こんにちは

またまた随分間が空いてしまいましたが

山東省編の続きで今回最終です。
お付き合い頂けましたら幸いです。

斉の長城の次に向かったのは

泰山を祀る廟で、歴代皇帝が泰山で封禅の儀式を行う際に滞在された場所でもあります。
真北に進むと泰山に至るらしく、こちらに参拝したあと泰山に登るのが正しいルートだとか。
廟は中国古代三大宮殿の一つだそうです。
(他は北京の紫禁城、曲阜の孔子廟)
見所が沢山ありますが、この日は夕方に移動する為あまり時間もなく、駆け足で見学しました。

唐代に植えられ1950年代に枯れてしまったものの、その空洞に植えた幼樹が育ち現在に至ります。
幼子を抱くように見える形からこの名称。

紀元前110年、漢の武帝が植樹されたものと言われています。
この生命力にあやかりたいですね!


176もの石碑があるそうです。


1266年建造
この樹の幹にタッチ
してる人多かったです。


1099年建造。こちらが中国古代三大宮殿。
泰山の神、東岳大帝が祀られています。
ここは泰安博物館との名称もある通り、見応えあるところ。
機会があればまた訪問したいです。
次回はちゃんと下調べして来ます!
岱廟の後は、今回の山東省旅行の最後の観光地へ。
汶口鎮
最後にお天気が崩れましたが、傘なくても歩ける程度で良かったです。
一面の菜花畑。
この辺りに遺跡が、、


紀元前4100-紀元前2600年頃、中国の新石器時代の後期に、山東省を中心に存在した文化だそうです。
遺跡の発見は1959年。
この辺りは黄河下流なので、昔から色んな文化が栄えた所。
博物館に入ってみました。
博物館といっても民家と変わらないような小さな建物で、開いてるのか閉まってるのか分からず

呼んだら人が出て来て、パチパチと電気を点けてくれました。

それから、このカーテンをシャーっと開けてくれました。
アットホームな感じですね!

新たな博物館の建設予定はあるみたいですが。
早期は、母系氏族共同体だったようです。
こちら、大汶口文化の代表的な図像文字だと考えられており
「太陽・月・山」、或いは「太陽・火・山」と解釈されています(火は泰山山頂での祭事と思われるとの事)。
色んな陶器や、翡翠や石の加工品など出土。
こちらは犬型の陶器

尚、この奥に人骨もありました。
現代人の1.15〜1.2倍くらいある感じ。
「この時代の人は大きかったんですね!」と博物館の人にAさんから聞いて貰ったところ
「大き目に作った複製です」とのこと。
ワクワク感が一瞬で消えました

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この後、泰安を後にしてAさんの住む街へ戻ります。
最後の夕食も山東省名物を。
余談ですが、後ろに写っている鉄瓶を持ち上げたところ、予想以上の重さに右手首捻挫!

全治4ヶ月!(完全に私の不注意です)
シーフードたっぷり

まあ、残念ながら殆ど飲めない体質ですが

翌朝の飛行機で香港に戻りました。
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初の山東省旅行は充実した楽しいものになりました。
食べ物も美味しかったし、Aさんに感謝です!
で、この旅行で山東省ファンになり、先週の国慶節休暇も山東省に行きました。
その様子はそのうちアップしたいと思います。
〜山東省編 終わり〜
最後までご覧頂きありがとうございました
