【映画感想】「レディ・プレイヤー1」 | そーす太郎の映画感想文

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しれっとネタバレしたりするんで気をつけてください。

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レディ・プレイヤー1

 

「スピルバーグは最高だ!」という結論に達さざるを得ない(今年2回目)

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監督: スティーブン・スピルバーグさん

脚本: ザック・ペンさん、アーネスト・クラインさん

出演: ダイ・シェリダンさん、オリビア・クックさん、他

原題: Ready Player One

上映時間: 130分

あらすじ: ゲームの中で宝探し

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年に2回もスピルバーグの新作が観れるという最高な年が今年なわけです。「レディ・プレイヤー1」を観てきました。いろいろなサプライズがある映画なので、あんまり情報を入れずに観に行くのがオススメですよ〜。てなわけで、「レディプレイヤー1」ですが、

 

とても楽しかったです(゚∀゚)

 

映画.comの感想はこんな感じ。

スティーブン・スピルバーグ監督が、アーネスト・クラインによる小説「ゲームウォーズ」を映画化したSFアクション。貧富の格差が激化し、多くの人々が荒廃した街に暮らす2045年。世界中の人々がアクセスするVRの世界「OASIS(オアシス)」に入り、理想の人生を楽しむことが若者たちの唯一の希望だった。そんなある日、オアシスの開発によって巨万の富を築いた大富豪のジェームズ・ハリデーが死去し、オアシスの隠された3つの謎を解明した者に、莫大な遺産とオアシスの運営権を明け渡すというメッセージが発信される。それ以降、世界中の人々が謎解きに躍起になり、17歳の孤独な青年ウェイドもそれに参加していた。そしてある時、謎めいた美女アルテミスと出会ったウェイドは、1つ目の謎を解き明かすことに成功。一躍オアシスの有名人となるが、ハリデーの遺産を狙う巨大企業IOI社の魔の手が迫り……。作中のゲーム世界には、アメリカはもとより日本のアニメやゲームに由来するキャラクターやアイテムなどが多数登場する。

 

 

まぁとにかく観てる間ずっと楽しかったです。魅せ場は大きく3つ。まず1つ目はレースシーン、2つ目は(これはまじでビックリした)シャイニングのホテルシーン、そして3つ目はクライマックスの大戦闘シーン。とにかく画面の情報量が多いので何度見ても発見がありそうです。観た後どっと疲れましたもん。ともかくまぁこのオアシスという世界観をよくぞ成立させたもんだなぁと思いました。

 

レースシーンやクライマックスの戦争シーンもアガッたんだけど、個人的に一番グッときたのは2つ目の鍵のありかであるシャイニングのホテルシーンでした。ここはほんとにビックリしましたよ、全く知らなかったので。思わず劇場で「まじか」と声が出ました。スピルバーグのキューブリック愛に感動しました。A.I.以来だね。

 

クライマックスも良かったですね。ここもガンダムが出るのは予告で知ってたけど、敵がメカゴジラっていうのは知らなかったので、ガンダムvsメカゴジラは超アガりました。「俺は、ガンダムでいく!」のセリフも最高でしたね。アイアンジャイアントも良かったなぁ〜。

 

ジョン・ヒューズや市民ケーン、あとバカルー・バンザイの8次元ギャラクシーあたりとか、スピルバーグの趣味が丸見えで楽しかったなぁ。

 

 

VR世界にみんながどっぷり浸かりまくってるまぁ一見ディストピア社会なんだけど、でもそこが現実世界の逃げ道としてあって、「いつでもここにきていいんやで」「浸っていいんやで」というスピルバーグの優しさを感じましたし、それと同時に「でも現実もいいもんやで」と虚の世界を肯定しつつ、実の世界を肯定する、つまりは世界全体を肯定してくれる優しさの塊みたいな映画で、とても感動しました。あとはなんというかポップカルチャーやサブカルチャーを好きであることも全力で肯定してくれてる感じもとても好きですし感動しました。しかもそのことを、スピルバーグにそっくりのマーク・ライアンスが主人公に感謝を述べるラストはもうすげぇ感動して。スピルバーグ自身が、スピルバーグのことを大好きな僕らに「好きでいてくれてありがとう」って言ってるように見えてね…、「いやいや、こちらこそありがとうございます」と、涙しながらエンドロールを見ておりました。「ペンタゴンペーパーズ」の次にこの「レディプレイヤー1」、全く違う手法、世界観で、熱狂させられました。やっぱりスピルバーグは最高だ!という結論に、今回も落ち着きました。楽しかったな~(゚∀゚)

 

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好き度: 90点

めっちゃ楽しかったです(゚∀゚)

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