「たし算とひき算の筆算」の単元に入ります。2年生までに「2位数の加減」はやっているので,これを「3位数」まで広げていく単元です。
最初に,いろいろな文房具の値段が書かれた一覧表を見せます。子どもたちはすぐに文房具屋のことだと分かります。この日はここからいろんなものを買っていきます。最初は「えんぴつとペン」です。
この2つは2桁の値段であると同時に,計算(筆算)をしても「繰り上がり」がないようになっています。既習の簡単な問題ですが,ここでクラスで統一した「図」のかき方を押さえていきます。一円玉や十円玉に見立てて図をかくようにしていきます。
次の「えんぴつと消しゴム」は,繰り上がりが出てきますが,これも既習内容です。繰り上がりを表す「図」のかき方を統一し,さらに筆算の手順を確認します。ここまでは習ったことなので確認だけです。
ここからは「定規とホッチキス」になり,3位数になりました。桁数が増えましたが,これを筆算で計算することをめあてと設定します。
この場合も「図」をかいていきます。位が増えたので,そこは百円玉を加えて表現させていきます。この場合も,最初は「繰り上がりなし」の計算で確認をします。このことで,既習と同じ,
「位をそろえて,一の位から計算する」という基本を押さえます。
続いて,一の位で繰り上がりが起こる数字にし,これを絵の中で表現していきます。ここで起こる繰り上がりは,2年生での学習と全く同じです。
これで,筆算の手順は一般化できました。このような場面はいたずらに這い回らず,単刀直入に技能としていきます。三桁+二けたでの位のそろえ方位を確認して,あとは練習題をして終了しました。