「整数と小数」導入
新学期の教科書教材に入っていきます。最初の単元は「整数と小数」です。まず「2.8」という数字を見せ,その後ろに「1を□個,0.1を□個」と,示しました。子どもたちはすぐに手を挙げてきました。発表させると,「1を2個,0.1を8個」と答えました。その通りです。それをノートに書き終わった時に,「他にありませんか。」とたずねました。子どもたちの顔がきょとんとなりました。しかししばらくすると何人かが手を挙げ始めました。少しずつ増えましたが,10人くらいでストップします。 ここは,そのうちの一人に発表してもらいました。答えは,「1が0個,0.1が28個」というものでした。多くの児童が,「あっ,そうか。」という表情になりました。 すると今度は,何も言っていないのに,手が挙がりました。どうやら,さらにもう1つの答えを発表しようとしているのです。今度は半分以上に増えています。まだ手が挙がらない児童のために,自由に動いて聞いてくるように言いました。こうして全体に広がった後,くじ引きで発表者を決め,「1が1個,0.1が18個」という3種類の答えが出そろいました。これで,最初の時間に伝えたかった「算数の答えは1つではない。」ということを押さえました。 そのあとは,別の数字でこの練習をし,さらに「算数の言葉」として,「2.8=1×2+0.1×8」という式を指導しました。この式は,教科書会社によって,扱っていないものもありますが,私は必要だと思うのでいつも指導しています。 ここからは,「大きい方が勝ちゲーム」を行います。1,2,3の3枚のカードを引いて小数を作ります。単純に大きい方が勝ち,というルールから入ります。これだとすぐに決着がつきます。 そこから,「エキストラカード」を入れていきます。作った小数を「2倍」「3倍」にできるカードです。これを使うと結果が逆転することもあります。その計算をしている過程で,「数字全体を〇倍すれば,全ての位の数字がそれぞれ〇倍になる。」という仕組みを押さえていきます。 そのうち「4倍」のカードを紛れ込ませます。そうすると,2の4倍で8になるはずなのですが,繰り上がりのために「9」になる場面が出てきます。しかし一見そう見えますが,繰り上がりのためにそう見えるので,実は位ごとに4倍になっているのは変わりません。こうして,この日はこの話まで進めば成功です。楽しく授業をして終了しました。 にほんブログ村