※【カンボジア旅行記⑮】の続きになります。
プリア・カンの見学を終え、再びトゥクトゥクで移動します。ドライバーさんとはこの前日に、行きたい遺跡と回る順番の打ち合わせをしてましたので、移動に関してはホントに安心でした☆
プリア・カンから南へ移動し、再びアンコール・トムの中へ戻ります。
右手には先ほど歩いてきた「象のテラス」。いい気分です♪
走行中のトゥクトゥクからの撮影ですが、こちらは プラサット・スゥル・プラット という遺跡。全部で12の塔が立っており、間に綱を張って綱渡りを見せたという話があるそうですが、真偽は不明とか。
アンコール・トムの東側にある「勝利の門」を抜けてきました。ここで「チャウ・サイ・テボーダ」と「トマノン」という2つの遺跡を見学したいと思います。小さな遺跡で予備知識も薄いため、直前に「地球の歩き方」で確認です（笑）
チャウ・サイ・テボーダ は、12世紀初頭にスールヤヴァルマン2世によって創建されたヒンドゥー教の寺院。
これが全景。ホントに小さな遺跡なんですね～
とは言っても、何とも味のある造りです。
写真右端に見えるのが西塔門。コンパクトながらも複雑なデザインのようですね～
西塔門を眺めます。何となくですが、炎が上がっているように見えなくもありません。
そしてこのチャウ・サイ・テボーダは、祠堂がそれぞれ独立しているのが特徴のようです。
こちらが中央祠堂。上から見ると十字型になっているようですね。
こちらは「経蔵」と呼ばれる昔の図書館。
そして中央祠堂から、「東楼門」へと続きます。いや～しかし、この遺跡のデザインはちょっと通好みな雰囲気があって好きです♪
中央祠堂を先ほどとは反対側から。まるで戦艦のようにも見えますね～
窓枠に沿って刻まれたデバター像もまた美しい…
こちらは東楼門から続く空中参道。朝見学したバプーオンにも似てる気がします。
空中参道と西楼門。素敵です。
細かなレリーフも見ることができます。
これまで巨大な遺跡ばかり観てきたので、こういう小さな遺跡も面白いなと思いました。
この角度からの眺めもたまりません。いいなぁ～
もう一度遠ざかって全景を眺めます。
こちらは北側の塔門。
チャウ・サイ・テボーダに関する予備知識はほぼ皆無でしたが、来てみるとかなり興味を惹かれる遺跡でした！ホントに素晴らしいです☆
ホントに小さな遺跡なので、あっという間に一通りの見学は終了。なかなか面白かったです♪
このあとは「トマノン」へ。道路を渡った反対側にあり、歩いて来ることができます。
こちらが トマノン の全景。先ほどのチャウ・サイ・テボーダとほぼ同じくらいの規模の遺跡のようです。
こちらがトマノンの西塔門。
中央祠堂と拝殿、そして経蔵の眺め。これまた通好みの遺跡っぽくて、すごくいいですね！
何となくですが、アンコール・ワットの尖塔を思い出すような造りにも見えます。ちなみにこのトマノンは、先ほどのチャウ・サイ・テボーダと同じくスールヤヴァルマン2世によって12世紀初頭に建てられたそうです。
こちらも建物がそれぞれ独立した造りになってました。
こちらは東塔門。窓が多いんですね～
このトマノンも小さな規模の遺跡ながら、かなり凝った造りのように見えました。
しかしこの中央祠堂の雰囲気は最高です！もしかしたらこちらの方が好みかもしれません♪
…ということで、チャウ・サイ・テボーダとトマノンという2つの遺跡の見学を終えて再びトゥクトゥクで移動。シェムリアップ川（と思われます）を渡ります。
走ること数分で、タ・ケウ が見えてきました☆
こちらのタ・ケウは11世紀初頭にジャヤーヴァルマン5世によって造営が始められましたが、王の突然の死によって未完成のまま放置された遺跡なのだそうです。面白い！
スタッフさんにアンコール・パスを見せて入場します。
このタ・ケウはピラミッドのような構造を持つ寺院。この日の朝に見学した「バプーオン」にも似てますが、雰囲気はちょっと違うように感じました。
ここで小さな子供を連れたカンボジアの小学校の先生に声を掛けられました。カンボジアは貧しくて、学校へ行けない子供がたくさんいるので寄付をお願いできないかというものでしたが、こちらを見つめる5-6歳くらいの男の子を見たら情が移り、5ドルだけですが寄付しました。
ここタ・ケウは5層のピラミッドになっているそうです。ここまでの階段の傾斜はそんなにきついものではありません。
2層目まで昇ってくると、何とも素晴らしい光景！残り3層を1つの階段で一気に昇って行く構造のようです。しかしこれはホントにすごい！
この中央の階段はかなり傾斜のきついもので、途中で振り返るような余裕はなく（苦笑）、ひたすら前だけを見て昇ってきました。すごい眺めです☆
最上部に見えるのが中央祠堂。なるほど言われてみれば、アンコール遺跡特有の豪華な彫刻のレリーフが一切ありません。きっとこのあとで貼り付ける予定だったのでしょうね。
こちらは南側の眺め。先ほど通ってきた道が見えます。
それにしてもこの日の天気は最高でした。
こちらは経蔵。やはり壁面に彫刻が一切なく、未完成なのがよくわかります。
4層目に降りてきました。この辺りには彫刻が見られますね。
第二回廊を眺めます。
下まで降りてきて振り返ります。タ・ケウ、こちらも思った以上に素晴らしい遺跡でした☆
お昼が近くなりお腹も空いてきたので、ドライバーさんに頼んで近くのレストランに連れてきてもらいました。こちらが食事している間、ドライバーさんは外で待っていてくれるそうです。
アンコール遺跡のど真ん中にあるレストランで、遺跡巡りの観光客が来るからかかなり広い店内。冷房が効いていたのがありがたかったです。
まずはアンコールビールをいただきます！暑い中を汗だくで歩いて回ったあとというのもありますが、何と言ってもアンコール遺跡のど真ん中で飲むアンコールビールは最高！ホントに美味しかった！
シーフードの焼そばみたいなヌードルをいただきました。特に可もなく不可もなくという感じでしたが、ほぼ外国人観光客相手のお店だと思うので、そんなものでしょう（苦笑）
ところでアンコール・ワットではしっかりと入っていたWiFiですが、アンコール・トムとその周辺ではほとんど電波は入らず。このレストランのフリーWiFiに繋げて、ようやくこの日の朝からの情勢をここで色々と確認することができたのでした（笑）
ランチでエネルギーを補充したので、このあと午後も再び遺跡巡り。神秘的な雰囲気で人気の遺跡「タ・プローム」へ向かいます☆
※【カンボジア旅行記⑰】に続きます。
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