加賀美アッコの練習画

アッコちゃんは赤塚不二夫先生の漫画『ひみつのアッコちゃん』に登場する女の子で、鏡の国の女王様からもらった「テクマクマヤコン」という呪文を唱えれば何にでも変身できる魔法の鏡を持っています。今回のイラストは、アッコちゃんが魔法の鏡の力でロボットに変身して元の姿に戻れなくなったという設定のアナザーストーリーです。

改造絵日記(11月10日)「機械人形化ひみつのアッコちゃん」
改造絵日記(11月13日)「機械人形化ひみつのアッコちゃんⅡ」
改造絵日記(11月14日)「機械人形化ひみつのアッコちゃんⅢ」
改造絵日記(11月15日)「機械人形化ひみつのアッコちゃんⅣ」
改造絵日記(11月16日)「機械人形化ひみつのアッコちゃんⅤ」
改造絵日記(11月17日)「機械人形化ひみつのアッコちゃんⅥ」
改造絵日記(11月18日)「機械人形化ひみつのアッコちゃんⅦ」
改造絵日記(11月21日)「機械人形化ひみつのアッコちゃんⅧ」
改造絵日記(11月23日)「機械人形化ひみつのアッコちゃんⅨ」
改造絵日記(11月24日)「機械人形化ひみつのアッコちゃんⅩ」
改造絵日記(12月1日)「機械人形化ひみつのアッコちゃん11」
改造絵日記(12月5日)「機械人形化ひみつのアッコちゃん12」
改造絵日記(12月8日)「機械人形化ひみつのアッコちゃん13」
改造絵日記(12月12日)「機械人形化ひみつのアッコちゃん14」
改造絵日記(12月16日)「機械人形化ひみつのアッコちゃん15」
改造絵日記(12月23日)「機械人形化ひみつのアッコちゃん16」
改造絵日記(12月26日)「機械人形化ひみつのアッコちゃん17」
改造絵日記(12月30日)「機械人形化ひみつのアッコちゃん18」

☆pixiv
ひみつのアッコちゃんロボットハート(その1)
ひみつのアッコちゃんロボットハート(その2)
ひみつのアッコちゃんロボットハート(その3)
ひみつのアッコちゃんロボットハート(その4)
ひみつのアッコちゃんロボットハート(その5)

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「ああっ?うちのクラスの女の子に伝言して、俺に校舎の裏に来るように言ったのはお前か?」
「う、うん。あたし隣のクラスの華川よ。大将くん…いや、赤塚くんは覚えてないかも知れないけれど…」
「ふーん、そう言われれば確かにどこかで見たような顔だな…俺に伝言したやつ、誰が何の用件があるとか何にも言わないから、誰かが決闘で呼びだしたのかと思ってたぜ…まさか女の子のくせに決闘するつもりじゃないよな?」
「ははは…赤塚くん喧嘩が強いので有名だもんね…それにスポーツもすごく上手だよね…それでもし良かったらあたしを赤塚くんのサポーターにしてくれない?」
「サポーターってなんだよ?」
「スポーツの試合とかで贔屓の選手を応援する女の子のことよ。赤塚くん、結構スポーツの試合とか出てるでしょ?」
「ふーん、別に応援したけりゃ勝手に来て応援してくれよ。構わないぜ」
「それでね、サポーターだけじゃなく、できれば私とお付き合いしてほしいの」
「お付き合い?」
「実は正直に言うと、以前の赤塚くんは女の子に乱暴するって噂で敬遠されてたんだけれど、最近はむしろ助けてくれることが多いって、女の子の間で結構人気なのよ」
『ふふん、ほらね』
「えっ?今、どこかからアッコの声が?」
「アッコ?…あら、そういえばこんなところにオウムがいるわ。どこから飛んできたのかしら?」
「そうか。また気のせいか…それで今の話なんだけれどちょっと考えさせてくれないか」
「ちょっとって、どのくらいの間?」
「うーん、実はその件で決着をつけたい奴がいて…それが片付かないと…何ていうか…俺の気持ちの整理がつかないんだ」
「他に好きな子がいて、その子に告白してその結果で決めるってそういうこと?」
「…………」
「ごめんなさい。そういうことなら、この話はなかったことにして…私もさすがに本命にふられた場合の保険にされるのはちょっと…」
「そうか。まあ仕方ないな。悪く思うなよ」
「赤塚くんこそ、悪く思わないでね。ちょっぴり残念だけれど…」
2人が去っていってしばらく後、先ほどのオウムが再び姿をあらわして地面に降りると、ほんの10秒後にはアッコの姿になっていました。
「大将のバカ…お試し期間だと思って、そのまま何も言わずに付き合っても良かったんじゃないの?…それにしても、大将の本命って、まさか私のことかしら…万が一私に告白しに来たりしたら、なんか今の流れを見た後だと断りにくいわ…『ごめんなさい。あなたとはいいお友達のままでいたいの』って、それはちょっと古臭いわね。うーん、どうしようかしら?」
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「ピポポポポッ!ネエネエピースケクン・マインドミラーハウスモ面白ソウダケレド・ソノ前ニアソコノオ城ミタイナ建物ニ行ッテミナイ?何ダカ面白ソウジャナイ?…ピキュ~ン!」
アッコが向こうに見える建物を指さすと、ピースケはちょっと慌てたような顔をしました。
「ピーッ!アレハマア…何トイウカ…チョット特殊ナ娯楽施設デ…ムシロ特殊ナ休憩施設カ…」
「ピポポポポッ!特殊ッテ何ナノ?ハグラカサナイデ教エテチョウダイ…ピキュ~ン!」
「ピーッ!ソウイエバAKKO132NOサンハ・自動翻訳機能ハONニシテマス?ソノ機能ヲONニシテアソコノ看板ヲ見テミテクダサイ」
「ピポポポポッ!ナンカマワリクドイワネ……アア・ナルホド…コレハイワユル…大人ノカップルガ利用スル・休憩施設ナノネ…ピキュ~ン!」
「ピーッ!ロボットデモ利用デキルヨウニナッテイタト思ウノデ・AKKO132NOガドウシテモ行キタイトイウノデアレバ・ゴ一緒シマスガ?」
「ピポポポポッ!イヤ・私ハ単ニオ城ガ好キダカラ・中モ見タカッタダケデ…オ城ノ形ヲシタ休憩施設ヲ使ウノハ・チョット…イヤ・全然好キジャナイノデ…好キ嫌イ以前ニ使ッタコトナイケド…悪イケレド・今回ハゴ遠慮サセテ…ピキュ~ン!」
「ピーッ!ワカリマシタ・ソレジャアコノママ真ッスグ・マインドミラーハウスニ向カイマショウ」

『ひみつのアッコちゃん(Wikipedia)』

【今回描いた絵】