自然はやっぱり偉大な先生♡(5歳4ヶ月)
小4娘の『2歳からのホームモンテッソーリ♡ときどき英語』。
よろしければ自己紹介もご覧ください。
本日のタイトル…。
『幼児期にこれが出来れば良かったと思うこと』
これは、娘の話ではなく母の話。
娘においては、これが出来れば良かったと思うことは何一つありません。
正確に言うと、当時は「あぁ、〇〇ちゃんみたいに、これが出来たらなぁ」と思うことは山のようにありました。
でも、今振り返ると、当時の娘の能力は、自然の定めたプログラムに沿ったもの。
幼児期に出来なくても、小学生になればあっという間にマスターしたり…。
あの時必要だったのは、
「母の忍耐」
それ一点に尽きると思います。
少し話が逸れましたが、今日の本題。
母親としてこれが出来れば良かったと、今感じること。
それは
『主導権を子どもに渡す』ということ。
2歳半でスタートしたモンテッソーリ教師養成講座。
そこでチューターからありとあらゆるアドバイスをいただき、自分なりに取り入れてきました。
靴下を履きたくないと逃げまわる娘に…。
「このみずたまのくつしたと、リボンのくつした、どっちをはく?」
そんなことを伝えると、可愛い水玉に目が行き、そしてさらに可愛いピンクのリボンに目が行き、すっと履くようになる。そんなマジックを何度も経験しました。
教師養成講座で学んでから、『子どもに選択肢を与える』ということは常に頭の中にあっても、当時はなかなか『主導権を渡す』ということが出来ませんでした。
いくら、踏み台を用意して、娘専用のピッチャーとコップを用意して、子ども用サイズに生活用品を変えても、やはり大人中心の生活だった我が家。特に、生活のリズムやスピードという点では、毎日時間に追われる中で、なかなか娘のペースを保障し、十分に待ってあげることが出来なかったあの頃。
何をそんなに生き急いでいたんだろうと後悔することが多々あります。
子どもに自立を望むのであれば、大人は待つ。
大人のいつものペースを望むのであれば、子どもの自立は望まない。
どちらかなのだと思います。
午後、保持教室に持っていった水筒を帰宅後カバンから出すのを忘れ…
「キャー、菌が繁殖してるかも!!」
とか何とか言いながら、寝る直前に大慌てで洗浄する10歳(笑)。
帰宅後、「早く水筒洗わないと!」と声をかけたくなった母でしたが、待って良かった。
でないと、あの焦りは体験出来なかったでしょうから…。
娘の生活、娘の人生は、娘に主導権を渡す…。
これから迎える思春期。
きっと、さらに大事になってくるはず。
やっぱり今でも黒子に徹することが一番なようです。
◆◆
今朝の読書は、新刊のこちら。
「子どもの観察」が難しいというお声をたくさんいただくのですが、残念ながら観察について多くを割いているモンテッソーリ関連書籍はそれほどありません。そんな中、こちらの書籍は観察のページが数ページセクションとして設けられています。
観察がどう役に立つかとして、筆者はこんなことを挙げています。
状況だけで決めつけないようになる。子どものすることで大人がカッとすることもなくなるし、反応するのではなく、対応することができる。「あの子はいつも床にボウルを落とすんだから、まったく」ではなく、「ボウルが床に落ちた」という観察を(『おうちモンテッソーリはじめます』シモーン・デイヴィス、株式会社永岡書店、2020、210頁)
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