【カンボジア旅行記⑲】の続きになります。

 

バンテアイ・スレイの見学を終え、再びトゥクトゥクで移動。このあとは再び1時間ほど走り、森の中に眠る遺跡「ベン・メリア」を目指します。

 

 

 

草原の向こうにはミニ富士山のような山が見えました。青い空とのコントラストが綺麗です。

 

 

 

何を運んでいるのでしょうか。

 

 

 

そしてベン・メリアの少し手前にあるチケットセンターに立ち寄り、チケットを購入。これまでの遺跡は全てアンコール・パスで入場できたのですが、なぜかベン・メリアだけは別にチケットが必要になるということを、ドライバーさんに教えてもらったのです。チケットは5ドルでした。

 

 

 

そしてバンテアイ・スレイからは約80分の移動で、ようやく ベン・メリア に到着!スタッフさんにチケットを見せて入場します。

 

 

 

ここベン・メリアは11世紀末-12世紀初頭の創建と言われるヒンドゥー教の寺院。アンコール・ワットからは東へ50kmの距離にあり、同じくらい巨大な規模になるそうです。

 

 

 

参道を突き当たりまで歩くと、すごい光景に驚きました!

 

 

 

ここは南側の塔門になりますが、これでもかというくらいに完全に崩壊してしまっています。

 

 

 

このベン・メリアは数百年に渡って放置されており、ほとんど修復されないまま今でも密林の中にひっそりと眠っている遺跡になります。

 

 

 

「天空の城ラピュタ」の世界観とも言われており、アクセスは不便ながらも人気の高い遺跡なんですよね☆

 

 

 

これまでにもプリア・カンやバンテアイ・クディといった廃墟感のある遺跡を見学してきましたが、このベン・メリアの廃墟感は群を抜いてますよね!

 

 

 

門からは入ることができないため、こちらの階段から中へ入れるようになってました。ワクワクします♪

 

 

 

まず見えてきたこの光景。さっそくの退廃的なビジュアルに心が躍ります☆

 

 

 

こちらは「経蔵」。発見された当時のまま残されているそうです。

 

 

 

境内では板で造られた歩道だけしか歩けません。それだけ崩壊が進んでいるということですね。

 

 

 

そんな中でも、彫刻が刻まれた壁面を見付けることができます。

 

 

 

先ほど見学してきたバンテアイ・スレイは赤茶色でしたが、このベン・メリアは森の中と苔の緑というイメージです。

 

 

 

それにしてもホントに幻想的な光景が広がります。これまで観てきたアンコール遺跡とは違う魅力がありますね♪

 

 

 

そして森の中ということもあってかマイナスイオンがとても心地よく、癒されたような気がします。

 

 

 

実はベン・メリアはアンコール・ワットの類似点の多い配置になっているのですが、あまりにも崩壊が進んでいるためにどこが何だったのかほぼわかりません(苦笑)

 

 

 

たぶん…ですが、回廊だったのでしょうか。

 

 

 

こちらは回廊だったことがわかります。そういえばタ・プロームのようなスポアン(榕樹)は見かけなかったような…

 

 

 

こちらは回廊の屋根部分が崩壊してしまったようですね。

 

 

 

中庭のようなところにも石材が散らばります。

 

 

 

更に奥へ進んで行きます。まるで探検をしてるみたいでした♪

 

 

 

こちらも回廊だったようですが、完全に崩壊してますね。

 

 

 

頭上には森林。いい感じに日除けになってくれてました。

 

 

 

こちらも恐らく経蔵だったと思われます。

 

 

 

時折太陽の光が差し込んでくると、鮮やかな緑色の世界が広がってきました☆

 

 

 

この緑色の光景はとても幻想的でした。シェムリアップの市街地からは50km以上も離れたところになりますが、ホントに来てよかったです。

 

 

 

それにしても緑色がホントに綺麗!

 

 

 

壁面を這いまわる木の根。まるで血を吸われているみたいです。

 

 

 

このベン・メリアも迷路みたいな構造で、この辺りまで来ると東西南北の方向感覚が狂ってきました(苦笑)

 

 

 

それでも歩けるところは限られてますので、迷うことはありません。

 

 

 

どんどん奥へ進んで行きます。しかしこの世界観はホントに美しい…

 

 

 

こちらでも木の根が浸食していました。それでもこの辺りは崩壊を免れているんですね~

 

 

 

こちらは恐らく中央祠堂と思われます。入口が少しだけ見えますが、これ以上ないくらい完全に崩壊してしまってました。

 

 

 

こちらも通路だったと思われます。

 

 

 

こちらが恐らく南側になると思われます。中央祠堂の周りをぐるりと一周してきた感じでしょうか。

 

 

 

この先は完全な密林のようです。

 

 

 

建物が完全に森の中に隠れてしまっています。もちろん、創建当時はこんな森はなかったことでしょう。

 

 

 

繰り返しになりますが、ホントに幻想的な光景が続きます。

 

 

 

ほぼ修復がなされてないベン・メリアですが、この廃墟感を求めて人が集まってくる遺跡なだけに、このままのほうがいいのかもしれないですね。

 

 

 

そしてこちら北側には、まるで地下室のようになっている一角があります。

 

 

 

カメラの設定で少し明るく見えますが、実際はほとんど光が差し込まず真っ暗な空間。アンコール遺跡ではとても珍しく、なぜこんな空間が造られたのかは謎なのだそうです。

 

 

 

ここを反対側まで抜けるとこんなところに出ました。(写真中央の入口の奥が先ほどの空間)

 

 

 

アジア系のモデルさんらしき人の撮影が行われてました。きっとインスタ映えするんでしょうね~

 

 

 

こちらは北側の経蔵。屋根からたくさんの樹木が生えていました。

 

 

 

これで境内の一通りの見学を終えたので、来た道を引き返します。

 

 

 

外へ出てきました。ここから第三回廊に沿って歩いてみたいと思います。

 

 

 

このベン・メリアは状態のいいナーガが残っていることでも有名。いくつか撮ってみたのですが、これじゃなかったのかも…

 

 

 

一通りの見学を終えて、最初に来た南側へ戻ってきました。

 

 

 

とにかく素敵だったベン・メリア。この美しい廃墟感をしっかりと眼に焼き付けて、ここを後にしたのでした。

 

 

 

時刻は12時半を回ってました。ドライバーさんから昼食にするか、それともこのまま一気に最後のロリュオス遺跡群まで回ってしまうかと聞かれたので、昼食にしたいと返答。近くのレストランへ案内してもらいます。

 

 

 

ベン・メリアから走ること数分で、こちらのレストランに到着。ここでもドライバーさんは外で待っているとのことでした。

 

 

 

まずはカンボジアビールをいただきます。日本のビールと比べると軽い感じなのですが、ビールは世界中どこでもその土地の気候や風土に合うように作ってあるので、現地で飲むとホントに美味しいんですよね☆

 

 

 

メニューを見ると中華料理がメインのお店みたいでした。肉野菜炒め(ライス付き)をいただきましたが、歩き疲れていたこともあってか、これがとても美味しかったです。

 

 

 

…ということで、この日予定していた3か所の目的地のうちこれで2つが終了。このあとは再びトゥクトゥクで1時間ほど走り、シェムリアップ東部にある「ロリュオス遺跡群」で、3日間のアンコール遺跡巡りを締めくくります☆

 

 

【カンボジア旅行記㉑】に続きます。

 

 

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[カンボジア旅行記]

 

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