※【カンボジア旅行記⑫】の続きになります。
バイヨンから歩くこと10分弱。森を抜けると バプーオン が見えてきました。「バプーオン」とは「隠し子」という意味で、かつてカンボジアの王妃がタイ軍から自分の子供を守るためにこの寺院に隠したといういわれがあるそうです。
手前の池は「沐浴場」。そしてそのすぐ横には大きなテラスが見えます。
反対側を見ると、高さ1mほどの石の参道が延々と続いていました。これはどういうことなのでしょうか。
実は参道の先が本来の入口。気が付けばバイヨンから参道をショートカットしてしまったようです(苦笑)
(Google Map ⇒ こちら より)
とりあえずこのテラスからバプーオンの見学をスタートさせたいと思います!この手前にテラスへ昇る階段がありました。
テラスから少しだけ入口方向へ戻ります。先ほどのバイヨンとは異なり、直線を基調とした造りになっているように見えますね。
このテラスはアンコール・ワットと同じく、上から見ると十字になっているようです。
テラスを抜けて見える光景。ここバプーオンは1060年頃、ウダヤーディチャヴァルマン2世の国家的寺院として築かれたとか。
参道の脇には破損した遺跡の石片が無数に散らばります。やはりアンコール・ワットのように、経蔵(図書館)のような建物があったんでしょうかね。
参道を渡り切り、中央部の入口まで来ました。傘の下にいるスタッフさんにアンコール・パスを見せて、最初の階段を昇ります!
先ほど歩いてきた参道。観光客が誰もこちらへ向かってきてないので、じっくり見学するには今がチャンスですね!
割れ目からは、まるでピラミッドのような祠堂が見えます☆
回廊を左手へ。
出口には「注意」の案内板があり、一体何に注意するんだろうと思ってたのですが…
あやうく頭をぶつけそうになりました(苦笑) これだったんですね。
その先にはピラミッドの周囲を囲む石畳。
改めて見ると、やっぱりピラミッドのようです。この建築方式は「バプーオン様式」の原型と言われているそうです。
右端に先ほどの階段と回廊が見えますが、ここがピラミッドの一層目ということのようですね。
ここバプーオンでも壁に刻まれたレリーフを見ることができます。アンコール遺跡の大きな特徴ですものね~
更に上の層への階段がありました。正直高いところは苦手なのですが、これは頑張って昇るしかありません(苦笑)
二層目まで来ました。ここにはかつては屋根があったのでしょうか。
こちらは屋根が残っている部分。日除けになるのでしばしここで休憩(笑)
再び来た道を振り返ります。石塔がいい感じに黒ずんでますね。
二層目の周辺はこんな感じに囲まれてました。ここを進んで行きます。
こちらが中央祠堂。これが最上部だと思っていたのですが…
目の前にはとんでもなく急な階段が見えます!どうやらまだこの上にも昇れるようです。
ここにもレリーフがありますが、どうやら何かのストーリーになっているように見えました。
かなり怖い感じはしますが(苦笑)、ここまで来て引き返すわけにも行かず、意を決して更に上の層まで昇ってみることにしました!
こちらも先ほどとよく似た景色。屋根のない回廊のようなものが周囲を囲んでます。
そしてこれがホントの最上部!そして何と、さらにその頂上まで昇る階段が見えます!写真からだと大きさ(高さ)がピンとこないかもしれませんが、頂上にある門は人がくぐれる高さです。
…と思ったら、この階段への立ち入りは禁止でした。さすがにこれは怖くて昇れないと思ってたので、立ち入り禁止にホッとしたのでした(苦笑)
改めて参道の方向を眺めます。この参道の橋は200mあるそうです。
その参道を歩き、先ほどはショートカットしてしまった参道の入口までやって来ました。こちらはかつては立派な門が建っていたようですね。
そうそう、ここまで書き忘れてましたが世界遺産はアンコール・ワットだけではなく、今回の旅で訪れるアンコール遺跡の全てが世界遺産に登録されています。
これでバプーオンの見学は終了。このあとはかつての王宮の入口にある「象のテラス」へ移動します。アンコール・トム内の遺跡巡り、まだまだ続きます☆
※【カンボジア旅行記⑭】に続きます。
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