無果汁の果汁グミ
前回からの続きです。要因を知って、回復の手段は手に入れたとしても、再発を防げるかと言うと、また話が変わってきます。そう、話が変わるのです。果物には果汁(かじゅう)があります。水々しい果物をギューっと押すと、果汁が出てきますね。『ギューっと押す』これは、加圧です。加圧の対象が地面とその物体の重さになると、それは、荷重(かじゅう)という現象です。私たちは、常に地面に向かって、荷重しています。地面を押しているのか、地面に引っ張られているのか、それは、また別の機会にするとして、とりあえず、重さが有る以上、絶えず荷重をする事なります。この荷重という行為が、体を痛めてしまう要因の大半を占めています。無理な荷重が繰り返される事によって、筋肉や関節に負荷がかかり、それが継続されることによって、過度な筋緊張、筋弛緩が起き、体各部位の本来の位置からズレてしまう位置変化、血流の滞りによる組織変性、そして、組織破壊になると、怪我になります。では、無理のない荷重とはどんな荷重でしょうか?それは地球の中心に向かう、重力線と合わせる荷重です。真っ直ぐに乗せる足趾を含めた、足裏全体で地面を捉え、その上に真っ直ぐに脚、骨盤、背骨、頭を乗せる、これが無理のない荷重です。いや、少なからず地面に足を着いて歩いてるし・・・踵から扇状に足趾が広がっています。5本の足趾を全部使えているでしょうか?そして、その上に体全体が真っ直ぐに乗っているでしょうか?真っ直ぐに乗っているかどうかは、噛み合わせ、顎の状態で分かります。特に膝関節は、ただ乗っているだけの関節です。股関節や肘のように、はまっていない 関節です。関節の多くは、はまっていない のですが、膝の様に体重がしっかりかかる関節なのに、何故、こんなにも危なっかしい構造にしたのかは、創った方にいつか聞いてみたいものです。と、まぁだいぶ話が逸れてしまいましたが。。。簡単にまとめます。【腸脛靭帯炎】・・・膝の外側に現れる症状 ⇨荷重が外に逃げてしまった結果です。 ⇨僕の場合は、左足の小指が他の指に比べるとしっかりと力が入りにくい癖があり、長時間の運動時には、どうしても、外側の踏ん張りが効かなくなり、膝の外側部分に負担をかけてしまします。【オスグッド・シュラッター】・・・膝の前側、お皿の下方部分に現れる症状⇨前後方向の荷重移動が最終地点まで行かない動作、即ち、趾先まで体重が乗っていない動作が繰り返されると結果として、膝の曲げ伸ばしの運動の伸ばしの部分が中途半端に終わってしまうために、大腿四頭筋に余計な負荷がかかりすぎてしまいます。⇨この荷重の前後移動(特に中趾)の問題は解決しつつあります。【鵞足炎】・・・膝の内側に現れる症状⇨この症状は、荷重の方向と、荷重後の膝の捻れが繰り返されると起こります。⇨主に、母趾を曲げる筋肉が弱いと、真っ直ぐに踏み込めずに、足先が外側に逃げるような荷重の仕方になると、結果として膝が捻られます。⇨バスケットに多くの時間を割いていた時期は、よくこの症状と仲良くしていました。⇨特に中学生時代は、ずーっとお友達でした。 高校生以降は、足の筋肉と身体の全体のバランスが多少なりとも取れたせいか、そこまで出現回数は減ってきました。このように、荷重の位置や方向の癖だけでも、症状の出方が変わります。何気なく普段から歩けているようでも、イレギュラーに沢山歩いたり、疲れが溜まった状態だと、その癖が怪我や痛みの引き金になる事があります。荷重の癖を整えることで、多くの症状から解放される可能性があります。そして、足裏の荷重状態と、噛み合わせ、上顎と下顎、上下の歯列が足の荷重と同じように、真っ直ぐにお互いが向き合えるようになると、首や脳の状態にも影響を及ぼします。無意識の荷重癖って、大切ですよねそして、無果汁の果汁グミ は 存在しませんが、果汁グミって美味しいですよね