プレゼンテーション第4回目はkaivzさんです。
普段はコントを主に書いているkaivzさんが、コミュニケ#2で一体どんなものを書こうとしているのか。
以下、その様子を会議の録音から余すところなく文字起こしをして脚色なくお届けします!

 

目次

1.作者からの劇作プレゼンテーション
2.作者のプレゼンテーションのよかったところ
3.作者から参加者へ質問
4.参加者からの質問
5.フリーディカッション

 

* * *

1.作者からの劇作プレゼンテーション

kaivzさんのプレゼンより

 

(kaivzと指名を受けて)恥ずかしいなぁ、名前変えようかな。
菊池くんのを聞いていいなぁって思って、私、どっちかっていうとストレートな戯曲があんまり好きじゃなくて、第4の壁乗り越えてくる系を書いてよかったんだったらこれあんまりなんですけど……。
廃校とかを見て一番に思ったのは、
「壊すの楽しそうだな」
だったんですね。


なので破壊する快感、破壊の先にあるものとか、保守的なる人にある心理とか、変化しないものは何にもないとかタブーとかなんだろうとかいうことが思ったことで。
で、書きたいと思ってるのは主人公の女子高生が何をやってもみんから好かれるので生きているのに飽きています。
で、あまりに人生イージーゲームすぎて暴力でストレスを発散します。
でも、周りの人からすごい喜ばれる。
で、つまんないので自分より暴力的なやつにあってもっと血みどろの戦いをしたいと思い、生徒会長、校長、暴力団トップ、ITの会社の社長、総理大臣、世界の神となり、国を潰し、世界を全て壊す、で、人々は抵抗するんだけど、最終的には解き放たれて嬉しそうにする。
 

(一同笑う)

 

で、彼女は何でってなるんだけど、みんなが壊されるのを望んでいたんだって気づく。
生きたいと純粋に思うのは彼女以外誰もいなかったんだってわかる、で、何だよふざけんなよって最終的に太陽にケンカを売ると、誤って自分を壊してしまう。でも彼女は生き続けたかったので、どんな姿になっても生き続けると誓う。
女子高生が暴力を振るうっていうところに非常に魅力を感じていて。なんか上の権力とか社長とかをボコボコにするっていうところに見る人が快感を得て欲しいっていうのが一番にあったんですけど、でもそれが行き着くとどうなるんだろうっていうのが一番の悩みです。
暴力団事務所をボコボコにするとかすごい見たいんですけど。


……っていう話を今の所書来たいなと思ってるんですけど(どんどん小声に)

 

名前の通りとんでもない怪物構想を披露したkaivzさん。
普段あまり自分のことを語らないkaivzさんはうちにこんな暴力性を秘めていたのか……。

 

(本文とは関係ないですがここで数馬分校記念館で遭遇したカオスなモノたちをご紹介。まずは天井にはりつくカマキリ)

 

* * *

2.作者のプレゼンテーションのよかったところ

早川 プレゼンを聞いたので皆さんよかったことをお願いします。じゃあ、僕から。
いろいろなものと戦っていき、最後太陽に負けるっていうのが、脈々と昔からある物語の型にちゃんとはまっているというか。
破壊のこと、やりたいこととかいい感じに歪んでると思った。

 

関野 破壊とか破壊の時の快感とかタブーとか、いいなぁと思ったのが他の人が死にたいじゃないけど、壊されたいっていう世界の中に一つだけエロスがある凄く綺麗な世界だと思いました。めっちゃいいなぁと思った。

 

菊池 過剰になっていくのがいいですよね。どんどん上に上に。途中で悩まないっていうのがいいですね。

 

田中 一見めちゃくちゃなように聞こえるけど実は論理性がすごい。頭のいい人なんだなと思った。

 

* * *

3.作者から参加者へ質問

早川 じゃあ、kaivzさんから質問何かありますか?

 

kaivz kaivz、kaivzと言われてほんと嫌だ。名前変えようかな。
(プロット用のワークシートに)主人公と対になる人が必ずいることって項目があるんですけど、それがいないんですよ。最終的に彼女が自分の中に反対の人を見つけるってことになるので。

 

田中 ワークシートは例だから気にちゃいけねぇ。

 

関野 ブラックスワン的なことだよね。

 

早川 あー、ブラックスワンだ!

 

kaivz あと、最近自分が思ったことを反映していて、やっちゃいけないと思ったことが逆に人のためになったということがあって。逆にありがたられた。そういうことってありますか?

 

一同 あー。

 

関野 逆はありますよね、良かれと思ってやったことが怒られたっていうのは。

 

kaivz あー、そういうの聞きたい。

 

菊池 会社でつかってる書類が元号だったんですけど、今度変わるじゃないですか。上司に西暦にしちゃだめですかって言ったら、本当は子会社だから子会社からは言っちゃだめなんですけど、すんなり通ったってのはありますね。なので今後うちはずっと西暦でやりますね。

 

kaivz 誰か一言いうのを待ってる気がするんですよね。
なんかみんな本当はやりたくないのにそれでずっとやってて、みたいな。
そういうのイライラする。

 

(壁にはりつくクワガタ。でかい)

 

* * *

4.参加者からの質問

早川  じゃあ、みんなから何か質問があれば。

 

田中 kaivzさんの今のリアルを反映した話なんですかね、書きたいのって。

 

kaivz うーん、そうかもしんないですねぇ。うん。
やっちゃいけないって思ってたことって自分を一生懸命会社でいい子に見せようとしてたんですよ。で、なんでもやりますーってやってて。

 

(一同笑う)

 

kaivz えー、なんか笑われてんだけど。

 

早川 いや、なんか破壊の遺伝子みたいな話が始まったから。大丈夫かなって。

 

kaivz そう。なんかでも切れちゃって。なんかもうありえないっすって部長に切れたら、部長も逆ギレして「俺が話つけてやるよ」って言って。
で、1年間解決しなかったことが1日で解決するっていうことが起きたんですね。で、やっちゃいけないって思ってること自体がいけないのかなって思って。
いろんなこと試してないのに1年間ふてくされてたのはなんだったんだろうって。で、壊したいって最近……。

 

関野 ちなみにその問題ってなんだったんですか?

 

kaivz 特定のプログラムの修正をずっと依頼されていたんですけど、そのコードを書ける人がうちのチームにいないので無理なので他の部でやってくださいって言ったら他の部も絶対やらないって1年間喧嘩して。最低な状況だったんです。
で、部単位で話しつかないんだったらもう上から言ってもらうしかないんですね。社長とかから。で、お前らがやれっていったらそういうことになるので。
で、そこに動く原動力っていうのを怒りで動いたっていうのがあって。いい子のまま中途半端に納めようっていうのは、逆に状況を悪化せさせているってことあるんだなっていう。

 

田中 なんか時間が経過したことによる蓄積があったのかなという気はする。1年だと。

 

kaivz 確かにそうですね。

 

田中 1年改修しないってすげぇなって思ったんで。

 

早川 言いたいことは言ってきたからなぁ。あんまり……。

 

(一同笑う)

 

(窓枠にはりつく蜘蛛と奥にたたずむナニか)

 

* * *

5.フリーディカッション

早川 そしたらフリーなディスカッションで。

 

関野 いや、なんか結構いろいろ参考文献になりそうなものはあるなって。
ワールドイズマインとかもそうだし、それこそブラックスワンとかも。あずみはる子は行方不明とか。

 

田中 最初聞いてまどマギっぽいなぁってちょっと思った。最後はまどマギじゃないけど。あれは最終的に主人公の自己犠牲で終わるんで、最初話聞いた時そういう風に終わるのかなと思ったら全部壊れちゃうって。まどか世界救わない話だわこれっていう。

 

早川 偉い人ってM多いと思うから偉い人ほど喜ぶと思うこれ。

 

(一同笑う)

 

早川 いや、ちょっと偉い人の方がMが多いっていう僕の統計があって。

 

kaivz へー。偉い人はM……。

 

関野 なんかこういう太陽まで行く系とか世界ぶち壊す系でたまにあるのがビッグバン落ちね。

 

一同 あー。

 

関野 ビッグバン起きてから今は何兆年経ちました的なね。

 

早川 なんか僕は北風と太陽感があるなって思った。

 

関野 あー。

 

早川 いや、ごめんうろ覚えなんだけど。

 

田中 あ、寓話っぽいとは感じた。

 

早川 そう。寓話っぽい。それを現代にしてるし、最後私はまだまだ生きたい! kaivz先生の次回作にご期待くださいみたいなジャンプ感があるなって思った。

 

(一同爆笑)

 

関野 確かにジャンプ感がある!

 

早川 ね、ジャンプ好きなのかなって思って聞いてた僕は。

 

kaivz ジャンプ感(笑)

 

早川 どんどん強い敵を倒していくとかいうところもそうだし、そういう意味で最初に言った物語の型にハマってるというか寓話っていうか。

 

田中 ジャンプ黄金期の後期って感じ。車田正美の「聖闘士星矢」が終わったあとって感じ。

 

早川 それ誰もわかんないです。

 

田中 ごめーん。

 

(一同笑う)

 

早川 太陽倒してもね、じゃあ、次は第7惑星に的な。

 

関野 次の銀河にね。

 

早川 あ、そうそう。次の銀河にね。

 

菊池 太陽で止まるのもったいないなぁって思いました。

 

早川 ね、太陽ボコボコにして。

 

関野 太陽が痛いって言って。

 

kaivz 太陽役は誰が?

 

早川 いや、小磯さんでしょ。

 

(一同爆笑)

 

kaivz 最後まで貫き通すのか、折れるのかってのは悩みますね。

 

関野 すごいニュートラルに聞きたいんだけど、その女子高生は処女なの?

 

kaivz 処女です。

 

田中 いま一瞬考えた?

 

早川 処女以外では成立しないんじゃない。

 

関野 確かに。ヤリマンの(笑)

 

(一同笑う)

 

菊池 ゴリゴリのギャルがだりーってボコボコにするのも面白いですけど。

 

田中 ヤリマンならヤリマンってところに物語性が必要になると思う。

 

kaivz それはそれで面白いけど。

 

菊池 突っ込むと、処女ってあれ、失ったっていうはいいんですけど、あれ壊されたって感覚なんですか? ニュートラルな質問なんですけど。

 

関野 あー。

 

菊池 あの、破れたっていうじゃないですか、あれ攻撃された、ダメージ受けたっていうニュアンスが僕の中ではあるんですね。僕らは攻撃するし、向こうはダメージを受けるしっていう。そういうところが主題と一瞬リンクした気がしたんですけど。

 

関野 あー確かに。

 

菊池 ……言ってる自分気持ち悪ぃなぁって。

 

(一同爆笑)

 

田中 なんで興味津々に聞きながら自分で話を閉じるの?

 

関野 太陽とファックするっていいかも。

 

田中 初めての彼は太陽でした。

 

(なんともいえない空気)

 

早川 なんかニュートラルな質問なんですけどって言えば許されるみたいに思ってません? じゃあ、いい時間なんでこの辺で締めましょうか。

 

(ナニかがサッカーボール蹴ってる!?)
(これらはいずれもかつて生徒さん達が作ったものだそうです。数馬分校の自由さが伝わってきますね)

 

* * *

 

以上がkaivzさんのプレゼンになります。たった17分のプレゼンテーションでしたが、書き起こすとこんな長いんですね。
脚色など一切なくありのままお届けしました!

 

Kaivzさんは普段おっとりしていて、何考えてるかわからないのですが、こうやって頭の中を披露してもらうとこんなカオスなことを考えているんですね。それはオーディション用台本からも一目瞭然はありますが。
書き直すかもしれないとなってそれ以降一切ヒントがないので一体どういうものを持ってくるか謎に包まれていますが、是非kaivzさんのカオスっぷりを存分に披露できる演出家泣かせの戯曲に仕上がることを期待しています。

 

今回の劇作プレゼンは完全な文字起こしでお送りしました。次回のプレゼンもご期待ください!

 

早川 貴久