穴と橋とあれやらこれやら -306ページ目

穴と橋とあれやらこれやら

初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 

【前篇】より続く。

 

 

 

 

前回、「裸電球レベルの設備しか想像できない」的なことを書いたが、

当たらずとも遠からずなヤツが落ちている(笑)。マジか。


 

 

 

 

 

 

これも前回触れたが、

完全体の側溝。やっぱ道路隧道に違いない。

 

 

 

 

 

 

そして、ここへ至って隧道は、

右にカーブし始めた。

 

やはり曲がっていたか。それでも、一切の光が差さない状況には変化がない。右カーブってことは、現道側に寄って行ってるってことになるが…?

 

 

 

 

 

 

このあたりで初めて、

僅かながらも住民の方に出会った。こんなに少ないことないと思うが、外出中?

 

 

 

 

 

 

 

そしてこんなオプションも。わかるかな?

壁面の小さな孔から水がピューっと、まあまあガマンした後のおしっこくらいの勢いで(笑)。

 

これ、けっこう見とれてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

ここらまで来ると、

こういう謎の金属パイプも現れ始めている。

 

 

 

 

 

 

 

ゆるやかに、右へ右へと。

振り返れば、わずかに外光の名残が。

 

 

 

 

 

 

 

そんな先に待っていたのは…

あらら…閉塞壁だ。

 

実は予測していたとおりだったが、隧道は閉塞していた。なぜならば現道をこちら側から車で走ってきた際に、坑口らしきものはまったく見当たらなかったから。それだけに、入ってきた側のあの赤裸々な開口ぶりを見つけた時は衝撃だった。反対側にはなんにもなかったけど!?って。

 

 

 

 

 

 

 

 

で、閉塞しているにもかかわらず、気の流れが感じられたのは、

どうやらこの孔のおかげ…のようだ。

 

ちなみに手前にある腐れ果てた金属製の容器?的なものの正体は不明。

 

 

 

 

 

 

その孔をのぞいてみたのが予告篇のあの写真なのだが、

コンクリ製の土管?と思われるものが曲がってどこかへ続いている。

 

 

 

 

 

 

 

無照明で撮影してみると(明度はかなり上げているが)、

どうやらそう遠くないところで外につながっているようだ。実際、現道をゆく車両の音がしっかり聞こえていた。

 

右へとカーブしてきていたことを考えれば、おそらく「東茂住洞門2」を抜けた先の現道擁壁あたりに抜けてるんじゃないかと思われるが、確認し忘れた。

 

 

 

 

 

 

どん詰まり向かって右の側壁には、

公式なものか否かは不明だが「建設省」と。

 

 

 

 

 

 

 

最奥部からの振り返り。

このパイプ?も謎なんだが。

 

 

 

 

 

堪能したので、撤収開始。

 

 

 

 

 

戻りに再度、例の「おしっこ的漏水」(笑)をうまく撮ろうとしてみたが、

どうしてもうまくいかなかった。5分くらいも試行錯誤したんだが(爆)。

 

 

 

 

 

 

 

繰り返しになるが国道から丸見えなので、

照明が外から見えないように気を遣った。「廃トンネルの中に不気味な光が」とか変なことになってもイヤやし(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

洞内滞在時間33分、

いや~楽しめた。

 

 

 

 

 

 

 

さわやかな朝の外気の中へ。

もちろん、出るときには車が来ないか様子をうかがってね(笑)。

 

 

 

 

帰ってこの隧道のことを調べてみたら、なんと大御所がレポートされていた↓

http://yamaiga.com/rail/kamioka/main6.html

この連載は読んだはずなのに、この隧道に立ち寄っていたことはまったく記憶になかった(笑)。

 

隧道についての情報すべてはこちらに丸投げさせていただく(笑)。だって丸写しになるだけだし。わたくしが確認し忘れた空気孔?の出口もキッチリ確認されているし、猪谷ダム建設時の現道バイパス用隧道だったのでは、という見立てもさすがの一言。確かにそうとしか思えない。

 

 

それにしても、あの腐れ果てた金属製容器の正体が、永冨氏とヨッキ氏が踏み台にして耐えきれず壊れちゃったドラム缶のご遺体だったとは、おあとがよろしいようで…(笑)。

 

 

 

 

以上、完結。

 

 

 

2018年10月27日、悲報転じて北陸遠征の2日目。今宵から2回に分けてご紹介するのは、朝イチに見つけた物件。

この日のネタで記事にしているのは、午後の笠谷林道の名称不明隧道笠谷水管橋のみ。

 

 

 

 

 

 

ここは国道41号、神岡町(いまだにその呼び名がしっくりくる)東茂住地内。

駐車場所がないので、少し離れたところに車を停めて、徒歩で接近中。行く手にシェッドが見えている。

 

 

 

 

 

その名前は

東茂住洞門2、という。

 

 

 

 

 

 

で、その手前に、

臆面もなく国道に面して開口する、不穏極まりない穴が。

 

場所はコチラ

 

 

 

 

 

 

こんなにあからさまに口を開けてるのに、

まさかのノーガード、フルオープン。

こんなもん見つけたらアナタ、そりゃあ遠くに停めてでも確認せずにはおれませんぞ。

 

 

そもそも現道に対してこの開口位置が不自然。通常こうした川沿いの隧道の場合、新道を付ける場合には山側により長大なトンネルを掘ってパスするケースがほとんどである。しかし、たまにこういう「川側」パターンがあるんだな。

 

思えば、この前日に見た橋立隧道もこのパターンだったなあ。つうかこのトンネル、旧道のトンネルっていうことでいいんよね?

 

 

 

 

 

 

 

気になるお名前だが、

扁額はなし。ついでに、銘板もなし。

 

 

 

 

 

 

まあいい。そういうことは、後で調べりゃいいことだ。

 

何よりもまずは、

実踏調査。ダヨネー。

 

 

 

 

 

 

 

いきなり全面的に水没してるが、

幸い水位はこんなもん。すぐに固い洞床を踏めたので、何の心配もなし。

 

 

 

 

 

 

 

水没をクリアして、振り返りの鉄板の構図。

すぐ外は車の行きかう国道。こういうロケーション、気ぃ遣うな(笑)。

 

 

 

 

 

では、

しばしの洞内探索へと。明かりが見えないのが気になるが、曲がってるのか、それとも?

 

 

 

 

 

 

ちょっと進んだところで、

プチ崩落。その向こうはまたプチ水没。

 

 

 

 

 

ここで目に付いたのがこれなんだが、

土が堆積してるものの、明らかに蓋をかぶせた側溝。これってやっぱ道路トンネルだったという状況証拠だ。

 

 

 

 

 

 

 

ここから数十mは、

巻き立てが剥がされて?いるのか、あるいは剥落したのか、側壁も含めてひどい状態が続いた。六枚ほど写真連打でどうぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まあ結果的には洞内全域あまり状態はよくなかったんだが、この区間は特にボロかった。メンテされてないからなのか施工不良なのかは不明ながら。

 

 

 

 

 

 

さて…と向き直って。

そこで巻き立てが復活するようだ。

 

照明が貧弱なせいもあり、全然奥が見えない。しかしながら、空気には僅かな流れが感じられ、閉塞隧道特有の気の澱みや土臭さは皆無。これは貫通してるかな。あるいは半埋まりか…。

 

 

まあ、進めばわかる。

 

 

 

 

 

 

 

ここらの天井もヤバイやん…

 

 

 

 

 

 

 

とか思って見上げてたら、

めっちゃ貧相な電気設備の痕跡を発見。

 

これって裸電球レベルのもんしか想像できないんだが…(笑)。

 

 

 

 

 

 

ちらっと振り返れば、この程度入り込んできていた。

 

果たしてどういうことになっているのか、これより、さらに奥へと。

 

 

 

 

 

【後篇】に続く。

 

 

 

 

 

 

 

この穴、

な~んだ?

 

 

正解が出ても、賞品はございません。つうか、正解知りません(笑)。

 

でもたぶん…

 

 

 

 

【前篇】に続く。

 

 

 

 

 

 

2011年10月30日、第二次伊豆探索で出会ったステキ隧道をご紹介。この日のネタで記事にしているのは赤根隧道階段隧道と龍宮窟手石の謎トンネル小城隧道横の廃石丁場一色隧道竹之浦隧道

 

今回の写真、一部ちょっと色調おかしいかも。ご容赦を。

 

 

 

 

タメなく、ドン。

ハイ、いきなり色おかしい(笑)。

場所はコチラ。静岡県道16号下田石廊松崎線の旧道にある隧道、東側からのアプローチになる。

 

 

石ポータルと煉瓦アーチの、一見して古洞だとわかるビジュアル。手前に停められた邪魔な車をもってしても、そのステキな佇まいは損なわれない。

 

 

 

 

 

お名前は…

…です!(爆)

 

扁額はほぼ隠れてしまってるが、この隧道は弥陀山(みださん)隧道といい、建造は大正十二年、延長69m、幅員4.6m、有効高3.5m。

明治の古洞が点在する伊豆半島においては、最古級とまでは言えないまでもそれらに次ぐ古参隧道であり、土木学会選近代土木遺産Cランクに列せられている。

 

 

 

 

 

まあこれらの情報は帰ってから知ったこと。

現場では純粋にいい雰囲気の隧道を堪能した。

 

 

 

 

 

 

 

中央部のみモルタルで覆工されている。

なんか、あんまり状態よさそうじゃないけど。

 

 

 

 

 

 

 

で、個人的にこれ好きなのよね~、な、

「陽光射し込み系」(笑)鉄板の構図。それが煉瓦隧道ならば、なおさら。

 

 

 

 

 

 

抜けて、西側より。

おおっ、こっちはしっかり陽が当たって、煉瓦の発色が美しい!

 

 

 

 

 

 

 

それはいいけど、

扁額殺しやな、ここの隧道のモジャモジャは(笑)。

 

覗いてる左端部分を拡大してよく見たら、「大正十二年三月竣功」との文字が判読できた。まあ記事ではわからないと思うけど(笑)。

 

 

 

 

 

 

で、西側からの引きで見たこの写真が、

この隧道で最もお気に入りの一枚となった。

 

 

 

 

 

 

 

戻りは、

並行する現道の弥陀山トンネルで。

 

扁額によると現トンネルは昭和47年3月の竣功と、現在ではこちらでさえももはやアラフィフトンネル。ということはすなわち旧隧道も隠居して50年近く経つということか。

 

 

地図を見れば理解できると思うが、地元の人たちは現道よりもショートカットできる旧隧道を今もしっかりと利用していて、滞在中も自転車や歩きで東西を行き来する人が見られた。

 

 

 

 

地域の人たちに使われ続ける…これは「最も幸せな旧隧道の在り方」とは言えまいか?

 

 

 

 

そんなことを感じた、ステキ隧道だった。

 

 

 

以上。

 

 

 

 

 

 

 

【前篇】より続く。

 

 

 

対岸から渡ってきたが、こちらが水路の上流側となる。

なので、取水地はこの手前側。

 

 

 

 

 

 

そちら方向に向き直ると…

暗渠となった水路がどこへともなく続いている。

 

 

 

 

 

この先を追いかけたわけではないが、実はおおよそ取水地点の察しはついていた。

 

 

そこを後で見に行ったのが、この写真である。

撮影場所はコチラ

 

ここは(写真でいうと)右手前から奥へと流れていく天増川に左から寒風川が流入する地点で、天増川右岸に設けられた堰より取水している様子が見て取れる。ここから300m足らずで分線し、あの水路橋でもって左岸にも水を運んでいる、という感じ。

 

 

 

 

 

現地に立てられていた

水利用許可標識。

 

これを見ると、若狭町の「水道事業」のための取水ということだが、特筆すべきは(すでにお気づきの方もおられると思うが)、この取水地点自体は滋賀県内なのよね~。

 

余談だが、基本的に滋賀県内の河川のほとんどは琵琶湖に流入し、瀬田川として流出後は宇治川と名をかえながら淀川に流入、最終的に大阪湾へと注ぐ、いわゆる淀川水系。それ以外で滋賀県内に源流を持ちながらも他県に流出する河川となると、ここ以外だと米原市から岐阜県関ヶ原町へと流れる藤古川(木曽川水系)くらいしか思い当たらない。

ちなみにここ天増川は、福井県に入ると北川とその名を変え、小浜湾に注ぐ。滋賀県内発で日本海に注ぐ唯一の河川でもある。

 

 

 

以上、余談終わり。

 

 

 

 

 

 

北川右岸からのサイドアングル。

これは上流側より。

 

 

 

 

 

 

 

そして下流側より。

ちなみにこの堰が、石碑にあった「一ノ井堰」と関連があるのかどうかは不明だ。

 

 

 

 

 

 

可能な範囲で、降りての調査も敢行。

右岸側の付け根近くで、まあまあの漏水が見られた。

 

 

 

 

 

 

 

その部分を引きで。


引くとわからなくなるね(笑)。

 

 

 

 

 

 

この、右岸側のごく短いワンスパンを加え、

しめて三径間ということになる。

 

 

 

 

 

 

 

いや、堪能した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

満足してこの場を離れたが、後で「動画を撮ればよかったな…」とプチ後悔していたところ、2020年6月29日に(昨日の記事で書いたとおり)ここを通りかかったので、改めて動画を撮影してきた。

 

 

記事当日に比べると、少々植生が旺盛な印象。渡り始め部分にあるトラロープなども含め、やはり定期的にメンテされてるんですな。


ボリュームちょい大きめで視聴していただくと聞こえると思うが、足元のコンクリ板がけっこうガタつくのよ(笑)。そういう意味でもスリルは楽しめる。

 

 

 

 

実はこの記事、諸事情により一度書いてから2ヶ月近く寝かせてあったものだが、そのおかげでこうして動画を追加してアップできることとなった。こういうケースもあるんですな…(笑)。

 

 

 

 

以上、完結。