加賀美アッコの練習画
アッコちゃんは赤塚不二夫先生の漫画『ひみつのアッコちゃん』に登場する女の子で、鏡の国の女王様からもらった「テクマクマヤコン」という呪文を唱えれば何にでも変身できる魔法の鏡を持っています。今回のイラストは、アッコちゃんが魔法の鏡の力でロボットに変身して元の姿に戻れなくなったという設定のアナザーストーリーです。
改造絵日記（１１月１０日）「機械人形化ひみつのアッコちゃん」
改造絵日記（１１月１３日）「機械人形化ひみつのアッコちゃんⅡ」
改造絵日記（１１月１４日）「機械人形化ひみつのアッコちゃんⅢ」
改造絵日記（１１月１５日）「機械人形化ひみつのアッコちゃんⅣ」
改造絵日記（１１月１６日）「機械人形化ひみつのアッコちゃんⅤ」
改造絵日記（１１月１７日）「機械人形化ひみつのアッコちゃんⅥ」
改造絵日記（１１月１８日）「機械人形化ひみつのアッコちゃんⅦ」
改造絵日記（１１月２１日）「機械人形化ひみつのアッコちゃんⅧ」
改造絵日記（１１月２３日）「機械人形化ひみつのアッコちゃんⅨ」
改造絵日記（１１月２４日）「機械人形化ひみつのアッコちゃんⅩ」
改造絵日記（１２月１日）「機械人形化ひみつのアッコちゃん１１」
改造絵日記（１２月５日）「機械人形化ひみつのアッコちゃん１２」
改造絵日記（１２月８日）「機械人形化ひみつのアッコちゃん１３」
改造絵日記（１２月1２日）「機械人形化ひみつのアッコちゃん１４」
改造絵日記（１２月1６日）「機械人形化ひみつのアッコちゃん１５」
改造絵日記（１２月２３日）「機械人形化ひみつのアッコちゃん１６」
改造絵日記（１２月２６日）「機械人形化ひみつのアッコちゃん１７」
改造絵日記（１２月３０日）「機械人形化ひみつのアッコちゃん１８」
改造絵日記（１月１０日）「機械人形化ひみつのアッコちゃん１９」
改造絵日記（１月３０日）「機械人形化ひみつのアッコちゃん２０」
改造絵日記（２月１９日）「機械人形化ひみつのアッコちゃん２１」
改造絵日記（４月１１日）「機械人形化ひみつのアッコちゃん２２」
改造絵日記（５月１６日）「機械人形化ひみつのアッコちゃん２３」
改造絵日記（５月１９日）「機械人形化ひみつのアッコちゃん２４」
改造絵日記（６月５日）「機械人形化ひみつのアッコちゃん２５」
改造絵日記（７月１３日）「機械人形化ひみつのアッコちゃん２６」
改造絵日記（７月１５日）「機械人形化ひみつのアッコちゃん２７」
改造絵日記（７月２３日）「機械人形化ひみつのアッコちゃん２８」
☆ｐｉｘｉｖ
ひみつのアッコちゃんロボットハート（その１）
ひみつのアッコちゃんロボットハート（その２）
ひみつのアッコちゃんロボットハート（その３）
ひみつのアッコちゃんロボットハート（その４）
ひみつのアッコちゃんロボットハート（その５）
ひみつのアッコちゃんロボットハート（その６）
ひみつのアッコちゃんロボットハート（その７）
ひみつのアッコちゃんロボットハート（その８）
ひみつのアッコちゃんロボットハート（その９）
ひみつのアッコちゃんロボットハート（その１０）
ひみつのアッコちゃんロボットハート（その１１）
ひみつのアッコちゃんロボットハート（その１２）
ひみつのアッコちゃんロボットハート（その１３）
ひみつのアッコちゃんロボットハート（その１４）
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「シッポナだと？そんな猫は知らねえ。それに猫はもう逃げちまってここにはいねえ」
あせった男はちょっと辻褄のあわないことを言いながら大将を家の外に押し出そうとしました。
「うるせえ！中に入れろ！」
大将とドラが力を合わせて体当たりをすると、男はその勢いに思わず尻餅をついてしまいました。その隙に２体は家の奥へと入り込みました。
「ん？何だ、ここにあるロボットは？…アッコそっくりじゃないか！」
（あちゃー、まずい…でも私は今リモコンモードだから自分の力で体を動かせないのよね…弱ったなあ…）
ロボット化したアッコを見つけた大将を追って、すぐに男も家の奥にやってきました。
「この野郎、勝手に人の家の中に入り込みやがって…住居侵入で訴えてやるぞ！」
「うるせえ！それより、このロボットはなんだよ？アッコそっくりじゃないか」
「アッコ？何のことだ。そんな女の子は知らねえ…猫と違って本当に知らねえ！」
「嘘つけ！おまえはシッポナを探しにここに来たアッコを捕まえてこんなロボットに改造しちゃったんだろ！なんてやつだ！アッコを元に戻せ！」
（大将…どこからそんな突飛な発想が出てくるのよ…いや、何に変身してもそれが私本人だと薄々わかる無駄に勘がいい大将ゆえの発想か…とにかくややこしい…どうにかしてリモコンを解除してどこかそのへんに落としたはずのコンパクトを手に入れて元に戻りたいんだけれど…たよりのセリヌンティウスは…じゃなかった…シッポナはどっかに行っちゃったし…）
「わけのわからないことばかり言いやがって！大人をなめるとどうなるか教えてやる！」
男が拳を振り上げたちょうどその時、ドラが引き連れてきた町内の猫軍団が大挙して部屋になだれ込み、大乱闘がはじまりました。
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「まいりました…」
柱に縛り付けられてうなだれた男の前で仁王立ちになった大将の手にはいつのまにかアッコを操縦するリモコンが握られていました。さっき男を組み伏せた時に奪い取ったものです。
「それじゃあ今度はアッコを元に戻してもらおうか」
「そ、そんなことは知らねえ！そいつは最初からそのロボットの姿でここに現れたんだ。自分で自分のことをリモコン操縦型の女性型ロボットだと言ったから、それをこっちに出すように命令してそのリモコンを手に入れたんだ」
「このリモコンがそれか…どうやったら動くんだ？」
大将は何気なしにリモコンのボタンを適当に押しました。するとアッコの心の中に不思議な欲求が沸き起こりました。
「ピポポポポッ！ピキュ～ン！…私ハ操縦者トキスシナケレバナラナイ…私ハ操縦者トキスシナケレバナラナイ…」
（待って！何をさせる気よ、大将！いや、わざとじゃないことはわかってるんだけれど…ヤバい…欲求が抑えられない…よりによって大将とキスをしたい欲求が…）
「えっ、ア、アッコ…ちょっと待って、心の準備が…今日は俺勝負パンツはいてないし…うわっ…」
（あー、やっちゃった…こりゃ当分夢に見てうなされるな…）
「アッコ…こ、こうなったからには、俺、責任とってお前と結婚するから…きっとお前を幸せにするから…」
（いや、そんな責任いらないんだけれど…とほほほ…私のファーストキッスがなんてことに…とか考えている場合じゃないわ。なんとか大将にリモコンを解除させてこの状況を打開しないと…）
「なに馬鹿なこと言ってんのよ、大将…本当にそれが私だと思ってんの？」
背中にいきなり投げつけられた声に驚いた大将が振り向くと、そこには呆れ顔のアッコが立っていました。
（ええっ！？あそこにいるのは私？するとここにいる私は一体誰なの？）
『ひみつのアッコちゃん（Wikipedia）』
【今回描いた絵】
