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昨日の中日新聞朝刊の記事です。
ロストチャイルド第３部 勉強編です。
親が敷いたレールを走ってきた。認めてもらいたくて、机に向かった。
でも、いくら頑張っても「努力が足りない」と怒られる。
こんな話から始まっています。
父親は教員で、成績の良いことが、将来の職業選択の幅を広げると考え、
いくら良い成績を取っても、もっと上を目指すように、息子を叱ります。
中学生になり、自分の視野が広がっていくと、
成績が良くなくても、活躍している人は沢山居ることが見えてきて、
親のいいなりになるのは違うんじゃ無いか？と、気が付く少年。
ある時、点数の悪かった数学のテストを机に隠していたのを見つかり、
５時間以上も責め続けられたことをきっかけに、
我慢ができなくなり、家出を繰り返すようになります。
ここまで読んで、
なんてひどい親だ！と、思いますか？
私は思えません。
ここまででは無いけれど、
子どもの成績に一喜一憂して、
もっと頑張れるのにな・・・、
この子はこんなもんじゃないぞ、と、期待していたのは私も同じで、
もっと勉強しなさい、と言ったことは１度もないけれど、
その気持ちがダダ漏れだったのは認めるからです。
それが、息子を頑張らせて、学校に行く事が辛くなった原因の一つであることは間違い無いな、と、思っています。（後悔してる、とかではなく。）
ただ、このお父さんは、これだけの出来事が起こっても、
まだ、自分の思い込みが間違っているとは気がつけないどころか、
こうやって接することで、あとで必ず感謝する時が来る、と、言いきっています。
感謝する点があるとすれば、
頑張るだけが人生では無いと気付かせてくれたところでしょうか。
あとは、親のレールには乗らずに、自分の人生は自分で切り開くと、思えたところ。
この親の元に生まれてくるのには意味があります。
人は、生まれる前に、両親を選んで生まれてくるのですが、
それは、自分が学ぶべきものがそこにあるから、
また、両親が学ぶべきものがあり、自分がそれを学ばせてあげるため、です。
そこの学びが終了したときに、初めて、
心からの感謝が湧いてくるのですが、
まだまだ、この親子は学びの途中のようです。
少年は、最後に言っていますね。
「親が望む道を歩むと見せかけ、ゴール目前で全く別の進路を選ぶ」と。
カウンセリングで、同じようなことを言っていた人が居たな〜、と、思い出しました。
「親を喜ばせることはしたくない。」です。
これが、親への復讐になる、と、思っているところが、まだまだ子どもだし、親に依存していると言えます。
親と自分は別の人格、別の人間と思えば、
相手が喜ぼうが、悲しもうが、関係なくて、
自分のやりたいことが親とは関係無く出来るはず。
だから、この少年は、親の望まない道という視点ではなくて、
自分の好きな道、
自分心からやりたいことを選んで欲しいです。
この復讐のエネルギーは、
何かをするときに、初めはとても役に立つと思うけれど、
途中からは苦しくなるはず。
マイナスのエネルギーだから、
マイナスが返ってきます。
だから、いつかは復讐心は手放して、
好きだからやる、
やりたいからやる、のエネルギーに変えていって欲しな、と、思います。
その姿を見せることが、
父親に対して、
好きなことをするのに、
勉強だけが全てじゃ無いよ、というのを見せることになるはずだから。
だから、
「親が望む道を歩むと見せかけ、ゴール目前で全く別の進路を選ぶ」
なんて言っていないで、
いますぐ別の道に行ったっていいんだよ〜〜、と、言いたいです。
親の期待は引き受けなくていい。
裏切るとかでは無くて、引き受けない、です。
大人になった今でも、これやってる人居ませんか？
自分の人生と親の人生、
自分の人生と子どもの人生、
ちゃんと切り離してくださいね。
自分が自分に寄り添うことができたら
もう寂しくはありません。
この自分で大丈夫と思えたら
新しい世界に踏み出すことが出来ます。
そんなお手伝いが出来たら嬉しいな、と思います。
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