早稲田大学 社会科学部 英語 2007 第4問 下線部つき長文③解説その2 | 大学受験逆転合格法☆偏差値20台⇒80台へ

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残りは長文全体から解答に必要なものをつまみとる作業の問題ですね

社会科学部の場合
設問間でヒントを出し合っていることがほとんどです

採用されている英文がTimeやnews weekあたりを出典にしていることから
論旨がひとつの方向を向いてる完結型の長文なので内容に一貫性があるためです

長文のパターンとして最初のパラグラフで問題提起をしてテーマが見え隠れするようなぼかした内容にしておいて

第二パラ以降でいったん寄り道をしながら途中の逆接で始まるパラグラフで大きく転じて展開させ

そこを以下のパラグラフでフォローして最終パラグラフへと持ち込んで結論を提示する

という具合になってる英文が圧倒的に多いのです

問1の問題で内容に一致するものをひとつ選べとありますが

1つ=論旨と考えて最初のパラグラフの大切なところと最後のパラグラフの大切なところを合わせてしまえば、おそらく答えは出るはずです

最初のパラグラフをまずは見てみるとButで転じがありますので「その前後」のつながりをおさえてみます

下線部⑴とバッティングするところですが、、、→そうなるように早稲田が意図的に操作してます

貧農の問題を語ることがそのアジェンダのtopにあった
しかし何かを心配することとそれを治療することは二つの違ったことである
→一応、問題を取り上げても解決できるわけではない?的な捉え方にしておきましょう
→ぼやかして言ってますので、とりあえず軽く捉えておきますね

そしてパラ2、パラ3、パラ4、パラ5、パラ6と文頭に逆接がなく進んできて、最終パラグラフの文頭で挿入されたhoweverがあることでこれまでの流れを覆して結論に持ち込んでいるみたいです

この最終パラグラフは逆接なしで構成されてますので
頭とケツに一貫性があると考えて、とりあえず最終英文あたりを読んでみることにします

中国の田舎の〇〇は中国のリーダーが民主主義の必要性を受け入れるまで休息の方向に置かれないだろう

マイナスのことを言ってることとこれまでの設問を解いて貧農のことがテーマになっていることは分かりますので〇〇は貧農あたりを指すことが見えてきます

貧農に休息はないすなわち貧農に対する対策はない(もしくは上手くいかない)といった方向が読み取れますね

ベクトルを決めたら選択肢をチェックしてみます

(b)中国の指導者たちが民主主義の必要を認めない限り、今後も農村問題の根本的な解決は望めそうもない
しか該当するものはありませんでしたこれを正解とします!

他の選択肢は時間が余ったら細かく見て該当箇所チェックをしたらいいとは思います(社会科学部の出題パターンからすればする必要はないと思いますが…)


問6
本文からの推論を選べ

推論とは言っても
たいていは
大切なところの内容を裏から言ってるだけに過ぎません

そしてあくまで推論ですから未来時制が使われているものが採用されやすくなります

この場合は結論は最終文(ここも未来時制となっていますね)なので、
その裏返しは問1の(b)の選択肢を拝借して農村問題の根本的な解決をするには中国の指導者たちは民主主義の必要性を認めないといけないあたりになると思います

これを問6の選択肢に照らし合わせると

(b)ひとたび農村問題の深刻さを認識するならば、中国政府は民主主義体制への変革を決断せざるを得なくなるが正解となるわけです


問いの最後の推論問題は逆接で転じたところか結論部分で処理をすることを押さえてくださいね!

残りの問5は
中国政府が打ち出した貧農対策として本文の内容と一致するものを1つ選びなさい

という問いかけなので
本文をあちこち探すのは面倒だと考えて
全体のレイアウトが他の設問を解くことで分かってから当たりをつけようと考えて、最初は処理を飛ばしておきました!

パラ1→問2&問1に活用
パラ2→問3に活用
パラ3→未使用
パラ4→未使用
パラ5→問4に活用
パラ6→未使用
パラ7→問1&問6に活用

どうも問5はパラ3、パラ4、パラ6のどこかから答えが得られそうと予測できる

さらに細かく当たりをつけるためにパラの頭を見てみる(頭はパラの方向性を決めるパーツです)ことにします

そうするとパラ5は問4で使われましたが
その頭の部分が中央政府がさらに何ができるだろう(could入の予想英文となっています&比較級つまり前のパラグラフを押し進めている)
 打ち出した、という問いかけと選択肢が全て過去のことを述べていることを考慮して
1つ前のパラ4に今回の答えがあることを推定して
パラ4全てを読むのも面倒なので、先に短い選択肢の違いを確認してみると

(a)土地の私有権
(b)人の往来
(c)助成金
(d)効率化
(e)説明責任となっており

パラ4を眺めてみるとお金の話しか出てきてないことから
(c)農業開発等への助成金を増額したことが正解に浮上してきて

さらに本文を確認してみるとincrease rise などと田舎に住んでる人にお金をさらに使うという内容の英文が見えるので答えを(c)と確信してすべての解答を終える

という感じになります



レイアウトをする力って一文一文を読み取ること以上に大切だと理解していただけましたでしょうか?


なんか長文読解の説明じゃないように思えるかもしれませんが長文読解とは英単語、英熟語、英語構文、英文法の組み合わされたものを一つ一つ解読していくことだけなのでしょうか?

読めれば確実に解くことはできます
読みを完全にしていく努力はそれはそれで素晴らしいことです

でも入試はふるい落とす試験です

それもそれなりに勉強を重ねてきた人達がひしめく難関大学ではその選別は厳しいものとなっています

あんなに努力してきたのに設問が解けない、異常に時間がかかるため制限時間内に最後まで満足に解けない、合格点の8割~9割などはるかに及ばないところから抜け出せない…

こういうところで苦労されてる方は本当に多いと思います

そういう人達は果たして英語そのものがダメなのでしょうか?

いえそこそこは出来てるんですからダメではないのですよ

設問に対するコントロールの仕方を色んな角度から考えてみると今までの、こんなの出来るのか??という気持ちからなんか出来そうな気がする(*^▽^*)

という気持ちに変化していきもっと頑張ってみよう!!という気持ちが湧き出てることに気がついてくるはずです

そうすれば、勉強することが嫌でなくなりますよ!

ちょっとした角度に気がつくか?

ここをよーく考えてみましょうね!








人が内面から湧き出てくる心の叫びを本当に感じる時、消極的でおどおどした行動などしていられないものです         ヘレン・ケラー









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