2020年の記事なのですが、「夏休みに使用した問題集(社会編)」という記事を皆さんに多くご覧頂いており、こちらについて一部抜粋、
歴史の復習の仕方はいろいろな方法がありますが、
例えば文化史、外交史、と復習をしていく際に、単純にそこだけを覚えていても入試では得点に繋がりにくいのではないかと思います。
例えば文化史であってもその時代背景とその時代に発展した文化は強い関連があるわけで、そこまでをおさえておく必要があります。
これまでの学習で履修後すぐのテストではそこそこ点数が取れていたとしても、
時代ごとなら答えられても通史となると曖昧になってしまうということはあると思います。
例えば、建築物の名称や作らせた人物の名前は答えられても、
それが何時代にどこに作られたものかは曖昧になっていることは多いと思います。
入試での問われ方は何時代のことかはわからない中で答えるわけで、
全部の知識がきちんと頭の中で整理された状態になっていることが大切です。
いろいろな角度から聞かれることに慣れる、知識の整理をするということで使った問題集がこちらです。
↓↓↓↓↓↓
この本は、塾のテキストほど文字がギュウギュウに詰まっておらず(笑)、読みやすいと思います。
しかし大事なことが網羅されているので知識が定着しているかをざっと確認することができます。
例えば、日中戦争辺りの近隣諸国との関係について、地名として「盧溝橋」と知っていても、それが地図上でどの場所なのかを即答できるようになっておく必要があります。
入試に頻出項目に絞ってあるので、抜けがないかの確認としても大変役に立ちました。
同じシリーズで地理編もあります。
こちらも地理全体の見直しとして使いやすいと思います。
(4・5年生にも)
また、社会は一通りの復習が終わったら、実際の入試問題を解いていくことで理解を深め、
入試問題での問われ方に慣れることが必要です。
知っている事柄でも、問われ方によって出てこないということがこの時期はありがちです。
積み上げてきた知識を実戦で使えるようにするために、下記の問題集がお勧めです。
社会はなるべく直近の問題に触れることが大切です。
上記の問題集の中から解きやすそうな学校の問題を選び、少しずつ解いていくと良いと思います。
この時大事なことは、
偏差値の高い学校が必ずしも問題が難しいわけではないことと、
合格点か否かを気にする必要はないこと。
また明らかに癖の強い、マニアックな問題については深追いしないことが大切です。
あくまでいろいろな出題のされ方に慣れることを意識して取り組むと良いと思います。
あとは、首都圏で難関校を受験する場合、やはり一通りこれで確認しておくほうが安心ではないかと思います。
どの塾の教材でも同じようなことは網羅されているので取り立ててコアプラスが重要だということはありません。
ただ、難関校の受験者の大半がサピ生になることは否めないので、
もしコアプラスにしか載っていないものが出題された場合、サピ生の大半が正答することになるのでその不利益を被らないようにという保険です。
(ちなみにサピの模試ではそのような問題が出ることがあります。こんなの知らないと他塾の生徒が感じるような問題の正答率が高く、
不思議に思って確認するとコアプラスに載っていた、ということもありました。ただ、それは模試なのでさほど優先順位は高くなくて良いと思います。)
ですので繰り返し使うということではなく、秋に一通り社会の復習が終わったあとに、抜けていることはないかチェックがてらに使えば良いと思います。
(5年生以下の方は早めに手元にあっても良いと思います。)
ご紹介しておいてなんですが、社会は突き詰めて勉強しすぎることは避けるべき教科だと思います。
ある程度の範囲をおさえる勉強をしていれば、それ以上のマニアックな勉強は範囲が膨大でキリがなく得点に繋がりにくくもあり効率が悪いためです。
もちろん、興味があってもっと知りたいという場合には教養としてどんどん深めていけば良いと思います。
ただし「他教科のバランスを見た上で」ということが受験勉強としては大事なことだと思います。
理科についてはこちらです。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
◉教育相談(オンライン相談・単発)
↓↓↓↓↓↓
(以前はREQUという相談窓口を利用しておりましたがこちらが閉鎖され、新たにこちらの窓口を使用しております)
note記事、更新しました
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
◉お勧めご紹介
↑場合の数は難関校で必須の単元ですが、よく天性の力が必要な単元だと言われるように、解法のパターン学習はあまり意味をなさない単元だと思います。
しかし天性の力云々のように漠然とした話が出てくるのは、どの塾でも体系立ててテキストを編纂することが難しい単元であることが原因なのではないかと思いました。
場合の数については、時に難問というよりもやたらと捻りを入れ過ぎた、答えありきのような問題も目にします。
子供にとってはどれが良問でどれが愚問かの判断は難しく、筋道立てて解答にたどり着く訓練がしづらいと感じました。
そこで上記も問題集を一冊入れてみました。
過去の入試の問題等から、考え方の切り口がしっかりした良問を抜粋した問題集です。
算数は本質を理解できる良問を積み重ねることが大事だと思いますが、特に場合の数については、散らばった問題を多く解くとかえって理解が損なわれる気がします。
そういった意味ではこの位の問題数がちょうど良いと感じます。
↑同じシリーズの熊野先生の問題集、図形編です。
図形はある程度学習していくと解法の糸口は限られてきますが、一通り理解できているはずなのに、一段難しい問題になると解けない、などという場合にお勧めです。
解法の糸口を瞬時に導きだすことが必要な図形単元の訓練になると思います。
また、入試本番では図形問題で見た事がないような問題が出題されることが多いです。
しかし、これもパッと 見た部分で目新しい問題だったとしても、実際には図形は習得済の知識で解けるような問題ばかりです。
いかに柔軟に図形を眺めることができるか、そこに慣れておくことが大事だと思います。
◎低学年の算数はこれだけやっておけば良いのではないかというぐらい、子供が柔軟に算数の論理を捉えられる一冊です。
息子はこのシリーズが大好きでした。
繰り返しできるようになるまでやるとか、義務的に取り組むのではなく、興味持ったときに好きな量を好きなページだけやるぐらいの感覚で良いと思います。
◎以前はイージーキューブという商品名だったのですが、最新のものはこちらのようです。
コンパクトなサイズで手で動かしながら立体のイメージができるのでお勧めです。
小さいお子さんにも積み木がわりに良いと思います。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
◉算数
高学年
その他算数関連
◉国語
◉理科
ご参考