ランペイジ 巨獣大乱闘
「ロック様を巨大動物と戦わせたい!」という正しすぎる発想
━─━─━─━─━─
監督: ブラッド・ペイトンさん
脚本: ライアン・イングルさん、カールトン・キューズさん、ライアン・J・コンダルさん、アダム・スティキエルさん
出演: ロック様、ナオミ・ハリスさん、動物たち、他
原題: Rampage
上映時間: 107分
あらすじ: 大きくなった動物VSロック様
━─━─━─━─━─
ロック様が巨大化した動物と戦う映画という、聞いただけでもうこれは観なければ…という気持ちになった「ランペイジ」を観てきましたよ。
すごくおもしろかったです!!
映画.comのあらすじはこんな感じ。
巨大化した動物たちが暴れまわる、1986年に発売されたアーケードゲーム「RAMPAGE」をベースに、「ワイルド・スピード」シリーズのドウェイン・ジョンソン主演で描くパニックアクション。ある遺伝子実験の失敗によってゴリラ、オオカミ、ワニの3頭が巨大化し、凶暴化してしまう。さまざまな動物の長所を取り入れた遺伝子によって巨獣と化した3匹の動物たちには、軍による攻撃も効果がない。巨獣たちはやがて大都会シカゴへと到達し、街中で破壊活動を繰り広げる。元特殊部隊員で動物学者の主人公デイビス・オコイエをジョンソンが演じるほか、ナオミ・ハリス、マリン・アッカーマン、ジェフリー・ディーン・モーガンらが共演。「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」「カリフォルニア・ダウン」でもジョンソンとタッグを組んだブラッド・オペイトン監督がメガホンをとった。
ツッコミどころを腕力で突破するような勢いがとにかくよくて、終始ニッコニコで楽しめました。ジャンル映画として期待していたものが期待以上のクオリティと物量できた感があって最高。
めっちゃ頭のいい白ゴリラと、ワニとオオカミが大きくなるという物騒の悪さも最高でしたが、序盤の宇宙船でネズミが巨大化するという発想の方がむしろ好みだったというか、普段人間が舐めてる弱い動物がでかくなって凶暴になるというギャップ感がとてもよくてさ。ゴリラとワニとオオカミってもともと凶暴な感じするし危険じゃないですか。だからこそネズミってのが良くて、主要三匹の中に一体くらいは間抜けな動物が入ってても良かったかなぁとか思ったりしました。
まぁしかし、ゴリラもワニもオオカミも街中でこれでもかと暴れまくる怪獣ディザスター描写はすげぇアガッたし、それにロック様が生身で加わるという正しすぎるロック様の姿勢も素晴らしかったです。
あと、なんというか観た後の気持ちがとても晴れやかなのがよくて、ウェットに着地せず、説教くさくもなく、巨大白ゴリラのギャグとニッコニコのロック様で終わるというのもとても良かったですね。これこれ!このバランス感覚!と思いながら気持ちよく劇場を後にできました。
お話もめんどくさいところは無理して説明せず、シンプルに巨大動物が大暴れする姿と、それを止めるロック様と白ゴリラという構図を決して見失わないちゃんと整理された映画になっていて、個人的には大満足のジャンル映画でした。ロック様を巨大動物と戦わせたい!と思いついて、それを映画としてまとめあげた一本として文句のない作りだったと思います!
━─━─━─━─━─
好き度: 80点
楽しかったです!!
━─━─━─━─━─