今後の更新スタイルと最近の更新分について(音楽ネタもあり!) | A Flood of Music

今後の更新スタイルと最近の更新分について(音楽ネタもあり!)

今後の更新スタイルについて

 約一ヶ月ぶりの更新となってしまってすみません。理由は色々とあるのですが、しばらく新記事の更新をお休みしていました。それに端を発したと言うと順序が違う気がしますが、今後はブログの更新スタイルを変更しようかなと思案中です。以下に鍵括弧で示すのは当ブログに於ける記事タイプの名称ですが、それぞれが意味するところに関してはこの記事の1.1を参考にしてください。

 具体的には「新譜レビュー」の重要度を下げようと思っています。既に最新の新譜記事が7月中旬のものとなっている状態ですが、新譜レビューの連続が自分にとって段々と負担になってきたため、今後は手軽に更新出来る「今日の一曲!」を中心に更新を行いたいです。もしくは「旧譜レビュー」という形で、更新頻度は低くとも内容の濃い記事をアップするスタイルにするのもいいかもしれません。とはいえ全く新譜を扱わなくなるという意味ではなくて、たとえ発売から一ヶ月以上経って扱いとしては旧譜になってしまってからでも、レビュー出来る余裕があれば時期に関係なく取り扱うつもりでいます。

 「新譜レビュー」には集客の側面があるので、それを縮小することはブログ運営上好ましくありませんが、幸い「今日の一曲!」や「旧譜レビュー」で古いディスクを扱っても、常に隠れた需要が存在しているからか、検索結果の掲載位置も概ね上々でコンスタントなアクセスもあるため、あまり新譜にこだわらなくてもいいかなと思うようになりました。

 この路線変更への対応として、今まで更新予定表として利用していたメッセージボードの内容は、プロフィールページへのリンクを残すのみとなります(=スマホからの閲覧用に残す必要がある)。


レビューを見送った新譜一覧

 先述の通り、当ブログに於ける新譜レビューは7月中旬に更新したものが最新です。書き甲斐のあるフルアルバムのレビューが3本連続した後だったので(上掲の記事が3本目)、この時点でだいぶエネルギーを消耗していました。そこから一息つく間もなく、購入予定の新譜のリリースが次々と控えている事実を前にして、「これを網羅するのは無理だわ…」と心が折れてしまったというのが、更新が途絶えた理由のひとつだと言えます。

 しかしここで折れたのはレビューをする気力であって、新譜を聴く意欲ではないので、当然ながら新譜の購入は怠っていませんでした。そこでここには参考情報として、今日(とその少し先)までにレビューの見送りを判断した新譜の一覧を載せたいと思います。気力が維持出来ていたなら、先々月からの更新分はこんな感じになっていたであろうという、ifの提示です。経緯がわかりやすいように、心が折れる手前から発売日順に記載します。


6/27:宇多田ヒカル『初恋』
6/27:KOTOKO『tears cyclone -廻-』
7/4:Tokyo 7th シスターズ『THE STRAIGHT LIGHT』

―ここで力尽きる―

7/18:SWEET ROBOTS AGAINST THE MACHINE『3』
7/18:スタァライト九九組『星のダイアローグ』
7/21:The QUEEN of PURPLE『Clash!!』
7/25:坂本真綾『逆光』
7/25:音楽少女/雪野日陽(CV:大野柚布子)『お願いマーガレット』
7/27:Underworld & Iggy Pop『Teatime Dub Encounters』
7/27:あおい(CV:井口裕香)、ひなた(CV:阿澄佳奈)、かえで(CV:日笠陽子)、ここな(CV:小倉唯)『地平線ストライド』
7/27:あおい(CV:井口裕香)、ひなた(CV:阿澄佳奈)『色違いの翼』
8/2:DÉ DÉ MOUSE『be yourself』
8/15:Perfume『Future Pop』
8/15:田村ゆかり『永遠のひとつ』
8/15:西尾未来(CV.岡咲美保)『フライガール』
8/22:V.A.『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 Music Collection』
8/22:やくしまるえつこ『放課後ディストラクション』
8/22:大空遥(CV:優木かな)、比嘉かなた(CV:宮下早紀)『FLY two BLUE』
8/22:本田華子(CV:木野日菜)、オリヴィア(CV:長江里加)、野村香純(CV:小原好美)『スリピス』
8/29:V.A.『戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED キャラクターソングアルバム 1』
8/29:V.A.『キラッとプリ☆チャン♪ソングコレクション~1stチャンネル~』
9/5:核P-MODEL『回=回』
9/14:Orbital『Monsters Exist』
9/26:きゃりーぱみゅぱみゅ『じゃぱみゅ』
9/26:Rasmus Faber『TVアニメ「はるかなレシーブ」オリジナルサウンドトラック』
9/26:シェリル・ノーム starring May'n/ランカ・リー=中島 愛 『Good Job!』
9/26:KARAKURI『タイトル未定』


 このアルバム11枚・シングル13枚のリリースラッシュを見て、「このまま普通に新譜レビューを続けていたら、レビューを書くのが嫌いになりそう」と思ってしまうくらいに骨が折れる未来が見えたため、インプット(=購入して聴くだけ)に専念しようと決断した次第です。ここまで新譜が集中するのは当ブログ史上初だったので、有り体に言えばキャパオーバーでした。

 8月の頭に「今日の一曲!」を連続更新していたのも実はこの件と関係があって、新譜レビューを更新しようものなら8月中に【テーマ:夏】で「今日の一曲!」が書けなくなるじゃないかという、言わばトレードオフの関係で悩んだ結果、楽な「今日の一曲!」のほうを選んでしまったというわけです。


更新休止中に行われた密かな更新について

 冒頭に「しばらく新記事の更新をお休みしていました」と、わざわざ「新記事」と書いているところから察せたかもしれませんが、実はこの一ヶ月近い更新休止期の間にも、新記事ではない更新(=過去記事の改訂)は密かに行っていました。新譜をレビューをする気力は落ちていても、ブログ執筆自体への意欲が衰えていたわけではなかったのです。

 これを好機と見て、ここ最近は当ブログあるいは僕自身のイントロダクションにあたる記事の内容の充実に勤しんでいました。その結果なかなかに中身の濃い記事がいくつか仕上がったので、ここではそれらのリニューアル箇所について紹介したいと思います。僕は過去記事を改訂しても設定上の投稿日時は改めないタイプなので(記事内には改訂日を記載しますが)、このまま埋もれてしまうのを避けるためにこの場を借りて宣伝しておこうという魂胆です。イントロ記事は八割方自己満足で書いているだけの代物ですが、以下に紹介する記事は読者にも益のあるものだと認識しています。


改訂①:A Flood of Musicの説明書 (メロディの区分について)

 今回のリニューアルの目玉です。殆ど一から書き直したので、改訂というよりほぼ新記事ですね。記事の趣旨についてはリンク先を参照していただくとして、約2年前の記事作成時から時間の経過と共に内容がブログの現状にそぐわなくなってきていたのがずっと気になっていたので、改めることが出来て満足しています。


改訂②:お気に入りのミュージックビデオ40本を一挙に紹介!ーブログサイドバーのブックマークについてー

 正確には今回の休止期間に限らず不定期で更新を続けていた記事ですが、作成日より4ヶ月経って内容に1割以上の変更箇所というか追記箇所が生じたため、一度ご覧になった方でも再度楽しめるかと思います。


改訂③:ようの嗜好・遍歴紹介 および ようのプロフィール

 これらも不定期更新を続けていた記事ですが、作成時と比較すると内容にそこそこの変化が生まれていると思うので、ついでに紹介しておきます。


休止期間中のインプットについて

 新譜一覧のセクションに「インプットに専念しようと決断した」と書きましたが、これは何も新譜に限った話ではなく、旧譜に対しても適用されるものでした。要するに「レビュー執筆というアウトプットを控えるのなら、音楽的興味の拡充というインプットに努めようと思った」ことを意味していて、これに伴った成果(?)が上に載せたMVの記事や嗜好紹介の記事にも反映されているので、最後にこれらの言わば「新しいインプット」に関することを雑多に記していきます。

 砕けて言えば「最近好きになったアーティスト・音楽紹介」です。視認性が悪くなるので、普段は書いているCDの初出年については省略します。


① group_inou

 名前だけは昔から知っていましたし、MVの面白さで有名だったのでYouTubeで視聴するぐらいのにわかファンではあったのですが、最近になってその中毒性にきちんと取りつかれて、音源を購入するまでに至ったので紹介します。



 AC部によるMVとの相乗効果で、やはり「THERAPY」「HEART」「ORIENTATION」「CATCH」は音楽だけでも群を抜いて素晴らしいと感じましたが、それ以外では「CRISIS」「SWAN」「SAFE」がとても気に入りました。

 「CRISIS」は終始酔っ払いの譫言みたいな不安定なメロディ・フロウとキラキラしたバックトラックとのギャップが、「SWAN」は無限音階を思わせる怪しいトラックの格好良さが、「SAFE」はセクション毎に異なる魅力を見せるプログレッシブな構成が、それぞれツボでした。


② Bonobo

 電子音楽好きの間では以前から有名な存在というイメージでしたが、どうして今まで好きになっていなかったのだろうと不思議なほどに、僕好みのインテリジェンスに満ちた音楽を奏でていて、一気に虜になってしまいました。Ninja TuneレーベルではHexstaticを神聖視していたので、その影に僕が勝手に隠していたのかもしれません。



 『テクネ 映像の教室』でMVが取り上げられているくらいの映像へのこだわりも素敵ですが、クラブ音楽とワールドミュージックの融合(『CLASH』>「Complete Guide: Bonobo」の文章を元にした英語版wikipediaの表現を参考にしました)という形容がしっくりくるような、クロスオーバーの心地好さが光る音楽性そのものも非常に好みです。

 上に埋め込んだ「Bambro Koyo Ganda」や、MVの記事で紹介した「Kerala」「No Reason」、2017年のEPに収録されている「Samurai」など、近年の作品ほどよりハイクオリティだという気がします。個人的にというか日本人として面白いと思ったのは、Bonoboが持つ日本的エッセンスで、曲名に「侍」ぐらいであればまだしも、「No Reason」のMVに見られる和のテイストや、「Kerala」に使われている"Yeah"のサンプリングのリズムパターンが『伝七捕物帳』で有名な「よよよい、よよよい、よよよい、よい。」に似ている点など、妙に親近感を覚えるんですよね。


③ アイドルマスターシリーズ

 今まで様々な理由から『アイマス』には手を出して来なかったのですが、この記事の蛇足パートに書いた某配信者さんの影響で、作品の音楽の良さには気が付けたので、ベスト盤を中心に色々と勉強している最中です。あくまでも音楽についてのみで、ゲームはプレイしたことがありませんし、キャラ像も二次創作での知識ぐらいしか持ち合わせていないので悪しからず。



 これまでにも散発的にならアイマス楽曲にもいくつかお気に入りがあって(=CMや店頭広告で聴いて好きになったもの)、元から「Snow*Love」「Snow Wings」「赤い世界が消える頃」「乙女よ大志を抱け!!」「お願い!シンデレラ」は好きだったのですが、『THE IDOLM@STER 765PRO ALLSTARS+ GRE@TEST BEST!』の4枚と『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS ANIMATION PROJECT 00 ST@RTER BEST』といくつかのシングルを聴いてみた結果、なかなか良曲が揃っているじゃないかと認識を改めました。

 とりわけ好きな楽曲を昇順でいくつか挙げると、「DIAMOND」「READY!!」「Romantic Now」「アタシポンコツアンドロイド」「あんずのうた」「おとなのはじまり」「思い出をありがとう」「キラメキラリ」「隣に…」「ビジョナリー」「フタリの記憶」「ましゅまろ☆キッス」「私たちはずっと…でしょう?」「私はアイドル♡」あたりの曲名が並ぶことになりますが、萌え/電波に振り切っている曲か、曲調に関係なくメロディに切なさが滲んでいる曲を気に入る傾向があるようです。中でも割と感動したのが「私たちはずっと…でしょう?」で、聴くと出所不明の涙に襲われます。

 それにしてもアイマス楽曲は数が多過ぎて圧倒されますね。今でもちまちま集めている最中ですが、網羅出来るのはいつになることやらという感じです。カバー曲もなかなかに選曲のセンスが良くて、普段どちらかと言うと「カバーは逃げ」だと厳しい認識を抱いている自分でも、様々な世代と層にアプローチをかけている点は評価出来ると思いました。