誰にでも
体調がよくない時期は
訪れますね。
風邪のように
あっという間に去るものもあれば
更年期障害や
慢性疾患など
長い期間
お付き合いすることもあります。
気持ちを前向きに持つことは
もちろん素晴らしいことなので
体調不良時には
元気になった自分を
考えることで
心の支えにすることも
良いと思います。
ただ
「回復した自分」ばかりを
イメージしていると
「回復していない自分」に
フォーカスが行き過ぎて
まだxxの症状が消えない
またxxの症状が出てきた
というように
不足分ばかりに目が向き
それがストレスになりがちです。
私は
体調不良になったら
先のことは考えずに
今の自分の不調と
向き合うようにしています。
とにかく自分に
優しくします。
だって
体調不良は現実であって
早く消そうともがいたり
嫌だ嫌だと不満を言ったり
自分を責めたりしたところで
それが
早期回復につながるものでは
ないからです。
体調不良の自分に
一番必要なのは
理解と労わりであり
自分への不満や怒りなど
一切必要ないのです。
それに
体調不良であっても
今ここの自分の周りは
たくさんの幸せと豊かさで
いっぱいです。
回復しない自分を哀れみ
イライラして
そんな幸せを見過ごしたら
もったいないですからね。
MBSR(マインドフルネス・ストレス低減法)
講師養成講座で
若き日のジョン・カバットジン博士が
MBSRコースを指導している
動画を観ました。
ジョン・カバットジン博士は
MBSRの生みの親、
欧米では「マインドフルネスの父」とも
呼ばれている人です
カバットジン博士が
指導していたのは
慢性的なひどい痛みに苦しむ
患者さんばかり。
脊椎の挫傷、
ひどいリウマチ、
末期がん。
痛みの原因は様々でした。
患者さんたちの苦しみは
痛みそのものだけでは
ありませんでした。
- 普通の人のように動けない悲しみ
- 「自分だけが…」という孤独感
- 完治への期待と不安
…そんな想いが
痛みの上にのしかかっていたのです。
カバットジン博士は
マインドフルネスを使って
受け入れること、
今の自分を大切にすることを伝え
その「想いの重し」を
取り除いていました。
動画の冒頭で
「僕の体は1年365日、週7日、1日24時間
痛みの中にいるんだ」
と半ば自虐的に
語っていた男性は
MBSRの8週間コースの後の
インタビューでは
こう語っていました。
痛みは今でもある。
将来への不安もある。
だけど、
今ここに
意識を向けたら
痛みがない時間もあるってことに
気がついた。
気がついたら
妻の優しさや
子供たちの笑い声や
家族で囲む食卓とか
嬉しいこと
楽しいことも見えてきた。
痛みがあるから
幸せになれないって
思っていたけど
そんなことは
なかったんだ。
今の不調に必要な
治療をしてあげたら
休むこと
自分を労わることに
専念する。
専念しながら
今ここにある
素晴らしいことに
目を向ける。
不調と共存しながらも
幸せになることは
できるのです。
こちらの記事もどうぞ!

満席になりました!
12月

満席になりました!
1月以降の予定は
もうすぐ告知いたします

公式LINE始めました!

マインドフルネス・関連記事
アドラー心理学・関連記事
優しい生き方・関連記事
ジュバ智子ホームページへこちらから
アメブロとは一味違う記事を書いています
講座内容、お悩みなど、お気軽にお問い合わせください
マインドフルネス関連お問い合わせはこちら
アドラー心理学関連・その他お問い合わせはこちら
ジュバ智子・プロフィール
東京外語大学卒業後、渡独。ドイツ生活は31年目、現地日系商社勤務は28年目。順風満帆にキャリアを積むも、子供がプレ思春期に差し掛かるころ、子育てに大きくつまずく。
暗中模索する中、アドラー心理学とマインドフルネスに出会い、人生観、自分観、人間関係が180度変わる。
国際結婚、海外生活、育児、管理職としての長年の経験を踏まえ、マインドフルネスとアドラー心理学で自由・明晰・優しい心づくりをサポートしている。
ドイツ・MBSR/MBCT協会認定
マインドフルネス・ストレス低減法(MBSR)講師
アドラー心理学勇気づけELMリーダー
ジュバ智子の詳しいプロフィールはこちら
SNSやっています。フォロー大歓迎!