今日の一曲!紗倉ひびき、街雄鳴造「お願いマッスル」―攻勢のTOKYO LOGIC― | A Flood of Music

今日の一曲!紗倉ひびき、街雄鳴造「お願いマッスル」―攻勢のTOKYO LOGIC―

 【追記:2021.1.5】 本記事は「今日の一曲!」【テーマ:2019年のアニソンを振り返る】の第十七弾です。【追記ここまで】

 

 

 今回の「今日の一曲!」は、紗倉ひびき(CV:ファイルーズあい)、街雄鳴造(CV:石川界人)の「お願いマッスル」(2019)です。TVアニメ『ダンベル何キロ持てる?』OP曲。

 

 

 副題に「攻勢のTOKYO LOGIC」とある通り、本記事では音楽制作プロダクション(公称は「クリエイター総合マネジメント事務所」)TOKYO LOGIC Ltd.が手掛けた楽曲をいくつか紹介します。前回の記事でも所属クリエイターによるナンバーをレビューしており、以降に複数挙げる参考記事*も含めて詳細はリンク先をご覧くださいと丸投げしますが、これまでも当ブログにて散発的には言及してきている存在です。

 

 * セルフ検索妨害になるのを防ぐ目的で敢えて曲名を出さない書き方に終始していますし、本題には直接関係がない&個人的な音楽遍歴に沿った長めの前置きとなるので、早く「今日の一曲!」に入ってくれとお望みの方はスキップ用リンクを活用してください。

 

 例えば、ヒゲドライバーさんとemon (Tes.)さんについては『Tokyo 7th シスターズ』の楽曲でその優れた手腕に馴染みがありますし、両者の共作による楽曲にもやはり名曲との評価を下しています。加えて、そのc/wはbakerさん作の楽曲です。ヒゲ~に関しては他にも琴線にふれた楽曲が多く、お名前を出す形ではこの二記事()に、出さない形ではこの二記事()に言及があります。このうち③で取り上げたのは、ほぼ全曲にTOKYO LOGICの面々(先の三名+六名)が関わっているアルバムです。その残りの六名には入っていませんが、ゆよゆっぺさんは非アニソンに於ける活躍も目立つ方で、BABYMETALへの楽曲提供が有名であるほか、個人的にはバンドじゃないもん!のナンバーでそのワークスにふれてきています。また、ヒゲ~とゆよ~はHeart's Cryというユニットでの顔も持っていて、その名義での活動はバンもん!を通して知りました。

 

 当ブログにお名前を出したことのあるクリエイターはこれだけに留まらず、上記では意図的に烏屋茶房さん・篠崎あやとさん・橘亮祐さんの三名を除外しています。これは話の組み立て上の措置で、要するに本記事で特集しようとしているのが彼らの楽曲ゆえに後回しとしたのです。Massive New Krewとしても知られる篠崎・橘の両名については、いちばん初めにリンクした前回の記事にも過去のレビューへの導線を引いており、前出の②・③をお二人が参加している作品にふれたものとして、①とこの記事(⑤)を篠崎さんが参加している作品にふれたものとしてそれぞれ紹介しています。リンク先での番号とずれてややこしいですが、つまりヒゲ~と同じ作品に携わっていることが多い;即ち事務所単位でのお仕事が多いという意味です。②以外の三記事は更に烏屋さんにも結び付けられ、①には作詞を/③と⑤には作詞作編曲の全てを氏が手掛けたトラックへの評を載せています。また、これらとは別に烏屋さんのお名前を出している記事もあって、『けものフレンズ』関連の楽曲ではemon~との共作を鑑賞可能です。ちなみに⑤は『SHOW BY ROCK!!』の記事で、現在は辞めてしまったのか公式サイトのCREATORSのページにはお名前がないマチゲリータさんによる楽曲も、『SB69』の音楽を特集した際にちゃっかりふれています。

 

 

 

 スキップ用リンクからこの位置までジャンプしてきた方のために重要な点だけを抜き出しますと、本記事ではTOKYO LOGIC所属クリエイターのうち烏屋さん・篠崎さん・橘さんの三名が手掛けた楽曲にフォーカスするということです。具体的には二つのアニメ作品の主題歌を取り立て、先に『ダンベル何キロ持てる?』を、後に『異種族レビュアーズ』を言及の対象とします。当ブログでは目下【2019年のアニソン振り返り企画】を牛歩で進めているため、狙いの下では『ダンベル~』にふれるだけでも良かったところ(『異種族~』は2020年のアニメ)、その主題歌について語るのであれば両作品を併記したほうが色々と書き易いということもあり、例外的ながら時を進めて先取りすると決めました。

 

 …と、こう考えていたのが実は今年の1月末頃の話です。そのプランを漸く形にしようとした結果が本記事なわけですが、今日までの間に『ニコニコニュース オリジナル』に完全なる上位互換のインタビュー記事が掲載されたため、遅きに失したとしか言えない残念な気持ちで今この文章を書いています。笑 両作品の主題歌を音楽制作プロダクション単位で語る骨子は当然として、元ネタの考察というかオマージュの巧さに関しても軸に出来ると勘案していたものの、制作サイドの口から直接裏話が開示された記事にいちリスナーによる推測記事が敵うはずもなく、楽曲理解には以下のリンク先をご覧いただくのが何よりの正解でしょう。

 

 

 ということで、上掲記事を読めば事足りるような内容になっているかもしれない点については開き直って、重複になろうとも楽曲の「ここすき」ポイントに雑多にふれていくスタイルで書き進めていくことにしました。そもそもこれから紹介する4曲は音楽的なファクターを深く掘り下げるより、ノリの良さやアニソンとしての面白さを素直に享受するのがベターといったタイプなので、この書き方でも一応は理に適っているだろうとフォローしておきます。とはいえ、なるべく新しい観点を出そうとは意識したため、比較しながら読み進めていただければ幸いです。

 

 

 

■ お願いマッスル / 紗倉ひびき&街雄鳴造

 

 

 『ダンベル何キロ持てる?』OP曲。初登場のキャラクターのプロフィールがメタ的に画面に表示される演出はよくありますし、その情報に身長体重スリーサイズが含まれているのも作品によってはアリでしょう。しかし、肥満とわかる体脂肪率および基礎代謝量までもを第一話のそれもアバンの段階で暴かれる女の子は中々に珍しいと思います。笑 作品題とアバンの内容から、主人公・紗倉ひびきちゃんがダイエットきっかけでボディメイクにのめり込んでいくのだなと見当がついたところでOPへ。"お願いマッスル/めっちゃモテたい"と欲望丸出しのパワーフレーズがご機嫌なグルーヴにのせられて登場し、"(キレてるよ!)"とボディビルの大会で聞くような掛け声までもが合いの手的にインサートされ、タイトル表示からの「原作 サンドロビッチ・ヤバ子」のクレジットで、「このアニメ頭おかしい(確信)」と最大級の賛辞を贈りたくなったほどに、初見時の情報量の多さが印象に残っています。

 

 これに続くトレーニング用語と掛け声の応酬パートも含めてサウンド的に意外に感じたのは、ブラス/ホーンセクションが主軸に据えられている点です。というのも、本曲のようにエクササイズとして実用的に機能し得る楽曲は、打ち込み感が顕なダンスミュージックに親和性がある場合が多いと認識しているからで、同じくアニメ作品から例示すれば『あにトレ!EX』のOP曲「ばいたる☆エクササイズ」(2015)は好例でしょうこの記事に曲名だけなら出したことがあります)当ブログ内を「エクササイズ」で検索するとヒットするその他の記事()に於いても、言及の対象になっているのはプログラミングが優勢のトラックで、その機械制御によって齎される「反復的且つ中毒性の高いグルーヴ」を肝所として挙げています。あとぱっと思い付いた例としては、capsuleの「Get down」(2007)も歌詞内容的にお仲間ですね。

 

 一方で、「お願いマッスル」のサビについては先に「ご機嫌なグルーヴ」と形容した通り、ブラス/ホーンの振る舞いがとても人間らしいところに枢機があると分析しています。実際にプレイヤーのお名前がクレジットされている(trumpet:宇野嘉紘、trombone:中山雄貴、saxophone:Yoshi Yamasaki)ことからわかるように、生音のレコーディングによって生まれる「有機的」な質感に対して、前出の打ち込み感が顕な質感を敢えて「無機的」と言い換えれば、アプローチとして対になっていると主張したいのです。「それが新鮮で良かった」と結んでもいいのですがもう少し掘り下げますと、この有機的なサウンドでもエクササイズやトレーニングの文脈から逸脱していないように感じられるのはなぜだろうと考えた時に、「ロッキーのテーマ」(1977)的な趣があるからではないかとの説が浮かび、個人的にはこれをファイナルアンサーにしたいと思います。皆さんご存知、聴けば自然とファイティングポーズをとりたくなったり筋トレに励みたくなったりしてしまう往年の名曲のエッセンスが背後に窺えるからこそ、"辛いこともある筋肉道"を歩む己を一層鼓舞出来るのでしょう。

 

 ボーカルを務めたお二人、石川界人さんについては次のED曲でふれるので省略するとして、ファイルーズあいさんは業界的にはシンデレラガールと言っていい存在です。『ダンベル~』が初めてのアフレコ作品でありながらいきなりの主役に抜擢され、歌手に準えれば「お願い~」がデビュー曲という正真正銘の新人に相違ないのに、あたかも昔から声優業を熟していたかのような安定の演技で、売上的なところとはまた別でアニメと主題歌がバズって存在が広く知られるようになったのだから、確実に運と実力を兼ね備えていますよね。設定上、普段のJKとしての可愛らしさとトレーニング時の必死さを使い分ける或いは同時に出す必要のある役柄ですが、この観点から本曲に於いて声フェチ的なツボを刺激された部分を開示しますと、"ハックリフト!"のとりわけ[リフト]の語尾を切るような(英語の発音に近い)発声に、上述した'cutely, but desperately'の向きがあって素敵です。全体的にはcutelyに歌われていて、"3セットしたらオーライ!"や"頑張ります!"や"くっつけるように腹筋を/収縮!"などいくつかは強くdesperatelyな声出しがある中、トレーニング用語連呼パートは両者の塩梅が好いという話でした。

 

 

■ マッチョアネーム? / 街雄鳴造

 

 

 『ダンベル何キロ持てる?』ED曲。こちらは街雄鳴造トレーナーによる筋肉数え歌で、彼はOP曲でも掛け声担当という脇役ながら"肩にちっちゃい重機のせてんのかい!"や"腹筋板チョコ!バレンタイン!"などで神懸かり的なフロウを披露し存分に目立っていましたが、本曲のように一曲通して出ずっぱりだと「圧」が段違いです。笑

 

 前置きでクリエイター陣について語っておいてOP曲では一切言及していなかったので、ここで楽曲制作クレジットの話を挟みます。両曲で共通しているためまとめてしまいますが、やはり目を引くのは【作詞:サイドチェスト烏屋|作曲:サイドチェスト烏屋、シックスパック篠崎|編曲:シックスパック篠崎】というユニークな名前です。OPで初めてこの表記を見た際には、一瞬「よくぞここまで作品にとって都合のいい名前のトラックメイカーがいたもんだな」と思いかけるも、「いやいや一人ならまだしも二人はお誂え向きが過ぎるだろう」と即座に否定し、「ん?烏屋に篠崎ってもしかして…」と調べてTOKYO LOGICに結び付いた次第です。その作品のためだけに当座の変名を用いるアイデアは後の『異種族~』にも受け継がれ、そのことは本記事で両作を併せて語ろうした動機のひとつになっています。先掲のインタビュー記事も出発点はここにあり、普通に名前を出すよりも視聴者の意識に残り易いだけでなく、作品の世界観を作品の外からも補強する提示の仕方は凄く粋ですよね。

 

 誉め言葉として本曲は実にナンセンスであるため、あまり音楽的なことを述べる必要性をそも感じないけれども、楽想が「ポケモン言えるかな?」(1997)へのオマージュになっている点は初代(赤・緑)が世代の自分にはどストライクなネタでした。冒頭の口上と中盤のプログレッシブな展開には懐かしさすら覚えます。篠崎さんについては調べても年齢や生年がわかりませんでしたが、烏屋さんはWikipedia曰く1990年生まれで僕の2歳下となるので、刺さるポイントが近しいのにも納得です。最後に歌い手である石川さんの演技にふれておきますと、以前にこの記事の中でも書いたことがあるように、相変わらずシリアスな笑い(厳密には語弊のある使い方ですが雰囲気でご理解ください)を誘発させるにはうってつけの御仁だなと思いました。

 

 

 

■ イこうぜ☆パラダイス / スタンク、ゼル、クリムヴェール

 

 

 ここから作品変わりまして、『異種族レビュアーズ』の主題歌レビューに入ります。アニメは2020年という混沌の新時代の幕開けを飾るに相応しい問題作で、修正が施された通常ver.であるにも拘らず地上波から出禁を食らってしまう(放送休止の憂き目に遭う)という攻めっぷりが良くも悪くも話題になりました。上掲サムネに映る彼らの雄姿が、猶のこと目に焼き付いて離れませんね。笑 「あらゆる種族がいるということは、あらゆる種族のヱロいお店も当然存在するのである」との切り口には確かにと思わされ、こういう形で「性」を描いた作品も個人的にはある意味真面目でリアル*だとの認識です。

 

 * この視座に関わることをたまたまですが本放送の頃に、また別の切り口から「性」を描いた作品に対する感想の中に開陳していたので参考までにリンクしておきます。そこに述べた「下ネタに寄せた性の描き方しか出来ない精神的な幼さが臭う作品」(注:リンク先でふれているアニメのことではありません)に本作も当て嵌まりそうな気がするかもしれませんが、僕がこの文脈で槍玉に挙げようとしていたのは作者の浅い人生経験が透けて見える軽薄な性の茶化し方ないし誤魔化し方(「下ネタも書ける俺かっけー」みたいなもの)なので、「性」を特別視せず当たり前にあるものとして扱っている本作にこの指摘はあたりません。

 

 …と、こうして作品に対する文章を硬くすればするほど、"さあみんな一緒に! スケベが大好き!"と豪速球の歌い出しを引用する可笑しさが増すのです。終始おバカな歌詞内容がとにかく印象的で、全て最後に「(意味深)」か「(すっとぼけ)」を付したくなります。続く歌詞に鑑みると一見まともに映る"抜こうぜ"および"抱こうぜ"は別の意味が優位ですし、"天国イこう!"を受けるフレーズ群【"ヤル気出して!", "アレしよう!", "生死かけて!", "イっちゃおう!"】も実にギリギリです。流石、変名クレジットで【作詞・作曲・編曲:ビッグマグナム橘、ゴールデンボール篠崎】とふざけているだけはあります。

 

 インタビュー記事内では「モチーフ」という言い方で、本曲の成立に多分に影響を与えたであろう元ネタの存在が匂わされていますが、制作者サイドによるネタバレは興醒めとの見地から具体的な曲名は明かされていません。ただ、既に多くの方が言及しているので本記事にもあくまでリスナーの立場からオマージュ候補をリストしますと、Village Peopleは「Y.M.C.A.」(1978)を筆頭に「In The Navy」(1979)や「Go West」(1979)などの有名どころからディスコソングのエッセンスが抽出され、肌色の多さとバカっぽい要素ははっぱ隊の「YATTA!」(2001)からヒントを得ていると解釈が可能な、ひたすらにハッピーなソングライティングが耳に残ります。『笑う犬シリーズ』もモロに世代なので、"O.P.P.A.I"の「ダブルP」にはにやりとさせられました。というか、当時はまだ小学生だったゆえにあまり意識していなかったのですが、「YATTA!」がそもそもヴィレッジ・ピープルへのリスペクトだったんですかね…?

 

 

■ ハナビラ音頭 / スタンク、ゼル、クリムヴェール

 

 

 ED曲は先に「モチーフ」から語ります。インタビュー記事でも見出しになっている通り、発注時に話題に上っていたのはネット発の迷曲「ち〇こ音頭」(2002)だそうです。レビューに必要な自分語りをしたこの記事に載せたことですが、所謂FLASH黄金時代を経験してきている身としては、これまた随分懐かしい楽曲を引き合いに出してきたなと遠い目になりました。これとはまた別の思い出話が含まれる記事で自身のネット遍歴について詳しくふれたことがあるのですが、僕はこの手の面白作品発表の場が動画共有サイトに移行してからは寧ろアングラなネットフィールドと距離を置くようになってしまったため、ボカロPとしての過去の顔を持った方も多いTOKYO LOGICの面々にとっては、ネットから人気が出た曲の空気感をパッケージして表舞台に引き上げてくることに、何処か使命感のようなものがあるのかなと推測でそう思います。

 

 本曲のアレンジの根幹はまさに音頭で、そのお祭り感に酔い痴れてアホみたいに歌い踊ることこそが美徳と言えるナンバーです。唯一異質なのはBメロで、篠崎さん曰くの「キャバクラ的な要素」が盛り込まれた、ジュリテクサウンドによるアッパーなノリで文字通りアガれます。ED映像でもこのセクションがいちばん画的に過激で、元は「ビラビラ音頭」だったという曲名が「ハナビラ音頭」に変わったことでマイルドになったかと思いきや、今度は「大回転」の意味合いが加わって余計に露骨になってしまったと察せる倒錯ぶりが素晴らしいです。笑

 

 OP曲も含めて歌い手の頑張りとしては、富田美憂さんの全力投球を讃えなければ逆に失礼でしょう。"三つ淫らなその体"、"グングンやる気がもっこりのお客様方ご来店ありがとうございます!"、"六つ剥かずに言葉攻め"、"「サイトを見た」で延長無料!"、"エッチング!"…女性声優が歌った内容且つ地上波に流れたものとして、これほどひどいものはそうそうないでしょう(誉め言葉)。

 

 

 

 

 以上、部分的なTOKYO LOGIC特集として烏屋茶房さん・篠崎あやとさん・橘亮祐さんの三名にフォーカスし、変名クレジットが使われている4曲を紹介しました。インタビュー記事の結びにはお三方のアニソン作りに対する考え方が載っており、果たしてその姿勢が功を奏しているからこそこうして業界に強烈な爪痕を残すことに成功しているのだと思うので、是非ともこの路線は今度も貫き通していただきたいですね。ネックがあるとするならば、主題歌に見合うだけの濃い内容がアニメ自体にも求められる点でしょうか。笑 『ダンベル~』の原作者であるサンドロビッチ・ヤバ子さんのように、ペンネームだけで「こいつやべぇ…」と思わせられる創作者にあたっていくのが吉かもしれません。余談ですが、同じくヤバ子さんが原作の『ケンガンアシュラ』のアニメも、Netflixから地上波落ちしてきた今になって毎週楽しく観ています。ネット配信が主体というのも、攻めた作品が出てきやすい土壌の形成に役立っているはずです。