本」に作り上げていく作業こそ、いまの演劇界に求められていることなのだと、手前勝手に信じております。そして、それをコミュニケが率先してやるべきなんじゃないかと、そんな風に考えている次第です。コミュニケ#2ではこの思いを胸に、戯曲を書くところからすべて公にして、より多くの方からフィードバックを得ていこうと考えています。劇作のプロセスを見せる——それがコミュニケ#2のテーマです。* * *劇作のプロセスを見せるでもどうやって劇作のプロセスを見せるのさ?という話になりますよね。基本はこのブログで劇作の模様を逐次お知らせしていきます。目標は週1回更新。普通に考えて地獄です。でも書くネタには困りません。すでに色々と考えています。・作品テーマの選定の様子・執筆のための取材レポート・作家によるプレゼンテーションのレポート・戯曲のリーディング風景・戯曲のブラッシュアップ(改稿)風景これらの戯曲を書いていくプロセスを、随時このブログでお知らせします。またコミュニケ#2は、戯曲にも以下のような縛りを設けて書いていきます。・1作品15分・登場人数の制限あり・装置や衣装など派手な持ち込みは禁止・テーマに沿った作品であること好き勝手書いていた第1回公演とは真逆です。縛れるだけ縛って、その作家が持っている戯曲の本質を全面的に押し出していくことを目指します。縛られる劇作家(イメージ)はじめこの企画を考えた時、「こんな企画で本当に作家たちがやりたがるだろうか?」と正直不安になりました。ところが、気がつけば声を掛けた作家全員が参加したいと言ってくれました。みんなバカなのかな?みんなとっても心強いです。そんな事態の深刻さを飲み込めてない素敵な作家たちは次回の更新でご紹介します。* * *最後にキャスト・オーディションの件One more thing... この言葉にピンとくる人は調教された信者。今回の第2回公演を行うにあたり、ご出演いただくキャストの方々を募集します。ここまで読んでいただいた方ならお分かりになるかと思いますが、コミュニケはただの演劇公演団体ではありません。キャストとしてご参加いただくみなさまにも、劇作への意見をどんどん言ってもらいます。みんなで戯曲について語り合うのが、コミュニケという団体の存在意義です。このブログ記事みて興味が湧いた俳優のみなさん、奮ってご応募ください。以下、公演とオーディションの概要です。コミュニケ#2- 5人の劇作家による短編劇集 -2019年9月12日(木)〜16日(月・祝)RAFT (東京・東中野)出演者オーディション日時:4月20日(土)場所:都内地域集会所 (応募後にご連絡します)参加費:無料内容:作家との面接、自己紹介・PR、本読み等所要時間:1〜2時間程度(事前の選考あり)詳細はCoRichにありますよ。→CoRich舞台芸術!* * *9月までの半年間、長いようで短いような旅路の始まりです。「なんか面白そうなことやってんな」と思っていただけたら、ぜひこのブログをSNSでフォロー・リツイート・シェアしてくださいね。←ここ今風TwitterやFacebookもやってますよ。→Twitter フォロワー少ないんでフォローオナシャス!!  →FaceBook 先週からはじめました。2019年もコミュニケを何卒よろしくお願いいたします。演劇設計局コミュニケ代表田中 寛人

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  • 30Apr
    • 今後の活動予定

      公演「ゲキサク×4〜短編劇集〜」にご参加いただきましたキャスト・演出家のみなさまの今後の活動予定をお知らせいたします。磯崎 みずほことのはbox『レイニーレディー』 6月6〜12日 シアター風姿花伝 出演ことのはbox : https://www.kotonoha-box.com押田 貴史(シティホテル3号室)TITAN LIVE Rhea5月14日 ザムザ阿佐谷 18:30 / 19:00 開場 前売1,800円 / 当日2,300円出演 : ウエストランド/日本エレキテル連合/脳みそ夫/シティホテル3号室 他TITAN LIVE Rhea - タイタン :http://www.titan-net.co.jp/live/rhea/小林 将司関根信一短編戯曲リーディング『アナグラム -ユルスナールの恋-』5月20日 綜合藝術茶房 喫茶茶会記 出演杉浦 直(Teamかわのじ)Teamかわのじ第6回公演『タイトル未定』11月初旬 新中野ワニズホール 出演Teamかわのじ OFFICIAL WEB SITE : http://kawanoji.shichihuku.com三浦 碧至劇団カツコ『鈍色の鰯』(第11回ルナティック演劇祭参加作品)5月22〜27日 下北沢 小劇場「楽園」 出演劇団カツコ : https://www.gekidankatsuko.com関根 信一(劇団フライングステージ)関根信一短編戯曲リーディング『アナグラム -ユルスナールの恋-』5月20日 綜合藝術茶房 喫茶茶会記 作・演出劇団フライングステージ『お茶と同情 Tea and Sympathy』8月8〜12日 OFFOFFシアター 作・演出・出演劇団フライングステージ : http://www.flyingstage.com吉田 康一(Antikame?)日本劇作家協会『月いちリーディング』6月10日 座・高円寺 稽古場2 コーディネーター日本劇作家協会 -東京と神奈川の月いちリーディング:http://www.jpwa.org/main/activity/reading-workshop/tokyoAntikame? 本公演10月23〜28日 シアター風姿花伝 作・演出Antikame? : http://antikame.main.jp2018年4月30日演劇設計局コミュニケ

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  • 24Apr
    • 舞台写真『触れた先から腐っていく』(田中寛人 作)

      舞台写真公開の第4回、Bプログラム『触れた先から腐っていく』(田中寛人 作)です。●―○―●―○―●―○―●触れた先から腐っていく言葉が形に見える男。性欲が見える女。声で嘘が分かる男の子。味で心を感じる女の子。共感覚を持つ四人の男女が織りなす奇妙な恋愛模様。ヒトは感覚を共有できるのか。作:田中 寛人演出:吉田 康一(Antikame?)音楽:山口 紘 出演男1 檀上 太郎(創造集団g-クラウド)女1 内海 詩野(壺会)男2 小林 将司女2 山本 由奈●―○―●―○―●―○―●撮影:米田浩章2018年4月24日演劇設計局コミュニケ

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    • 舞台写真『揺蕩う筏たち』(滝澤航 作)

      舞台写真公開の第3回、Bプログラム『揺蕩う筏たち』(滝澤航 作)です。●―○―●―○―●―○―●揺蕩う筏たち生活を縛られながらも女と別れられない男。宗教にすがり搾取されるその同僚。漠然とした不安は少しずつ、そしてはっきりと二人を頑なにする。希望もなく揺蕩う彼らが行きつく先はどこなのか。作:滝澤 航演出:吉田 康一(Antikame?)出演緑川 押田 貴史(シティホテル3号室)桃田 小林 将司山室 内海 詩野(壺会)葵  磯崎 みずほ●―○―●―○―●―○―●撮影:米田浩章2018年4月24日演劇設計局コミュニケ

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    • 舞台写真『ドアの向こう』(鎌内聡 作)

      舞台写真公開の第2回、Aプログラム『ドアの向こう』(鎌内聡 作)です。●―○―●―○―●―○―●ドアの向こうマンションの一室。ドアが閉められた密室。そこにいる男女二人。いや男一人。不在と存在から、埋まらない人間の心の隙間を覗く。作・演出:鎌内 聡出演男 鎌内 聡劇中使用曲:松本幸雀『ウイスキー&ウォーター』●―○―●―○―●―○―●撮影:米田浩章2018年4月24日演劇設計局コミュニケ

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    • 舞台写真『元禄浪漫奇譚 ~異聞之壱~』(池田恵 作)

      今回より「ゲキサク×4〜短編劇集〜」のリハーサルで撮影しました舞台写真を公開してまいります。第1回はAプログラム『元禄浪漫奇譚 ~異聞之壱~』(池田恵 作)です。●―○―●―○―●―○―●元禄浪漫奇譚 ~異聞之壱~大石内蔵助は本当に英雄だったのか?赤穂事件をめぐる奇妙な御話。いつか起こったかもしれないどこかの御話。作:池田 恵演出:関根 信一(劇団フライングステージ)出演大石良雄 杉浦 直(Teamかわのじ)細川綱利 小林 将司栗崎道有 三浦 碧至吉良義央 檀上 太郎(創造集団g-クラウド)●―○―●―○―●―○―●撮影:米田浩章2018年4月24日演劇設計局コミュニケ

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  • 23Apr
    • ゲキサク×4〜短編劇集〜 終演しました

      皆様こんにちは。演劇設計局コミュニケです。公演「ゲキサク×4〜短編劇集〜」、無事全日程が終了しました。おかげさまで全6ステージで186名ものお客様にご来場いただきました。喫茶店のイベントスペースという実験的な空間で、これだけ多くの方にご覧いただけたこと、ただただ感謝に堪えません。また今回の公演はキャスト・演出・スタッフのみなさまはもちろん、さまざまな方からご助言・ご助力をいただきました。劇作はひとりで孤独な作業ですが、公演は様々な方との出会いの中で出来ていくものなのだと、改めて実感しました。この場をお借りして、「ゲキサク×4〜短編劇集〜」にご来場いただいたお客様、そして公演に関わっていただいた全ての皆様に、心より感謝と御礼を申し上げます。4/13に行われたリハーサル風景より思い返せば2017年2月、劇作家協会戯曲セミナーの同期数名が集まり、公演しようと話し合ったのが事の始まりでした。その時にどんな公演形態にするか話し合ったのですが、「共通のテーマは設けず、各自が書きたいものを書く」ということになったのです。今にして思うとなんて無茶な選択をしたんだという話ですね。そして、ものの見事に、方向性がまったく異なるの4作品が出来上がりました。結果論ではありますが、作家の個性の違いが演劇の幅広さにつながるといういことを、ご来場いただいた皆様にお伝えできたかなと、心の奥でこっそり自負している次第です。4/13に行われたリハーサル風景より以後の活動についてはまたこれからといった感じですが、今後とも演劇設計局コミュニケのことを、どうぞよろしくお願いいたします。皆様、本当にありがとうございました。2018年4月23日演劇設計局コミュニケ 田中寛人

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  • 19Apr
    • 会場までの行き方のご案内

      みなさまこんにちは。演劇設計局コミュニケです。明日、4月20日 (金) に『ゲキサク×4~短編劇集~』の初日を迎えます。全席自由席ですので、良い席をご希望の方は早めのご来場をお勧め致します。会場の綜合藝術茶房 喫茶茶会記までの行き方をご案内します。1.東京メトロ丸ノ内線・四谷三丁目駅の1番出口から地上に出ます。2.新宿通りを新宿方面に100mほど進みます。3.たい焼き屋さんの角を左に。4.そのまま路地を100mほど進みます。5.右手にこの看板が見えたら、右に曲がります。6.突き当りが茶会記です。綜合藝術茶房 喫茶茶会記東京都新宿区大京町2-4Google Map を表示する↓ご予約はこちら↓https://www.quartet-online.net/ticket/cmnq/みなさまのご来場をお待ちしております。2018年4月19日演劇設計局コミュニケ

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  • 17Apr
    • 演出家インタビュー(吉田康一さん)

      演出家インタビュー・第2回です。今回は『揺蕩う筏たち』『触れた先から腐っていく』の2作品を演出いただく吉田康一さんにお話を伺いました。――最初に2作品の台本を読まれた時の印象をお聞かせください。田中さんの台本は以前から知っていますが、今回は作家が持っている独特な世界観が凝縮されている印象があって、多くの人に知ってもらう機会として、ふさわしいものを出してきてくれたと感じてます。滝澤さんの台本は初稿の段階からヒアリングしながら改稿を何度も取り組んでいただき、彼の中では良い作品に仕上がったんじゃないかという印象があります。多くの人が抱えている悩み・不安・迷いが込められているので、見せ方次第ではそれらの人々に寄り添った作品になるのではと思ってます。――演出の方針を教えてください。それぞれの台本が求めていることを忠実につくり上げて行こうと思っています。結果的にはテイストの違う作品が2本立てで展開されることになるかなと。滝澤さんの作品は、相手に言葉にして伝えることを信じている人たちが登場しますし、田中さんの作品は人を信じたいけどうまく向き合えない人たちの、語られていないところを味わうようなお芝居です。動と静という違いのある2本立てとして、仕上げていければいいなぁと思っています。狭い会場という制約のある中で、台本に沿ったスケールデザインができるかがいまの不安材料で、いろいろアイデアを出さないとです。――作品のどんなところをお客さんに観て欲しいですか?特記はとくにありません。その作品が作家の今後の人生にとってかけがえのない作品になれるように、ベストを尽くして結晶化させたいです。――普段はAntikame?で活動されてますが、外部演出するにあたって意識しているポイントをお聞かせください。ぼくがやれることが何なのか。リストアップし、それらをフィットさせて作品を仕上げていけるかどうかです。作家が「これがやりたい!」というものを持っていること。それを迎合できる場合と、そうでない場合もありますが、ぼくの中にある「こうした方がいい」という気づきをフィットさせて作品づくりが模索していける相手かどうか、かなあ。ともにつくっていく作業だから、一緒につくりたいと思える相手でありたいし、自分もそういう人間でありたいです。でも、お声をかけていただいただけでとてもありがたいことだと思っています。――主宰するAntikame?の今後の活動を教えてください。まず4月30日に公開ワークショップを行います。そのあと、10月下旬にAntikame?の本公演をします。本公演では演劇設計局コミュニケのように満席つづきとはいかないだろうから、どうかたくさんの人にお越しいただきたいです。分岐点をつくったようなのが前回公演だったので、この先にどんな一歩を踏み出すのか、10月公演でぼくがそれを見い出し、提示してゆきたいと思っています。今度こそ絶対、台本は早くあげたい。――最後にお客さんに向けてメッセージをお願いします。今日はエイプリルフールなので、このインタビューはすべてウソです(笑)※注:インタビュー日は4月1日でした。聞き手:田中寛人(演劇設計局コミュニケ)

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  • 15Apr
    • 出演者インタビュー(山本由奈さん)

      出演者インタビュー最終回です。今回は『触れた先から腐っていく』に出演される山本由奈さんにお話を伺いました。――早速ですが、ご出演いただく作品の印象をお聞かせください。セリフがすごく素敵です。お話自体は静かに進んでいくんですけど、その中で印象に残る言葉が散りばめられていて、Facebookにも書いたのですが、botにしてつぶやきたいくらい1つ1つの言葉が面白いなと思っています(笑)――『触れた先から腐っていく』で演じられる女2役の印象はいかがでしょうか?明るい女の子だと思うんですが、普通の明るい子とはちょっと違って、人の心をドキッとさせるような言葉の使い方をする印象があります。――ご自身と比べてみてどうですか?私は彼女みたいに独特な世界観を持っている人間ではないですし、文学的な言葉遣いもできないので(笑)でも、ちょっとお姉さん的で、憧れています。分かりやすく励ますわけではないですけど、人に寄り添っていこうという気持ちがあって、それがすごく良くて、私もそうありたいなと思っています。――演出いただいている吉田さんの印象はいかがでしょう?すごく繊細ですね。微妙なバランスの駆け引きから丁寧に作っていく方だと思います。鋭い方だと思うので、嘘をついたらバレるんだろうなって(笑)――舞台に立たれるようになったきっかけを教えてください。ミュージカルが好きで、学生の時にミュージカルの団体に入ったのがきっかけです。ミュージカルは有名どころだと『ウィキッド』『レ・ミゼラブル』が好きですね。来月は『メリー・ポピンズ』を観に行きます。歌は好きなので続けていきたいですが、まだ経験が足りないので、今は何でもやってみたいです。――最後にお客さんにメッセージをお願いします。作品をじっくり味わっていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。――本日はありがとうございました。聞き手:田中寛人(演劇設計局コミュニケ)

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  • 13Apr
    • 演出家インタビュー(関根信一さん)

      演出家インタビュー・第1回です。今回は『元禄浪漫奇譚』の演出をご担当いただく関根信一さんにお話を伺いました。――まず、最初に今回の演出を受けられた経緯というのをお伺いできますか?劇団劇作家の黒川陽子さんから、こういう企画があるのだけれど劇団劇作家メンバーの池田さんという人の本を演出してもらえないかという連絡を頂いて、本を読ませてもらい僕で良ければという事でお引き受けしました。――キャストの皆さんについてどの様な印象をお持ちでしょうか?杉浦直さんは稽古初日の後に飲みに行き、話している中で9年前にシアターχの名作劇場「根岸の一夜」という舞台に僕だけでなく彼も出ていた事が判明して、お互いに凄くビックリして、この2月に劇作家協会の月いちリーディングで顔を合わせているのに全く気付かずという…一方が覚えていて一方が忘れていたら問題になるのだけど、二人共覚えていないなら握手!みたいな感じになり、「杉浦さん…立派になって」っていう感想を持ちました。檀上太郎さんはあちこちでちょこちょこお会いしてるのですが…檀上さんだなぁという(笑)柔らかい方だなぁという素敵な印象です。小林将司さんは劇団劇作家の劇読みで演出助手をされいてたり、俳優として出演されているのを拝見しているのだけれど僕もその時、別作品の演出で大変だった事もあり、知ってはいたけど印象が曖昧となっていたのが、今回とても印象深く見せてもらっています。三浦碧至さんは初舞台と聞き、しかも上京してきたという大胆さもあり、凄いなと。とりあえず、ちゃんとしてあげなきゃという…反面教師という方法も考えたのだけれど、それよりは普通にこちらがいいのではという道を示すのが大人としての筋ではないかなと思っています。――毎回、関根さんのおかげでとても楽しい稽古現場となっていますが。僕、色々な所で稽古やワークショップをやると「関根さんが一番楽しそうですよね」って言われて、それは絶対そうで。演出していても稽古していても凄い楽しくなっちゃって(笑)芝居していても楽しいんだけど、演出していてもそれまで台本持った立ち稽古から、本を外してやってみると、散歩している犬がリード外されて「好きに走っていいよ」「わーい!」みたいな嬉しさがあるよねっていう風にいつも思っていて、犬が野原をワンワン好きに走っていい嬉しさみたいなものを、最近は演出していても感じる様になっちゃって、嬉しいし楽しいなと思いながら楽しんでいますよ。――楽しまれているのがすごく伝わってきます。では最後に見に来られるお客様に向けて一言お願いします。Aプログラムは池田恵さん作「元禄浪漫奇譚」と鎌内諭さん作・演出・出演の一人芝居「ドアの向こう」、Bプログラムの2本は割と人が大勢出てくる賑やかなお芝居でバラエティに富んだ4作品。是非4つ続けて観てくれるといいなと思います。会場となる喫茶茶会記さんも住宅街の中にあるのですが、カフェのスペースも奥の空間もしっとりと素敵なので、それも楽しんでもらえたらと思っています。――本日はどうもありがとうございました。聞き手:池田恵(演劇設計局コミュニケ)

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