ブログ記事一覧|名歌鑑賞 -8ページ目
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名歌鑑賞
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・秋は来ぬ 年も半ばに すぎぬとや 荻吹く風の おどろかすらむ
・吾妹子が 見し鞆の浦の むろの木は 常世にあれど 見し人ぞなき
・秋風に 山の木の葉の 移ろへば 人の心も いかがぞと思ふ
・駿河なる 田子の浦波 たたぬ日は あれども君を 恋ひぬ日はなし
・花の色は 移りけりな いたづらに わが身世にふる ながめしまに
・世の中を 憂しと恥しと 思へども 飛び立ちかねつ 鳥にしあらねば
・家ならば 妹が手まかむ 草枕 旅に臥せる この旅人あはれ
・秋風に あへず散りぬる もみじ葉の ゆくへさだめぬ 我ぞ悲しき
・我が恋は 松を時雨の 染めかねて 真葛が原に 風さわぐなり
・見せばやな 雄島のあまの 袖だにも ぬれにぞぬれし 色はかはらず
・いづこにも 月はわかじを いかなれば さやけかるらん 更級の里
・今はよに もとの心の 友もなし 老いて古枝の 秋萩の花
・とまるべき 宿をば月に あくがれて 明日の道行く 夜半の旅人
・嵐吹く 三室の山の もみじ葉は 竜田の川の 錦なりけり
・あづま地の 草葉を分けん 人よりも 遅るる袖ぞ まづは露けき
・都をば 霞とともに 立ちしかど 秋風ぞ吹く 白河の関
・柵越しに 麦食む子馬の はつはつに 相見し子らし あやに愛しも
・あはれ知れ と我をすすむる 夜半なれや 松のあらしも 虫のなく音も
・寝覚めねば 聞かぬなるらん 荻風は 吹かざらめやは 秋の夜な夜な
・穂に出でて われのみまねく 糸すすき 来る人あれな ふるさとの秋
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