ある時、私は気づきました。
ずっと、魂である姫巫女がいないということに。
それは、半年であったり、1年間、そんな単位ででした。
たまには還ってきて、私となって仕事をしてくれたりはしていましたが、ほとんどの時間、不在でした。
だからといって、抜け殻の私ではさすがにまずいので、様々な神様が手助けをしてくれていたので、問題はありませんでした。
でも、やはり私は一体何で生まれたんだろう?と考えてしまう程、自分の存在意義をふっと疑うようなことが多かったです。
そんな時、ついに、長い長い不在から、魂の姫巫女が還ってくることになりました。
『今日の3時に戻られます。』
そんな風に告げられます。
ようやく、ようやく帰ってくるんだな…
私は自分を取り戻せるのだなと、安心しました。
また、口を大きく開けるように言われます。
魂が出たり入ったりする時は、いつもこうです。
久々の姫巫女…
自分なのに、何か変な仕組みですよね。
帰ってきた姫巫女は、第一声に言葉を発しました。
私は、一緒に言った方がいいなと思い、一緒に言いました。
それは…
『全ての御霊の 幸せを願います。』姫巫女
『全ての御霊の 幸せを願います。』私
これは、姫巫女が初めて魂を解放してから発した言葉で、ブログにも載せていた言葉でした。
姫巫女は私に話しかけました。
『何をしていたか、聞かないのだな。』
私がこれを質問しないと分かって、聞いてこられるわけです。
私は、答えました。
『信じているので、聞きません。』
姫巫女がやる事があるなら、それまで。
何をしていたかを聞くまでもなく、在り方・やる事を信頼しているからこそ、聞かないのだなと?
それよりも、弱ってはいないのかな、ボロボロになって帰ってきていないかなと心配をしました。
いつも無茶なやり方をして助かるから、大丈夫なのかは心配でした。
ようやく、また私は戻ったんだな。
次の日、貴船神社に呼ばれました。
タカオカミノカミ様に、会いに行きます。
今日は奥宮におられました。
すると、『神泉苑に行くように』と言われます。
今まで、何だとなく通ったことがあるのに、入ったことはありませんでした。
『そこに、能力を隠してあるので、取りに行きなさい。』
魂が解放された後、過去世の巫女が伊勢神宮に能力を隠していたので、取りに行ったことがありましたが、神泉苑にもあるようでした。
私は、向かうことにしました。
続く