運命に 逆らいのぼる 蜘蛛の糸/「スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース」を観た | そーす太郎の映画感想文

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しれっとネタバレしたりするんで気をつけてください。

 

 

 

 

  スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース

 

 

 

 

 

運命に 逆らいのぼる 蜘蛛の糸

 

 

スパイダーバース2作目、スパイダーマン・アクロス・ザ・スパイダーバースを観ました。1回目は東京出張の際に初日に。2回目は地元でIMAXで観ました。計2回。

 

まず1回目なんですが、これが完全に脳がショートしまして。というのも、映画を観ていて恐らく初めての経験ですが、あまりの情報量の多さに脳が付いていかず、明らかに人間の脳が処理できる情報量を大幅に超えていて、ただ画面を眺めることしかできず…これもこれですごい体験でした。2回目をIMAXで観ましたが、ようやく2回目で物語をつかめてお話に入り込むことができました。

 

1作目もそうだったんですが、製作陣が自分たちで設定したハードルをしっかり自分たちでそのハードルを越えていくという画面情報量とスピード感、物語の強度と圧倒的おもしろさがそこにはあって。

その圧倒的なクオリティに感動しました。

 

「運命に逆らえってな」という某映画の名セリフがありますが、それを思い出すような、スパイダーマン的運命論を軸にして、様々なスパイダーマンを経てきたからこそできるスパイダーマンならではの物語構造になっててすごかったです。

 

物語もぜんぜん途中ですが、こういう3部作っていいとこどりの2作目が大抵一番おもしろいじゃないですか、帝国の逆襲だったり、2つの塔だったり、物語途中だからこそのおもしろさ、今だから味わえるおもしろさに満ちてて大変よかったですね。

 

3作目もとても楽しみですし、彼らは運命に逆らえるのか。見守りたいと思います。