都会の廃墟レポート

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初めまして、MICOSHI COMPLEXという劇団を主宰しています、早川貴久と申します。
今回縁がありまして、コミュニケ#2にドラマトゥルク・作家として参加させていただきます。

 

最近はあんまりお芝居しないで、脱出ゲームの演出協力だったり、映像の編集作業ばかりで、久しぶりのお芝居にワクワクしております。コミュニケ#2がより良いものとなりますよう尽力いたしますので、ブログ共々、是非、公演の方に足をお運びいただければと思います。よろしくお願いします。

 

前回までのあらすじ
演劇設計局コミュニケ♯2は、テーマ探しのため東京は奥多摩にある数馬分校記念館に取材に赴いた。概ね満足な取材感を残した一行だったが、その中の一人が呟く。
「これで取材なんですかね?思っていた廃校と全然違う。こんなの廃墟じゃない。綺麗に整備された記念館じゃないですか。」
私たちはまだ廃墟を知らない。

 

* * *

 

3/24 晴れ。東京。
前回の数馬分校取材から1週間、私たちはガチ廃墟を探しに東京は代々木に集合しました。なぜ廃墟を取材することになったかは前回の記事をクリッククリック!

→数馬分校取材レポート・おまけ(打ち合わせ風景)

 

さて、ガチ廃墟と言っても、私たちは皆、社会人ですから、節度を持った紳士・淑女ですから。
それゆえ、そこらの節度のない廃墟マニアや夜な夜な心霊スポットと勘違いして侵入する輩たちとは一線を画します。
合法です。
合法で入れるところでないといけません。そして管理者がいる場合は、しっかり連絡して取材許可をもらいます。社会人として当たり前のマナーですよね!

 

そんな節度と礼儀に厳しい私たちが選んだ答えは代々木。
代々木の九龍城こと代々木会館。廃墟好きにはおなじみの、代々木会館。
めちゃくちゃ有名な廃墟、同然のビル。

 

 

私たちは事前にロケットニュースで確認した通り、3階の中国の本が売っている店を目指しました。

 

https://rocketnews24.com/2017/03/14/872577/

 

上の記事を読んでくれた方はもうご存知でしょう。内部を見るには三階で営業している、この本屋が唯一の道なのです。

 

が、あいにくの休業日、絶望する一同。

 

 

しかし、なおも諦めきれない私たちは、ビルに書かれている連絡先に連絡したり(超社会人でビジネスマンな関野くん)

 

 

が、出ず。

お手上げな僕ら。

 

 

結局代々木の九龍城には入れず、この日の取材はここで終了。と思ったあなた。

私たちがそんな輩だと思ってるんですか?それじゃあ、そこいらの廃墟マニアと同じじゃないですか!5人の異なる劇作家が集まって、全く違う演目やる変態団体ですよ?ちゃーんと予備の候補、あります!

 

しかも2つ!

 

新宿の廃墟団地。

 

 

新宿の裏通りに突如現れる廃墟団地。

まぁ、でも近所の人もいっぱいいたし、何なら関野くんの友達がカジノで大儲けした話しか頭に残っていません。

不法侵入したがるコミュニケ1の悪。菊池くん。

 

 

もちろん、全力で阻止しました。社会人な我々はそんなことしてはいけません。

 

* * *

 

そして一行は電車に乗って、六本木へ。
え?なんで六本木?そんな大都会に廃墟なんてない?

 

それがあるんですよ!しかも結構ガチな廃墟が!
場所は虎ノ門5丁目
虎ノ門ですよ。虎ノ門。
そんな超一等地に人が住んでいない建物群があります。

 

 

 

 

 

それではお邪魔します。
渡辺篤史ばりの建もの、もとい廃墟探訪です。

 

 

 

 

 

あ、ここダークソウルで見たことある!

 

実はこの虎ノ門、麻布台周辺は森ビルが再開発を行っています。

 

今年中にできるのは東京メトロの新駅、虎ノ門ヒルズ駅直結の虎ノ門1丁目のマンションや商業施設です。
そしてこの虎ノ門5丁目も、2022年の完成を目指して再開発が始まっています。完成するとあの大阪の「あべのハルカス」を抜き、日本一の長高層ビルができる予定です。と言ってもその2027年9月には東京駅近くに高さ390mの日本一の長高層ビルがまた出来てしまうのですが……。

 

* * *

 

さてさて、こんな感じで人間のはてしない欲望とその犠牲になった悲しき廃墟を堪能した私たち。
でも一番驚いたのは、こんな大都市の一等地を再開発する森ビルさんの資本力。ど田舎出身の僕は人間の果てしない欲望と向上心にいつか罰が当たるのではないかと感じました。
地域の小学生も肌で実感しているこんな絵が展示してありました。こんな未来にならないことを祈ります。

 

 

ま、なるわけねーか。
オチが思いつかなかったので、こんなふうに締めようと思いましたが、ダメでした。
欲望にいつか罰がなんて一切思ってません。すみません。
罰が当たるまで、欲望どんどん加速させたいですね。

 

ということで、廃墟レポでした。

 

最後に、興味本位で廃墟を訪れるのだけはやめた方がいいなと感じました。
オカルト大好きな僕ですが、実際の廃墟を目の当たりにしたら結構怖かったです。これだけは本当です。なので、行ってみようと思う方しっかり下準備してから行ってくださいね。できることなら、廃墟のプロ(どんなだ?)が撮ってきた写真をネットで見るくらいがちょうどいいと思いますよ。

 

では、また次回のブログで。

 

早川 貴久