※【カンボジア旅行記①】の続きになります。
カンボジア滞在2日目となる9月8日(日)。ホテルでバイキングの朝食をいただきます。今回のホテルはコロニアル建築風の建物で、フロア中央が吹き抜けになっているところがレストランになっていました。
海外での朝食には欠かせないオムレツ。目の前でシェフに焼いてもらったのをいただくのがホントに美味しいんですよね~
…ストーンズファンなので思わず反応してしまいます(笑)
朝食を終えて少しだけホテルの周りを歩いてみました。ちょっとしたコンビニみたいなお店があったので、ドリンクを購入。中国人だと思われたのか、会計の時に「シェイシェイ」と言われます(笑)
一旦部屋へ戻ってこの日の行動予定を再確認します。午前中はホテルの北側のエリアを散策し、昼食後にホテルへ戻ってくる予定。東南アジアは街を歩いているととにかく汗が止まらなくなるので、シャツを着替える必要があるためなのです。余談ですがこちらは部屋にあった電話ですが、凝ってますね~(実際に使えるようでした)
1時間ほど部屋でくつろいでから、9時前に街歩きに出発!通りを歩くと数分おきにトゥクトゥクのドライバーに「乗らないか?」と声を掛けられますが、やっぱり「ニイハオ!」と言われます。ここプノンペンにはそれだけ中国人観光客が多いという証拠ですね~
この前日にも横を通ってきた セントラル・マーケット が見えました。こちらはプノンペンでは最大のマーケットになり、ドーム状の建物を中心にして、上から見ると「×」の形になっているのが特徴です。
エリアごとに色んなジャンルの商店が並ぶセントラル・マーケット。こちらは花屋さんが並ぶエリアですね。
両脇には衣料品のお店が並び、日曜の朝ですがとても活気がありました。観光客の姿はほとんどなく、買い物に来ている地元の人が多かったようです。
中央のドームまでやって来ました。この辺りは宝石や貴金属などの商店が並んでいるようでした。街の散策をスタートさせたばかりで荷物を増やしたくないため、特に何も買わずにマーケットを後にします。
地元ローカルなレストラン。このエリアにはたくさんの飲食店があり、多くが朝から営業してました。個人的はこういう地元の人が集うようなローカル食堂は大好きです。
まずはこの前日に降りたプノンペン駅の方角を目指して歩きます。ごちゃごちゃした古い街並みとその奥に見える近代的な高層ビル、これがプノンペンという街なのですね☆
ここでまたまたトゥクトゥクのドライバーに声を掛けられますが、これまでと違ったのは「Are you Japanese?」と聞かれたこと。初めて日本人と見破られたのと、聞き取りやすい英語だったのでちょっと話してみました。
私:「そう、日本から来た。今日は歩けるところしか行かないからトゥクトゥクには乗らないよ」
運:「キリング・フィールドには行かないのかい?」
私:「今日は行かない。行くなら明日かなぁ」
運:「明日行くなら泊まってるホテルまで迎えに行くよ。どこに泊まってるんだい?」
「キリング・フィールド」というのはプノンペン郊外にある観光名所。もちろん大いに興味があり、公共交通機関がないためタクシーかトゥクトゥクでこの翌日に訪れる予定にしてました。ちょうどタイミングよく声を掛けられたのと、ホテルまで迎えに来てくれるならこの人にお願いしてもいいかなと思って、泊まっているホテルの場所をiPhoneのMapでドライバーに見せます。
私:「往復いくらで行ってくれる?」
運:「25ドルでどうだ?」
私:「25ドルかぁ、20ドルならお願いしてもいいけどなぁ」
運:「わかった、20ドルでいいよ。俺はハムっていう名前なんだ。あなたの名前を教えてくれ。ホテルには何時に行けばいいかい?」 (会話は全て英語)
…ということで、数分で交渉は成立。自分の名前を教えて、この翌日の朝9時にホテルに迎えに来てもらうことになりました。この時点ではこのハムさんというドライバーが信用できるのかどうかがわからなかったため、写真を撮らせてもらってもいいかと聞くと「もちろん!」と返事一つで撮らせてくれました。
…ということで、この翌日(9/9)の午前はこのハムさんのトゥクトゥクでキリング・フィールドへ行くことが決定です。
ハムさんと別れて再び歩きます。それにしてもプノンペンの街は交通量が多く、この前日にも思いましたがベトナム・ホーチミンに似ているかもしれません。
ひときわ目立つこちらの高層ビルは「バタナック・キャピタル・タワー」といい、高さは188mあるそうです。中には入りませんでしたが、ホテルや高級ブランドのショップが入っているようでした。
そしてこの前日にプノンペンへの第一歩を踏み入れたプノンペン駅までやって来ました。駅前の広場には「ストゥーパ」と呼ばれる仏塔が建っています。
こちらが プノンペン駅 。この前日には駅から外に出た瞬間にトゥクトゥクのドライバーに声を掛けられ、逃げるように移動したため(苦笑)、駅舎の写真を撮れずにいたのです。外国の駅の雰囲気もありますが、ノスタルジックな雰囲気もありますよね。
「駅舎の風景を写真に収める」という目的を達成したため、ここから東の方向へ歩きます。文字は全く読めませんが、意味はわかりますね♪
通りと通りの間には美しい庭園が広がります。いい風景ですよね~
10分ほど歩いたところにある広場に、何かのモニュメントがありました。
こちらは「ペン夫人」の立像。「プノンペン」という地名は、このペン夫人がここに寺を建立したことが起源となったそうです。ちなみにプノンペンは「ペン(夫人)の丘」という意味なんですね☆
そしてそのペン夫人が建てた寺というのが、すぐそばにあるこちらの「ワット・プノン」になります。どうやら市民の憩いの場となっているようですが、外国人はここで1ドル払うことになってました。
我々にとっては1ドルでも10ドルでも大した額ではありませんが、カンボジアは平均月収が約20,000円という貧しい国。外国人がお金を落とすことで国が潤うのならもちろん協力は惜しみません。
敷地内へ入りましたが、何やら静かな雰囲気。間違って裏側の入口から入ったことに、この時点ではまだ気付いていません(苦笑)
小さな祠がありました。
こちらには線香を立てる器のようですが、初めて見るので興味津々でした。しかしこの旅ではこれがどこにでもあることに気付くことになります。
豚の奥に大きな時計と、そのまた奥には仏塔が見えます。
時計の近くまでやって来ました。この時点で午前9時34分頃ですね。
時計の後ろは小高い丘になっており、仏像が飾られていました。ちなみに「ワット・プノン」というのは「丘の寺」という意味だそうです。なるほど。
先程の大きな時計を見下ろします。
丘の上まで昇ってきました。東南アジアの寺院らしい太鼓が出迎えてくれます。
そしてこちらが ワット・プノン の本堂!ペン夫人が最初に建立したのは1372年ですが、現在のものは1927年に再建され、修復が加えられたそうです。
本堂の中には黄金に輝く仏像が祀られてましたが、中には真剣にお祈りする人の姿が多かったため、写真を撮るのは控えました。
こちらの仏塔は1400年代に在位したポニャー・ヤット王の遺灰が納められているそうです。
そして本堂から下へ降りる階段がありましたが、ここで初めて正面とは違う入口から入ってきたことに気が付いたのでした(苦笑)
ハイ、本当ならこの階段を昇って本堂へ行くはずだったんですよね。
階段を1番下まで降りてきて、改めて本堂を眺めます。階段の両脇には頭が7つある蛇の彫刻が見えますが、こちらは「ナーガ」と呼ばれる神話に登場する蛇の神様。この旅ではこのあとも色んなところでこのナーガに出会うことになります。
…「ワット・プノン」と書かれた石碑。ホントはここからスタートしなければいけなかったんですね。
気が付けばこの日のプノンペンは最高の天気になりました!ワット・プノンから数分歩くと、クリーム色のとても素敵な建物が見えてきます。
こちらは プノンペン中央郵便局 。19世紀後半のフランス統治時代に建てられたそうですが、とにかくぼーっと眺めていれるほど素敵な建物です♪
コロニアル建築の郵便局と言えば、ホーチミンのサイゴン中央郵便局(こちら)が有名ですが、プノンペンの中央郵便局もホーチミンに負けず劣らず素敵でした☆
入口にあったポスト。この色使いは珍しいですね~
しかし中は観光客の姿はなく、こちらもそっと退散したのでした。
このエリアにはフランス統治時代の建築物がたくさん残っているそうです。中にはこんな味のある古い建物もありました。
「BROWN」という文字が見えますが、ここで少し休憩をとりたいと思います。
こちらはカンボジアのスタバとも言われる、ブラウンコーヒー という人気のカフェ。プノンペンを中心に店舗が展開されているそうです。
中へ入るととてもオシャレな内装でした。確かにスタバに通じるところがあるかもしれません。
「抹茶アボカドフラッペ」をいただきました。レジで注文と会計を済ませると番号札を渡されるので、席で待つというシステムでした。知らずにスタバのようにレジの横で待ってたら、スタッフさんに「席でお待ちください」と言われます(笑)
店内は冷房がガンガンに効いててサクサクのフリーWiFiも飛んでてすごく快適でした。そうそう、抹茶アボカドフラッペもとても美味しかったです♪
だいぶ体力も回復したので再び街歩きを開始。それにしてもただ街をフラフラと歩くというのが、日本とは風景が異なる海外では色んな発見があって、この上なく面白いんですよね☆
雰囲気のいい景色が続きます。
そして当初の予定よりも少し早い時間になりますが、こちらで昼食を頂きたいと思います!
こちらは「地球の歩き方」にも掲載されている、「ボパー・プノンペン・タイタニック」という人気のレストラン。ディナーだと団体客が多いようなことが書かれていたので、それを避けてランチに来てみたのです。
こちらのお店の特徴は、市内を流れる トンレサップ川 に面した客席の造りになっていること。なるほど、これは川からの風が心地よさそうです♪
まずは生ビール!お昼にいただくカンボジアビール、ジョッキがカチカチに凍っていて最高に美味しかったです!
そしてカンボジア名物の ロックラック をいただきます!ロックラックというのはカンボジアスタイルのサイコロステーキのことですが、一口食べてみた印象はかなり薄い味付けという印象。しかし付いてきた胡椒入りのレモン汁でいただくと、ビックリするくらいに美味しいステーキになりました!
こちらのお櫃ですが…
ライスをバナナの葉に盛るというのがカンボジア風。酸味の利いたロックラックにライスが進みました♪
店内からのトンレサップ川の眺め。確かに夜になるとまた夜風が気持ちよさそうですね~
この時点で11時30分頃。実質的にはこの日が初日となるプノンペンの街歩き、午後もまだまだ続きます☆
※【カンボジア旅行記③】に続きます。
最後にこちらをポチッとしていただけると嬉しいです
【国内旅行記】…過去の国内旅行記のまとめ。
【海外旅行記】…過去の海外旅行記のまとめ。
【Instagram】…鍵かけてますがフォローリクエストは受け付けてます。
[カンボジア旅行記]
2019.09.07 【カンボジアの首都・プノンペンへ。名物「アモック」を楽しむ】
2019.09.08 【朝のワット・プノンと中央郵便局からの、名物・ロックラック】 ⇒ この記事
2019.09.08 【″負の遺産″トゥール・スレン虐殺博物館と絶品のクイティウ】
2019.09.09 【トゥクトゥクで1時間。大量虐殺地・キリング・フィールドへ】
2019.09.09 【プノンペン観光最大の目玉!王宮からシルバーパゴダを歩く】
2019.09.09 【国立博物館で民族舞踊ショー「プラエ・パカア」を観劇し感激】
2019.09.10 【さらばプノンペン!アンコール遺跡の街・シェムリアップへ】
2019.09.11 【アンコール遺跡の街・シェムリアップの中心部を散策する】
2019.09.11 【天空の楽園。世界遺産「アンコール・ワット」へ!-前編-】
2019.09.11 【天空の楽園。世界遺産「アンコール・ワット」へ!-後編-】
2019.09.12 【アンコール・ワットで迎える朝。そしてアンコール・トムへ】
2019.09.12 【四面仏塔が乱立するアンコール・トムの中心「バイヨン」へ】
2019.09.12 【アンコール・トムに建つピラミッド型の寺院「バプーオン」】
2019.09.12 【象のテラスとライ王のテラスから、プリア・パリライへ歩く】
2019.09.12 【廃墟感漂う境内。「聖なる剣」の意味を持つプリア・カンへ】
2019.09.12 【チャウ・サイ・テボーダとトマノンから未完成のタ・ケウへ】
2019.09.12 【巨大な榕樹が絡み付く神秘的な遺跡「タ・プローム」を歩く】
2019.09.12 【バンテアイ・クディからの、シェムリアップ№1のアモック】
2019.09.13 【赤色砂岩が美しい10世紀の遺跡「バンテアイ・スレイ」へ】
2019.09.13 【密林の中に眠る幻想的で美しい廃墟「ベン・メリア」を歩く】
2019.09.13 【ロリュオス遺跡群で3日間のアンコール遺跡巡りを締め括る】
2019.09.14 【ぶらりシェムリアップ。ローカルレストラングルメを楽しむ】
2019.09.15 【アンコール国立博物館を見学し、カンボジアの旅を締め括る】