退職してほぼひと月が経過した。私はもう「会社員」ではないから「何をされている方ですか?」と問われれば「無職」だし、質問の意図が「どうやって生活しているか?」つまり生業なら「年金生活者」だろうか。でも質問の真意が「あなたは何者ですか?」なら、職業とも生業とも関係なく、もっと自由な回答をしていいはず。
もし敬虔なクリスチャンだったら「キリスト者」と名乗ってもいいだろうし、特定の主義や思想に傾倒しているなら「○○主義者」もアリだ。思想や宗教じゃ重いというなら「○○愛好家」「○○研究家」もある。小説を書く事がライフワークなら、何も出版されてなくても、生業ではなくても、「小説家」と答えても問題なかろう。
だとすれば自分は何と名乗ろうかと想像してみた。このブログのように「ヴォーカリスト」「朗読家」「音楽療法カウンセラー」?あ、そうだ、既にプライベートな名刺があるぞ。でもヴォーカルや朗読くらいでしか使わないので下記のようなフザケた内容だ。裏面には比較的スタンダードな曲目(でもない?)の自分のキーを付した。
【左:表面、右:裏面】
譜面を持って無いときに「ヴォーカリストなら何か歌ってよ」と言われ楽器奏者に「○○なら歌えるでしょ。キーは何ですか?」と聞かれたら分からないとカッコ悪いのでキーも()内に記した。また、これを渡せば、この中からバンドが演奏可能な曲をこのキーで伴奏してくれれば歌えると考えたが、そんな機会はまだ一度もない。
ただ、この名刺(特に裏面)自体はともかく、よく「では名刺代わりに~」等と言うように、石川さゆりなら「天城越え」、森進一なら「おふくろさん」のような、自分の代表曲(いわゆるテッパン十八番)はあった方が都合が良いだろう。初めての場所などで誰も自分を知らない時に便利だし、自分もひとまず落ち着けるからだ。
私の場合は、1999年にヴォーカルデビューをした曲でもある「この素晴らしき世界(What A Wonderful World)」が最も多く歌っているので“名刺代わりの一曲”である。ディープな曲は余り得意ではない私が何故、サッチモことルイ・アームストロングのこの曲を歌えるようになったかは既に別の記事に書いた通りである。
♪この素晴らしき世界(What A Wonderful World)…2002年1月17日、高田馬場・Gate Oneでのヴォーカル・セッションにて♪
Saigottimo






















