分度器を使って角度を測定する練習を続けていきます。最初にプリントを配ってこのプリントで練習していきます。最初の3問は,今までと全く同じような基本問題です。
 次の3問は,一方の辺の長さがかなり短くなっていて,分度器の目盛りまで届かなくなっています。そのため,辺を伸ばしてから分度器を使って測定します。直線の延長というのは,思っている以上に難しいものです。
 次の5問は,三角形の中にある角を測ります。5つあるので全部で15の角度を測ることになります。かなりの練習量になります。
 結果を発表させて確認します。だいぶ慣れてきたようで,間違わずに測れるようになってきました。ここから,プリントの図形に戻って考えていきます。
「1,2,3の三角形は,何という名前の三角形ですか。」
とたずねます。90度があるので「直角三角形」という答えが返ってきました。さらにその形が「三角定規の三角形」になっていることを教えます。
 次に,4,5,6の三角形が何に見えるか尋ね「正三角形」を引き出します。本当にそうなっているか,定規やコンパスを使って調べさせます。同様に「二等辺三角形」でも同じ活動をしていきます。
 最後の形は,二等辺三角形でもあり,直角三角形でもあります。これは習っていないので,ここで「直角二等辺三角形」という名前であることを教えます。これも三角定規の角になっています。
 これで明らかになった「正三角形」と「二等辺三角形」の角に関する性質は板書して押さえます。角の相等に関する性質は,3年生で「折る」「重ねる」などの作業を通じて習っていることですが,「角度」という観点から性質を確かめたので押さえ直しになります。
 最後は,教科書の練習題をして終了です。1時間でかなりの測定をすることができました。練習量は当然必要なことです。

 

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