臥薪嘗胆(片耳日記) | 片耳日記 〜 Acoustic neuroma 〜

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2017年の11月に聴神経腫瘍が見つかり、2018年の5月に摘出手術を受けました。現在は年1回の経過観察通院中。手術により右耳の聴力を喪失。
そんな”片耳生活”のアレコレをブログにしたためています。
試しにgoogleで、「片耳日記」と検索してみてください(^^)

臥薪嘗胆(がしんしょうたん)。
”将来の目標・目的のために、今は我慢して耐え忍ぶ”
というような意味です。
 
高校時代に漢文?の教科書に出てきたような気もします。
その他のことはすっかり忘れてしまいましたが、
この言葉の元になったエピソードのことはよく覚えています。
 
中国の歴史書「史記」というのがありますね。
前漢の武帝の時代の歴史家「司馬遷」が編纂したモノです。
この史記に出てくる故事が由来となっているといわれています。
(実はこのエピソードの記述は史記には無くて、他の書物で付け加えられたそうですが...。)
 
紀元前6世紀頃、呉という国の王が戦で負傷し、
その傷がもとで亡くなるのですが、
死ぬ間際、息子に「必ず仇をとるように」と言い残します。
息子は毎晩、 「薪(まき)の上に臥(ふ)して」寝ることにより
その痛みによりその時の屈辱を忘れないようにしたということです。
これが「臥薪(がしん)」
 
そして、息子は後年、敵国を打ち破り父王の復讐を果たします。
一方、敗れた敵国の王は降伏して辛い日々を送ります。
今度は逆にその復讐を誓い、
「苦い胆(きも)を嘗(な)める」ことで、それを忘れないようにしました。
これが「嘗胆(しょうたん)」です。
 
現在では何かいい感じの意味で使われている言葉ですが、
実はこんなドロドロした由来があったことが
高校生の自分には、強烈な印象として残っていたという訳です。
 
さて、話が長くなりましたが、
それで何?と。
 
実は落ちを...考えていませんでした(^^;
ここのところ、「耳鳴り」のことをずっと考えていて
頭に浮かんで来たのが、この「臥薪嘗胆」。
もっとも、耐え忍んでいるだけなので、
ちょっと、ズレてはいるんですが...。
 
何のために、今のこの状況を耐え忍んで(忍ばされて)いるのかなぁ。

 

 

 

 

 

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