小5娘の『2歳からのホームモンテッソーリ♡ときどき英語』。
よろしければ自己紹介もご覧ください。
今朝は、「食べものはどこから来たの？」というモンテッソーリの経済地理学のおしごとを体験した娘。
過去にも似た形のおしごとを行ってきた娘ですが、隙間時間でもカードを並べるだけで、テンションが上がるようです（笑）。
このおしごとの意図は「パン」を例題に出し、食卓にそのパンが運ばれてくるまでに、どれだけ多くの関わってきているかを知ること。単なる製造過程や、モノと供給という経済地理学の導入だけではなく、そこには一人一人の人間が、汗水を垂らしながら、一生懸命仕事をしているというその努力に感謝をし、ありがたくいただくという行為に繋げる意図が含まれています。まさに平和教育への橋渡しとなるモンテッソーリのコスミック教育の一部です。
ただ、提供されたものだけでは完結しないのが小学生の学び。
「今朝のショコラブレッドは、チョコレートが入っていたよね。原料の受け入れまでさかのぼったら、ガーナまで行き着くね」
我が家のフォローアップワークはこのような娘の一言から始まります。
「そもそも、なんでカカオはガーナなんだろう」
- カカオの木が生息する熱帯雨林気候地域の気候とは
- カカオの花とは
- ガーナ、ペルー、エクアドルなど、カカオ豆の国別の輸入量とは
- カカオ農家を取り巻く環境問題とは
- 世界カカオ財団（WCF＝World Cocoa Foundation）の活動とは
などなど。
ブレインストーミングを始めると、今後学びの対象になることは山のように出てきます。
自分の言葉でこれらのリサーチをまとめることは立派な言語教育のおしごとになり、また国別の輸出量など統計をまとめることも算数教育のおしごととなります。もちろん理科や社会の側面も入ってきます。もはや学校教育のように「科目」で区切ることが不可能なモンテッソーリの学び。
たった1つの疑問から、次々へと多岐の分野へと渡り学びが広がっていくのが、モンテッソーリのエレメンタリーの学びです。
もちろん、年齢の低いお子さんでも絵本を通じてこんな学びを展開していくことも出来ます。
日頃、当たり前のように食卓に並ぶものを、こうして多角的に見てみる。
そんな親のちょっとした意識で、子どもの学びはどんどんリッチになっていきます。
◆◆
ちなみに今、娘からリクエストされているのはこちら。
2人で順番に読んでディスカッションをすることが希望だそうです（笑）。
5月22日（土）18時までに新規ご入会のお問い合わせをいただきました皆さまにはすべてご返信させていただいております。迷惑メールもご確認いただき（差出人名：Yuzyママ）、届いていない場合にはお手数ですが、ご連絡いただければ幸いです。
未就園児クラス：宝探しに出かけよう（感覚の発達）
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