最後の花火/「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3」を観た | そーす太郎の映画感想文

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しれっとネタバレしたりするんで気をつけてください。





  ​ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3




最後の花火



油断してまた感想がたくさんたまったので、1ヶ月前観た映画ですが感想消化。


ジェームズ・ガン監督最新作のガーディアンズ3観てきました。なんだかんだ言っていまだにガーディアンズ1作目公開時の衝撃と感動は忘れられないくらい、MCUの中でも忘れられない作品です。


ジェームズ・ガンがDCのトップになってしまうということで、実質ジェームズ・ガン最後のMCU。ということは最後のガーディアンズということで、心して行きましたが…。本当にとてもいい映画でした。


ファンのMCUキャラクターたちへの思い入れのさせ具合で言えば、恐らくガーディアンズは随一でしょうし、エンドゲーム後それがうまく行っていない中、MCUのエンドゲーム前までの最後の貯金とも言えるのがガーディアンズだったと思います。この映画を観たあとだと、もう完全にMCUはエンドゲーム貯金をこれで使い切ったとも見えて、今後のMCUが本格的に心配になるくらい、たぁほんとに素晴らしい映画だったし、MCU最後の花火なんだろうなと思ったりもしました。


数年前ジェームズ・ガンが1度クビになる事件があったり、そこからの復帰があって、DCに行ったり、色々あったジェームズ・ガンでしたが、そんなこんなを経ているからこそ、今回のロケットの物語は心にくるものがありましたね。


あとおもしろかったのは、これはいろんなところで言われてますが、明らかに敵側がDisney社に見えるというのがおもしろかったです。動物をヒト化して、無害なものにして、理想郷を作る。問題が起きたらキャンセルされる。その他もろもろ、敵が明らかにDisneyに見える問題は興味深いものがありました。


ガーディアンズのみんなに見せ場があり、愛があり、それぞれが納得した着地を見せる。エンドゲーム後、ダラダラしてたMCUでしたが、なんだかエンドゲーム後の遅れてきた卒業式のような、そんな映画でした。MCU映画やドラマは正直義務的に追いかけてました。今後もまぁそれなりに見ては行くんだろうけど、なんかひとつのピリオドのような映画になったなと思いました。


最後に。あそこでジェームズ・ガンがキャンセルされたままだったら、もし仲間たちがDisneyに声をあげてなかったら、この映画は生まれてなかった。ということは、ちゃんと覚えておきたいと思います。