9月に入ってから少し遅めの夏季休暇を取り、今年は カンボジア へ行ってきました。いくつかの候補地を検討して最終的にカンボジアを選んだのは、美味しそうなクメール料理と物価の安さ、そしてやはりアンコール・ワットに代表されるアンコール遺跡をこの眼で観てみたいというのが大きかったのです。

 

春先から色々と現地の情報を収集した結果、まずは首都・プノンペンを3日間散策し、そこから国内線でアンコール遺跡の街・シェムリアップへ移動することにしました。

 

9月7日(土)、早朝に自宅を出発して成田空港へ。カンボジアへ行くにはかつては乗継便しかありませんでしたが、2016年9月にANAのプノンペン直行便が就航し便利になりました。今回はそのANAの便に乗り込みます。

 

 

 

カンボジアには「リエル」という通貨がありますが、一般的にはUSドルが流通しているということで、とりあえず成田空港で10,000円分(91ドル)を両替。情報によると現地で両替する方がレートがいいとのことでしたので、後は現地に着いてから調達することにしました。

 

 

 

成田からプノンペンへは約6時間20分のフライト。現地に着いてからの行動予定を練り直したりしながら、機内での時間を過ごします。

 

 

(Google Map → こちら より)

 

 

機内食はチキンのハンバーグをいただきました。この日から10連休ということもあり、ビールが美味しかった(笑)

 

 

 

やがてカンボジア上空に差し掛かると、日本では見られないような光景が広がります。昨年行ったベトナムでもそうでしたが、この光景をとても興味深く眺めてました。

 

 

 

そして定刻の現地時間15時10分(日本時間17時10分)に プノンペン国際空港 へ到着!

 

 

 

実に190ヵ国にビザ無しで入国が可能な日本のパスポートですが、カンボジアは数少ない例外となり、入国には必ずビザの取得が必要になります。今回は出発前にカンボジア大使館で申請してましたので、イミグレでパスポートと一緒に提示して入国審査は問題なく終了!初のカンボジア王国へ入国です。

 

 

 

想像していた以上に綺麗だったプノンペン国際空港。まずは預けていたキャリーバッグをこちらで受け取ります。

 

 

 

税関申告書を提出して空港の外へ一歩出ると、アジアの空港らしくタクシーやトゥクトゥクの客引きがたくさん待ち構えてました(笑)

 

 

 

空港からプノンペンの中心部までは約7kmの距離。実はホテルを予約した時に送迎車の案内メールがきてたのですが、やはり自分で動いた方が海外での旅は楽しめます♪

 

 

 

今回は空港から鉄道で移動する予定にしてました。案内板に「エアポート・シャトル・トレイン」の文字を見つけたので、矢印の方向へと向かいます。

 

 

 

建物を出てすぐの駐車場へやって来ました。この先に鉄道の駅があるはずです。

 

 

 

こちらの小さな建物が鉄道の駅。ほとんどの人がタクシーかトゥクトゥクで移動するためか、人の姿がありません(苦笑)

 

 

 

実はこの空港から市内への鉄道は2018年に開通したばかりだとか。時刻表はあるものの遅れが当たり前のようで、あまり便利ではないようなことがネットでは書かれてましたが、海外の鉄道にはすごく興味があるので乗ってみたいという気持ちが強かったのです(笑)

 

 

 

カウンターにいた女性のスタッフさんに、次の列車は何時に発車するのか聞いたら、16時30分とのことでした。まだ40分近くありますが、待つことは想定内でしたので、チケットを購入することにしました。(スタッフさんが席を外している時に撮影)

 

 

 

チケットは2.5ドル。チケットというよりはレシートみたいですが(苦笑)

 

 

 

10ドル札で払ったら、お釣りがカンボジアの通貨・リエル でした。事前に情報を集めていたので知ってましたが、ドルで払ってもお釣りがリエルになることはよくあるようです。

 

 

 

まだ時間があるので、ホームまで来てみました。単線で引き込み線は見当たらないため、ここで折り返し運転になるようです。

 

 

 

面白いことに、ホームを出るとすぐに大通りを横切るわけですが、なんと踏切がありません。これにはビックリ!

 

 

 

チケットを購入してから約30分後に、ようやく列車が入ってきました。通りではスタッフさんが車やバイクの流れを止めているようですね。

 

 

 

列車は2両編成のディーゼルカー。ホームが浅いため、列車に乗る時は移動式の階段を使います。それにしてもなかなか日本では見ないような外観に、テンションが上がりました♪

 

 

 

中へ乗り込むと、冷房がガンガンに効いていてまぁ快適♪ まるで車から移植したかのようなシートで、安っぽさはあるもののフカフカでこちらもすごく快適でした。

 

 

 

列車はガラガラのまま発車し、まずは先ほどの大通りを横切ります。写真が汚く見えるのは、窓がやたらと汚れているせいです(苦笑)

 

 

 

驚いたことに、まるで路面電車のように通りの真ん中を走ります。そして線路の上にも普通に車やバイクが走っているため、列車なのに渋滞に巻き込まれたみたいにスピードを出すことができません。そりゃあ時刻表通りには運行できないはずですよね(苦笑)

 

 

 

それにしても列車の窓から見える光景には驚かされます。ここが発展途上国であることをまじまじと見せつけられ、カンボジアに来たんだという実感が一気に沸いてきました。

 

 

 

こちらには踏切らしきものがありますが、何と人が動かしてるんですね!

 

 

 

しばらく走ると線路は通りから外れ、列車専用となりました。舗装されていない通り沿いには、何かの商店が見えます。

 

 

 

向こうには大きな寺院が見えました。

 

 

 

ふと見ると、ちゃんと閉まってないドア(笑) すぐ近くに乗務員さんも乗ってましたが、特に気にはしてないようでした(笑)

 

 

 

走り始めて40分もすると、だいぶ街らしき風景になってきました。

 

 

 

そして発車から50分程で、プノンペン駅 に到着!

 

 

 

こちらが駅の構内。国王の肖像画が掲げられているのが見えますが、それにしても列車の本数が少ないからか、人の姿が全くありません。

 

 

 

駅を一歩出ると、すぐ目の前には高層ビルが並ぶ風景。これでようやくカンボジア王国の首都・プノンペン に足を踏み入れました!

 

 

 

駅から通りに出た最初の印象は、何となくですがベトナム・ホーチミンに雰囲気が似ているなという印象でした。きっとたくさんのバイクが走っているのを見たからかもしれません。

 

 

 

プノンペン駅から5分ほど歩くと、セントラル・マーケット が見えてきました。アジアの都市ならどこにでもある巨大市場で、この旅でももちろん訪れる予定にしてましたが、まずはホテルへ向かいます。

 

 

 

サムスンの広告が並ぶ通り。かつてのSONYに負けず劣らず、海外ではサムスンの露出度は高いようです。

 

 

 

そしてセントラル・マーケットから5分程で、予約していたホテルへ到着しました。

 

 

 

こちらがプノンペンでの拠点となる部屋ですが、一歩入ってその広さにビックリ!この豪華な部屋が1泊41ドルですから、カンボジアの物価にはホントに感謝したくなります♪

 

 

 

ホテルの部屋で1時間ほどくつろいでから、さっそく夕食へ出掛けたいと思います。この日はまだ右も左もわからない状態ということで、ホテルから徒歩範囲のレストランに行くことにしてました。

 

 

 

やって来たのはこちらの ロムデン というカンボジア料理の人気店。何となく高級な雰囲気のある門構えですが、こちらへ入ってみたいと思います。

 

 

 

案内されたのはテラス席。18時40分頃でしたが、7割くらいの席が埋まっていたようでした。

 

 

 

メニューは英語。もちろん読む英語は問題ありませんが、なかなか料理のビジュアルをイメージできず。すると店員さんが写真入りのメニューを持ってきてくれましたが、そちらは中国語のメニューでした(苦笑)

 

 

 

まずはもちろんビール!カンボジアでの最初のビールは、地元の カンボジアビール をいただきます☆ 蒸し暑い気候に合った軽めののど越しがまぁ最高で、一瞬で気分がよくなりました♪

 

 

 

カンボジアで最初に口にした料理はこちら。焼き茄子の上に豚のそぼろが乗った名物料理ですが、柔らかい茄子とあっさりした味付けのそぼろの組み合わせがとても美味!何となくですが、日本の居酒屋でも食べれるような和食にも通じる料理のような感じがしました☆

 

 

 

こちらは(たぶん)玄米のご飯。カンボジアは日本と同じく米を主食とするため、多くの料理がご飯に合うようです。

 

 

 

そしてこちらがカンボジアの名物料理・アモック! 「アモック」というのは雷魚とココナッツミルクとカレーペーストを蒸したカンボジアを代表する料理で、今回の旅で1番楽しみにしていた料理なのです♪

 

 

イメージ的にはふわふわのフィッシュカレーといった食感で、噂通りホントに美味しい料理でした☆ このアモック、もちろんこの旅であと何度かいただくことになります♪

 

 

パンも出てきました。いつも思いますが、普通のパンが海外だとすごく美味しく感じるんですよね~

 

 

 

こちらはチーズケーキのシェイクというような名前でした。濃厚で美味しかった♪

 

 

 

最後にカプチーノをいただきました。プノンペンに到着してからまだ数時間にしかなりませんが、美味しい夕食にすごく気分がよくなり、早くもカンボジアに来てよかったと感じました。そしてお店のスタッフさんがとても親切で、すごく居心地もよかったです☆

 

 

 

この時点で20時20分ころ。プノンペンでは21時以降はあまり出歩かない方がいいというような情報がありましたので、ホテルへ戻りたいと思います。

 

 

 

出発前はなかなかイメージが湧かなかったプノンペンの街ですが、ホテルへ戻る途中には賑やかなバーが並ぶ通りもあり、思った以上に都会だなぁと感じました。

 

 

 

ホテルの前にあったホワイトボード。こちらはカンボジアの公用語であるクメール文字になりますが、何を書いてあるのか全く読めないですね(苦笑)

 

 

 

…ということで、これでカンボジア1日目が終了。空港に到着したのが16時前だったので、ホテルまでの移動と夕食くらいしか時間がありませんでしたが、それでも日本とは全く異なるカンボジアという国の空気にまだ少しだけですが触れることができ、翌日以降の行動が楽しみになりました。

 

この日はこれで就寝。この翌日は朝からさっそくプノンペンの街の散策に出掛けます!

 

 

【カンボジア旅行記②】へ続きます。

 

 

最後にこちらをポチッとしていただけると嬉しいですパンダ

 

にほんブログ村 旅行ブログ アジア旅行へ
にほんブログ村

にほんブログ村 旅行ブログ 海外ぶらり旅へ
にほんブログ村

 

 

【国内旅行記】…過去の国内旅行記のまとめ。

【海外旅行記】…過去の海外旅行記のまとめ。

【Instagram】…鍵かけてますがフォローリクエストは受け付けてます。

 

 

[カンボジア旅行記]

 

2019.09.07 【カンボジアの首都・プノンペンへ。名物「アモック」を楽しむ】 ⇒ この記事

2019.09.08 【朝のワット・プノンと中央郵便局からの、名物・ロックラック】

2019.09.08 【″負の遺産″トゥール・スレン虐殺博物館と絶品のクイティウ】

2019.09.09 【トゥクトゥクで1時間。大量虐殺地・キリング・フィールドへ】

2019.09.09 【プノンペン観光最大の目玉!王宮からシルバーパゴダを歩く】

2019.09.09 【国立博物館で民族舞踊ショー「プラエ・パカア」を観劇し感激】

2019.09.10 【さらばプノンペン!アンコール遺跡の街・シェムリアップへ】

2019.09.11 【アンコール遺跡の街・シェムリアップの中心部を散策する】

2019.09.11 【天空の楽園。世界遺産「アンコール・ワット」へ!-前編-】

2019.09.11 【天空の楽園。世界遺産「アンコール・ワット」へ!-後編-】

2019.09.12 【アンコール・ワットで迎える朝。そしてアンコール・トムへ】

2019.09.12 【四面仏塔が乱立するアンコール・トムの中心「バイヨン」へ】

2019.09.12 【アンコール・トムに建つピラミッド型の寺院「バプーオン」】

2019.09.12 【象のテラスとライ王のテラスから、プリア・パリライへ歩く】

2019.09.12 【廃墟感漂う境内。「聖なる剣」の意味を持つプリア・カンへ】

2019.09.12 【チャウ・サイ・テボーダとトマノンから未完成のタ・ケウへ】

2019.09.12 【巨大な榕樹が絡み付く神秘的な遺跡「タ・プローム」を歩く】

2019.09.12 【バンテアイ・クディからの、シェムリアップ№1のアモック】

2019.09.13 【赤色砂岩が美しい10世紀の遺跡「バンテアイ・スレイ」へ】

2019.09.13 【密林の中に眠る幻想的で美しい廃墟「ベン・メリア」を歩く】

2019.09.13 【ロリュオス遺跡群で3日間のアンコール遺跡巡りを締め括る】

2019.09.14 【ぶらりシェムリアップ。ローカルレストラングルメを楽しむ】

2019.09.15 【アンコール国立博物館を見学し、カンボジアの旅を締め括る】