2023.8.20-2
主人に見えないように、義母への電話ボタンを押す。通話開始になったのを確認して、スピーカーにした。それから、使用していない携帯で録音開始。主人は何も気づかずに「ほら!さっさと出て行けよ!!」「一緒にいたくねぇんだろ!?ほら娘連れて早く出ていけよ!」「オマエだけでも向こういけよ!!ほら!早く!!!」と喚き散らしながら、ソファに置いてあったぬいぐるみを私に向かって投げてくる。娘が寝室で遊び始めたので私も移動。喚きながら後をついてくる男。歩きながら扉を殴る男。「娘に当たったらどうするの!?」「怪我したらどうするの!?」「投げないでよ!」とこちらもちょっと大げさに応戦。なかなか現れない義母にLINEした。「早く引取にきてください」インターホンが鳴ったのは2時間後だった。男は暴れ疲れ、二日酔いで体力もないのかリビングのソファで寝ていた。玄関先で泣きながら訴えた。「もう限界です。」今すぐ会って話しをするよ。とりあえず連れて帰るから。そんな事をしてほしかった。一刻も早く男と離れたかった。それなのに、義母は「何でこうなっちゃったんだろうなぁ」「う~ん」「話し合いでどうにかなんねぇ?」「仲良くできねぇ?」そんな事ばかり。およそ10分。煮え切れない義母。黙ったままの長兄。「じゃあ聞きますけど。 あの電話の内容を聞いていて、 分かりました。2人で話し合いますって言ったらこのまま帰るんですか?」「なぁ、どうしたらいい?」と長兄に聞く義母。「どうしたらいいじゃねぇよ!まず会って話聞くのが普通だろ!!親だろうが!!!」と長兄に一喝され、しぶしぶ家の中に入った。