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両親そろった家庭なら

父親が厳しく諭したら

母親が共感しつつ、応援する

という図式にできる。

 

 

あるいは

母親がイライラ子どもに当たったら

父親が遊んでやり、気分転換させてあげる。

 

 

こういうふうに

二つの役割によって

バランスが保ちやすくなりますよね。

 

 

でも、ひとり親家庭では、そうはいかない。

 

 

まずね、母親のイライラは

ぶつける相手が子どもに集中してしまいがち。

 

 

結婚していれば

夫にぶつけられたものを

子どもが引き受けざるを得ない。

子どもに当たったあと

ひとしきり後悔するやつです(笑)

 

 

子どもは日々成長しますから

思春期になれば

一筋縄ではいかないことも起こる。

 

 

いつも優しいお母さん

ではいられないわけですね。

 

 

成績が悪ければ

勉強してほしいと思うし

帰宅が遅ければ

早く帰るよう言いたくなるかも。

 

 

わが家の場合

何らかの理由で諭す必要がたびたびあります。

 

 

息子はよく言えばポジティブですが

その実態は能天気といったほうが、しっくりくる。

 

 

何も考えていない子の言動を案じれば

言いたくなることは山ほどあります。

 

でも、あまり言うと

「お母さん、応援だけしれくれればいいから」

と嫌がられる始末。

 

 

こんなとき

うるさいことを言ってくれる父親がいればな

と何度思ったことでしょう。

 

 

でも、ある時ひらめきました。

 

 

NLPマスタープラクティショナーコースで

学ぶスキルに、ディズニーストラテジーというものがあります。

 

 

これはウォルトディズニーの戦略を

マネし、体系化したコーチングワークです。

 

 

ウォルトはひたすら、夢を見て

形にしようとするドリーマー。

 

 

でもドリーマーだけでは

今のディズニーは、ありませんでした。

 

 

単純に応援するだけでは

子どもが夢を実現するのはむずかしいのです。

 

 

ウォルトにはビジネスパートナーに

現実的意見を述べ、夢を形にするためのリアリストがいて

ドリーマーとリアリストの意見を批評し

問題を分析するクリティカルという役割の人がいたんですね。

 

 

この三者の立場があったからこそ

夢を実現できたわけです。

 

 

そして、このワークは

ひとりで三役をこなします。

 

 

だから、実際にひとり親であっても

この三つの役割を上手に

使い分けることができれば

息子がへこむこともないわけですね。

 

 

子どもに別の兄弟がいれば

そういう役のどれかをやってもらっても

いいかもしれませんし、子ども一人でも

できるようになれます。

 

 

ただ、お母さんが一人三役をすると

たいてい子どもは混乱します。

 

 

どれが本当のお母さんなの?って(笑)

 

 

ですから、うちでは

ディズニーストラテジーのワーク

そのものの説明からやりました。

 

 

今、お母さんはリアリストの立場で言う

クリティカルの立場で言う、と明らかにしています。

 

 

こうすることで、それぞれの意見を受け入れやすくなったようです。

 

 

つづく