ダイソンの扇風機とJobsの現実歪曲フィールド 〜恋に落ちるのは、重力のせいとは言えない〜 | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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一般相対性理論の肝は重力と加速度をつなげたことでした。

「まといのば」ではKiss(Keep it simple, silly)と言いますが、同値であることを方程式で示したのです。
LUBとか弁証法というのは、勝ち抜き戦を思い出させます。

AさんとBさんが対立しており、両者のLUBがαとなり、そしてまたαとβが対立してω(オメガ)となる。ω(オメガ)とΩが対立していて、両者のLUBがΦとなるという風に勝ち抜き戦のように上がっていきます。総当り戦ではなく。

ニュートンは月の運動とりんごの地上での落下運動をつなげ、太陽や惑星などの天体の運動と、我々人間が地球にしばりつけられている現象をつなげてみせました。

アインシュタインの特殊相対性理論では、有名なE=mc^2エネルギーと質量は等価であると示しました。エネルギー保存則で閉じていたエネルギーと、質量保存の法則で閉じていた質量を引っ張りだして、つなげたのです。
ファインマンはたかだか係数でしかない光速度のCは1と置いてしまえと言います。基準値にするということです。
すると、上記の式は、E=mと書けます。c=1なので、自乗しても1です。
E=m
Energy=mass
です。

するとより方程式の意味がすっきりします。

But to me our equations are far more important, for politics are only a matter of present concern. A mathematical equation stands forever. ーEinstein

(訳)だが、私にとって、方程式はもっと大切なものです。なぜなら政治はただ現在のことにかまけるだけでしかありません。しかし、数学の方程式は永遠だからです。 ーアインシュタイン

で、明日の特殊相対性理論の講義でも少し触れるでしょうが、(地上の)エレベーターの中でワイヤーがなぜか切れてエレベーターごと自由落下する人と、無重力空間にエレベーターが浮かんでる人はエレベーターに窓がない以上は区別がつきません。

もしくは、エレベーターとみせかけて実はロケットで無重力空間を加速度運動しているロケットエレベーターと、地上で停止しているエレベーターの区別は難しいと言えます。

すなわち、これは証明ではなく思考実験ですが、加速度と重力は同じではないかという仮説が成り立ちます。しかし、証明よりはるかに思考実験が大切です。



Imagination is more important than knowledge. For knowledge is limited, whereas imagination embraces the entire world, stimulating progress, giving birth to evolution.

(訳)想像力は知識よりも重要と言えます。なぜなら、知識に限界があるからこそ、想像力が世界をとりまき(パスカルの「考える葦」を思わせますね)、発展を刺激しつづけ、進歩に息(プシュケー 希: Ψυχή、Psyche)を吹き込みつづけています。

じゃあ、それはどう方程式で表されるの?といった時に、リーマン幾何学が用いられるます。

カントは先見的(ア・プリオリa priori)総合判断としてユークリッド幾何学を持ち出しました。思考の形式で最初から持っていて、経験的にも正しいものは時間と空間という概念であり、それを記述するのはユークリッド原論で示されるようなユークリッド幾何学だということです(それがあったためにガウスは非ユークリッド幾何学を発見していたが公表をためらったそうです。無知な人間たちに何を言われるか分かったものではないので。だからこそ、弟子のリーマンが新しい幾何学をはじめたときに何をしているかを即座に理解しました)。

アインシュタインは時間と空間を一般相対性理論の前の特殊相対性理論でKissさせます。時間と空間はもはや独立な事象ではなく、同じ方程式の中で表されます(明日の講座でやります。たぶん)。
特殊相対性理論自体は特殊な宇宙でしか成立しない話です。すなわち、慣性系しかない宇宙であり、加速度がない世界、重力が無い世界です。

物理学でよくやるように、きわめてシンプルな系を用意してそこでシステムを動かして、法則を発見します。ローレンツ変換の意味論を書き換えて、時空が連続であり、質量とエネルギーが等価であることを示しました。

その時空連続体は慣性系においては、べったりとしたユークリッド幾何学的なふるまいをしますが、重力場ではゆがむというのがアインシュタインの発見でした。
重力とはたかだか空間のゆがみであり、そのゆがみにそって物体は(光も)移動しているだけということです。

地球はかつて一枚のシートだと思われていました。フラットな地球です(「フラットな地球」とは語義矛盾ですが)。
我々は一点に立ち(いまいるところに立ち)、自分の周囲360度を見回して、磁石を見ながら、4分の1ずつ切り取れば、東西南北になると信じています。しかし東へ行きたいときに、磁石を頼りに直進すると、それは最短距離ではありません(かつての航海ではそうしていましたが)。
なぜ最短距離ではないかと言えば、地球はユークリッド幾何学的なフラットな世界ではないからです。地「球」であり、ほぼ球体です。
ですので、飛行機などは大円コースもしくは大圏コースと呼ばれるメルカトル図法の地図では曲がった(正距方位図法という別な写像=地図では直線ですが)います。曲がっているのが最短距離です。

このアナロジー(というか事実ですが)と一般相対性理論で言う空間の歪みは非常に似ています。

重力という不思議な力があるのではなく、質量という物質量に比例する空間の歪みが存在し、その測地線(最短距離)はユークリッド幾何学的に(メルカトル図法的に)見れば、曲がって見えるということです。

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蜃気楼のようなもので、光は密度の異なる空気の層の最短距離を通ってきているだけなのに、2方向から来るために(直進と屈折)、不思議な映像が見れます。

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アインシュタインの一般相対性理論を観測(重力レンズ効果)で証明したエディントンの功績は、太陽という巨大な質量による空間のゆがみにより光が歪んで通過した結果です。一種の宇宙空間の蜃気楼のようなものです。蜃気楼のように二つ見えるわけではありませんが、あるべき場所とは異なるところに見えます。星がその瞬間だけ超光速で移動したと考えない限り、他に考えられるのは重力により光が曲げられたということであり、重力が曲げたというよりは、空間の歪みにそって光が直進した(測地線に沿った)ということでしかありません。

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長くなったので、そろそろ本題に入る前にまとめます。

アインシュタインが洒落たことを言います。
「恋に落ちるのは、重力のせいとは言えないよね」と。

Falling in love is not at all the most stupid thing that people do
— but gravitation cannot be held responsible for it.
ーーAlbert Einstein

恋に落ちることは、人間がすることの中で最も馬鹿げたことだとは言えないけど。
でも、重力に責任はないよね。ーーアインシュタイン


りんごも月も落ちますし、恋にも落ちます。ただりんごと月は別として、恋に落ちるのは重力のせいとは言えないかもしれません。

ただ、情報空間では巨大な質量を持てば、太陽のように、いやブラックホールのように人もモノもチャンスも運命も引き寄せられます(災いも不幸も絶望も別け隔てなくもれなく引き寄せられます)。遮那ですね。

Reality Distortion FieldというのはJobsのカリスマ性を表した言葉ですが(p.52 “Steve Jobs by Walter Isaacson”)、リアリティを歪める場です。リアリティを歪めるとは、時空連続体を歪める巨大質量を思わせます(いや小さな質量でも小さく歪むのですが)。そこに引きよせられます。

今回の気功師養成スクールは通常の寺子屋並の人数が最も気温が上がる時間を中心に集まったため、さすがの空調も限界を突破していました。そこで急遽、ダイソンが投入されました。
ダイソンと言っても、掃除機ではなく、扇風機です。
扇風機を再定義したものです。羽が無い(いや、羽が認識できないだけなのですが)。

これはまさに現実歪曲フィールドです。
自分が起こす風以上のものを与えます。
自分が猛烈に動くことで(風を起こすことで)、周りの空間(空気)にはたらきかけて、空間を歪めます(気圧を変えます)。
16倍の風を送るそうです。
そんなパワーが分かる動画がこちら。



力を合わせるという言い方がありますが、力を合わせる以前に、自身が全力を尽くして長期間走り続けなければ、周りは動きません。

徹底的に考え、徹底的に動き、徹底的に続ければ、それは磁場や重力場をつくります(比喩的に言えば)。存在感であり、リアリティをゆがめます。情報空間の身体が大きければ大きいほど重くなります。重くなれば、空間を歪めます。空間がゆがめばそこに人もモノも機会もお金も吸い寄せられます。ここでの重さとはある臨場感空間での重要性のことです。

テクニック(だけ)ではなく(気功技術だけでもなく)、自身の本流を奔流にしていきましょう。


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